数人で無理矢理TRPG   作:黝 証呂

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 シナリオを再開します。

 二次試験会場に着いた貴方たちは、係員の指示に従い二人三脚の縄は回収されました。

 ちゃんと一次試験は合格扱いなので、好きに行動して構いません。

 一次試験が終わるまで2時間はあります。

 

 C

「長い」

 

 どっかの誰かさんがタクシー走らせたからね。

 

 B

「弾薬を作りたい。火薬草とかニトロダケ生えてない?」

 

 ハンターはハンターでも、モンスターハンターですね。

 じゃあ幸運振ってみましょうか。

 

 カノン:幸運(70)

「1d100=6」

 

 良い出目ですね。まぁ普通の成功ですけど。

 

 B

「少しくらいボーナスないの?」

 

 ないの。

 処理としては運の良いことに、火薬の燃料になる植物が生えていますね。

 目星に成功すれば、雑草と見分けて採取できます。

 

 カノン:目星(80)

「1d100=25」

 

 アズマ

「私の運転のせいですし、手伝いますよ」

 

 アズマ:目星(80)

「1d100=62」

 

 ではそれぞれ1d6振ってください。

 それがそのまま弾薬の使える数になります。

 

 カノン:火薬採取

「1d6=4」

 

 アズマ:火薬採取

「1d6=6」

 

 では2人合わせて10発分の火薬の原料を採取しました。

 原料です。ここ重要。

 

 B

「薬学振って火薬にしろってことね」

 

 本来なら火薬は硝酸カリウムとかが必要なんだけど、採取したその植物に全て含まれてるって事でお願いします。

 10個纏めて振っても良いし、1個ずつ振っても良いよ。

 

 B

「纏めてやって失敗したら、入手量0になるんでしょ? 怖いので1つずつやります」

 

 アズマ

「薬学は無いので、ここからは手伝えませんね」

 

 カノン:薬学(41)

「1d100=50,72,22,35,11,17,87,3(クリティカル),25,54」

 

 5回成功+1回クリティカルね。乱数おかしくない? 

 

 B

「いくつ出来た?」

 

 6+1d3でどうぞ。

 

 アズマ:クリティカルボーナス

「1d3=2」

 

 じゃあ8発分の火薬が手に入ります。

 そしてカノンにここで重要なお知らせがあります。

 

 B

「なんですか?」

 

 貴女の持ち物に薬莢と弾頭…つまり火薬以外の弾の材料がありません。

 

 B

「………………」

 

 A

「そういえば港町に向かう船の中で整備してたけど、何でやってたんだ?」

 

 それは十徳ナイフの機能と、衣類に含まれるハンカチなどを使った扱いにします。なので整備はこの先やっても良いですが、弾薬の作製は許可しかねます。

 

 B

「プレイヤーとしてのミスです。甘んじて従います」

 

 C

「代わりに手に入れた火薬を使って、火薬量の弄った弾薬を作れるだけ作ったら?」

 

 正直火薬の量弄っても威力って変わらないんだよね。薬莢の重さとかに対して適切な量があって、それを超えたところで………

 

 B

「火薬を弄った弾薬は、薬莢と弾頭のサイズから違うんです(設定)………もしかしてこの火薬、現状使うことも保管することさえ出来ない?」

 

 ………可愛そうなので幸運振ってください。

 

 カノン:幸運(70)

「1d100=46」

 

 ではそのタイミングで他の受験者が会場に到着します。

 その1人にターバン巻いた男がいるんですが、その人がアズマとカノンを見つけて歩み寄ります。

 

 カノン

「何か用ですか?」

 

 バーボン

「俺の名はバーボン。さっきあんたらに助けられた者だ、感謝する」

 

 アズマ

「あぁーカエルの時の」

 

 カノン

「来年死ぬ人だ」

 

 言うな。やめなさい。

 

 バーボン

「二人三脚なんて慣れない状況でなければ対処のしようはあったが、あの時アンタたちが通らなければやられていた。何か礼がしたいんだが…」

 

 カノン

「僕は別に結構です」

 

 バーボン

「いやいやそうはいかない! 君の銃撃のおかげでヘイトは俺から君たちに完全に移った。借りは返さなければ気が済まない!」

 

 A

「執念深いというか、義理堅い………」

 

 B

「やめろよぉ…愛着わくだろぉ………でも死ぬんだろぉ?」

 

