バンドリ短編集   作:黄緑のしゃもじ

6 / 8
閑話、日菜を追い求めて

〜幕間、日菜を追い求めて〜

 

ハロハピは羽丘に到着していた。

 

美咲「え、何はぐみ?」

はぐみ「コロッケ」

美咲「あー、そうだね。じゃあ、手分けして探そう。あたしと薫さんに分かれて。こころと花音さんは薫さんに、はぐみはあたしと一緒に」

薫「そうだね。美咲なら迷わないだろうし。花音、こころ行こうか」

こころ「そうね。行きましょ薫!」

花音「薫さんお願いします」

美咲「はぐみ行くよ」

はぐみ「コロッケ」

 

美咲と薫の二手に分かれて探索するが、

 

こころ「あら、いないわね?」

花音「そうだね。生徒会室にもいないね……」

薫「ふむ。この時間に誰もいないのは珍しいかな」

こころ「どこに行ったのかしら?」

花音「どこに行ったんだろ……」

美咲「こころー、花音さーん、薫さーん」

はぐみ「コロッケ」

こころ「あ、美咲ー! はぐみ!」

花音「美咲ちゃん、はぐみちゃん」

薫「やっと来たね、子猫ちゃんたち」

美咲「どうだった?」

はぐみ「コロッケ」

こころ「どこにもいなかったわ!」

花音「うん、色々探したけどいなかったよ」

薫「見当たらなかったね」

美咲「やっぱりそうか。こっちも見つからなかったよ」

はぐみ「コロッケ」

こころ「そうね、日菜はどこに行ったのかしら」

はぐみ「コロッケ」

花音「ホントだね。数人しかすれ違わなかったし」

美咲「人が少ないよね」

薫「ここまでいないのは珍しいね」

美咲「手がかりなしか。これからどうしよう……。とにかく花音さんもう一度白鷺先輩に連絡してもらえますか?」

花音「うん、わかった。してみるね」

薫「……さて、どうするんだい美咲?」

美咲「ホントどこにいるんだか……」

はぐみ「コロッケ」

こころ「そうねはぐみ! 花女の屋上にいるかもしれないわね」

薫「ここの屋上にはいなかったしね」

はぐみ「コロッケ」

美咲「なるほどね……」

花音「……美咲ちゃん」

美咲「あ、花音さん、どうでした?」

花音「やっぱり出なかったよ」

美咲「そうですか」

花音「仕方ないよね。千聖ちゃんも忙しいだろうし」

美咲「そうだったら、日菜さんの事は知らないかもしれませんね」

はぐみ「コロッケ」

花音「うーん、そうだね。さっき美咲ちゃんが行ってた通り花女もいいかも? 紗夜ちゃんの所にいるかもしれないし」

美咲「可能性はありますよね」

花音「……? あれ? 彩ちゃんからだ。ちょっと出るね。もしもしー」

こころ「何かしら?」

はぐみ「コロッケ」

美咲「そうだね、彩先輩だし日菜さんについてかも?」

花音「……うん。うん。え!? 千聖ちゃんが!? え、どういうこと!? 日菜ちゃんが!? ……わけわからないね。うん。こっちははぐみちゃんが……うん。そっか、花女にはいないんだね。羽丘にもいなかったし。うん。それしかないね。わかった。向かうね。……うん。うん。ありがと。じゃあね」

美咲「何でした? なんか大変なことが聴こえてたんですけど……」

花音「……えっとね、千聖ちゃんがね、かくかくしかじかで……」

薫「……」

美咲「……はは。まじですか」

こころ「千聖の幼児化? 幼くなるってことね! 素晴らしいわぁ! さすが日菜ね!」

はぐみ「コロッケ」

薫「はは、千聖の幼児化、か……儚い」

花音「……と、とにかく花女にはいないから行くとしたらCiRCLEだね。彩ちゃん達も向かってるみたいだし」

こころ「そうね行きましょ! 日菜もいる気がするわ!!」

美咲「そうだね。それしかないし」

はぐみ「コロッケ」

薫「ふっ、……千聖」

はぐみ「コロッケ」

薫「ああ、大丈夫さ。少し衝撃的だったからね」

花音「そうだね。まさか千聖ちゃんがね……、私も電話で聞いて衝撃的だったよ……」

美咲「そうですよね」

こころ「子供の千聖、いいわね! 見てみたいわ!」

はぐみ「コロッケ」

美咲「……ちょっと待ってこころ! 何でも首を突っ込まないで!」

花音「こころちゃん……」

薫「……千聖が」

美咲「薫さん……」

こころ「とにかく早く行くわよ! 日菜と千聖が待ってるわ!」

はぐみ「コロッケ」

美咲「ちょっと、こころ! 早いって! てか、千聖さんも入ってるし!!」

こころ「みんなー早くー!!」

はぐみ「コロッケ」

花音「待って、こころちゃーん」

薫「ふっ、千聖……」

美咲「……薫さん行きますよ」

はぐみ「コロッケ」

 

