次こそは月曜に投稿出来ればなと思ってます。
短く、何番煎じなネタなのといつもの駄文なので、期待はしないでください……
カズマの住む屋敷で、カズマやこの世界に関する情報をアクアとダクネスから聞いている。
カズマの言ってた通り全く日本の常識が通用しないのはアクアからの説明でよく分かったし、カズマのこっちでの活躍ぶりも伝わってきた。
今はこの街のおすすめのお店の話なのだが、かれこれ一時間経つのに、カズマとめぐみんが買い出しから中々帰ってこない。
「にしても買い出し遅いわね。もうお腹ペコペコなんですけど」
「あの二人は食材選びに時間をかけるからな」
「目利きしてるってこと?」
私も自炊はしてたけど、野菜の見分け方とかなんて全然分からなかったのに、引きこもってたカズマの方が目利きできるのはどういうことなんだろう?
私の方が絶対見てる回数多いはずなのに。
「ああ。特にカズマとめぐみんが二人で行くと自分の悩んだものを相手に見せてどっちか選ぶと言うことまでしている時があるからな」
「・・・市場に行く一流レストランのシェフじゃん」
前に見てた情熱大地の放送で、食材にもこだわり料理長自ら市場に赴いて、毎日仕入れしてるってのがあったけどあれも凄い時間かけてたからなあ。
いや、あれは食材選び自体は早かったような気がする。
いいものは全部買ってたから。
それを家庭料理でやるから時間がかかるのか……
と言うか、もう夕飯食べた後だからそんなに食べられないんだけど……
「シェフに知り合いがいるのか?」
「えっと、直接は知らないけど小耳に挟んだことがあるってだけだよ」
情熱大地で見てたなんてダクネスに言っても伝わらないからやめておいた。
アクアと二人きりの時は普通に話しても問題なかったと思う。
「そうか。私の知り合いのシェフもカズマやめぐみんのように食材選びに時間をかけるやつでな。一度仕入れに同行させてもらった時はこんなにも時間がかかっているのかと驚かされたものだ」
食材選びに時間をかけるってことは限られた個数を最上級にしようとしているから。
つまり、レストランでは無い。
ならばここ中世ヨーロッパ風の場所で考えられるのは貴族お抱えのシェフとかだろうか。
とりあえず、レストランのシェフかどうか確認しよう。
「その人はレストランの人じゃなかったり?」
「うむ。使用人のシェフだ」
聞かずとも答えが帰ってきた。
やっぱり、使用人。
貴族ってどんな人なんだろう。
悪政を敷くような人ばかりじゃないといいんだけど。
「ダクネスはそのシェフさんに料理教わってたのよね?」
「私が危うげな包丁の扱い方をしていた頃から教わっていたからな」
「危うげな包丁扱い方ってなんですか?」
「私は不器用でな。クエスト中は攻撃が当たらない程なのだが、料理も初めは全く上手くいかなかったのだ」
攻撃が当たらないってどういうことなんだろう。
多分、謙遜なんだと思う。
騎士さんって謙虚なイメージあるし。
「今は料理出来るんですね?」
「そうよ。ダクネスの料理は安心の美味しさなの」
「ありがとう。料理が担当制になると聞いた時程、特訓してもらえて良かったと思ったことはなかったな」
担当制か。
得意料理は卵かけご飯なんて言ってた一人暮らし始めたての私じゃなくて良かった。
「つまり、私も料理することになるってことね」
「サキは料理出来るの?」
「得意じゃないけど、一人暮らししてたからある程度は出来るけど、誰かに振る舞う程じゃないよ」
お母さんに教えて貰ったやつと、クックパックみて覚えた数品しか作れないからなあ。
多分、カズマと日本でお付き合い出来ていて、同棲が出来るなんてことになってたら、カズマに料理頼んでる自信しかない。
まあ、そんなことはないんだけども……
「明日のお昼私の担当なんだけど、一緒に作らない?」
「アクアと一緒なら大丈夫かな?」
「サキの料理が楽しみだな」
と私が明日の昼食を振る舞うことに決まった時に二人が帰ってきた。
「ただいま戻りました」
「遅くなってすまん」
カズマがこちらを見ようとしない。
告白してすぐと言うのはこんなものなのだろうか?
