真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照 作:武者ジバニャン
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。
それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。
イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end
イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴
前回、元親から天和・地和・人和の三姉妹と紹介を受ける家康たち。
しかし彼女たちこそ黄巾党を率いて乱を起こしてしまった、張三姉妹であった。
乱を起こした元凶だと知って愛紗は刃向けるが、家康はそれを治め、三姉妹を保護することを決めた。
彼女たちとの一件が終わり、話は戦後の宴の席に始まる。
太史慈は今回の賊討伐に対して、改めて家康たちに礼の言葉を述べた。
太史慈「色々大変な思いもしたけど、平原に助けを求めに行って良かったよ。
....二人ともありがとうね、公孫瓚、家康」
家康「それを聞いたら、桃香も喜ぶ」
太史慈「元親もありがとう。あなたが奮闘してくれなかったら、きっと戦場は城内まで広がってた....」
元親「ははは。気にすんなよ、俺は仁義に悖るのは嫌いなんでね」
家康「ああ。元親はそう言う男さ」
そう言って家康と元親は互いの盃を酌み交わした。それを見て愛紗は...
愛紗「本当に仲が良いのですね?お二人は...」
家康「何せ元親とは戦で戦い合って、互いに認め合った仲だからな!」
元親「おうよ!家康はこの俺が見込んだ男の中の男さぁ!」
快活な笑みを浮かべあう家康と元親。男同士友情というのはこういう物なのだろうと、愛紗や稟、公孫瓚や太史慈は納得する。
家康「そう言えば、元親...」
元親「ん?どうした?」
家康「お前はどうやってこの地に...いや、この大陸に来れたんだ?」
家康がそう尋ねると、元親は困ったような顔を見せる。
元親「それがなぁ....俺も分らねぇんだ」
家康「どういうことだ?」
元親「それがぁ....」
元親がこの三国志の世界に来てしまった理由――それはある日のことであった。四国にて散ってしまった仲間たちの墓参りの帰り道、その道中にて奇妙な銅鏡が捨てられていた。
それを拾い城に持ち帰った元親は興味を惹かれ、銅鏡をまじまじと眺めていたら、突然銅鏡が光り出して気付けばこの世界にいたということらしい。
元親「...って、なわけだ」
家康「....そうか」
家康は内心自分以外にも銅鏡によってこの世界に引き込まれたのかと考える。
元親「家康。お前だけなのか?この世界にきたのは...」
家康「いや...忠勝も一緒に銅鏡の光を浴びてしまい...」
元親「一緒に、か...」
家康「ああ。だが忠勝ならば大丈夫さ、アイツならばワシを探しているかもだしな」
元親「そうかもな、本多ならお前を探してるだろうしな」
二人の会話に愛紗が気になって混ざる。
愛紗「あの、本多とは...」
家康「忠勝。以前話したワシの家臣だ」
愛紗「どのようなお方なのですか?」
家康「ワシの家臣の中で、頼もしいやつだ」
元親「戦国最強と言われ、家康に過ぎたる者とも呼ばれるくらいだからな」
稟「戦国最強....それは比喩、というわけではないのですよね...?」
稟は恐る恐る問いかける。家康と元親の異常な無双ぶりを見ている為、きっと話題の人物も尋常ではない力を持っているのであろうと推察する。
それは愛紗も同じであるが、戦国最強という言葉に興味を惹かれるのは彼女が武人である証。
愛紗「戦国、最強....。一度お手合わせしたいですね」
家康「とんでもないくらい強いぞ?忠勝は」
愛紗にそうにこやかに語る家康。そんな中、彼らの会話に気になったのか、太史慈が公孫瓚に話しかける。
太史慈「ねぇ公孫瓚。家康の話してた銅鏡って...?」
公孫瓚「ああ。家康は天からきたらしいんだよ」
太史慈「えっ!?天!?なにそれ!?じゃあ元親も!」
公孫瓚「話からするとそうかもな」
太史慈「ふーん」
2人がそう会話する中、家康は何か気付き辺りを見渡す。
稟「....家康さま、いかがされました?」
家康「いや....ちょっとな....」
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家康「おお.....こんな所にいたか」
宴から抜け出して、城壁の上に顔を出せば...一人そこで盃を傾ける趙雲がいた。
趙雲「おや。天の御使い殿」
家康「はは。その呼び方はよしてくれ、家康でいい。しかし誰に聞いたんだ?」
趙雲「江湖を渡り歩いておれば、その程度の噂はいくらでも耳に入ってきますゆえ」
