TSしたらなんか相棒たちがいるんですけど・・・   作:コジマ汚染患者

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どーも、20話です。
伝説めっちゃ出るのは、問題を起こす役としてめっちゃ使いやすいからです。
・・・ごめんな?(ただしシンオウ勢とグラカイ、お前らは素がダメだ)


第20話

「・・・」

 

「・・・」

 

バンギラスと戦っていたポケモンをとりあえず家にあげ、互いに対面して座るうみ。ポケモンは警戒しているのか黙ったままで、うみもなんと言えばいいかわからず無言である。

 

(うーん、この子・・・多分ゾロアだよなぁ。テレパシーが使える子だったりしないかなぁ)

 

「ねぇ、ゾロア。君はどこからきたんだ?」

 

『!?なんでおいらのことがわかるんだぞ!?』

 

「あ、やっぱり喋れるんだね」

 

うみに話しかけられ、驚きのあまりついテレパシーで答えるポケモンーーーゾロア。

 

『なんでおいらのこと知ってるんだ?おいらはお前に会ったことないぞ』

 

「うーん、なんていうか・・・俺は君と同じゾロアに会ったことがあるんだ。だから君がゾロアだってことは分かるんだよ」

 

『そうなのか?おいらまぁ以外の仲間に会ったこと無いからわかんないぞ』

 

あっさりと警戒を解いて近寄ってくるゾロア。ちょろい、と確信しつつも可愛いからいいか、と黙っておくうみ。

 

「それでゾロア、君はどこからやってきたの?」

 

『おいら、まぁと一緒に森の中で暮らしてたんだぞ。でも、ちょっと前に寝て起きたら、まぁがいなくて、おいらはあの森に1人だったぞ・・・』

 

そう言ってしょぼんと俯くゾロア。そんなゾロアを撫でながら、うみは冷や汗をかく。

 

(ゾロアのまぁって・・・ゾロアークのことか?確かイリュージョンっていう強力な幻術を使える・・・まぁ好戦的ってわけでもないだろうし見つけてゾロアを返すって感じでいいか)

 

「ゾロア。俺がまぁを探すのを手伝ってやるよ!」

 

『本当か!?』

 

「ああ、だからとりあえず今日はここで過ごしてくれ。俺は探しに行く準備をするから」

 

『分かったぞ!お前いい奴だな!』

 

「お前じゃなくてうみ。よろしくな、ゾロア」

 

『おう!よろしくうみ!』

 

「さて・・・とりあえずは風呂かな」

 

嬉しそうにしっぽを振るゾロアを見て取り敢えず風呂へと連れて行く。森の中をさまよっていただけあって、結構泥だらけだ。

 

「じゃあゾロア、まず体洗うぞ」

 

『なんだ?いい匂いだぞ!』

 

「食べれないから舐めちゃダメだぞー」

 

「キュゥ〜」

 

気持ちがいいのか、テレパシーを解除して唸るゾロア。そんなゾロアを泡だらけにしながらわしゃわしゃしていると、

 

「ラーイ!」

 

「うわぁ!?ライ、お前はまだ風呂じゃないだろってぎゃあああ!?」

 

『!?なんだ!?目が痛いぞ!』

 

「ジュッ!?」

 

なにやら楽しそうなことしてるー!っとライがフライアウェーイしてきたことでうみは風呂のバスタブへと落ち、ゾロアは目に犬用ボディソープが入り、ライは勢い余って壁に激突するなど、どったんばったん大騒ぎとなるのだった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「キョウさん!都内より通報です!」

 

「内容は!」

 

「市民からの通報、〇〇区にて正体不明の生き物が炎を出しつつ疾駆しているとのこと!」

 

「・・・どう考えてもポケモンだな。ワタル君とうみちゃんに連絡を!」

 

「もうやってますよ!ワタル君は現在こっちに向かってきてます!うみちゃんはつながんないふぇす!」

 

「飯食ってる場合かタケシ!とにかく今は急ぐべきだ。車出せ、ワタル君と一緒に俺も出る!」

 

「ほーはい!(了解!)うみちゃんには間をおいて連絡し続けます!」

 

うみがゾロアを保護していた頃。都内の外来種対策課はにわかに慌ただしくなっていた。都内に現れた炎を纏ったポケモン。ついにきてしまったポケモンによる大規模災害の予感に、渋い顔をするキョウ。

 

