真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照   作:武者ジバニャン

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駄文と勝手なオリジナル要素が含まれています。ご注意ください。
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。

それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。

今回オリジナルのBASARA武将が一人出ます。



イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end

イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴


第十九章 同郷者との再会

前回、黄巾党との最後の戦を繰り広げる家康たち。

そこへ謎の一軍が現れ、突如乱入してきた。

その軍勢を率いる男の姿に家康は驚愕するのだった。

 

「Let's party! Ya-ha-!!」

 

「「「「「イエー―――――っ!!!!」」」」」

 

その部隊は幽州連合軍みたく不揃いな軍装とは違い、且つ黄巾党ようなボロボロの装いでもない。

だがその見た目...世に言う暴走族のそれである。

それを率いる者――具足に、青い陣羽織、兜には三日月の前当て、腰には6本の刀、そして手綱を握らず悠々と腕を組みながらも愛馬を乗りこなす男...家康、そして元親と忠勝もその姿を見て驚愕する。

 

元親「あいつは!?」

 

忠勝「....!?」

 

 

三人はその男を知っている。まさかあの男もか!?とそう動揺するしかなかった。

だが彼らの心境など知らぬが如く、軍勢を率いる男は尚も進む。

そして家康はその名を口にするのだった。

 

家康「ど、独眼竜!?」

 

その男こそ、奥州筆頭・独眼竜 伊達政宗。

 

政宗「独眼竜・伊達政宗!!推して参るっ!!」

 

軍勢を率いる政宗は疾走しながら、黄巾党に迫っている。その政宗の背後に続くように馬に乗って駆けている四人の姿。

四人の内、三人は鈴々くらいの背丈の少女が二人と、もう一人は愛紗くらいの女性がいる。

四人目は男であるが、その男も家康たちは知っている。

頬傷・オールバックに反りの少ない日本刀という外見の為か、風貌はどことなく893に見えるその男の名は、片倉小十郎...伊達政宗が全幅の信頼を寄せる家臣である。

 

その小十郎が疾走する政宗に近寄り進言する。

 

小十郎「政宗さま!!目の前にいるのは黄巾党だけではない模様!恐らく官軍の者たちかと!」

 

政宗「Ha!ならそいつらの分の獲物までかっさらうまでだ!小十郎!!」

 

小十郎「は!!行くぞ!!春蘭!!季衣!!流琉!!」

 

夏候惇「おう!任せろ!小十郎!」

 

許緒・典韋「「はい!!」」

 

駆ける政宗たちの軍勢は黄巾党らに襲い掛かる、その様を桃香たちは見ていた。

 

桃香「すごい...」

 

それは...黄色い布以外は武器も戦装束もバラバラの黄巾兵が、揃いの鎧に身に包んだ一団に凄まじい勢いで蹂躙されていく圧倒的な光景であった。

だが何よりも....。

 

稟「戦場に...雷が」

皇甫嵩「雷が、走ってる...?」

 

雷鳴...空には暗雲もなく、雨も振ってもいない。しかし戦場には轟音と共に雷が閃光の如く走っているようだった。

それはまるで...。

 

桃香「龍が、戦場を走っているみたい...」

 

▼▼▼▼▼▼▼▼

 

政宗「Get ready!!さぁ、パーティの始まりだ!!」

 

政宗は不敵な笑みを浮かべながら、腰に下げている6本の刀の内一本だけ抜いて戦っている。

 

政宗「ハァッ!オラァ!」

 

動き動きに隙などなく素早く、鋭く、そして容赦ない斬撃を連続して繰り出す。

更には....。

 

政宗「MAGNUMッ!!」

 

刀を回転させながら前方に突きを放って突進して多くの黄巾兵らを斬り飛ばす。

 

「な、なんだ!?あいつは!?」

 

「あ、青い、龍が....」

 

「か、雷がとんで...ひっ!」

 

家康たちの圧倒的な力の前でも何も出来なかったのに、その上またとんでもない者が現れ、自分たちにこれ以上何ができると絶望している。

そんな中まだ抵抗の意思を持つ一人の黄巾兵が政宗の背後から斬りかかる。

 