確かに家康ほどの人物がああも多くの黄巾党相手に暴れれば、いくらでも噂となろう。
趙雲「平原の劉玄徳は、天の御使いを迎え、民草に善政と徳を振りまいている....とか」
家康「あー...ははは。そこまでそんな有名なのか....?」
家康としては、桃香の件は太史慈も頼ってくれたと考え、天の御使いなんて自分としては胡散臭いとしか思っていない。
趙雲「ははは。....して、何用ですかな?御使い殿は、下で宴を楽しんでおるものと思っていましたが」
家康「一つ、聞きたいことがあってな」
趙雲「はて。口説くのであれば、酒の一つも差し入れていただきたい所ですが」
家康「そう言うと思ってな。元親から譲って貰った酒を持ってきてある」
家康は酒瓶を趙雲に見せびらかしておく。それを彼女はフフッと笑ってから家康から一献受けるのであった。
趙雲「ふぅ...これは中々に良い酒ですな。っで?なにをお聞きに?」
家康「趙雲殿は、なぜ残った?」
趙雲は太史慈と同様で県令の食客としてこの城に居た。その県令は太史慈を囮に、残りの食客に護衛をさせて逃げた。
しかし彼女はここに残って戦っていた。
趙雲「ここで民草を見捨てるのは、美しくありませんからな」
家康「美しくない、か...」
趙雲「左様。この趙子龍、酒のために売る武はあっても、美学まで投げうるつもりはありませぬゆえ」
そう事もなげに呟くと、彼女は小さな盃をゆっくりとあおってみせる。
家康「誇り、か」
趙雲「安い言い換えをなさる」
趙雲「それに....悪政を働く小役人を守って死ぬよりも、無辜の民を守るために死した方が、後の語り草になりましょうて」
家康「そうか...」
趙雲「ちょうどああして、旅芸人もいたことですし...」
次の一杯を注いだ趙雲は下を見下ろす。そこには庭で開かれている宴であった。
歌う天和たちは余程慕われてるのか、鈴々たちだけじゃなく、城内にいる者たちにも次々と歌をせがまれている。
家康「いいものだ、こうして民の嬉しい姿を見るのは」
趙雲「ええ。その民の為を思って死に場所とする...武人としては良いものでしょう?」
家康「だが、北方常山の趙子龍の死に場所は、ここではない」
趙雲「どうやらそのようで、玄徳殿や関雲長殿、そして家康殿のおかげで、ひとつ死地を逃してしまった」
家康「おいおい」
趙雲「玄徳殿なら、この浮き草の散り様にも涙を流して下さったのでしょうな....」
家康「桃香であればそうだろうなぁ...」
すると趙雲は残った酒を徳利から直接あおると、その場にゆっくりと立ち上がる。
趙雲「....ふむ。いささか酒が回りすぎたようだ。
私はこれにて、失礼させていただこう」
家康「....」
煌々と輝く満月の下。そう言い残して立ち去る趙雲の足取りは、酔ってるどころか昼間の戦いの時と変わらない、静で正確であった。
家康「...本当に、ここがお主の死に場所ではないぞ。趙雲」
その背中を見送りながら、家康はぽつりと呟き月を眺めるのであった。
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その数日後...。
桃香「ねぇ白蓮ちゃん。お城って....本当に燃やしちゃうの?」
城門の外で桃香が口にしたのは、そんな問いであった。これに公孫瓚は困ったように返答する。
公孫瓚「街の連中とも話し合った結果だよ」
そう言いながら公孫瓚は周りを見渡す。門の外にいるのは家康たちだけじゃない。
城を守っていた兵士たち、避難していた街の人間。外から逃げてきた者たちや近くの街の親戚なんて者もいる。
公孫瓚「城に籠ってた人も大した人数じゃないし、近くの親族に頼る連中も多いからな。
残りも、近くの町にそれぞれ別れるそうだ」
彼女の言葉通り。この街の人間はもうこの斉国の街に留まり続けるのは辞めて、皆それぞれ親族がいる町や村、または別の新しく安全な場所へと移り住もうと考えてこの城を捨てるようだ。
鈴々「でも....なんだかもったいないのだ」
愛紗「仕方ないだろう。下手に放って賊の根城にでも使われては、それこそこの街が浮かばれん」
稟「はい。それに今回の戦で城壁がかなり傷んでしまってますし...更に本来居るべき県令も逃げ出しておりません。
ならば直すよりも燃やしてしまったほうがいいのですよ」
避難していた者たちや戻ってきた者を合わせても、明らかにかつての街を取り戻せる規模ではない。
何よりも半壊した城壁を直す宛もない現状、下手に人を集めても賊たちの餌食となるのは必定である。
公孫瓚「これ以上は、わたしたちじゃ何も出来ないよ。
せいぜい、近くの街まで送ってやるくらいが精々さ」
桃香「......うん」
公孫瓚からそう諭される桃香ではあるが、その顔は複雑といったものであった。そんな彼女であったが、家康に振り返り天和たちのことを聞く。