「・・・頼むから死者だけは出ないでくれよ・・・!」

 

「キョウさん!」

 

「ワタル君か!」

 

駐車場にやってきたキョウに、既に到着していたワタルとミニリュウが声をかける。2人が合流すると同時にタケシの車もやってくる。

 

「乗ってください!飛ばしますよ!」

 

「キョウさん、今回の事件って・・・」

 

「・・・ああ、まずいことにならなければいいが」

 

3人の乗る覆面パトカーは、サイレンを鳴らし飛ばして行くのであった。

 

 

 

 

「グォォォォォ!!」

 

〇〇区。通報にあったそのポケモンは、今なお区内を炎を纏って走り回っていた。走行していた車は止まり、その異様な生物に恐れをなした通行人達は逃げ惑う。しかし、そんな人間たちのことは御構い無しに、何かを探すようにして必死に走るポケモン。上空では、その様子を追いかける一台のヘリコプターがあった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「全くもう・・・ダメだろ?ライ」

 

「チュゥ・・・」

 

『そうだぞ!おいら目がすっごく痛かったんだぞ!』

 

反省のために1時間耐久おすわりを命じられたライに説教するうみ。申し訳なさげにするライに、ゾロアとうみはプンプンと怒る。

 

「・・・まぁ、ちゃんと反省したならいいよ。今度からは気をつけるように!」

 

「ライ!」

 

「・・・あ、でもおすわりは継続ね」

 

「ライ!?」

 

『なぁうみ。おいら腹減ったぞ』

 

「きのみ食べてたのに!?もうちょっと待ってて。何か用意するから」

 

そう言ってテレビをつけるうみ。ちょうどなにやらニュースの速報を流しているようだった。

 

『ごらんください!真っ赤に燃えております!突如現れた謎の未確認生物は、〇〇区内を疾走し炎をばら撒いてます!付近の住民には幸いにも死傷者はいない模様ですが、現在〇〇区を通る道路は全て閉鎖、警察機動隊による必死の捕獲作戦が行われて・・・あっ!?機動隊の車両が横転しました!火の手が上がっております!みなさん、先程も言いましたがこれは決してCGなんかではありません!・・・えっ!?うそ!?こっち見てる、ちょ、急いで逃げ、きゃああああああ!?』

 

「・・・な!?」

 

ニュースキャスターの乗るヘリコプターからの映像が途切れると同時に再起動するうみ。

 

「なんなんだ今の・・・!?というか今のポケモンは・・・!」

 

映像が切り替わり、ニュース番組の報道ステーションになる。キャスターの横に表示された画像には、茶色の毛に覆われ、足に金属のリングをつけ、立派な白いたてがみを揺らし走るポケモンの姿が映される。

 

「エンテイ・・・!そんな、なんでエンテイが暴れて・・・!?」

 

画像を見て愕然とするうみ。すると、おとなしく画像を見ていたゾロアの尻尾がピンと立つ。

 

『!まぁだ!』

 

「え!?」

 

『間違いない、あれおいらのまぁだ!』

 

ゾロアの言葉にハッとするうみ。

 

(ゾロアークはイリュージョンで自身の姿を誤認させられる・・・そうか、ならあの炎は幻影!)

 

ヘリコプターへと放たれた炎は恐らく幻影。直撃コースではなかったし、恐らく威嚇だろう。街に燃え広がっているという炎も大半は幻影だろう。

 

「!キョウさんからの電話が入ってる!急がなきゃ・・・!」

 

スマホを確認すると事件が報道され始めたタイミングから留守電が何件も入っていた。慌てて動ける服装へと着替えに上がるうみ。

 

「ライ!ミロ呼んで!」

 

「ライ!」

 

「ゾロア!今からまぁのところに行くから、そこで待ってて!」

 

『!分かったぞ!』

 

頷くゾロアに一瞬微笑み、階段を駆け上がるうみ。

 

「・・・しまった、移動手段・・・!」

 

タンスを開いたタイミングではたと都内へと向かうための手段がないことに気付く。

 

(新幹線は無理、車は持ってないし、バスやタクシーも論外。・・・ど、どうしよう)

 

着替えつつも慌てて考えていると、パソコンが目に入る。

 

「・・・仕方がない」

 

少しの間逡巡するが、覚悟を決めてパソコンを起動するうみ。横につながれた預かりシステムも起動し、パソコン内のデータを起動する。

 

「・・・頼む、言うことは聞いてくれよ・・・!」

 

一匹のポケモンを選びエンターを弾く。

 

piーpiーpiーpiー、BOM!