 

その頃、

パスパレはCiRCLEに向かっていた。

 

彩「……これでよし。何度も千聖ちゃんに電話がかかってきてたしね。花音ちゃんなら大丈夫でしょ……」

千聖「あははは」

麻耶「ち、千聖さん!? そっち行っちゃダメですよー!」

千聖「ぶちどー」

イヴ「あーー、チサトちゃん!! そっちはダメです! あーー!!」

麻耶「あ、彩さーん! 早く戻って来てくださーい!!」

彩「……ちょ、ちょっと待っててー! やばい、麻耶ちゃんまでも振り回してる千聖ちゃん。可愛すぎる……って、そんなこと言ってる場合じゃないよ! 千聖ちゃん、待ってー!」

千聖「きゃっ、きゃっ!!」

麻耶「無邪気すぎる千聖さん。これは……可愛すぎませんか!?」

イヴ「チサトちゃん! そのままです、そのまま。動かないでくださいね……、あーー!」

千聖「わーー」

イヴ「アヤさん、そっちに行きましたー!」

彩「任せてイヴちゃん! よーし、千聖ちゃんーーー、捕まえた!!」

千聖「あやちゃ!!」

彩「捕まえたよ、千聖ちゃん!!」

千聖「あやちゃ!」

彩「なぁに、千聖ちゃん?」

千聖「すきーー!」

彩「っ!!!!!」

千聖「あはははは」

イヴ「あーー、チサトちゃんがー」

麻耶「彩さん……」

彩「ち、千聖ちゃーん! くっ……可愛すぎる……」

麻耶「し、仕方ないです。あれは、仕方ないですよ」

イヴ「ズルいです、ズルいです! アヤさんだけズルいです! チサトちゃーん、待ってくださーい!」

彩「い、イヴちゃん!?」

麻耶「イヴさん!? 千聖さんがあんなとこまで!? 彩さん行きましょう!」

彩「うん! 待ってー、千聖ちゃーん!!」

 

千聖を追いかけた3人は千聖を確保することに成功する。

 