 カノン

「では…何か入れ物は持ってますか?」

 

 バーボン

「入れ物? …こんな物で良ければあるが」

 

 そう言って空き瓶をいくつか取り出しますね。

 蛇の毒を入れてるか分かんないけど、血清を入れる入れ物はあるはずだからね。

 

 B

「じゃあそれを貰います」

 

 了解です。では持ち物に空き瓶を3つ追加しておいてください。

 火薬は4発分まで空き瓶に入ります。

 

 B

「火薬入れてしまう」

 

 C

「良いな〜、空き瓶。緑の勇者の必須アイテム」

 

 A

「シェエアァァァア!!」

 

 回転斬りするな。

 ちなみにアカザは今何やってるの? 

 

 A

「休息してる。少しでも多くの念を回復させたい」

 

 では二次試験が始まるまで休息に専念するのであれば、終了時にNNR×5で判定してください。それで「1/1d3」念が回復します。

 

 A

「じゃあ休む」

 

 B

「ちにみにヒソカは何してる?」

 

 君たちと行動してるよ? 

 

 B

「えっ…」

 

 カノンとアズマが採取、バーボンから空き瓶を受け取る様子を隣で見守って、それが終わった今はアカザの隣で腰を下ろしています。

 

 C

「懐かれちゃった」

 

 他にとりたい行動ある? 

 

 C

「試験会場ってどんな感じ?」

 

 描写してなかったね。

 大きな屋敷です。外観からして3階建ですね。

 そしてその屋敷の後ろには海が広がっています。海岸沿いの屋敷ってところかな。

 

 A

「東京ドーム何個分?」

 

 そこまで広くない。学校の校舎くらい。

 

 B

「ほぉ………」

 

 では二次試験まで時間を飛ばします。

 

 ー

 ーー

 ーーー

 

 アカザ:念能力(60)

「1d100=18」

 

 アカザ:休息による回復

「1d3=1」

 

 アカザ

「全然リラックスできなかった(6→7)」

 

 ヒソカ

「♡」

 

 二次試験会場で待っていると、森から試験官のアグルが徒歩で姿を現します。

 その時点で一次試験が終了されます。

 

 アグル

「はい…んじゃあ一次試験を終えたばかりですが、早速二次試験を始めさせてもらいます…えぇー、どこだっけな………あった。これを見てください」

 

 アグルは懐から金色のコインを取り出し、受験者に見せつけます。

 コインにはハンター協会のシンボルが彫られています。

 

 アグル

「この屋敷の中のありとあらゆる場所にこのコインが隠されています。二次試験の内容はこの屋敷の地下に入ることなのですが、えぇー地下に入るにはこのコインが必要になります。じゃ、各々頑張ってくださいね」

 

 それを伝えるだけ伝えると、二次試験会場の中へとアグルは入って行きました。

 それに続き受験者もゾロゾロと屋敷に入って行きますね。

 

 B

「協力する?」

 

 C

「できるならお願いしたい。屋内じゃタクシー使えないし」

 

 A

「念の消費が怖いから俺も協力したい」

 

 決まりですね。

 ちなみにヒソカは別行動ですが、まずどこに行く? 

 

 C

「アズマだけアグルについて行きたいです。まずは地下へ向かう道を確認したい」

 

 なるほど。

 

 A

「コイン見つけたら他の受験者に奪われるかもしれないし、アカザはカノンと一緒に動いて探索始めます」

 

 了解です。

 じゃあアズマの方は特に問題は起きないので、アズマが合流するまではアカザとカノン視点で進めます。

 

 B

「うい」

 

 ではどこから行きますか? 

 

 A

「玄関から入って何がある?」

 

 十字路だね。右、前、左に同じような廊下が伸びている。

 アグルとアズマは左に進んだね。

 

 B

「前と右の廊下の奥って見えない?」

 

 見えるね。

 前は突き当たりに扉があって、道中に上に続く階段がある。

 右の奥には壁がある。つまり行き止まりだね。道中に3部屋あるけど。

 

 B

「二次試験にたどり着いた受験者は何人? 右の通路には何人いる?」

 

 40人くらい。

 何人かはわからないけど、右の通路に向かう受験者は何人かいるね。

 

 B

「人気が少ない手付かずの所から調べたい」

 