「隙ありだぁ!!」

 

だがその前に....。

 

小十郎「邪魔だ!!」

 

「ぎゃあ!!」

 

政宗「ん?」

 

政宗が振り向けば、背後から斬りかかろうとしていた黄巾兵が既に小十郎の刀によって息絶え倒れている。

 

小十郎「ご油断召されるな!政宗さま!」

 

政宗「あ?俺の背中はお前が持つんだろ?」

 

そう問いながら笑みを浮かべて次々に敵を斬り捨てる政宗、その彼に続くように小十郎も素早い斬撃であっという間に複数の敵を斬る。

 

政宗「なら小十郎、合わせろ!」

小十郎「は!!」

 

政宗「HELL DRAGON!!」

 

政宗が腰だめにして前方に青い稲妻を放ち、目の前に映る敵が放たれた雷状の龍に吞まれ餌食となる。

 

小十郎「鳴神!!」

 

政宗に続き小十郎も前方に強力な雷撃を放って、前方の黄巾兵らを亡き者にする。

 

政宗「いいぜぇ!どんどんheat upしてきたぜ!」

 

政宗の戦意が昂ぶり、どんどん一刀の下黄巾党を斬り捨てていく。その家康たちとは違う、荒ぶる龍が如くの強さに見ていた愛紗や趙雲、鈴々、公孫瓚、香風は圧倒される。

 

愛紗「な、なんて...」

 

趙雲「あの者...一体何者だ....?」

 

鈴々「お兄ちゃんたち同じくらい強いのだ...!」

 

公孫瓚「何なんだ...あいつは!?」

 

香風「凄い...」

 

そんな中、政宗や小十郎の強さほどではないが、彼らと共に兵を率いていた夏候惇らも十分に戦働きをしている。

 

夏候惇「うおおお!!」

 

特徴的な形をしている剣で周囲の敵を斬り伏せて。

 

許緒・典韋「「てやああああ!!」」

 

許緒が巨大な鉄球を、典韋が巨大なヨーヨーような武器で鈴々と同じ背丈にもかかわらず軽々と奮って、周囲の敵を吹き飛ばす。

そんな彼女たちに随行して戦っている兵士たちの旗が、愛紗たちや本陣にいる桃香たちの視界に入る。

 

桃香「あの旗...」

 

電々「んー、曹って書いてあるみたいだけど...」

 

稟「曹...恐らく苑州の、曹操殿でしょう」

 

曹操...三国志において悠然と輝く名前。乱世の奸雄、治世の能臣。

魏の主にして、蜀と呉、それぞれの勢力と長い長い戦いを繰り広げることになる、歴史において劉備最大にして強大な敵である。

 

桃香「こっちに連絡なくて、いきなり飛び込んできたんだけど....すごい勢いだよね」

諸葛亮「曹操さんの軍は、ただの一度の突撃でしたが...敵の一番薄い所に確実に叩き、そのまま崩しています」

稟「兵の精強さも練度も、我々とは比べものになりませんよ」

桃香「なるほど...」

稟「まぁ、将の強さの質はこちらが上ですね。家康さまや元親殿、そして忠勝殿もいますから」

 

完膚なきまでに蒼き雷鳴が易々と嚙み砕くように、叩き潰していくのだった。

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

政宗「こんなもんか。これじゃあtrainingにもならねぇな」

 

小十郎「では後は、官軍に任せるとしましょう。流琉」

 

典韋「はいっ!撤収、撤収ーっ!」

 

引き上げようとする政宗たち、そこへ...。

 

愛紗「おおい、おぬしたち!」

 

政宗「あ?」

 

愛紗が駆け寄り声をかけてきた。政宗は目を細めて彼女を品定めをするかのように見ている。

 

政宗「なんだ?」

 

愛紗「我が名は関羽雲長。

都と幽州の合同軍で、指揮の一端を預かっている者だ。

この部隊の指揮官とお見受けするが、名を聞かせて願いたい」

 

政宗「~♪(関羽もやっぱ女か)」

 

愛紗「?...なにか?」

 

