真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照 作:武者ジバニャン
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。
それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。
イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end
イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴
家康「ふっ!」
百年以上続いた戦乱を終えた日ノ本から来た家康は、天下の豪傑――三国志の英傑たちと戦えるなど夢にも思えなかった。
そう考えながら拳を振るい、音を鳴らし空を切る。現在家康は鍛錬中である。
彼の両手を守る――そして敵を打ち砕く武器でもある拳を纏う手甲が、陽光によって照り返す。
家康「ふんっ!てぇあっ!!」
拳を振るう姿に一切の鈍りが見受けられない。この三国志の世界にでも起きている戦乱を治める為、己の武勇を更に磨きを上げる。
今自分の下には頼れる仲間がいる。
桃香たちを始め、雷々と電々、それに軍師として稟もいて、しかも同じ日ノ本の出身で家康の友である長宗我部元親もいる。
これからの世界に絆の世を作ると決めた以上、それを成すまで死ぬことは出来ない。
家康「ふんッ!おらッ、でやっ!」
それに家康本人、日ノ本にとって無くてはならない天下人。この世界から日ノ本に帰還する術も探さなければならない、必ずこの世界の乱世を終わらせ日ノ本にも帰る。
家康の心はそう決めている、その思いがある。
家康「ふぅ...」
汗と一緒に雑念が流れ出ていく、その感じが心地よかった。
家康「ふうっ....よし!」
自分の拳のままの右手を、広げた左手にパンっと鳴らして叩く。
その時であった....
???「あうぅ~~~~~~~ぅ......」
家康「....ん?」
耳をすましてみると、聞き覚えの声がすると家康はその方へと歩く。
桃香「ふえぇ~~~~~~~~.....っ」
声は桃香であった。声の調子で、頭を抱える様が容易に想像出来ると苦笑する家康。
中庭で木陰を選んで、机や長椅子が点々と用意されている。
声も恐らくその辺りから、ぐるりと周囲を見回して....。
桃香「はうぅぅ~~~~~ん」
桃香がそこにいた。傍らに硯、手には筆。さらに分厚い本を積んでいる。
何やら勉強中だと思われる、邪魔しては悪い感じる。
桃香「.....??あ、ご主人様....」
集中が乱れてたと見える。
声をかけずに立ち去るか迷う間に、向こうの頭が上がった。
桃香「ご主人様は何してたの?鍛錬?」
家康「ああ、そうだ。鈍るわけにはいかないからな」
家康が多忙な中も鍛錬していることに感歎な声をあげる。
桃香「ご主人様、色々と頑張ってるんだね~。政務だって一緒にやっているのに...」
家康「桃香こそ、何やら勉学に励んでいるじゃないか」
桃香「これ?これは~~....」
歯切れ悪く目を伏せて、一度筆をおいてしまう。
家康「字の練習か?」
桃香「わたし、そんなに字は汚くないもん。もっとちゃんとしたお勉強っ!」
桃香「歴史のこととか、政治体系のこととか、いくら勉強しても全然おわんなくて~」
絵に描いたように困った顔をしながらも、こうして勉学している様を家康にみせる。
桃香「場所によって税のかけ方とか、戸数の計算とか、もう全然違うんだもん。大変すぎるよ~....」
元々得意ではない様子。家康から見ても難しいことをして苦労しているのがわかる。
桃香「昔、白蓮ちゃんたちと一緒に風鈴先生のところでやったはずなんだけど。
こんなはずじゃないのになぁ」
家康「そんなものさ。昔手慣れていたものが、その瞬間忘れるなんて」
桃香「ご主人様もなんだ!一緒だね~♪」
自分だけでないと嬉々としてしまう桃香ではあるが、家康は苦笑交じりに言う。
家康「喜んでいてはいかんだろ」
これでは愛紗も大変だなと思ってしまう。三姉妹で一番真面目で中でも働いていると考えるのは、やはり愛紗だと思われる。
鈴々は勉学など無理なのは明白。桃香はこの様でしかも中々に天然なところあるからして、抜けている節が見受けられる。
桃香「ご主人様はわかる?」
家康「ん?なにがだ?」
桃香「じゅよーときょーきゅーとか、かへーの流れ、とか」
家康「それはまぁ、分かるが...」
桃香「.....」
桃香の瞳に星が見える。家康をまるで救世主を見ているかのように見つめている。
桃香「分かるだけじゃなくて、あんまり頭が良くないわたしに分かりやすく嚙み砕いて説明もできる?」
家康「うーん....」
桃香「すっごく真面目に授業受けるからぁ.....お願い、ご主人様。力をかして」
手で家康を仰ぐみたいに、桃香は何度もひれ伏す。
家康「...しかし、ワシが知っている知識がこっちでも通用するか、分からないぞ」
桃香「謙遜しなくてもいいからぁ.....それとも、わたしなんかにはもったいないなくて、知識を分け与えてなんてあげられないの?」
哀願から苛立ちへ、桃香の機嫌はわかりやすく変化を見せていた。それだけ彼女が真剣である証とも取れる。
これは無下に出来ぬと家康は意を決して受け答える。
家康「よし!わかった!ワシにできる限り協力しよう!」
桃香「っ!...大好き!!」
