The middle of justice and evil 作:カラシニコミ
優奈は昔から悪事を許さず、関係ないことには仲間の判断に任せるタイプだった。その為、好かれる人には好かれていたが、悪事をはたらく奴には特に嫌われていた。今それがこれからを大きく左右する事になるだろう。
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「で、お前はどうしたいんだ優奈。いつもなら流れに乗って同じように反対案を出すと思ったんだが」
「どうもこうもやろうとしていることはテロよ!これで逮捕されれば死刑は免れないわよ!」
「正直このままでいても埒が明かないよ!あたし達でこの格差社会を変えようよ!」
「でも....」
「俺だって最初は自分の進路を考えると危険な行為だと思うけど、あっちだって日本の交通手段を握ってる。それを考えると成功する可能性が高いだろ。圭吾の言う通りにした方がいいだろうな」
「そう.....なら、ここでお別れね。私は何があっても悪事を働くわけにはいかないの」
「お前はどうするんだよ。俺達を止める気はないのかよ」
「どうせ止まらないでしょ?なら、チームを脱退して武偵としての進路をしっかりとした方がいいわよ」
「そうか......まぁ元気にやれよ」
「あ!優奈お前!チクって逮捕するんじゃねーぞ!」
「あ、その手アリね」
「亮哉~!フラグ建てないでよ~!」
「あ、やべ!」
「ふふっ、まぁ今はしないけれども、いつか逮捕しに行くからね。その時は覚悟してね!」
そうして、優奈は教務科にチーム脱退許可証を提出して、このチームを離れた....となると、新メンバーが必要になってくる。武偵チームの規則として、最低メンバー数が4人となっている。規則を守らなかった場合には、チーム削除とランク強制低下の罰則がある。独立して行動を行う準備をするまでは、ここにお世話になる必要がある。その為にも警戒される可能性を下げておかないといけない。チーム内で不足しているものは、安定した通信役と運搬役と救護役だ。運搬役と救護役は最悪自分達で出来る。その為に必然性に居るのは通信役だ。
という訳で、
「えぇー!チームに加入して欲しいって.....私でいいの?ただの通信役訳だよ?」
「求めてるのは通信役としてだから問題はないんだけど.....ダメかな?」
という訳で2年の西岡朝日をスカウトすることにした。
朝日はこの前の任務で通信役を頼んだ西岡千夜の妹だ。内気なタイプだが運動が出来て、野球部のマネージャーをしている。
「ううん。私でよければ...よろしくね。これから」
「あぁ、でも助かったぜ!技術がありながらもチームに所属してない人を探すのは骨が折れるものだったぜ!」
「同じ部活の亮哉が居たのが決めてでしょ!朝日~!」
「え?そうだけど....それがどうかしたの?」
「なんでもないよ~!」
「「「?」」」
どうにかメンバーの最低限の人数をクリアして、問題点は無くなった。あとは軍資金集めだ。それさえクリアすればここを出ていき、行動を始められる。
「沙彩、チームに入れた理由を教えといてくれ。脱退されないようにな」
「了解!あ、でもあたしはこれから理子ちゃんの所に用事あるから直ぐには無理だよ?」
「なるべく早くしてくれればいいから」
相変わらず沙彩は探偵科の峰 理子とは仲がいいなぁ....キャラクター性は結構似てるし、馬が合うのかな?
「じゃあ、今日は解散な。明日からは大量に任務を行うから。そこら辺宜しくな」
そして、俺達は体力が尽きるまで毎日任務をこなし続けて十分に軍資金を集めて......