関羽も女性だと知ると口笛を吹いて見せる政宗にいぶかしむ愛紗。

彼女の内心では自分が名乗ったにも関わらず、口笛吹くなど少々礼儀が悪い人物と認識していた。

 

政宗「sorry俺の名は、伊達政宗。苑州州牧、曹操の頼みで黄巾の討伐できた」

 

愛紗「そうですか。ご助力感謝します」

 

政宗「所でなぁ...あんたたちの所に、徳川家康って奴、いるか?」

 

愛紗「え?」

 

いきなり政宗から問われた質問に一瞬戸惑う愛紗、何故に目の前の男は家康のことを聞いてくるのか。

 

愛紗「何故それをお聞きに?」

 

政宗に眼を鋭くしてそう問い返す。助力はしてもらったが、だが己の内では「この男は侮れない、脅威だ」と告げているのだ。

おいそれと主・家康のことを話すのは、愛紗の忠義に反する。

しかしそんな彼女の心中など知ってか知らずか、政宗は不敵に笑みを浮かべて口を開く。

 

政宗「いやなに、同郷の奴に挨拶してぇと思っただけだ。そう目くじら立てるなよ、折角のcuteな顔が台無しだぜ?」

 

愛紗「きゅ、きゅーと?なんです?それは」

 

政宗「可愛いってことだ」

 

愛紗「かわっ!!人をからかうのはお止め頂きたい!!」

 

政宗から言われた一言、その唐突なことに動揺してしまう。

そんな愛紗の態度が面白いのか、政宗は笑ってみせた。

政宗の態度に益々これは家康に会わすのは嫌だとハッキリ芽生えてしまう愛紗ではあるが、そこへ彼女にとって運悪く...。

 

家康「独眼竜!やはりお前だったか!」

 

政宗「ha!long time no see.元気そうじゃねぇか、家康」

 

家康「はっは!お前もな!」 

愛紗「ご、ご主人さま!」

 

家康が愛紗の背後から現れ、何の迷いなく政宗にフレンドリーに声をかけて互いの肩をポンっと叩いてみせる。

愛紗からすればいきなり躊躇いなく、目の前の右目に眼帯を付けている男に気兼ねなく談笑することに驚く。

だが家康だけではなかった。

 

元親「やっぱり独眼竜じゃあねぇか!元気か、おい!ははっ!」

忠勝「....!!!」

 

政宗「西海の鬼に、本多も一緒か。こりゃinterestingな組み合わせだな」

 

元親と忠勝も政宗に近寄り声を掛ける。ここは戦場であり周囲には敵の死骸が散乱している、そんな中で同郷の人間と旧交を喜ぶのは異質ではある。

 

愛紗「ご主人様!」

家康「ん?」

 

愛紗「ご主人様はこの男を知っているのですか?」

家康「ああ。この伊達政宗...日ノ本でワシの大事に力を貸してくれた頼りになる男だ」

 

家康は政宗を笑顔で紹介してみせ、それに対して政宗は「相変わらずだぜ」と家康の誰にでも親し気に信じる姿勢に苦笑交じりにしている。

そこへ政宗の家臣である小十郎がやってきた。

 

小十郎「政宗さま」

 

家康「おー!片倉殿!お主も一緒だったか!」

 

小十郎「久しぶりだな、徳川。それに長宗我部と本多もな」

 

元親「右目の兄さんもいるのか」

 

忠勝「...!!」

 

政宗「所で小十郎。何かあったか?」

 

小十郎「先ほど華琳が官軍のもとへ挨拶に向かったようです」

 

政宗「All right小十郎。じゃあ俺らも行くか。ここの黄巾党は居なくなったしな」

 

小十郎「わかりました」

 

家康「どうした?」

 

政宗「俺が世話になってる奴が今、そっちの本陣に挨拶にいってるんだよ。俺たちは撤退するけどな」

 

家康「お前が世話にって....独眼竜と片倉殿は今、何処かの軍勢に身を寄せているのか?」

 