 

軽い爆発音とともに、装置の中にボールが置かれる。

 

「・・・まじで頼むぞ」

 

うみはそのボールを引っ掴むと、帽子の中に長い髪を押し込みつつ、階段を駆け下りていくのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「!うみちゃんからの連絡だ!」

 

「「!」」

 

車で現場へと急ぐキョウ達は、現在〇〇区の隣の区を走っていた。

 

「もしもし!?うみちゃんか!」

 

『はい!状況はニュース見たんで分かってます!あのポケモンは恐らく幻影です!』

 

「幻影だと・・・?」

 

うみからの情報に驚くキョウ。うみははい、と答えつつ続ける。

 

『あのポケモンはゾロアークと言います。今変身しているのはエンテイという別のポケモンですが、タイプはあく、幻影には相手を騙す効果はあっても実際の炎とは違うので、現在火の海になっている区内は多分偽物の炎なので大丈夫だと思います』

 

「そうか・・・それで、どうすれば止められる?」

 

『・・・今自分のところに、ゾロアークの子供がいます』

 

「なに!?」

 

『推測ですが、ゾロアークは子供を探して暴れているんだと思います。だから、止めるにはこの子を引き合わせるしかない』

 

「くそ・・・急いでそちらに人をやる、なるべく急ぐが、時間が・・・!」

 

『それに関しては大丈夫です。こちらから行きます』

 

「し、しかし新幹線も電車も・・・!」

 

慌てるキョウに言い聞かせるように、それでいてどこかとっておきのおもちゃを見せびらかす子供のような声色で答えるうみ。

 

『大丈夫です、あと10分で着きます』

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

121:名無し

 

なんかヤベー事になってるな

 

122:名無し

 

俺避難させられたんだが

 

123:名無し

 

俺も。ポケモンヤベーって、なにあいつ

 

124:名無し

 

ヘリが炎で追い払われてたな

 

125:名無し

 

まじでどーすんだこれ、警察もダメだったんだろ?

 

126:名無し

 

未確認情報だが、自衛隊が動いてるらしい

 

127:名無し

 

まじで!?

 

128:名無し

 

まぁそこまでするだろうなぁ。これ自衛隊初のポケモン遭遇ってことになるのかなぁ

 

129:名無し

 

いやー、何にせよ自衛隊動けばどーにかなるでしょ

 

130:変態警察

 

自衛隊はうごかねぇよ。今は釣り師ニキと俺が動いてる

 

131::農家

 

!?!?警察ニキ!?

 

132:名無し

 

おいおい、変態警察ニキはまじモンの警察か何か?

 

133:変態警察

 

まぁな。そこはまた今度説明・・・できるかなぁ。それは置いといて一つ、お前らに頼みたいことがある。〇〇区に近いとこに住んでる奴限定で

 

134:変態

 

呼んだ?

 

135:名無し

 

帰れ!

 

136:変態警察

 

いや、今は時間も人手も足りん、守秘義務とかが守れるだけのモラルがある奴ならこの際変態でも構わん

 

137:名無し

 

なん・・・だと・・・!?

 

138:名無し

 

冗談はこの辺にして、警察ニキ、説明頼む

 

139:変態警察

 

協力感謝する。まずお前らにやってもらいたいことが一つ。お前らには、ポケモンを持ってもらうぞ

 

140:名無し

 

・・・はい?

 

141:名無し

 

え?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

〇〇区。人が完全に避難し、今回の事件を起こしたポケモンだけが佇んでいる。

 

「本当にどうにかなるんですか?」

 

「やるしかないだろう。タケシに頼んで苦肉の策を進行中だ」

 

「はぁ・・・胃が痛くなってきました」

 

「頼む。うみちゃんはあと10分で来ると言っていた。10分だ。それだけ持ちこたえてくれ」

 

「・・・まぁ、やれるだけはやりますよ。・・・行くぞ、ミニリュウ」

 

「フゥ!」

 

ポケモンが聞こえてきた声に振り返ると、2人の人間と一匹のポケモンがやってきた。ポケモンーーーゾロアークの変身したエンテイは、それを認めると、邪魔者だと判断し、幻影の炎を纏い威嚇する。

 

「・・・グルルル!」

 

