この作品は完全に私の自己満足な物です。
他シリーズとは無関係です。
原作の名前ありのキャラクターは直接出てきません。
会話はありません。
ifストーリーが苦手な方は見ない事をオススメします。
それでもなお見たいと思って頂ける方は是非読んでください!お願いします!
彼が居なくなってから半年。
私の生活は変わらない。
でも、心にぽっかり開いたこの穴は収まりを知らなかった。
始まりは突然やって来た。
休みがちだなと思って心配はしていた。
声は掛けられなかったけど。
そんな日が続く内に彼は来なくなった。
友人の『あの子不登校らしいよ』と言う一言を聞くまでは、何も知らずに、ただ会わないだけと思っていた。
その日、彼の家に様子を見に行った。
家に着くとおばさんが出てきて、久し振りと声を掛けられた。
懐かしく、凄く嬉しい気持ちになると共に悲しさが溢れてきた。
情けなくも私はおばさんに泣き付いた。
家は近いのに如何して今まで関わってこなかったのだろう。
そうしていれば、彼も閉じこもる事もなかったかもしれないというのに。
友達の目を気にして距離を置いたのが悪かったのだ。
それからおばさんとも会わなくなったのだから。
そして今日このザマである。
おばさんのおかげで少し落ち着いてきたから、今日来た理由を告げた。
しかし、おばさんの反応は良くなかった。
確認してくるねと中に入っていき、数分後暗い顔で一人おばさんが出て来て言った。
「知り合いにはもう会いたくないらしいの。ごめんなさいね。わざわざ来てくれたのに」
おばさんは言い終えると私にお菓子や果物なんかを渡して、見送ってくれた。
ある意味で私は追い出されたのだろう。
ある種の手切れ金のような。
おばさんにその意図は全くないと知っている。
家に遊びに行くといつも貰っていた物だし、今回特別にと言う訳でもない。
それでも私には、永遠の別れのような何かを感じた。
だから私は何としてでも彼を元に戻そうと決心した。
家に訪ねるのは意味が無いと分かった。
ならば折角、家が向かいなのだから、外出する所を見計らって声を掛ければいいと思った。
しかし、実行に移そうとすると結局何にもならなかった。
いや、何かにはなった。
ただそれを認めたくないだけ。
私は彼に拒絶されたのだ。
無視という形で。
今思えば、幾度となく学校で私が彼にしてきた事ではないか。
されて当然。
でも私は諦めない。
明日こそはちゃんと声を掛けてそれでもなお無視されるかを試さなければ。
後一歩が踏み出せない自分が憎い。
結局無視されているのでは無い。
自分が何もせず通りすがりを装っているからだ。
だから明日こそは!
帰りのホームルームで転校生が来ると言う話になった。
みんなは盛り上がっていて楽しそうだった。
私はそれを眺めて一人憂鬱な気分。
やれ三人もくるだの、みんな美女だの、外国人だのは私には関係ない。
それはクラス替え後の話だし、彼の代わりみたいに来る転校生に興味などない。
この時私は、その転校生が何を起こすのかを知らなかった。
知っていれば、もう少し話を聞いていただろう。
クラスが変わり、彼と同じクラスになった。
とは言え彼は未だに来ていない。
加えて転校生三人も同じであった。
そして、その三人は今日から登校している。
一人は、青髪、青眼で、出過ぎず引っ込み過ぎずのスタイル抜群な元気な子。
二人目は、黒髪で一見、日本人のような顔立ちだけれど、特徴的な紅い眼をした大人しくて小さい子。
もう一人は、金髪碧眼で凛々しく、カッコイイ、あと、とにかくでかい恥ずかしがりな子。
三人とも日本語が少し話せる程度だったが、それは流暢に話していた。
なんでも仲のいい日本人に教えて貰っているのだとか。
青髪の子は外国人感を作り出しているような気もしたが、本当にあんな感じになるのだろう。
今日念願叶って、彼が登校してきた。
とても嬉しかったが、素直に喜べなかった。
何故なら彼は、転校生達に囲まれて登校して来たのだ。
偶然、道案内を頼まれただけだろうとその時は思ったけど違った。
教室に入ってくるのを見て私は全てを察した。
彼はこの三人に連れられて来たのだと。
彼女達の言う仲のいい日本人が彼なのだと。
私では全く歯が立たないと。