麻耶「はあ、はあ、はあ……げ、元気すぎます……」

千聖「あはははは」

彩「やっと、やっとだよ……」

千聖「ぶちどー、ぶちどー!」

イヴ「ふふっ、チサトちゃん。もうこの手は離しません。ふふっ、チサトちゃん」

千聖「いうちゃ! いうちゃ!」

イヴ「っ!!!!! あーーチサトちゃーん! 可愛い! 可愛すぎです!!」

千聖「むうーー」

彩「……和むね」

麻耶「……和みますね」

千聖「まやちゃ! まやちゃもあそぼっ!」

麻耶「っ!! はい! 遊びますよー!」

彩「……みんな千聖ちゃんに変えられちゃってるよ……」

千聖「まやちゃ! いうちゃ!」

麻耶「千聖さんっ!! その笑顔は……!」

彩「麻耶ちゃんもすごい笑顔だよ」

イヴ「きらめいてます!!」

麻耶「んんっ! 仕方ないですよ。千聖さんが可愛すぎるんですから」

千聖「あははは」

イヴ「さあ、チサトちゃん。まだまだ遊びますよー! ブシドーです!」

千聖「ぶちどー」

彩「いやいや、やっと千聖ちゃんを捕まえたしCiRCLEに向かわないと!」

イヴ「……そ、そうですね。目的を忘れてました。チサトちゃんが可愛すぎるのが悪いんです! 魔性の女ってやつですね!」

麻耶「イヴさん……。でもそれに納得してしまう自分がいます」

彩「わかるよその気持ち。でも、これじゃあきりがないし……」

千聖「あやちゃ?」

彩「うん、うん。ごめんね千聖ちゃん。じゃあ、遊びながら行こっか!」

イヴ「それは名案です! 鬼ごっこしながら行きましょう!!」

千聖「ぶちどー」

麻耶「そうですね。行きましょう……って、あれ?」

彩「えっ? ちょっと待って! それって……」

千聖「ぶちどーー」

彩「えっ、あっ! 千聖ちゃん!?」

イヴ「さあチサトちゃん、逃げるのです! 私たちが鬼になります!」

麻耶「ちょっ、ちょっと待ってください! それってさっきと……」

彩「さっきと変わらないじゃん!!」

千聖「ぶちどー」

彩「えっ! 嘘! またー!?」

麻耶「あー、千聖さーーん!!」

イヴ「さあ私たちも行きましょー!!」

千聖「ぶちどー!!」

 

Roseliaは花女に紗夜のギターを取りに行っていた。

 

燐子「取ってきました……」

あこ「取ってきたよー」

紗夜「ひーーーなーーー!」

リサ「燐子、あこ、お疲れー」

友希那「ありがと。燐子、あこ」

燐子「いえ、これで氷川さんが元に戻ればいいのですが……」

紗夜「ひなぁーーーーー!!!」

リサ「そうだねー」

燐子「……氷川さん」

友希那「あこ、いくわよ!」

あこ「はい! 友希那さん!」

リサ「テンション高いねー」

紗夜「ひーー……? 何ですか、宇田川さん、湊さん?」

あこ「はい、紗夜さん!」

紗夜「こ、これは……」

友希那「ギターよ!」

紗夜「ギター……、私のギター? どうしてここに!?」

リサ「はは。ヒナヒナ言ってたからねー」

燐子「氷川さん……」

紗夜「と言いますか、こんな場所でギターを出すとは、非常識なのでは?」

リサ「今の紗夜が非常識とか……」

友希那「そんなことはどうだっていいわ! とにかく紗夜、ギターを持つのよ!」

紗夜「……まあ、別にいいですが。湊さん、どうしてそこまで?」

あこ「はい、紗夜さん!」

友希那「どうしてもよ。頂点に立つ為には紗夜に早く元に戻ってもらわないといけないわ!」

紗夜「元にって……、私はおかしくないのですが……」

あこ「はい、紗夜さん!」

友希那「紗夜」

紗夜「……わかりました。ありがとうございます、宇田川さん」

友希那「さあ、紗夜! ギターを弾くのよ!!」

紗夜「ギター……」

友希那「さあ! 紗夜!!」

(ジャラーン)

紗夜「……っ!!」

友希那「っ!! 紗夜!」

リサ「おっ?」

燐子「友希那さんが言う通り……本当に……」

あこ「さ、紗夜さんの目が魔力が漲ってるように光って……」

友希那「ふふっ、やっぱり紗夜には、ギターが……」

紗夜「日菜ーーーーーー!!!!」

友希那「……」

紗夜「日菜、日菜、日菜!! 日菜のメロディーが降りて……降りてきます!!」

燐子「こ、これは……」

リサ「さ、紗夜が作曲してる……!?」

紗夜「な、なんだかメロディが次々に……浮かんできます!!」

あこ「さ、紗夜さん、すごい……」

友希那「……」

紗夜「日菜、日菜、日菜。大好き日菜ー。マイリトルシスター。太陽のように明るいー。あなたがいるだけで私はいつも幸せー。一緒に食べるポテトは格別ー。そう、それがー、愛なのねー」

