ハリーポッターと白銀のチート主人公   作:神崎八雲

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(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!


双子と少女

「…君、誰だい?」

 

「…どこから来たの?」

 

 

 

 僕らは目の前にいる少女に問いかけた。

 

 綺麗な顔立ちに、木漏れ日にキラキラ輝く銀色の髪。

 

 驚いたような表情をしているその顔は、まだまだ幼さを残している。

 

 少しして、彼女はその潤んだ唇を開いた。

 

 

 

「……なぜ、森に…?」

 

 

 

 鈴の音が、静かな森に響き渡る。

 

 見惚れたか、聞き惚れたか…僕らはワンテンポ遅れて、やっと返事をした。

 

 

 

「「えっと、それは…」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕らは走っていた。鬼の形相という表現が似合う顔で追いかけてくる、管理人から逃げるために。

 

 

 

「おまえらァーいい加減にしろ!!」

 

「「やなこった~」」

 

「ウィィィィズリィィィィ!!!!」

 

 

 

 どうやらフィルチをキレさせてしまったらしい。まあ、いつもの事だ。周りの生徒が白い目で見ながら、「また双子か…」などと話しているが、こちらも同じく。

 

 

 

(そろそろだな!)

 

(投げるぞ!)

 

 

 

 互いに意思疎通し合うと、同時に糞爆弾をフィルチに投げつけた。

 

 

 

「「じゃあな、フィルチ!」」

 

「逃がさんぞ‼ゴホ、ゴホ、…くさっ!」

 

 

 

 フィルチは煙を吸い込んだのか咳をし、顔をしかめている。その隙に僕らは近くの道に隠れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生徒達の声がだんだん小さくなっていき、ついに聞こえなくなった。それを確認した僕達は、足を動かしながら、お互いに声を掛け合った。

 

 

 

「やったな、ジョージ!」

 

「やったぜ、フレッド!」

 

 

 

 お決まりのハイタッチを交わした。

 

 今日はなかなかの偉業を成し遂げた。

 

 というのも、今日はフィルチの管理室に忍び込んで、没収された物を取り返す事が目標だった。

 

 

 

 いざ実行してみると、管理室は意外と簡単に忍び込む事ができ、加えて自分達の没収品以外の興味深い品も手に入れる事ができた。

 

 が、浮かれて油断したその時、フィルチが帰ってきてしまったのだ。どうやら見られなくなかったものがあったらしく……

 

 まあ、そんなこんなで今に至るわけだ。

 

 

 

「ジョージ、そういえば、この道って森に行くんじゃなかったか?」

 

「…そうかもしれない」

 

 

 

 先ほど急いで逃げ込んだため、どこの道か確認し忘れてしまった。

 

 

 

「まあ、着けば分かるさ」

 

「そうだな、フレッド」

 

 

 

 僕らは軽い足取りで前へと進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなた達、もしかして悪戯をしていたのでしょうか?フィルチさんを困らせたのですか?」

 

 

 

 発せられた彼女の声で、僕らの意識が現実へと戻った。

 

 

 

「「フィルチさん?!」」

 

 

 

「な、なんで、さん付け?」

 

「あいつに、敬称付ける人がいたんだ…」

 

 

 

「フィルチさん……何か変ですか?」

 

 

 

 何かおかしな表現かしら、と彼女は小首をかしげている。少しして諦めたのか、話を戻した。

 

 

 

「それはさておき。あなた達、やはり、悪戯していたのででしょう?」

 

「「ち、違うよ‼」」

 

「悪戯何て、し、してないよ。ねえ、ジョージ?」

 

「そ、そうだよ、フレッド。ぼ、僕らは優等生だから、ね?」

 

「怪しいですね…」

 

 

 

「「……」」

 

 

 

「あなた達はハグリットが言っていたあの双子ですよね…。

 

……そう言えば、お二人はなぜこんな所にいるのですか?ここは、生徒の立ち入りが禁止されているはずです」

 

 

 

 透き通った青い瞳が、僕らの目を交互に覗き込んでくる。

 

 

 

「…えっ、えっと…僕達、秘密の裏道から逃げて来たんだ」

 

「そ、そうそう」

 

 

 

「…逃げて来た…?やっぱり、怪しい…」

 

 

 

 彼女の整った顔がいっそう険しくなる。

 

 

 

「そ、それで…君は何でここにいるんだい?」

 

「制服じゃ無いけど、ホグワーツの生徒…?」

 

 

 

「理由は無いですよ。強いて言えば、この森が好きだから、ですかね。

 

それと私は、ホグワーツの生徒ではありません」

 

「「そうなんだ……って、へ⁈」」

 

 

 

 僕らは幻聴でも聞いたかと思った。見かけによらず、随分と大胆な事を言う。

 

 

 

「へ?と言われましても…そのままです」

 

「せ、『生徒でもありません』って、じゃあ君は誰なんだい?」

 

「どこから…というか、いくつ?」

 

「…えっと、今は9歳ですね…どこからかは…う~ん、ホグワーツから?」

 

「「やっぱり生徒⁈」」

 