そして何より彼はあの紅い眼の変わった名前の子の事を好いているのだと。
もう彼は二人で交わした約束など忘れているのだろう。
そりゃそうだ。
あんなに可愛い子が居れば、話すらしてない私なんて眼中に無くて当然だ。
私が彼の立場で覚えていたとしても、優先するのが何方かなんて分かりきっている。
遠い昔の約束なのだから、もう良いだろうと考えるに違いない。
・・・戻れるのなら、中学に入るあの時にまで戻って、彼としっかり向き合いたい。
・・・またか。
最近この夢をよく見る。
設定が色々おかしいこの夢を。
彼の引き籠もりは中三の夏辺りから兆候が見られてそのまま卒業までだったのに、夢では中二からとなっている。
中学の私は、敢えて彼と会わないようにしていた。
不登校だと聞いても、何も思っていなかった。
家を訪ねてもいない。
訪ねたのは高校でも不登校になったと聞いた時だ。
ある意味、自分に都合のいい夢だ。
夢の中では偽善でも善者になれるのだから。
でも高校に進学したと聞いた時は安心していた。
私は公立だったから接点はなかったけど、同じ私立の友達が教えてくれた。
あの子は私の想いに気付いていたのだろう。
まあ、今、振り返って見ると、何も思っていない相手に、用もなく席を見に行って、登校しているかの確認なんてしない。
私って鈍感だったんだな。
自分の感情に。
訃報が入るまで気付けないのだから。
それとあの三人の子が誰なのかも知らない。
会った事もない。
全て私が作り出した幻想だからだろうけど、あまりにもハッキリとした人達だ。
名前も付いているし、生い立ち、性格なんかもしっかりとしている。
初めてこの夢を見たのは彼の死を知らされた日だった。
彼が死んでもう数年経つと言うのに、私はまだ忘れられないみたいだ。
引き篭った理由は、彼のお母さんからお葬式の時に聞かされた。
私がこの街で有名なヤンキーのバイクの後ろに乗っていたのを見たからだと。
その人は再従兄弟で、偶々急いでいた所で会ったから乗せて貰った。
ただそれだけの話だったのだ。
お母さんはバカ息子の勘違いだったのねと笑っていた。
死因については私も笑いかけたけど、やっぱり彼のお母さんは凄いと思った。
弟くんはずっと泣いていた記憶がある。
お父さんは、涙は流していなかったが、よく喋る人だったはずなのに、挨拶以外はずっと黙って棺を見ていた。
私はその場に立ち尽くし、今までの行いを後悔した。
あまりにも遅すぎた自覚。
いや、分かっていたはずだ。
でも気付けなかった。
幼馴染みで仲が良かっただけなんて思い込んで、あの約束は若気の至りのように感じていた。
友人関係だけを優先していたあの頃の私には、土台無理な話だったのかもしれない。
社会人になってようやく、この夢の意味に気付くような私なのだから。
今頃、あの人は何をしているのだろうか。
何故か転校生三人と仲良く暮らしている気がする。
私の事は苦い思い出としてしまい込んで。
確か、異世界転生?とか言うのをしているかもしれない。
じゃなきゃあんな見た事もない子達が浮かび上がるなんて起こらないはずだ。
確かめようのない事だけど、今の私に出来るのは祈るだけ。
彼の居るであろう世界が平和である事を。
それがここ日本であれ、天国であれ、それこそ地球じゃない何処か知らない場所であれ。
こんな訳の分からない物を読んで頂きありがとうございました!
現パロやるならカズマの幼馴染みとめぐみん、ダクネスに取り合って貰おうと思っていた事もあり、出来上がったものです。
何気に本編シリーズよりも先に出来上がっていた現パロ設定ですね笑
アンケートの実施。
現在オリ主?のタグをつけていますが、一応名前は作ったにしても作中に登場する幼馴染はオリ主なのか判断に悩んでいます。IFストーリーなのでそこも考慮した上で判断して頂けると幸いです。
これの判断を仰ぐアンケートです。
pixivの結果と総合値として出します。
投票締切は二月十日です。
この作品はオリ主か否か
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オリ主である
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オリ主でない