そちらも改めて読んでいただくと幸いです。
魔法の森、相変わらず薄暗く魔力を含んだキノコの胞子だらけの所である。ここは魔理沙さんが住んでる場所で、何かと縁があるのかもしれない。
魔理沙さんの家は木が開けた場所にあり、上から向かうことができる。しかし、妹紅さんが教えてくれた人の家は木々に囲まれた中にあるとの事で、仕方なく歩いていた。
しばらく歩いていると、薄暗い中に洋風の家がポツンと建っていた。灯りがついているのを見ると、恐らく住人は在宅中のようだ。
さっそく戸をコン、コン、コンとノックしてみる。
「…………」
返事はなく、誰も出ない。どうしようかと考えているとガチャリと扉が開いた。
扉から覗く顔は私以上に白く、ウェーブの掛かった艶のある髪、美しい青い眼も相まって一瞬、眼にサファイアを埋め込んだフランス人形の様に見えた。
彼女の名はアリス、アリス・マーガトロイド、“七色の人形使い”と呼ばれている。
「えっと……こんにちは……」
「…………迷ったの?とりあえず、入っていいわよ」
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家の中は小洒落た雰囲気で、テーブル、キッチン、作業台、全てがまさに“洋風”であった。紅茶を一杯淹れて貰ったのでチビチビと飲んでいるが、肝心の彼女はテーブルの対面に座ったまま読書をしている。
「…………」
普段静かな所は好きだが、こんなに静寂が辛いことは初めてだ。
「………何の様?」
不意に要件を聞かれてついビクッとしてしまった。本当にいきなりだ。とりあえず輝夜様の件について説明することにした。
「あ、あのかくかくしかじかで……」
「なるほどねぇ……まぁ、つまりは抱き枕を作れって事ね?」
「はい、とりあえず私くらいのサイズがちょうど良いとの事なので、その辺も考慮していただけたら……」
「わかったわ。とりあえずこちらに来て、身長と体型体重を測るから」
「体重もですか?」
「抱き枕って結構重さが大事なのよ」
「わかりました……」
あまり乗り気じゃ無いが、素直に従って色々と測る事にした。
その途中、アリスが『あら、あなたって身長と体型の割には体重が………』と口にした時に私が発したプレッシャーは鬼さえも凌ぐほどだったという
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「……はい、採寸完了。早速作るから適当に時間潰してて」
そういうと、彼女作業台へと向かった。
(……はぁ、これでとりあえず寝不足は解消されるなぁ)
やっと安寧の日々が戻ってくる、そう思うだけで気分が弾む。あぁ、さらば苦行の日々よ……
「あら?」
声の主(まぁアリスさんと私しかいないのだが)の方へ振り向くと、彼女は腕を組んで首を傾げていた。
「どうしたんですか?」
「いや、それが………」
「裁縫道具が……ない」