「だから違いますって…」

 

 

 

 そう言って苦笑する彼女からは、触れたら壊れてしまうような繊細さが感じられる。黒を基調としたワンピースが、彼女の透き通るような白い肌と白銀に輝く髪を映えさせていて、彼女の周りだけ冬がきたのかと思ってしまうくらいだった。

 

 

 

「何か、言いたいことでもあるんですか?聞いてあげますよ?」

 

「あ、ああ、ごめん…。

 

そうだ!せっかくこうして会えたんだから、」

 

「お互い、自己紹介をしよう!」

 

 

 

「…自己紹介、ですか?」

 

 

 

 そう言って、彼女は戸惑ったような表情をした。

 

 

 

「僕、フレッド。よろしく」

 

「僕、ジョージ。よろしく」

 

 

 

「「それで、君の名前は?」」

 

 

 

 僕らはそう言って、彼女の顔を覗き込んだ。

 

 

 

「……私が入学するまで秘密、です……

 

そう言われましたから……」

 

 

彼女は顔を反らしながらそう言った。

 

 

「「え?」」

 

 

 

 

 

「「やっ、やっぱりどこかのお姫様なんじゃ……」」

 

 

僕らは顔をひきつらせ、声を揃えた。

 

 

 

 

 

 

「……クスッ」

 

 

 

「「え?」」

 

 

彼女が顔を反らしたまま小刻みに震え始めた。

 

 

 

「……フッ……フフフッ!」

 

 

「「は?」」

 

 

笑っている?

 

 

そう思った僕らの前で、彼女は声を出して笑い始めた。

 

 

「フフフッ……アハハハハッ!」

 

 

「なっ何で笑ってるの?!」

 

「え?なっ何がどうなってるの?!」

 

 

 

 

 ──これが彼女との出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お二人もまた来たんですか?全く懲りない人達ですね…」

 

「もちろんさ!」

 

「二人も?」

 

 

 

毎日のように来るようになった双子。だが、 "も" と言われるのは珍しい。フレッドが疑問に思ってレイラに聞き返そうとしたとき、

 

 

 

「これでいいか?」

 

「ええ、ありがとうございます」

 

 

レイラの後ろから、スリザリン生のマーカス・フリントが現れた。

 

 

「ごめん、無かったよ」

 

「そうそう見つかるものじゃないので大丈夫ですよ」

 

 

横の小道からはレイブンクローのチョウ・チャンが。

 

 

「案外簡単に見つかったな」

 

「そうなんですか?」

 

空からは、箒に乗ったハッフルパフのセドリック・ディゴリーが。

 

 

さらには、

 

「やっと見つけた、、、って何でこんなとこにいるんだ?フレッドとジョージ」

 

二人の後ろからグリフィンドールのリー・ジョーダンが。

 

 

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

 

お互いの顔を見て、驚く6人。

 

 

「皆さん、ありがとうございます!これで怪我をしたニフラーを助けられます!」

 

 

6人の寮関係を知らないレイラは嬉しそうな顔でお礼を言う。

 

 

「何でここにいるんだ?」

 

「こっちのセリフだ、それは」

 

 

グリフィンドールとスリザリンという関係のマーカスとフレッド、ジョージは敵意を剥き出している。今にも飛びかからんとする勢いだ。

 

 

「お前ら禁じられた森にいて大丈夫なのか?」

 

「お前もな、ディゴリー」

 

 

眉を潜めて言うセドリックにリーが指摘する。その間にも、三人は杖を抜こうとしている。

 

 

「喧嘩しないで下さいよ?」

 

「そうよ、レイラが困ってるわ」

 

 

少し困ったような表情をするレイラと、彼女の近くに立って頬を膨らますチョウ。

 

少女二人が言ったところで事態は何も変わらない。

 

 

「「「「「ごめんなさい!」」」」」

 

 

────普通は。

 

 

 

すぐに謝った5人の男の子を見て、レイラとチョウはフフッと微笑んだ。

 

 

 

「ねえ、今日は何してるんだ?」

 

「また、魔法見せてよ!」

 

 

顔を上げたフレッドとジョージがキラキラした目でレイラに言った。

 

 

「今日は動物と話したり、炎を出す練習をしていました。あ、それとニフラーの治療ですね。

 

ラカーナム・インフラマレイ(炎よ)!!」

 

 

 

 呪文を唱えると、レイラの杖先からリンドウ色の小さな炎が現れた。

 

 

 

「大きさも変えれるんですよ」

 

 

そう言うと、レイラは炎を自分の顔ぐらい大きくしたり、小指の爪くらい小さくしたりして見せた。

 

 

 

「わあ~すごい!」

 

「君、本当にすごいよ!」

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 賞賛してくれる6人にレイラは頬を緩ませた。

 

 随分と長い間、年の近い人と接する機会がなかったためか、彼らといるとなんだか新鮮だった。

 

 

 

 

 




ランランラン

ルンルンルン

フンフンフン

(*ノ゚Д゚)八(*゚Д゚*)八(゚Д゚*)ノィェーィ!
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