「私とカズマでチャチャッと軽いの作るので待っててください。カズマ、行きますよ?」
「そ、そうだな。早く作らないとな」
めぐみんに言われて慌てて走って行った。
あの反応はなんなのだろうか?
買い出し中にめぐみんが何か仕掛けたのだとしたら私の告白のインパクトが弱まっちゃうなあ……
「ねえ、カズマの様子変じゃなかった?」
「買い出し中にめぐみんと何かあったのではないか?」
「てことは多分、めぐみんにセクハラしようとして、失敗したのよきっと」
セクハラって何してるんだろう。
普通に転生してたらセクハラおじさんのカズマに会うことになってた可能性もあるってことだよね。
色んな意味であの天使さんが失敗してくれて良かったかもしれない。
「いや、それは違うと思うぞ」
良かった。
カズマがセクハラするような人じゃなくて。
「どうして?」
「もしセクハラが原因ならめぐみんのカズマに対する当たりが強くなっているはずだからな」
今の言い方だとめぐみんの反応が分かってるから、カズマはセクハラしてるってことで……
好きな人が仲間にセクハラするような人になってたのはどうすればいいんだろう。
「じゃあ、何なの?」
「すまない、そこまでは分からない」
「あのう。カズマってみんなにセクハラしてるの?」
「ダクネスとめぐみんがね。私には何も無いのはアレでもちゃんと主従関係弁えてるのね」
「主従関係?」
扱いが悪いとは言え、一応上下関係はしっかり意識してるのかな?
カズマって何だかんだ文句言いながらも校則守ってたし。
「カズマは私の従者なんだから」
「そんなこと言ってるとまたカズマに怒られるぞ」
アクアが勝手に言ってるだけだった。
普通に考えたら従者が主を雑に扱うわけないよね。
「と、ともかく私はセクハラされてないから特別な扱いを受けてるのは間違いないわ」
「アクアが何もされていないの事実ではあるな」
事実ではある。
ダクネスの含みのある言い方からして、多分、セクハラされてないのは良い意味での特別扱いじゃなさそう。
後でダクネスかめぐみんに聞いてみよう。
「ほらね?もしセクハラされたら私に言ってくれれば、ビシッと言ってあげるわ」
「その時はお願いします」
多分、私はアクアとは違う意味でされないと思う。
誤解だって伝えられたとは言え、カズマ的にはまだ頭の整理がついてないだろうし、加えて告白もしたから暫くは私もカズマも普通に会話出来ないだろう。
「お待たせしました。大したものじゃないですけど、スナック菓子に持ってこいなやつです」
出てきたのはパンの耳を揚げたフライとポテトフライだった。
芋探しに時間がかかっていたのかな?
にしてもパンの耳のフライ懐かしいな。
おばさんがいつも作ってくれてたのが、大好きだったんだよね。
「パン屋が何処も閉まってて、何とか懇意にしているお店の人を見つけて手に入れたので時間がかかってしまいました」
「そこまでしなくてもポテトだけでも私はそれで良かったのに」
「それはカズマが…」
めぐみんが何か言おうとしたのを遮って、カズマが大きな声で話し出した。
「そんなことよりさっさと始めようぜ。アクアも酒飲みたいよな?」
「あっ、それこの前酒屋のおっちゃんが美味しいって勧めてくれたやつね!」
この二人何だかんだで仲良いように見える。
なんと言うか、私が言うのは変だけど、幼馴染みたいな感じがする。
「俺も気になってたから買ってきた。みんなグラス持って来い。あっ、めぐみんお前はそこのコップにこっちの高級リンゴジュースな」
「こんな時くらい飲ませてくださいよ!私だってもう大人なんですよ!」
・・・正直に言って小・中学生にしか見えないんだけど、一応この世界ではめぐみんも成人扱いらしい。
めぐみんの歳でも結婚出来るって日本じゃ考えられない。
「自分で大人だとか言ってる間はお子ちゃまだ!つかこの酒よりこのリンゴジュースの方が高かったんだぞ?」
「そのお子ちゃまにセクハラしてるカズマはロリコンってことでいいんですね?」
「おいこら、自爆して俺の評判下げるテロは止めろ!」
否定はしないあたりセクハラは本当にやってるみたいだ。
こんな子にセクハラなんてしたら、すぐ逮捕だよ日本だったら。