桃香「それで....ご主人様。天和ちゃんたちのことだけど、このまま平原に連れていっていいんだよね?」
家康「ああ。三人はそれでよいな?」
家康が三姉妹に問いかけるも、天和たちは頷きみせる。
天和「うん!」
地和「ちぃたちもしっかりと生きるから」
人和「ええ....あ、でも...」
人和はチラチラと元親に視線を向ける、まるで気になるような素振りで。天和と地和も人和と同じで元親にチラチラと見ている。
三姉妹が元親を見ているからか、家康は今度は元親に目を向けて尋ねる。
家康「元親。お前はどうする?」
元親「へっ!家康よぉ。聞くのは野暮だぜ?友であるおめぇの為に力を貸すぜ」
桃香「長宗我部さん!ありがとうございます!」
愛紗「よろしくお願いします、長宗我部殿」
鈴々「よろしくなのだ!」
稟「よろしく」
雷々・電々「「よろしくお願いしまーす」」
元親「おうよ!あと、今後俺のことは兄貴と呼んでくれ!」
桃香・愛紗「「は、はい」」
鈴々「兄貴なのだ!」
雷々・電々「「アニキー!」」
稟「わたしは遠慮しときます」
天和・地和・人和「「「///」」」
元親が家康の陣営に加入してくれたことに皆嬉しく思う中、天和たちは元親が一緒にいてくれることに顔を赤くして嬉々としていた。
家康「して...太史慈殿はどうする?」
公孫瓚「そうだな。良かったら、幽州に....」
太史慈「うーん。私も当分、食客や宮仕えはいいかな....。しばらくは気楽にブラブラさせてもらうよ」
桃香「....そうだよね」
太史慈の心情を鑑みれば致し方ない。此度の件では彼女に相当の心にくるものがあった、それは彼女だけでなく県令がいなくなった所為で農民に戻るという兵士たちもかなりいる。
太史慈「あ、別に劉備や家康、公孫瓚が嫌ってわけじゃないからね?
気が向いたら、幽州にでも行かせてもらうよ.....今度は、ゆっくり遊びにね」
桃香「うん。その時は、みんなで歓迎するよ」
太史慈の言葉に桃香は笑顔となる。彼女は今回心の荷を下ろして心の行くままに過ごすのだろうが、家康はいずれ太史慈が主君を得るだろうと思う。
すると彼女と代わるように趙雲が口にする。
趙雲「では、幽州には私が同行させていただこう」
愛紗「お主がくるのか!?」
趙雲「なんだ。私では不服か?」
愛紗「うむむ。そういうことではないが...」
唸ってしまう愛紗ではあるが、口では趙雲が上なのはこれは誰の目でも明らかである。
仮に言い合いになっても結局は言いくるめられ、煙に巻かれるのがオチである。
性格的に正反対な愛紗と趙雲ではあるが、いずれ趙雲は大事な仲間となると考える家康は頑張って慣れてほしいと心の中で思っておく。
家康「しかしいいのか?食客で酷い目にあったばかりのはずだが...」
趙雲「なに。私が必死に城を守っておる間、子義は随分といい目を見たようですしな。
私もそれにあずかれるなら良かろうと」
趙雲「何より、路銀のアテに逃げられてしまいましたので、一人旅をする金がない」
公孫瓚「そうか。なら、歓迎する」
趙雲「.....む?伯珪殿か」
公孫瓚「どうした。私の所じゃ不満か?
趙雲「いや、そういうわけではないのですが....」
彼女からしてみれば、そんな反応になる。
賊を追い払った後の様子からしても、桃香や愛紗のほうが気になってただろう。
桃香「あはは....。わたしの所じゃ、食客を養うようなお金なんてないし。
趙雲さん、仕官がしたいわけじゃないんでしょ?」
趙雲「ふむ....」
雷々「じゃあ雷々たちの食客になる?いいよね、電々」
電々「うん!食客って一人くらいいるといいなーって思ってたし、趙雲さんくらい強くてカッコよかったら大歓迎だよ!」
などと話が盛り上がるが、趙雲は考えた結果...
趙雲「.....伯珪殿、世話になる」
公孫瓚「おう。歓迎するよ」
流石に小さい二人の食客っていうのは不安が大きかったようで、同じ幽州ならまた一緒に動く機会もあるだろうと家康は思った。
太史慈「みんな、本当に世話になったね。なら....また、どこかで!」
太史慈はそのままその場から去る。
家康「よし!ワシらも平原に帰ろうか!」
桃香「うん!」
愛紗「はい!」
広い大陸、一度別れた人とまた会えるなど、それこそ砂漠に落ちた宝石を見つけるようなもの。
だが名前を知っていれば。
会いたいと思っていれば。
再会できる可能性は、ぐっと上がるはずである。
今回はここまで。二人目のBASARA武将出すのに結構かかります。申し訳ございません。
正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった
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はい
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いいえ