政宗「ああ。俺たち今....曹操の下にいるんだよ」

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

現在、桃香たちの本陣に姿を見せたのは、馬に跨る二人の女の子。

二人の少女...目の覚めたような明るい髪を綺麗に巻いた小柄な女子と、その女子の影のように控える細見のクールな雰囲気の女子。

その金髪の少女が桃香と一緒にいる皇甫嵩に声をかけてきた。

 

曹操「苑州州牧の曹孟徳と申します。こちらは副官の夏侯妙才」

 

曹操の紹介に夏侯淵は無言で会釈すると、曹操は今回この戦場に参上した理由を告げる。

 

曹操「中郎将の董仲頴殿から、皇甫嵩殿を助力するようにという命を受け、苑州より罷り越しました」

 

一切の動きと発言に躊躇いはなく、その表情と細い指先に至るまで、己の実力に対する絶対的な自信のようなものが溢れ出している。

 

稟「(これが曹孟徳....)」

 

 

本来仕えたいと願っていた曹孟徳を前にして、稟は彼女の存在感に一瞬たじろぐが、しかしそれでも顔には出さず毅然とした。

そんな彼女を余所に曹操は話を続けるのだった。

 

曹操「とはいえ、既に決着も見えていた様子。

仲頴殿の指示とは言え、出過ぎた真似をしてしまったようで、お詫びいたします」

 

桃香「あ、いえ....こちらこそ、助かりました」

 

皇甫嵩「ええ、私からも感謝させていただくわ。それでそちらに逃げ込んだ賊は?」

 

皇甫嵩の問いに対して夏侯淵が主である曹操の代わりに答える。

 

夏侯淵「豫洲の賊はこちらの部隊が討伐を行い、先ほど伝令よりもう間もなく終えるとのこと。

ただ、首領の張角らしき者はおりませんでした」

 

皇甫嵩「そう...」

 

桃香「....」

 

曹操「.....何か?」

 

桃香「あ!いえ!何でもありません!!」

 

桃香は思わず曹操を見てボーっとしていた様子。天然で何処か抜けている自分とは違い、何事も自信があると毅然な姿勢をしている曹操を見て、無意識になって見ていたのだ。

 

曹操「そう。もしかして、あなたが劉玄徳?」

 

桃香「は、はい!」

 

曹操「そして、そちらは...?」

 

曹操の視線が諸葛亮に向く。

 

諸葛亮「あ、はい。諸葛孔明と申します」

 

ビクッとしながらも恐る恐る己の名を口にする孔明、因みに鳳統は物陰に隠れている。

 

曹操「そう。....今回の策は、貴方が?」

 

諸葛亮「は....はい。でも私と一緒に郭嘉さんも...」

 

曹操「郭嘉...?」

 

稟「私が郭嘉、字は奉孝です」

 

曹操「ふーん」

 

曹操は稟に近づき、頭から足の爪先まで値踏みするように彼女をじっくりと舐めるように視線を向ける。

稟は内心ドキドキしながらも表には出さず、毅然としている。

 

曹操「貴方も軍師?」

 

稟「はい」

 

曹操「....貴方の主は、劉玄徳?」

 

稟「いえ。私の主は天の御使いである、徳川家康さまお一人のみです!」

 

曹操「徳川家康...」

 

夏侯淵「以前に政宗が言っていた男の名ですね」

 

曹操「そのようね」

 

稟と話していると夏侯淵が知らせるように曹操に報告する。

 

夏侯淵「.....華琳さま、政宗たちが撤退をするようです。こちらも」

 

曹操「そうね。それに今頃、豫洲では“義弘たち”がもう決着がつけているかもだしね。なら、今日はこれで失礼させていただきましょう」

 

夏侯淵に促された曹操は馬を巧に操りながら。

 

曹操「では、さよなら」

 

曹操はそのまま夏侯淵と伴って馬を駆け、去っていくのだった。

 

桃香「はぁああ....なんていうか、すごかったね」

 

曹操が居なくなり気が抜けたのか、溜息を吐く桃香。

余りにも全く会ったことのない人物との対面に気疲れしてしまったようだ。

 

桃香「緊張したぁ。鳳統ちゃんも、出てきて大丈夫だよ」

 

鳳統「うぅ...すみません」

 