 A

「じゃあ3階からかな。あ、まだアズマは会話できる距離にいる?」

 

 左の突き当たりにある曲がり角まで行ってて、ちょうど曲がる所だね。

 

 アカザ

「アズマ! 俺たちは3階から調べるから後で合流なぁー!」

 

 アズマ

「はぁーい」

 

 うん。まぁ大声だせば聞こえるだろうね。

 

 では3階に向かいます。

 

 A

「待ったGM。道中も軽く調べたい。道中の部屋じゃなくて、廊下に絵画くらいはあるんだろ?」

 

 君のような勘のいいプレイヤーは大好きだよ。

 Aの言う通り、廊下には絵画や花瓶が飾り付けられています。

 

 A

「目星…無しでも良くない? 絵画をひっくり返して裏を見る」

 

 そのくらいの行動なら判定はいりませんね。

 

 アカザ

「ついでだから軽く調べようぜ」ガタッ

 

 絵画を取り外して裏を見ると何もありません。しかし絵画が掛けられていた壁に5つの穴が空いています。

 

 アカザ

「お、なんだこれ」

 

 興味を持ったな? 

 その穴全てから、鋭い銛が射出されます。不意打ち判定です。

 

 銛:ダメージロール

「1d8=4」

 

 アカザ:HP

「14→10」

 

 アカザ

「痛っ!?」

 

 カノン

「罠も張られてるんですね」

 

 カノン:目星(80)

「1d100=38」

 

 B

「花瓶を調べました」

 

 一見普通の花瓶ですけど、花瓶が乗っている台に四角い溝があります。まるで花瓶の自重で沈んでいるようです。

 

 カノン

「花瓶を重りにスイッチを………?」

 

 B

「ラリアットの要領で花瓶パリーン! そのまま走り去る」

 

 花瓶が台から消えると、沈んでいた台の溝がせり上がります。それに合わせて頭上のシャンデリアを吊るしていた鎖が切れます。

 

 B

「走り去る」

 

 わかってるよ。

 DEX×5で判定を。

 

 カノン:走るの! シャンデリアより速く! (65)

「1d100=73」

 

 カノンが走り去るより速く、シャンデリアは落ちてきました。

 

 カノン

「踵が潰れる!」

 

 シャンデリア:ダメージロール

「1d10=5」

 

 カノン:HP

「11→6」

 

 B

「最大値が出たら死んでいた」

 

 A

「心構えさえすれば不意打ち判定にはならないんじゃね? それだったら普通に回避すれば良かったのに」

 

 B

「あ」

 

 アカザ

「人の事言えねぇけど何やってんだ。ちょっとじっとしてろ」

 

 アカザ:応急手当(70)

「1d100=50 1d3=2」

 

 カノン:HP

「6→8」

 

 アカザ:応急手当(70)

「1d100=2(クリティカル) 2d3=4」

 

 アカザ:HP

「10→14」

 

 カノン

「ありがとうございます」

 

 B

「そのクリティカル、こっちに欲しかったな」

 

 A

「治しただけマシだろ。おまけにカノンはわかっててやったんだから自業自得」

 

 C

「地下の入り口? コイン使う所を確認したいだけなんどけど、まだ時間かかる?」

 

 そんなに距離は無いし、廊下で応急手当とかしてるから時間的に合流かな。

 

 C

「ほいほい」

 

 その前にアズマさん。アイデア振ってもらえます? 

 

 C

「うん? ほいほい」

 

 アズマ:アイデア(60)

「1d100=76」

 

 失敗ですね。

 ではアズマは、アグルがコインを使って入っていった扉を確認してから戻ります。その戻る道中でヒソカとすれ違いました。

 

 アズマ

「おや? 今のは………」

 

 A

「怖いな。今のは成功して欲しかった」

 

 B

「ガムでも付けられた?」

 

 わかりませんね。

 そこまで疑問にも思わずに、アズマは2人と合流します。

 

 C

「その前に心理学」

 

 アズマ:心理学(65)

「1d100=??」

 

(あ、ファンブルした)

 

 …えぇー、アズマはヒソカとすれ違いましたが、それが偶然には思えませんでした。私の後を付けてきた? 

 ………まさか! ヒソカは私の事を!? 

