The middle of justice and evil   作:カラシニコミ

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第6話 行動開始

「おい!全然能力なんて出来ねーのかよ!」

 

「当たり前だろ。現実を見ろ」

 

という感じになった。このバカがノリでチーム加入を許可したせいで。

 

「まぁ、能力とまではいかないだろうが、専用の防具とかなら提供できるからついてこい」

 

そう言われて俺達は、Aの言う通りにトヨタのセンチュリーに乗せられて工場街に連れていかれる。

 

「つーか、お前の本名なんだよ。教えられないままでチーム内に入れられないぞ」

 

「アルスタイト·ロイドだ。名前は完璧に外国名だが、アメリカと日本のハーフだ」

 

「あの、ロイドさん。どこにいくんですか?」

 

「京菱化繊だ。あそこのお嬢と縁があってな。そこなら物資調達にピッタリだ」

 

京菱化繊。京菱グループの一つだ。他には京菱重工、京菱造船、京菱建築、京菱化学などがあり、世界にも名を轟かせる超有名企業だ。だが、そこの社長に子供がいたなんて聞いたことがない。これから世話になるのだから、対立はしたくないところだが...

 

「久しぶりだなキリコ。今日は防具とかの注文だ」

 

「ナンセンス。いつ来てくれても構わない。で、なんの発注?」

 

「4人分のPADっていくら位だ?男2人と女2人だぞ?」

 

「ナンセンス。1個1個オリジナルで作るから値段はそれぞれ変わってくる。もし、買わなかったとしてもある程度の金額はとる」

 

「おい、俺達のガタイでも良くしてーのか?肩を大きくする意味ねーだろ」

 

亮哉、お前の考えてるPADって肩パッドだろ。

 

「ナンセンス。PADはパーソナル·アーマー·ドレス。機動力や飛行などを支援するキリコが考えた未発表作品」

 

「つまり、ロイドは能力の代わりにこのような形で力をってことか」

 

「まぁ、そんな所だ。だからこれから3人の体格を測定して、ある程度の形を作って貰う。ちなみに、1個最低でも1000万は掛かるからな。考えてくれよ。俺が金は持つから」

 

「ロイってお金持ちな感じ?」

 

「まぁ、そんな所だ。そこは気にしないでくれ」

 

そうして俺達はそれぞれサイズを測定して、ある程度の欲しい能力をアンケートに描いて提出した。

 

そして、1週間後....

 

「す、すげぇぇぇぇぇ!!!瞬間的な機動力がえげつない程速い!」

 

「ああぁぁぁぁ!!マッドサイエンティストみたいな感じで、片目が伸びてる感じになってる!!」

 

「まぁ、予算の都合で中に着込むような感じになったが、気に入ってるようだな」

 

「圭吾は?圭吾は、どんな感じ?」

 

「至ってシンプルだ。ワイヤーアンカーとかが入れてある」

 

「「つまんな」」

 

そんな、急に連れてこられて欲しい能力とか出る訳ねーだろ....

 

「あの、私のって....このサングラスですか?」

 

「そう。それは後後、アメリカのロスサントスで使用されるようになる通称、テラナ。思考などを読み取って基本的な脳の3倍の力を発揮する」

 

「で、キリコ。いくらだ?」

 

「....3億7000万」

 

「まぁ、4人ならそんなものだろうな。カードで頼む」

 

サラッと3億7000万出すって....金持ちのレベルじゃねーな。

などと話していたらキリコが、

 

「みんなこれ、サービス。ニュートランスアクレラレータ。これも、いつかロスアラモスに販売する物。脳の活性化を助ける代物。一度に2枚以上使ったら後遺症が発生するから注意して」

 

そう言われて出したのは、顕微鏡とかで使うカバーガラスのケースに入った1cm×1cm程のph試験紙のようなもの。

 

「いいか、お前ら。1度使ったことがあるが、とても危険で最強な薬品だ。口腔内に入れておくだけでいい。決して飲み込むな」

 

そう言われて俺達はそれぞれ1ケースずつもらって、京菱キリコの所を去った。

 

 

 

そして俺達は、犯行声明を発表する日が来た。

 

「いいか、今回はこれからの俺達の未来がかかってくる。ガチでいくぞ」

 

俺達は静止画を描写に機械音声でのこちらの目的の発表。そして、高速道路の爆破が可能ということ。俺たちの目的は、

·武偵免許の期限なしの確保

·武偵と同じように報酬を受け取って活動する

·拠点の捜査を禁止する

の、3つだ。それを要求する。放送方法は、テレビ塔の電波を朝日に頼んでいじってもらい、都会では使われていない12チャンネルを使用して、勝手に全てのテレビが12チャンネルに変わるようにする。

 

始まるんだ。武偵を辞めてからの仕事が。成功率は50%程度だろうな....そう思いながら市街に出る。タイマー制で放送できるようにした。

 

そして、市内の巨大スクリーンに俺達の犯行声明が堂々と流れ始めた。市民は皆とても動揺している。そりゃそうだろう。急にテロが始まればどこでもそうなる。

 




俺は犯行声明を聞きながら空を見上げる。
これがこの国に対する意見だ。そして、これを政府が認めないならば戦争になるだろう。こっちには5人しかいない。だが、やらなくてはいけない。引き下がることはもう出来ない。日本との戦いだ。
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