友希那「……」

紗夜「日菜、日菜、日菜ー、大好き日菜ー」

友希那「……」

燐子「……すごい」

リサ「ははは……歌詞がすごいね……」

あこ「荒ぶる風のように激しく唸る音……カッコいい!!」

燐子「……あこちゃん」

紗夜「日菜の愛を語るにはこの音だけでは足りないー。私の全ての音を貴方に捧げるー」

リサ「……で、友希那?」

友希那「……ダメだったわ!」

紗夜「日菜ぁーーーー!!!」

友希那「……流石に、安直すぎたわね」

リサ「だねー」

燐子「じゃ、じゃあ……どうしましょう……」

あこ「ひなちんどこにいるかなー」

リサ「ヒナだよね。羽丘にも花女にもいないって事は……」

友希那「CiRCLEね!」

あこ「あこもそうおもう」

燐子「CiRCLEですか……。そうですね……可能性はあると思います……」

リサ「可能性はあるねー」

紗夜「日菜はどこなのー。どこにもいない日菜はー、私の心の中にいるー」

リサ「……日菜が等々紗夜の中に入っちゃったみたいだし、早くしないとね」

あこ「紗夜さん、闇より深く漆黒に、太陽より高く光輝に……爆発してるね!」

燐子「……あこちゃん、それ中々いいと思うよ」

あこ「でしょー! なんだかね、紗夜さんの曲を聴いてるとあこも浮かんでくるの!!」

燐子「すごいね」

リサ「紗夜の歌が伝染してる……」

友希那「いいわね」

リサ「……で、友希那」

友希那「じゃあ、そうね……。貴方たち! CiRCLEに、行くわよ!!」

あこ「おー!」

燐子「行きましょう……そして氷川さんを元に戻しましょう……!」

リサ「そーそー。まあ、ヒナがいるかわからないけど」

友希那「とにかく行くわよ!」

あこ「紗夜さんを元に戻すぞー!」

リサ「おー」

燐子「えっ!? 氷川さん! 走って……」

紗夜「待ってて、日菜ーー!」

 

 

Adterglowは花女に向かっていた。

 