ついに、東京武偵高校を自主退学する日が来た。
「本当に君たち4人は退学するのかね?」
「はい。新たな進路が見つかったので」
「そうかい。まぁ、それは喜ばしいことなのだが、退学する人はそのまま新たな夢を見つけて追いかける人もいるが、犯罪者になる人が多数なんだよ。だから、疑うわけではないが忠告しておく。基本的には正義が勝つのだよ」
「そうですか。まぁ、この高校にはもうおさらばですから」
そして俺達は、誰にも気付かれないように東京武偵高校を去った。
俺達は、神奈川県の体育館に呼び出された。そこではハンドボールの試合が行われていた。
「何故ここに俺達を呼んだのですか?ハンドボールは経験ないんですけれども」
「まぁ、体育館に用事あるからね。それまで試合でも見てて待っててくれ」
まぁ、それはいいんだが....まず、ハンドボールのルールが分からん。分かるのは、
「なるほど....ポストからじゃなくてサイドから上がって回してるのか.....」
亮哉だけだ。コイツはどのスポーツでもこなすからな。
そして、予定より少し遅れて試合が終わり、体育館のグラウンドに降りて、
「では、西岡さん以外の3人には今の戦闘技術を知っておきたい。高速道路という巨大な場所と人質をとっておきながら、簡単に捕まってしまっても困るんだよ。そこで、私と個人的に関わりのある中村組の同い年の子と戦ってほしい。まずは高村君からね」
「俺達は一応退学したけれど武偵高生ですよ?舐めてもらっちゃ困るぜ?」
「まぁやるだけやろう」
「コイツらか?真鍋さんが言ってた新たな夢がある人達って。人数めっちゃ少ないけど..,..大丈夫なの?」
「一応は武偵高校中退だ。まぁ、戦力にうまいこと合わせてくれよ。PCは適当な加減で頼むよ」
PC?パソコンって訳では無いだろうけど,...なんだろうな。まぁ、亮哉との戦闘で分かるだろう。アイツはCQCにおいては、右に立つ二年はいかった。武器を使い始めると偏って下手くそだったが。
「あんた、名は?」
「なんで名乗らなきゃいけない?意味ないだろう。そんなこと」
「まぁ....そうだけど.,...あぁ!もう!潰してやる!」
「もうちょい後先を考えて話しなよ....まぁいいけどね。まぁAとでも名乗ろうか?」
亮哉はさっきのハンドボールの選手みたいに前に突っ込んだかと思えば、キレのある動きで曲がり、真横に立った瞬間にアメリカンバタフライナイフを頸動脈に当てようとする。が、Aは左腕で、亮哉の手首を叩き上げて、下に落ちてた片付け忘れたハンドボールのボールを投げて、ナイフの向きを変えた。いくらなんでもコントロール良すぎないか?それに対して、亮哉はボールを投げた瞬間に肝臓に右ブローを入れようとしたが、左に体をずらして落ちてきたバタフライナイフのハンドルを逆手で掴んでそのまま勢いをつけて投げ下ろして、つま先に刺した。 容赦ないな....
「終わりだ終わり。この程度ならPC使う意味もないし、銃を使ってこない。殺す気で来いよ。その程度でテロなんて起こせると思うなよ」
「あぁ、そうかよ!」
つま先に刺さってたナイフを抜いて起き上がる勢いで投げつけて、その後ろから銃弾が来るようにM500から発砲した。これをどう対処するのか?
「あ、これヤバいんじゃない!?」
「あ....」
だが、Aは落ちてきたボールを投げつけて割り、ナイフを落とした。だが、銃弾はどうするのかと思うと、銃弾はそのまま失速してAの足元に落ちた。跡も付けることなく。
「まぁ、PC使ったけど。それなりかな?50点位」
戦闘技術の高い亮哉が50点ってことは俺はそれ以下だろうな。
「じゃあ、次の子は?あぁキミか....ハンデとしてPCと腕無しといこうか」
「舐めすぎじゃないの?あたしの事っ!」
足払いで体勢を崩そうとするが、後ろに後退して、沙彩の肩、腹、太ももに蹴りを入れるが、自分が下がったのを忘れているのか当たるわけも無い....が、何故か蹴られたかのように吹っ飛ばされる...
「ええ!?そのPCとかいうの使わないって言ったじゃん!ドユコト?!」
「使ってない。使ったのは蹴りだけだ。ちょっとした拳法だ。まぁ、狙撃手だからそこまで求めないか.!じゃあ、ラストはリーダーのキミだ」
「遠慮しとくわ....これから敵となるかもしれないやつに手の内を明かしたくないしな」
「判定をしてやろうとしてんだが?」
おぉ、若干キレ気味やな。短気かな?
「結構だ。不必要な行動はしたくないからな」
「まぁ、いい。それより一番最初にやった君が1番目立たない感じかな?何か技なりなんなり作ってみたらどうだい?」
「約1名見てないのによく言えるな!まぁ、それもありかもな。フリーになったから何したって」
「技作りの為に、チーム内に入れてくれ」
「もちろん!技が欲しい!」
「「え?」