ありふれた神様転生の神様の前世の魔王様は異世界に放り込まれる   作:那由多 ユラ

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番外編 ノイントさんがノイントちゃんに
姉妹転生 001


異世界、トータスへと転移させられた者たちは、紆余曲折ありながらも、元の世界へと帰る方法を確立した。確立したというには神頼み過ぎるのだが、人間にはどうしようもないことである。

 

元の世界に帰る者たちは、トータスでの技能や魔法を持ち込まないために、異世界転生による浄化を強制された。

 

これはそのうちの、二人の少女の物語。

 

 

 

 

 

「あはははははひゃひゃひゃ!! ひひひひぃー!」

 

腹を抱え、脚をばたつかせながら爆笑する男。

 

「ステッ、ステラたんこれやらかしちまってンジャねえーの!? 面白すぎるゼ! 腹いてー!!」

 

「「とりあえず、身体を元に戻してください!」」

 

「もう息ぴったりジャねーか!! 手遅れだ手遅れ! あっははははは!」

 

「「どういうことですか! ム……」」

 

「わっ、わりぃ、腹筋が、腹筋が捩り焦げるっ!」

「「…………」」

 

「……クフッ。

……わりぃ、ステラたんのやらかしは珍しいとはいえ、笑いすぎたよ」

 

男は二人の冷ややかな視線に冷静さを取り戻し、未だ腹を抑えて涙目になりながらも語り始めた。

 

「いいかぁ、白崎香織に、ノイントっつったか、お前らは中身が入れ替わって、肉体と心が影響を及ぼしあって似たような精神になってる。

具体的には、肉体が白崎香織、中身がノイントのお前は六割ノイント、四割白崎って具合にな。中身が白崎の方も似たようなもんだ、六割白崎四割ノイントってな」

 

「どうにか、ならないのですか?」

 

訊いたのは中身ノイントの方だった。

 

「んまぁ、洗脳やら催眠術やらでそれっぽいことは出来るけど、あいにくそれは俺の仕事じゃねぇ。せいぜい可愛い双子の姉妹が出来たと思って可愛がりやがれよ」

 

相手も四割自分だけどな。男はボソッと呟くが二人には届いていなかった。

 

「白崎香織、あなたに私をお姉様と呼ぶことを許しましょう。ご主人様でも可」

 

「何言ってるのかな? ノイント、あなたが私をお姉たまと呼ぶの」

 

香織がドヤっと、笑みを浮かべて宣う。

 

「ええ、ええ、分かりました、分かりましたお姉たま。ではこれから私はあなたを常に、何時でも、常時あなたのことをお姉たまと、恥ずかしい姉を見る目で呼んで差し上げますとも」

 

ノイントは初登場時の無表情が影も形も消え失せた、ニヤニヤとした笑みを浮かべる。

 

「やめてくださいごめんなさいご主人様。ご主人様には今後誠意を込めに込めてご主人様とお慕い申しあげます」

 

「すみません、やめてください白崎香織。鳥肌が立ちました。気持ち悪いです気色悪いです私が悪かったです」

 

「謝るならちゃんと謝って欲しいかな? ほら、土下座して私の足を舐めてもいいんだよ?」

 

「ぺろぺろと舐めしゃぶっていいのですか!」

 

「…………ノイント、私以外の何かも混ざってない? あとこの身体はノイントのだからね?」

 

「いえ、これは間違いなく白崎香織の四割に含まれるものです。間違いありません。私が私の足を舐めたいだなんて思うはずがありませんから」

 

「私を変態みたいに言わないでくれるかな!」

 

「変態以外の何物でもないでしょう。白崎香織の四割には記憶も幾らか含まれているようで、南雲ハジメの○○○(ピーー)○○○○(ピーーー)したり、○○○○(ピーーー)○○(ピー)されたり、変態的な○○○(ピーー)○○○○(ピーーー)で白崎香織の○○○(ピーー)○○○○(ピーーー)しているような記憶も鮮明に残されています。他にも金髪の幼女の○○○(ピーー)を舐めたり、自身の○○○(ピーー)を舐めさせたり」

 

「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッ!!!」

 

叫ぶ。叫ぶ。叫ぶ。

 

「他にも南雲ハジメの穢れた○○○(ピーー)○○○(ピーー)をねじ込んだり、自身の○○○(ピーー)を料理に混ぜて食べさせたり、○○○(ピーー)○○○(ピーー)を擦り付けたり」

 

「死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせせ」

「………………『せ』って大量に並ぶとカタカナみたいに見えますよね」

 

「そうか、俺には『甘』に見えてきた。もうお前ら行けよ、俺の加護とか転生特典とか無くても生きてけるって。なんならエヒトとかしばけるよ」

 

「ああ、今はもう亡き主よ。なぜお亡くなりになられたのか」

 

「お前がなんか余計なことしたからじゃねぇの?」

 

「私に表情がなかったからでしょうか。次の私はもっと素敵な笑みで主を讃えましょう」

 

「希依たんでも裸足で逃げ出すだろうな、それ」

 

「ノイント!!」

 

「……なんでしょう、白崎香織」

 

「私の舐めていいから舐めさせて!」

 

もう彼女はダメかもしれない。というかダメになった

 

「早く転生させてください。私の貞操が危ういので」

 

「やっぱ人間っておもしれぇわ」

 

「いいからはやく!!」

 

「ノイントー」

 

「オゥケイ! おめーらに俺の加護があらんことをってなぁ!!」

 

ノイントと香織に、鈍く銀色に輝くタライのようなものが落ちてきて、二人の意識は暗転した。





今年一書いてて楽しかった。感想くれると、ペースが上がったりして。
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