諸葛亮「雰囲気もすごかったですが....曹操さん、周辺諸国の情報もよく集めておいでのようですね」

 

飛び入り参加の諸葛亮と鳳統以外は、紹介さえ必要なかったということは、その必要がないくらい桃香たちを知っていたということになる。

 

諸葛亮「策をたてたのは私かと確かめただけでしたし、皆さんの用兵の癖も把握済みだったのかもしれないです」

桃香「そうなんだ...」

諸葛亮「それに、下の戦いも....動かしていた兵は、わが軍の半分もいませんでした」

桃香「その人数で、向こうの黄巾兵をやっつけたってこと...」

 

 

平原の軍とて、公孫瓚や愛紗、そして家康のおかげで十分に訓練を積んできた。

そんな幽州軍が警戒していったん距離を置く相手に、力任せにそれも少数で黙らす曹操の軍の力量に啞然とするしかない。

 

桃香「曹操、さん....か」

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

その曹操は戦場に赴き、夏候惇と許緒、典韋と合流していた。

 

夏候惇「華琳さま!お帰りなさいませ!」

 

曹操「ええ。そちらは問題はなかったようね、春蘭」

 

夏候惇「新兵どもの初陣にしては、まぁまぁでした。まぁほとんどの敵は政宗と小十郎が蹴散らしてましたが.....」

 

曹操「政宗が....やはり流石、龍を名乗るだけあるわ」

 

そう夏候惇と話していると、その本人が曹操の前までやってきた。

 

政宗「good jobだったみてぇだな、華琳」

曹操「あなたと小十郎こそ、お疲れ様。で?会えたの?徳川家康」

 

政宗「ああ。会えたぜ」

曹操「そう、良かったわね」

 

政宗が満足そうに語る姿に笑みを浮かべてしまう曹操、その彼女に夏侯淵が豫洲に帰還すべきと具申する。

 

夏侯淵「華琳さま。豫洲に帰還すべきかと」

曹操「そうね。確かにあっちにはまだ黄巾党の残党の大半を残しているものね」

 

夏候惇「大丈夫でしょう!豫洲には“義弘殿”がおります!」

曹操「あら?義弘だけじゃないでしょ?鬼は」

 

曹操がいたずらっぽく笑みを浮かべて口にすると、夏候惇はムッとなり顔をそっぽを向く。

 

夏候惇「“あやつ”は好きませぬ!!いくら義弘殿の甥っ子とは言え、無礼すぎます!」

小十郎「だがわきまえる所はわきまえる奴だ、“あの男”は...」

 

政宗「まぁ...ちと面倒なBerserkerだけどな」

曹操「だからこそ、豫洲に柳琳も一緒に残したのでしょう?義弘殿以外に、彼を御せるのは柳琳ぐらいだもの。まぁ次いで華侖も残してきたけど、あの子やけに彼に懐いてるのよね」

 

っとまるで面倒そうに語る曹操。そんな彼女に同意するように政宗はとあることを口にする。

 

政宗「まぁ何はともあれ、仕方ねぇさ...何せ....

 

 

 

 

 

 

鬼島津だからな」

 

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

その豫洲にて.....。

 

「が.....ああ....」

 

「ぁ...たすけ.....」

 

豫洲のとある広大な何もない土地にて、戦....いや戦だったものが起きていたが、既にもうことは終わっていた。

地べたに倒れているのは黄巾党の兵ばかりで、こと切れる寸前の者もいるが大半は無惨な姿で屍を晒している。

 

そんな戦場の光景を何とも言えない顔で見ている女子がいた。彼女は曹純、字は子和 、真名は柳琳、曹操の従妹である。

今回彼女はこの豫洲の戦にて自分が率いる部隊と共に来ている。

 

 

曹純「.....」

 

そんな彼女の背後から...。

 

???「柳琳♪なにしてんすか?」

曹純「きゃ!って、華侖姉さん...」

 

彼女は曹仁、字は子孝、真名は華侖、曹操の従妹で曹純の姉である。その曹仁が妹の様子に無邪気な様子で聞いてきた。

 