 

 C

「ヒソカ×アズマ」

 

 A

「ヒソアズはやめて差し上げろ」

 

 B

「絶対失敗したでしょ」

 

 合流しました。

 

 アズマ

「戻りました。まだ1階にいたんですね」

 

 カノン

「道中を調べていたら罠が………」

 

 アカザ

「どうしたアズマ。顔が赤いぞ」

 

 アズマ

「なんでもありません」

 

 どうする? 心理学する? 二次被害うむ? 

 

 B

「もう二次被害言ってるじゃん」

 

 初期値で成功するわけないからね。

 では3人で3階に向かうでいい? 

 

 B

「その前にシャンデリア調べたい。GMの事だから、起動後の罠に何かある気がする。銛には流石に付いてないだろうけど………」

 

 ………。

 

 カノン:目星(80)

「1d100=91」

 

 カノン

「むぅ………」

 

 アズマ

「それが気になるんですか? 

 

 アカザ

「どれどれ」

 

 アズマ:目星(80)

「1d100=36」

 

 アカザ:目星(25)

「1d100=96(ファンブル)

 

 シャンデリアの上に無造作に置かれていたのでしょう。

 落下した衝撃で落ちたのか、その付近の床にコインが転がっています。

 

 B

「やっぱりね」

 

 A

「君のような勘の鋭い仲間は大好きだよ」

 

 アズマがそれを見つけますが、アカザは気付かずに蹴飛ばします。

 結果、コインはシャンデリアの残骸の下に滑り込みました。

 

 アズマ

「あ、ちょっ!」

 

 アカザ

「え? なんかあった?」

 

 シャンデリアを退かすには、"25"に対してSTRで対抗してください。

 

 B

「3人のSTRは足すといくつ?」

 

 "31"だね。3人で退かすなら成功値は"80"です。

 ただし、シャンデリアはトラップとして落下してひしゃげています。折れて尖っていたりと持つ場所に困ります。

 

 ダメージ覚悟で持つなら問題ありませんが、怪我しないように持つと力が上手く入らずSTRが半減します。

 

 B

「GM、カノンは知っての通りキノをモチーフにしたキャラクターだ。そしてキノは手袋をはめている」

 

 モトラド…バイクに乗るときに使ってる奴ね。

 

 C

「アズマはバイクも乗りますので手袋着用以下同文!」

 

 以下同文ではないだろうけど、バイクも乗ってるのは技能を見ればわかりますね。許可します。

 

 A

「アカザは武闘派で手袋もバンテージも巻いてないや。ファンブったの俺だし、潔くガッと掴む」

 

 素直でよろしい。

 アズマとカノンは手袋のお陰でダメージはありませんが………? 

 

 B

「もちろんガッと掴むよ」

 

 C

「同じく」

 

 では3人でSTR対抗です。

 じゃあアカザ代表して振って。

 

 アカザ:シャンデリア退かすぞオラ! (80)

「1d100=75」

 

 3人は協力してシャンデリアを退かしますが、無造作に掴んだせいか掌に尖っていた部分が刺さります。

 

 B

「カノンたちも?」

 

 ダメージにははいらないけど、チクってしたね。見れば少し血が出てるってくらいの傷だ。

 ただ何も着けずに掴んだアカザの手はその程度ではすみません。貫通こそしませんが、掌からは血の雫が滴り落ちます。

 

 アカザ:HP

「14→13」

 

 A

「1ダメなら放置で」

 

 B

「いいの?」

 

 A

「うん」

 

 ではいい加減進みましょう。

 あ、コインはちゃんと入手しましたよ。

 

 C

「残り2枚」

 

ーー

ーーー

 

 3階に着きました。

 廊下の構造は1階と同じで、部屋は2つだけあります。大部屋が2つです。

 

 A

「ちゃんといた構造はこの際聞かない」

 

 B

「大部屋Aに入ります」

 

 ? 

