そして、松岡くんはついに推しキャラの声優までもが結婚しましたね。これに関してはどうこう言いませんが、末長くお幸せに♪
side珪子
食器洗いをようやく終えて、私も寝るべく2階の自分の寝室へと向かう。階段を上がってすぐに珪太の寝室があるのだが…
(開けっ放しだ…よっぽど疲れてたのかな?)
私は開けっ放しになっていたドアを閉めるついでに珪太の寝相を確かめるべく部屋を訪れた。
(珪太の寝顔、可愛いな。)
珪太は私がいることなんて気にしていないような感じでぐっすりと寝ている。こんなにも安心したような感じでいるとついつい癒されてしまう…
(それにしても、珪太って最近…私のことを『可愛い』とか褒めるようになったような気がする。どうしてだろう?)
そんな寝顔を見ていると最近の珪太の言動を思い出す。彼は恋愛に興味を持っていないと言っていた割に私のことを異性として見ているようにも感じられる。
『ところで、こねえって好きな人はいるの?』
もしかして、この質問の意味は…そう考えると胸が切なくなってしまう。私の中で好きになった男の人は二人いて、一人はアインクラッドで私(とピナ)を助けてくれた和人さん、そしてもう一人は弟の珪太だ。和人さんに関しては明日奈さんとお付き合いしてることから既に諦めはついているが、珪太に関しては姉弟故に付き合えないというもどかしさがある…好きなのにくっつくことはできない、姉弟とは複雑なものだ。
(珪太が弟じゃなかったら…この気持ちを伝えられたのに。)
しかし、どうこう祈ったところで何も状況は変わらない。それが受け止めなければならない現実なのだから…それを変えようだなんて到底無理だろう。
「おやすみ、珪太…」
私は開けっ放しだったドアを閉めて珪太の寝室を後にした。
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次の日の昼休みのこと、校庭にていつもだったら里香さんと二人でお弁当を食べているのだが…今日は明日奈さんも加わり三人で所謂女子会状態である。
「それで、明日奈…和人とはどうなったの?」
「どうって何が?」
「結婚よ!あんたと和人ってほぼ結婚してるような仲じゃないの…お互いに結婚できる年齢になる訳だしそんな話もあるでしょ?」
「うん…お父さんもお母さんも認めてくれたし、次の休みの日にキリトくんのご家族に報告するつもりよ。」
「ふぅん…まあ、頑張って!あたしは応援してるからさ。珪子もでしょ?」
ついに明日奈さんも結婚か…思えば和人さんとはSAOでもALOでも夫婦関係である上にユイちゃんという娘もいて既にプロポーズも済ませている。そうなれば、結婚できる年齢にお互いになるであろう時期にこのような話が浮上してもおかしくはない…だけど、どこかで認めたくないと思う自分もいた。
「おーい、珪子ぉ~珪子さん?」
「あっ…はい!」
「どうしたの、さっきからポケーッとして…まさかあんたも恋をしてるの?」
「そ、それは…」
「里香ったら、珪子ちゃんをからかわないの!ごめんね…」
「いえ、大丈夫です!」
最近の私はどうも変だ…人が話をしている中でもいつの間にやら考え事に溺れていて、周りの声が耳に入らなくなってしまっている。自分でも大丈夫なのかと不安になってしまう…
「とにかく…悩みがあるんだったら、あたしか明日奈に相談しなって。いつでも相談になるからさ!」
「ありがとうございます…だけど、今は大丈夫です。」
そうは言っても、私が抱えている悩みは明日奈さんや里香さんに話して解決するものだろうか…普通の恋愛相談であれば乗ってくれるとは思うけど、あたしの場合はその相手が弟の珪太だ。そんなことを言えるはずがない…
キーンコーンカーンコーン
その時、昼休み終了10分前のチャイムが鳴り響く。次の5時間目は全クラス合同の体育である。
「ねえ、次って体育…だよね?」
「やばっ!早く行かないと…ウチの体育の先生は厳しいから1秒の遅刻も許されないから怒られるわよ!?」
「そうね、急ぎましょう!」
「ちょっと、待ってくださいよ!」
こうしてチャイムを合図に明日奈さんと里香さんは大急ぎで教室へと一旦戻り私もその後を追っていく。それから着替えて集合場所のグラウンドへとまたダッシュ…なんとか授業開始には間に合ったが、開始前からヘトヘトになってしまうのであった。
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「ただいま…」
そして、学校が終わりやっとの思いで家にたどり着く。ただでさえ疲れてる中でさらに体育で身体を酷使した上にその次の授業は移動教室の科学…火曜日の午後は毎週のようにこのような地獄な組み合わせである。
「お帰り、こねえ…って、どうしたの?」
「ごめん、ちょっと疲れちゃったみたい…しばらく休ませて。」
私はリビングへと向かって早速ソファーに腰かける。やっと座れるものに出会えた…そう思えてくると身体の力がフッと抜けていく。
「随分とお疲れだね…はい、お水。」
「ありがとう、珪太…」
珪太は冷蔵庫に入っていた水を私に手渡す。本当にこのように親切で気の利く弟がいて助かった…
「こねえって昔からそうだけどあんまり体力がないよね…(SAOから)こっちに戻ってきてから少しは身体能力は上がったけどさ。」
「珪太は男の子だからでしょ…私と違ってスポーツは何でも得意だったよね。」
「昔の話だって、今の俺はもう満足にスポーツなんてやれないよ…」
ちなみに…珪太は小学生の時から野球をリトルリーグから中学の軟式までやっており、その当時の彼は俊足巧打で左投左打の外野手兼一塁手として打順は不動の1番として活躍していた。中学2年の時の試合中に怪我をして以降は満足なプレーもできずにメンバーからも外されてしまい野球を卒業と同時に断念、高校に進んだ新聞部として週2回活動している。(家のことは交替で回している)
「それよりも、こねえ…疲れてるならマッサージをしてあげようか?」
「えっ!?い、いいよ…別に!」
すると、珪太はいきなりマッサージがしたいと言ってきた。私は当然のように断ろうとする…別に嫌ではないのだが、理由は別にある。(言いたくはないけど…)
「遠慮はしないでいいよ。俺のマッサージは友達からは評判なんだぞ?それに、こねえが辛そうにしてるところを見たくはないからね…」
「そう…じゃあ、お願いします。」
このように心配されると私は断ることができなくなってしまう。本当に珪太はズルい…
「随分と肩がこってるね…どう、気持ちいい?」
「うん、肩が軽くなった気がする。ありがとう…」
「これからも疲れた時はやってあげるからさ…その時はよろしく頼むよ。」
珪太は満面の笑みを浮かべながらマッサージを続けていく。小さい頃、一緒に出かけた時によく繋いでいた暖かい手が私の肩を軽くして癒してくれる…少し恥ずかしさはあるが、それよりも嬉しいという気持ちが勝るのであった。
(珪太、いつもありがとう…大好きだよ。)
To be continued…
珪子ちゃんや里香ちゃんの呼び方について…原作では『珪子(ちゃん)』、『里香(ちゃん)』と呼ぶ人は誰一人いませんでしたが、ここでは大方のキャラ同様にリアルとアバターを分けて扱わさせていただきます。原作ではリーファこと直葉ちゃんもリアルでは『直葉』でしたしね…(一部例外あり)
こんな感じで原作と異なる部分もあるとは思いますが、何卒ご理解のほどをよろしくお願いします。(この件に関しての苦情は一切受け付けません…)