曹仁「どしたんすか?」

曹純「ただ...心配で」

曹仁「心配?大丈夫っすよぉ~。よしじぃと一緒なら無茶しないっす、とよっちは」

 

曹純「そうだといいのだけど....」

 

そんな曹純が心配な顔をしている頃....戦場のど真ん中では、二人の男が立っていた。

 

一人は筋骨隆々な白髪の老将。老躯とは思えない屈強な体型だが、背丈は小柄でずんぐりしている。

髪は白髪で、月代(さかやき)は剃られ、茶筅髷(ちゃせんまげ)に結ってあり、勇ましい口髭や顎髭を生やしている。

右上半身を露出させた袈裟掛けのような胴衣を着て、(くろがね)の肩当て、籠手、脛当(すねあて)等を着用した典型的な武者姿をしている。

注連縄(しめなわ)を上半身に(たすき)掛けのようにしており、腰にも注連縄を巻いている。

左肩当てには、「丸に十の字」が家紋みたく入っている。

更に自分の背丈よりも大きな刀剣を背負っている。

 

老将「....」

 

もう一人は赤茶色の髪をし、大柄で筋肉隆々、背が家康や政宗よりも大きな青年で、左半身には刺青を入れている。

老将とは非対称で左半身を露出させ、鬼の顔を模した肩当て、両腕には籠手、下半身には具足を纏い、頭の前当てには三本の鬼の角の意匠した飾りがある。

そして青年は大きな斧を背負っている。

 

青年「ふわぁ~...ああ、怠いのぅ」

 

男は気だるげにそしてつまらないとばかりに、戦場を見渡してぼやいた。その青年に老将――島津義弘が口にする。

 

老将「豊久ぁ!戦場でなにぼやいとるね!」

 

彼の名は島津義弘――酒好きで豪放磊落な性格をした猛将。薩摩伝統の剣術『示現流』を前面に出した性格付けをされており、戦と剣の道を極めるのに生涯を捧げた生粋の武人。

 

青年「あーはいはい。叔父御はうっさいのう」

 

その義弘が呼ぶ男、彼の名は島津豊久、義弘の弟・島津家久の嫡男であり義弘の甥っ子である。

そして戦国にてその武勇は義弘にも引けを取らぬ程強い、その叔父である義弘と共に彼ら二人は鬼島津と恐れられたが、この豊久、他にも別名で呼ばれていた。

 

そんな豊久の足を何かが掴んできた感触が....。

 

豊久「.....あ?」

 

「はぁ....はぁ.......か、官軍の....手先め....」

 

豊久「....」

 

自分の足を掴んできた黄巾兵の手を足で払いのけ、怖い顔で黄巾兵を睨む。

 

「あ....あ」

 

本物の鬼を見ているようで恐怖して怯えるが、豊久には関係ない。

 

豊久「その被害者ヅラ...今まで多くの民草のもん奪ってきておいて....おめったいのう」

 

「あ...あ....ああ」

 

そして片足をあげ....。

 

「ま....まって.....」

 

そのまま一気に.....。

 

 

 

 

 

ぐしゃっ!!!

 

 

 

 

 

 

生々しく、そして悍ましい音が鳴り、それを耳にした義弘の顔が険しく豊久を睨む。

 

義弘「豊久ぁ」

 

そんな己を諌めてくるように睨む義弘に対して豊久は....。

 

豊久「なんね?叔父御。おいが日ノ本でなんて呼ばれちょったか、忘れたんか?

 

 

 

島津の悪鬼じゃぞ」

 

義弘「....」

 

諦めたのか、義弘はそのまま歩きだした。

 

義弘「戻んど、豊久」

 

豊久「へいへい」

 

そんな歩く二人の背後には....夥しい死屍累々の山と化した黄巾兵の死骸がそこにあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんかいはここまで。コメントなどありましたら、遠慮なくどうぞ。
今回出した島津豊久についての設定をどうぞ。

島津豊久

属性 炎

武器 斧

防具 肩当てと兜

肩書 百鬼羅刹

登場時の書き文字 来陣

一人称 おいまたはワシ

イメージCV 小西克幸

イメージキャラクターモデル・ヘラクレス(終ワル)

正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった

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