「?d?=?」

 

 ………はい。

 

 B

「GMがなんかダイス振った」

 

 C

「中に誰かいるんじゃない?」

 

 居ますね、1人。

 その先客は貴方たちに気付きはしましたが、気にせず探索を続けます。

 

 A

「さっきのコインは俺が持ってていい?」

 

 B

「別に良いけど?」

 

 アカザ:隠す(80)

「1d100=44」

 

 貴方たちは基本、技能を"80"まで数値振るからつまんないなぁ。

 

 A

「失敗したくないんだから当然だろ。コインはアカザが隠し持っています」

 

 はい。コインはもともとポケットとかに入れていて、第三者は目星でそれがあるとわかります。

 ですが隠すに成功したので、ただ目星を振っても相手は気付かないでしょう。

 

 C

「会話せずに早速探索を開始します」

 

 B

「何がある?」

 

 壁掛け時計、テーブルと椅子、タンス、クローゼット、本棚、そういったものが壁沿いに並べられています。テーブルと椅子だけは中央に配置されています。

 生活感はなく、試験のために家具だけ揃えたって感じの配置ですね。

 

 先にいた受験者はクローゼットを調べています。

 

 カノン

「手分けして探しましょう。僕は本棚を」

 

 アズマ

「そうですね。私は時計を調べてみましょう」

 

 A

「アカザは"隠す"のが得意だ。その経験から"人が隠しそうな場所に目星をつける"という意味で補正くれない?」

 

 良いでしょう。目星+隠すの数値半分、端数切り上げで…成功値は"53"でどうぞ。

 

 B

「行動決まったので振りまーす」

 

 カノン:目星(80)

「1d100=97(ファンブル)

 

 アズマ:目星(80)

「1d100=80」

 

 アカザ:隠しそうな所を目星(53)

「1d100=17」

 

 B

「ねぇーーー! 2回目なんだけど!?」

 

 おめでとう。ではカノンは本棚から怪しい本に目星をつけ、手に取って開きます。それは薄い本で、生々しい内容に顔を赤く染めます。

 

 C

「ウブね〜」

 

 アズマは時計が止まっていることに気付きます。中の歯車が何かに引っかかっているのでしょうか? 

 

 C

「分解するには機械修理?」

 

 機械修理で分解すれば、分解後に組み立てるのが自動成功になります。失敗したら分解できませんが、物理でこじ開けることもできます。

 無理矢理こじ開けた場合は直すのに機械修理が必要です。

 

 C

「壊しても問題なさそうだけど、振るだけ振る。これでクリティカルでたら追加報酬あるかもしれないし、シナリオ終わってから成長ロールできるからね」

 

 成長ロールは文字通り、技能を成長させる機会のことですね。成長ロールができるのは、シナリオ内で"クリティカル"か"ファンブル"を出した技能が対象です。

 ちなみに重複はしません。なのでカノンがすでに2回"目星"をファンブルしてますが、目星は一回しか成長しません。

 

 説明終了。さぁCさん、ダイスを振りなさい。

 

 アズマ:機械修理(35)

「1d100=99(ファンブル)

 

 C

「やったぜ。成長できる」

 

 A

「できるけどファンブルなんだよなぁ………」

 

 では処理に入ります。

 

 アズマが分解するために壁から時計を外そうとすると、上手く外す事ができません。なのでアズマは全体重を使って引っ張ると、やがて時計が勢い良く外れてアズマもろとも床に叩きつけられます。

 

 アズマ:HP

「14→13」

 

 そして砕け散った時計の中からコインが飛び出て、音を立てて床を転がります。

 

 アズマ

「いたた………あ」

 

 アカザ

「む!」

 

 ? 

「あん?」

 

 先に大部屋にいた受験者もその音に気付きますね。

 そしてコインに気付いた瞬間、貴方たちを睨みつけます。

 

 アカザ

「俺が取る!」

 

 先にいた受験者とDEX対抗になります。

 そいつのDEXは………"14"です。

 

 A

「GM、受験者はクローゼットを調べていた。つまり壁沿いにいるんだろ? だが俺は部屋全体を見えるように部屋の中央付近にいる。そしてアズマが力任せに壁から時計を外せば、壁から垂直に…つまり部屋の中央よりに時計を飛ばすのは当然だと思うんだが?」

 

 C

「リアル言いくるめ」

 

 B

「だが確かに………」

 

 んん〜

(アカザのDEXが"8"で、素の成功値が20。アカザと受験者それぞれのコインまでの距離の比率が3:1だとするやん? %で言うと75と25で(?)、成功値に足すと95%で、受験者からしたら105%(?)で…」

 

 じゃあ成功値は"48(?)"にしましょう。

 

 A

「いまGMの頭の中、絶対意味不明な計算式が流れてたな」

 

 B

「GMって数学得意で計算速いけど、途中式が爆発してるよね」

 

 うるせー、ダイス振れー。

 