ひまり「……完璧な作戦だねっ!」

モカ「だねー。モカちゃんの案さいきょーですねー」

蘭「いや、すごく恥ずかしいんだけど……」

巴「……蘭、これは我慢するしかないぞ。これしか方法思いつかなかったしな……」

蘭「でも……」

モカ「小学校の時を思い出すねー」

ひまり「だねっ。遠足の時みんなでねー」

巴「……なんで、2人は恥ずかしくないんだ?」

蘭「ホントそれ……」

モカ「どーしてー? 恥ずかしくないよー?」

ひまり「うんうん。それより懐かしい感じ。時々これもありだよね」

蘭「無しだね……」

巴「無しだな……」

ひまり「えーー」

つぐみ「……で、どうして私はみんなに手を繋がれてるの……?」

モカ「んー? 仲良しだからー?」

ひまり「うんうん。久しぶりに繋ぎたくなったからかな?」

巴「違うだろ! つぐみが暴走しないようにだろ!」

蘭「……はあ、疲れる……」

モカ「おっ? お疲れー蘭ー、パン食べるー?」

蘭「……、食べる……」

巴「食べるって……」

ひまり「えー、じゃあ私も食べる!」

モカ「つぐも食べるー?」

つぐみ「えっ? いいの……?」

モカ「いーのいーの。おいしーよー」

つぐみ「でも、歩きながら食べるのって……」

モカ「校則違反じゃないから、だいじょーぶー」

ひまり「そーそー。つぐも食べよー」

つぐみ「食べようかな……って、ちょっと待って! なんかこの状況、流されそうになってたけど!?」

モカ「バレたかー」

ひまり「流されようよー」

つぐみ「しかも私、暴走なんかしてないんだけど?」

蘭「……いや、してたよ」

巴「してるぞつぐ」

つぐみ「してないんだけどなぁ」

ひまり「でも、今はおとなしいね」

モカ「やっぱり手を繋いでるおかげだねー。ハンドパワー」

つぐみ「……まあ、もししてたとしてもね、蘭ちゃんも巴ちゃんもモカちゃんとひまりちゃんと手を繋がなくていいんじゃない?」

蘭「あっ……」

巴「……ホントだな」

ひまり「えー、みんな繋ごーよー」

モカ「そーそー。その方が楽しいよー」

蘭「いや、つぐみの言う通りじゃん……、別につなぐ必要ないね」

巴「ホントだよなー、なんで繋いでたんだよ」

ひまり「あーー」

モカ「あーー。手を離さないでー」

蘭「離すよ!」

ひまり「あーあー、楽しかったのにー」

モカ「蘭の、蘭の温もりがー」

蘭「ちょっ、モカっ! 恥ずかしいから!」

つぐみ「ふふっ」

巴「どうしたつぐ?」

蘭「……なに?」

つぐみ「ううん。なんだか昔を思い出して。こういうのも久しぶりには悪くないなーって思って」

蘭「うっ……、まあ、そうだね……」

巴「まあ、なんていうか……そうだな」

モカ「蘭とトモちんが照れてるー」

蘭「ちょっ、モカっ!」

つぐみ「ふふふっ」

蘭「つぐみも笑わないでよ」

巴「どうしたつぐ……」

つぐみ「ふふっ、やっぱりみんなといるのって楽しいね」

ひまり「おっ! つぐいいこと言うね!」

モカ「だよねー。流石つぐだよー」

巴「つぐ、テンション高いな」

蘭「……まあ、いつも通りだけど」

モカ「それがつぐはいつも通りじゃないんだよねー」

蘭「そう、だからつぐみを治さないとね」

つぐみ「別にいつも通りなんだけどなぁ」

ひまり「で、どうしたら戻るかなんだけど」

巴「日菜さんに聞くしか手がかりがないんだよな」

蘭「だね」

ひまり「日菜先輩が知ってたらいいんだけど……」

巴「そうだなー」

モカ「……お? リサさんからだ」

巴「なんで、リサさんから?」

モカ「いちおー、手当たり次第に知ってそうな人に着信かけてたからねー」

ひまり「モカ、早く出たら?」

モカ「もしもーし、モカでーす。はーい、えーっと、つぐみが変になっちゃいましてー。多分日菜先輩のせいだと思うんですけどー。はい、はい、えー、紗夜先輩もですかー。なるほどー、もう花女にはいないわけで。はい、わかりました、そうしますねー」

巴「なんだった?」

モカ「えーっと、花女に日菜先輩はいないってー。ちなみに紗夜先輩もおかしいんだってー」

巴「やっぱし紗夜さんもか……。でも花女にいないってことは……」

モカ「リサさん達はCiRCLEに向かうんだってー」

ひまり「なるほど、CiRCLEかー」

蘭「納得はするね」

巴「そうだな」

モカ「モカちゃんお手柄ー?」

ひまり「お手柄、お手柄!」

巴「ナイスだモカ!」

蘭「いいね。じゃあこのままCiRCLEに行くよ」

巴「だな!」

モカ「つぐー、このまま行くよー」

つぐみ「うん、わかったよ」

ひまり「じゃあいくよ! えい、えい、おー!」

蘭、モカ、巴、つぐみ「……」

ひまり「って、えー、このタイミングでも言わないのっ!」

蘭「……いつも通りだね」

モカ「いつも通りー」

巴「ひまり行くぞー」

ひまり「ちょっ、ちょっと、引っ張らないでよー」

つぐみ「あっ、でもみんな、校則違反は許されないからねー!」

 

 

Poppin’Partyは蔵から出たところ

 