その威嚇を見つつも、2人は止まらない。

 

「・・・来るな」

 

「ええ、来ますね」

 

「ガァァァ!」

 

ゾロアークが自分にとっての許容できないラインまで近づいた人間達を襲う。

 

「そりゃあお前、悪手だろう」

 

「ガッ!?」

 

しかし、突如いつのまにか突っ込んでくるゾロアークの横に回り込んでいたミニリュウが放った電気の玉・・・『でんじは』が直撃し、まひから動きが鈍るゾロアーク。反撃を警戒して後ろへと飛ぶ。

 

「後方へ飛び退きからの幻影の炎を噴射。・・・ドンピシャ!ミニリュウ、『たたきつける』」

 

「グォ!?」

 

後ろへ飛ぶと同時に幻影の炎で距離をさらに取ろうとするゾロアーク。だが既にその背後にはミニリュウがスタンバイしており、そのまま尻尾で横っ面をはっ倒す。

 

「まぁ、10分くらいなら頑張って保たせれないでもないかな?」

 

ゾロアークを見据えつつ、ワタルは自分を励ますようにニヤリと笑うのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「〇〇空港管制塔、こちらB747。まもなくそちらへ到着する。指示をどうぞ」

 

『こちら管制塔、B747、三番滑走路へ』

 

「B747了解。・・・副機長?どうした?」

 

高高度の上空を飛んでいたとある旅客機。空港も近づき、着陸準備に入った操縦士である機長は、副機長が窓の外を見て呆然としているのに気づく。

 

「・・・き、機長!人が、人が飛んでます!?」

 

「はぁ?なにを言っているんだ君・・・は・・・」

 

呆れる機長だったが、窓の外を見て同じく呆然とする。

 

「な、なんだあれは・・・!?」

 

そこには、赤と青を中心とした色をした体を持ち、腕が片腕が赤、もう片方が青の触手のようになった謎の存在が飛んでいた。なんと腕には銀髪蒼目の少女を抱えている。頭は後ろに突き出ており、感情の見えない顔をじっとこちらへと向けている。その飛行体を見上げ首をかしげる少女。こちらをちらっと見ると少女はギョッとして、その謎の飛行体になにやら指示する。すると、急にものすごいスピードを出し、旅客機を抜き去り飛んで行ってしまった。その際、背中に黒い犬のような妙な生き物が必死にひっついているのが見えた。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・副機長。私はこの仕事が終わったらゆっくり寝ることにするよ」

 

「奇遇ですね、自分もそうしようと思います」

 

目が死んだような状態でそう呟く2人は、その謎の飛行態が残した白い一筋の線をぼーっと見ているのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

成層圏と宇宙空間のギリギリ間に潜むとあるポケモンは、閉じていた目を開き、何かを感じたのか、一方向を見つめる。

 

「・・・」

 

その目には、少しずつ怒りが込められていく。そのポケモンに思い出されるのは、過去に自身の縄張りを犯した存在。自身の縄張りにかつて勝手に入ってきたその存在と同じ存在を感じ取る。

 

「・・・!!!!!!!!!」

 

怒りのままに咆哮したそのポケモンは、その緑の長い東洋龍のような体をくねらせ、感知したその存在の元へと向かうのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

暗い深海、そこを流れる深層海流の中を泳いでいたポケモンは、龍の気配を感じ、上を見上げる。

 

『・・・』

 

そして、何かを感じたのか、口元に笑みを浮かべると、凄い勢いで海面へと泳ぐ。海面を出ると、翼を広げ、空を飛んで行く。

 

『・・・』

 

そのポケモンは、日本の方を少し見た後、自身に出せるだけの最大速で、龍の元へと向かうのだった。




緑さんは何でこんな粘着質な性格になったんだろう
・・・まぁ映画の時から結構しつこかったし、残当か。ヨシ!(現場猫)

・・・あまりにも緑さんの切れる理由が分かりづらいみたいなんでよく分かる()補足説明
うみちゃん「デオキシス!頼んだ!」
デオキシス「おk把握」
緑さん「何や会ったことない気配のデオキシスおるやんけ。何勝手におるねん待ってろ今ボコしちゃる」
???「なんか緑さん切れてるな・・・落ち着いてもらお」

こんな感じ。映画版のデオキシスとは和解してますが別のデオキシスなら縄張り侵されれば切れると思うの>>何とかクウザさん
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