 アカザ:そのコインは俺のだ(48)

「1d100=33」

 

 アカザは受験者より速くコインを拾い上げます。すると受験者は間髪入れずに、アカザにナイフを振り上げます。

 

 受験者:ナイフ(60)

「1d100=77」

 

 気のせいでした。

 

 受験者

「悪い事は言わねぇ。そのコインを寄越しな」

 

 アカザ

「渡せないね。これは彼女のだ」

 

 受験者

「………どうやら痛い目にあいてぇようだな」

 

 戦闘開始です。

 

 アズマは転んでますので、戦闘介入は次のラウンドになります。カノンは薄い本に目を奪われ、聞き耳が成功するまで参加できません。

 

 カノン

「うわぁ…そんなことまで………わー………」

 

 B

「このロールプレイ恥ずかしいんだけど」

 

 では聞き耳どうぞ。

 

 カノン:聞き耳(75)

「1d100=51」

 

 まぁ後ろでこれだけ騒いでれば気付くよね。

 次のラウンドから参加できます。

 

 受験者:ナイフ(60)

「1d100=60」

 

 成功ですね。

 回避、受け流しをするのであればどうぞ。

 ちなみに受験者の武器はファイティングナイフ。ダメージは1d6+2+db(ダメージボーナス)です。

 

 A

「当たったら3ダメージは確定か。いい武器だ」

 

 アカザ:マーシャルアーツ・受け流し(76)

「1d100=60」

 

 どうって受け流した? 刃掴んだ? 

 

 A

「んなわけないじゃん! 間合い詰めて手首に手を当て、ナイフの軌道をそらす

 

 では手番はアカザに変わります。

 

 A

「居合でファイティングナイフを取って使う。でもって寸止めして様子を見る」

 

 アカザ:居合(71)

「1d100=68」

 

 アカザ:日本刀(80)

「1d100=50」

 

 回避します。

 

 受験者:回避(50)

「1d100=88」

 

 失敗ですね。

 

 アカザ:ファイティングナイフ

「1d6+2+1d4=9」

 

 A

「いや寸止めだって」

 

 あ、そっか。

 まぁいいや、この数値の5倍が受験者を脅しに対する補正になります。

 脅すのを目的とした"言いくるめ"、"説得"に+45の補正です。脅すならその数値を成功値として扱ってください。

 

 アカザ

「悪いことは言わない。このコインは諦めな」

 

 アカザ:説得(15+45)

「1d100=33」

 

 B

「おぉー!」

 

 では受験者から完全に戦意が消え、両手を上げて降伏します。

 

 アカザ

「ナイフは返す。だが次はないぞ」

 

 返すんだ。ではナイフを奪うように取ると、受験者は悪態をついてその部屋を飛び出して行きました。

 

 アズマ

「お手数おかけしました、アカザさん」

 

 アカザ

「気にしなくていい。それより気になることがある」

 

 A

「GM、戦闘前の目星の処理が終わってない」

 

 そうでしたね。

 ではアカザは自身の経験から「以外にあんな所にも隠してるかも…隠すことはできるよな?」と、天井に備え付けられた電球を見上げます。

 電球を消せば暗くて見えず、点ければ逆光で見えない。加工の手間はかかりますが、これはハンター試験…電球の中に隠すなんてこともあるかもしれない。

 

 A

「木刀で突いて割ります」

 

 それ自体は自動成功ですが、本当にコインがあるかどうか"幸運"でロールしてください。

 

 アカザ:幸運(50)

「1d100=26」

 

 電球が割れ、パラパラとガラスの雨が降りかかります。割れたことで明かりは消えましたが、廊下から差し込む光に反射してコインが空中で光る。

 

 アカザ:カッコよく取りたい(DEX×5=40)

「1d100=60」

 

 決まらねぇなぁ。

 

 アカザの手は空を切り、コインは音を立てて床に落ちます。そんなコインを1枚、ガラス片の中からアカザはゆっくり拾い上げました。

 

 カノン

(今ならバレないよね)

 

 B

「薄い本を本棚に戻します」

 

 はいw




コインは揃ったけど、まだ探索する?

C
「薄い本読んでたカノンに心理学」

B
「やめて!」

アズマ:心理学(65)
「1d100=??」

そうですね…アズマはカノンにニッコリ微笑むんじゃないですか?

B
「その反応はどっち!?」
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