「テロとはなんですか!私だってみんなとお酒飲みたいのですよ!」
「意地悪で言ってるんじゃなくて、お前のことが大事だと思ってるから言ってんだよ!」
「・・・カズマもジュースしか飲まないなら諦めます」
大事に思ってるとカズマが言ったことで、さっきまでの今にも噛みつきそうなキレがなくなった。
ここまで分かりやすい反応してるってことは多分、みんな分かってるんだろなあ。
「なんで俺も飲めなくなんだよ」
「じゃなきゃどんな手を使ってでも飲んでやりますよ」
「私もジュースだけにするからカズマもジュースだけにしよ?」
このまま言い合いが続くのは嫌だから私もお酒は飲まないことにした。
そこまでお酒が好きって程でもないし、高級リンゴジュースがどんなものか気になるのもある。
「はぁ、分かった。呑まなきゃいいんだろ?」
「なら、今日は酒はなしでジュースとお菓子で歓迎会とするか」
「たまには呑まないパーティーもありね」
全員が呑まないことになり、これで一安心と思い、みんながめぐみんの方を見るとそこには出来上がっためぐみんがいた。
「かじゅまぁ、かじゅみゃ、これへんでひゅ」
「・・・呑んでんじゃねえ!変になってるのはお前だ」
「うぐっ、わたしは!へんじゃ…ありゃましぇん!」
一瞬吐くかもとみんな身構えたけど、何とか耐えたらしい。
カズマが飲ませないようにしてたのは前にもこんなことがあったからなのかな?
それとも体が小さいから安全の為になのかな?
「サキすまん。歓迎会は俺とめぐみん抜きでいいか?そこのフライは三人で食べててくれ、俺はこの酔っ払い何とかする」
「よっぴゃらってなでょいまへん!」
「もういいから大人しくしろ」
三人でと言われたけど、酔っ払いめぐみんが気になってそれ所じゃない。
カズマはめぐみんを部屋に連れて行こうとしているけど、めぐみんはそれに逆らって抗議した。
「わたひは、おとなでしゅ」
「はいはい。めぐみんは立派な大人だ」
「はい!おとななわちゃしはきゃずまとけっきょんもできりゅんです!」
言ってめぐみんはカズマを押し倒した。
もう、ここまでめぐみんが言ってて、やってるんだから、カズマも腹くくればいいのに。
・・・いや、くくられるとそれはそれで私がダメージ負うんだけども。
「めぐみん相当酔ってるわね。明日起きたらカズマの顔見られなくなるわねこれは」
「こうなるだろうと思っていたから私もカズマも止めていたのだがな」
と二人は止めるでもなく冷静に話してた。
カズマとめぐみんの仲は仲間公認だったりするのだろうか?
「お前ら見てないで助けろよ!」
「ご、ごめん。めぐみん一旦落ち着こう?」
私が近付くとめぐみんはカズマを隠すように立ち上がって言った。
「かずまはわたしのおとこ…はなれてもおうか」
急に普通に話し出したから反応が遅れた。
さっきまで呂律回ってなかったのにどうして?
「『ドレイン・タッチ』ッ!はぁ、これで動けないだろ」
「にゃにしゅるんでふきゃ……」
カズマが何をしたのかは分からないけど、めぐみんの気力が急に抜けて、一瞬にして眠りに落ちた。
「迷惑かけたな。今度、紅魔の里行く時にゆいゆいさんに睡眠魔法教えて貰うことにする」
「めぐみん運ぶの手伝おう」
ダクネスが助けに入り、カズマと二人でめぐみんを部屋まで運んで行った。
アレが私の恋敵……
勝てる気がしない……
「ねえ、サキもこのお酒飲まない?」
「いいんですか?」
「めぐみんが飲んじゃったんだから、もういいじゃない」
「それもそうですね」
この後、カズマは疲れたと言って外泊しに行った。
何故屋敷があるのに外泊なのか凄く気になるけど、泊めて貰う身としては何も言えなかった。
そんなこともあって、今日は私とアクアとダクネスの三人だけで飲むことなった。
そして、カズマとめぐみんが作ってくれたフライの味は昔に食べたあの味と同じで、自然と涙が止まらなくなり、私はそのまま泣き疲れて眠ってしまった。
次回の更新はどのシリーズか未定です。
多分カズめぐしてるどれかです。
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