歓声と共に桃香は家康に抱きつく。これが現代の――それも思春期の青少年であれば桃香のような美少女に抱きつかれると、しどろもどろになるだろう。
だが家康は動揺もせず困ったように彼女に諭す。
家康「大好きとか、冗談はいい...。
ほらほら、勉学するのだろ?」
桃香「ほんとに大好きだし、感謝でいっぱいなの」
自分の胸に家康の手を引き寄せる。その豊かな胸の感触は実に柔らかく、心地よいと思える。
流石にこれには驚きの顔を浮かべる家康、だが桃香は気にせず彼を引き寄せる。
桃香「隣りにきて!!聞きたいことがい~っぱいあるの」
家康「あ、ああ...」
桃香「どうぞ」
お尻を動かして、椅子を半分譲って家康に座らせる。
家康「あー...これは、気が散るなぁ」
桃香「なんで?」
数数えない場数を超えてきた家康だが、桃香のような娘とのこのような状況は刺激が強い。
不味いと思い家康は、桃香の側面に回る。
桃香「変なの。隣からだと、文字も読みづらいと思うのに」
家康「まぁまぁ、いいから。っで?どこが分からないんだ?」
桃香「んと~」
漸く本題である事に移り変わり、桃香は家康に教えを求める。その途中、無意識に家康は桃香の外見に視線をむける――細見なのに豊かな胸元、淡いピンク色の咲いた唇。
桃香「ご主人様...?聞いてる?」
家康「ん?...あ、ああ!すまない」
桃香の一声でハッと戻って勉学の教授を教え続ける。
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家康「....そうだ。ここの経済の流れだが、生産と供給のことを指しているんだ」
桃香「生産は、お米とかのことでしょう?」
家康「そうだな。米、野菜の生産する者がいて、それを売る者がいる」
桃香「市で?」
家康「いいや、市はその後だ。
例えばだが....桃香は昼、拉麺を食べるとする」
家康から見て桃香は飲み込みのいい娘ではなかったが、熱心な聴客ではあった。
家康「拉麺に必要な...小麦粉。
これを作り、豚を飼育している農民がいるな?」
桃香「うん」
家康「で、その材料を買って、拉麺を作る店の者がいる。それで...」
その後も長々と家康は懇切丁寧、桃香に分かりやすく説明してみせる。
その仕組みに何とか覚えておこうと必死に家康の話を耳に入れる。
だがまだまだ混乱してしまう節があり、悩んでいる。
家康は苦笑してしまうが、それでも優しく教えつづける。これ以上混乱させまいと、頃合いを見て...。
家康「桃香は人の話をちゃんと聞く娘だと言うのが、よくわかった。
ならば、周りもきっと助けてくれるさ。愛紗や他の者たちも」
桃香「....それ、ちょっと無責任かも」
家康「では、自分でやるのか?政や戦を」
桃香「あ....」
家康のこの言葉に桃香は自分が何を言っているのか気付く。経済云々よりもよっぽど大切ことである。
桃香「そうか。そうだね....ほんとだ」
桃香のふにゃっとした笑顔、これを見て不思議と家康も笑みを浮かべてしまう。
桃香「だから、勉強しないでいいってわけではないと思うけど....うん、ご主人様にそう言ってもらえたら、凄く楽になったよ」
家康「それは良かった」
桃香「わたし、たくさんお友達を作る!
わたしに足りないたくさんのものを持ってて、優しくて、わたしの力になってくれる人たちを」
家康「そうか」
彼女の笑顔、その直向きさ、これを見ると心を許してしまう。
桃香「需要と供給!その代わり、わたしもその人たちに足りない何かになるね!」
家康「ああ!桃香ならきっと、なれる!」
桃香「あ.....えへへへ」
そんな桃香に対して、家康は頭を撫でて笑い合う。彼の心は晴れやかな気持ちとなる。
家康「ワシも、桃香にとって足りない何かになれるよう、頑張ろう!」
桃香「じゃあ、わたしもご主人様の『大切』にしてね」
家康「よし!わかった。では....」
勉強よりもいい話が出来たと思いながら、家康はその場を後にしようとすると、桃香は残念そうに見つめてくる。
桃香「あ、行っちゃうの?」
家康「ああ、後で稟と共に仕事があるんでな」
桃香「そ、そうなんだ」
家康「ではな」
手を振って踵を返すに多少の名残惜しさがあったが、家康はそのまま歩く。
家康「ワシの、大切、か....」
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桃香「わかった、だって....あっさり流されちゃった」
家康が去ったあと、桃香はいささか残念がっている。家康との時間――彼女にとって有意義かつとても大事なものであった。
桃香「ちょっと勇気を出したのになぁ、ご主人様は不思議。わたしが持っていない、たくさんを持ってて」
桃香「なのに、ちっとも飾らない...」
そう口にしながら家康が去った方向へ目を向ける。もう一度こっちに戻ってこないか、またもう一度お話しができないかと淡い期待が心に燻っている。
桃香「....ご主人様のことを考えてたらドキドキしちゃった」
今回はここまで。
正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった
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はい
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いいえ