沙綾「で、どうしよっか?」

りみ「そうだよね。どこに行くかも決まってないよね」

有咲「ホントだな。出たのはいいけど、どこを探すかだよな」

香澄「あー、おたえー、歩きにくいよー」

たえ「大丈夫、香澄なら余裕で歩けるよっ!」

香澄「おーたーえー」

沙綾「……そうだよね。当たりをつけないと」

りみ「いるとしたら、羽丘とか?」

有咲「それは妥当だろな。あとは紗夜先輩の所とかか?」

沙綾「それもあるだろね。他は……パスパレの練習場とか?」

有咲「だよなー」

りみ「だよねー」

香澄「あー、おたえー、ヒモが痛いんだけどー」

たえ「大丈夫、香澄なら余裕で耐えられるよっ!」

香澄「おーたーえー」

りみ「……あと日菜さんがいる所っていうと、どこだろ?」

沙綾「どこかな?」

有咲「まあ、今上がった所をしらみつぶしに行ってみるのがいいんじゃないか?」

沙綾「そうだね。悩んでも仕方ないし」

りみ「あと、知ってそうな人にも電話しながらだね」

有咲「そうだな。もう一回羽沢さんにしてみるか……」

香澄「あー、おたえー、もう無理、限界ー」

たえ「大丈夫、香澄ならこれぐらい平気だよっ!」

香澄「おーたーえーー」

有咲「……、だぁーー! さっきからうるせーー!! 香澄ぃー、静かにしろー!」

香澄「っ!?!? うぇぇー? 有咲ぁーー!?」

有咲「うるさくなくてもその格好で周りから見られてるんだからな!」

香澄「えー、だってぇー、こうしたの有咲たちじゃん!!」

有咲「しかたねーだろ! こうでもしないと今の香澄は危ねーだろ!」

香澄「えー、危なくないよー! ただ有咲を狙ってるだけなのにー」

有咲「だぁーー! それがあぶねーんだよ! だから解かないからな!」

香澄「えー、でも今も狙ってます!」

有咲「うぜぇーー!!」

香澄「有咲、大丈夫。解いてくれたら私有咲のために……」

有咲「あー、うるせー! かすみのむし、うぜぇーー!」

香澄「うぇぇ!? 酷いよ有咲ぁーー」

りみ「有咲ちゃん……」

沙綾「有咲、気に入ってるのかな?」

りみ「……楽しそうだね」

たえ「だねー。かすみのむし」

香澄「あーりーさーー」

有咲「うるせーー!」

沙綾「……で、さっきの続きなんだけど」

りみ「そうだよね。どこにいるかって。有咲ちゃん」

有咲「あー、そうだな。香澄がこんなだし早くしたいよな」

沙綾「そうだよね。流石にこのままじゃ可哀想だよね」

りみ「早く解いてあげないと」

香澄「みんな、優しいねっ!」

有咲「優しいっていうか、したの私達だしなって、香澄入ってくんなっ!」

香澄「えー、私も仲間に入れてよー」

有咲「ちょっとお前あっち行ってろ!」

香澄「えー」

りみ「まあ、あの格好もあれだしね」

沙綾「そうだね。目立っちゃうし」

たえ「えっ! ちょっと待って! 割とこの香澄も可愛いと思うんだけど? みのむしみたいで」

有咲「ぶふっ! みのむし……っ」

沙綾「有咲のツボだね……」

りみ「こんな笑う有咲ちゃん久しぶりだね」

たえ「だねー」

香澄「私で笑ってくれてる、有咲……可愛いねっ!」

有咲「……もう、それには負けねー。てか、そんな格好で言われても……大丈夫だな」

香澄「そんな風に強がる有咲も可愛いね!」

有咲「っ!! ……だ、大丈夫だ……ぞ」

沙綾「揺らいでるね」

りみ「有咲ちゃんも、おかしくなってきてる……」

たえ「だねー、照れ笑う有咲」

有咲「おかしくねーー!」

りみ「で、話が進まないんだけど……」

沙綾「そうそう、どこに行くかだね」

有咲「……まあいいけど。そうだな、まあ、無難に羽丘か……」

たえ「CiRCLEだよ」

有咲「……ん? まあ、CiRCLEもあり得るな。でも羽丘の方が……」

たえ「いや、CiRCLEだよ」

有咲「……? どうした? なんでそんなに……」

たえ「いる」

有咲「……へ?」

たえ「いるよ。CiRCLEに日菜先輩はいるよ。私の感がそういってる」

有咲「……そ、そうか。でも……」

たえ「絶対にCiRCLE」

りみ「おたえちゃんがそんなに言うなら……ね」

沙綾「そうだね……。おたえの目が、ね」

香澄「私もおたえの言う通りだと思うよ? 多分日菜さんはそこにいる」

有咲「……まじか」

たえ「まじだね」

沙綾「……まあ、しらみつぶしに探す予定だったし、いいんじゃない? CiRCLEからで」

りみ「別に変わらないよね。有咲ちゃん、いいよね?」

有咲「まあ、そう言われるとそうだよな」

たえ「CiRCLEに決定だね」

有咲「いくか」

香澄「そうだよ! 早くいって私もみのむしから解放されたいっ!」

たえ「それは香澄が元に戻ったらね」

香澄「えーー」

有咲「そりゃそうだろ、かすみのむし」

香澄「……有咲、それ割と気に入ってる?」

有咲「へ? ……いや、気に入ってねーけど……」

香澄「うっそだー。有咲楽しそうだもん!」

有咲「うっ……、まあ、久しぶりに笑ったって言ったらそうかもな……」

香澄「でしょー?」

沙綾「有咲の爆笑は珍しいからねー」

りみ「可愛かったよ有咲ちゃん」

たえ「照れ笑い有咲」

有咲「ちょっ、お前らまでからかうなってっ!」

香澄「有咲照れてるー」

有咲「だぁー、うるせーー!」

たえ「じゃあいこー」

沙綾「目指せCiRCLE!」

りみ「いるといいんだけどね」

香澄「いこー、いこー。ってか、これ解いてよー」

たえ「無理」

香澄「えーー」

有咲「さっきから言ってるだろ! 行くぞかすみのむし!」

香澄「ふふっ! やっぱりそれ気に入ってるんだね、有咲っ!」

有咲「だぁー、うるせーー!」

香澄「そんな有咲も可愛いねっ!」

 

 

そして全てのバンドがCiRCLEに集まることとなる。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。