真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照   作:武者ジバニャン

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駄文と勝手なオリジナル要素が含まれています。ご注意ください。
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。

それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。




イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end

イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴


キャラクターストーリー・朱里と雛里 市街見物

取り急ぎの仕事は何もないある一日、家康は一人中庭にいた。

一日中休みという状況で、今まで戦続きの身でいきなりの休みと言われても、特段やること為すことが幾つも思い浮かばない。

 

家康「他の皆は仕事を持って忙しいんだ。邪魔しては不味いな」

などと一人呟く家康、いつも自分の周りに侍ている稟ですら此処に居らず、桃香と共に市政の為の執務に行っている。

家康もそれに手伝おうかと思ったが、稟から「家康様は誰よりも休まずお働きになっているので、今日ぐらいはお休みください!」っと言われてしまったので、彼女の強い圧に押されて諦めた。

 

家康「うむ、よし!なら市にでも見回りがてら、行くか!」

 

その時であった。

 

???1「......でも、もし怖い人がいたら....」

???2「平気だよぉ」

 

家康「ん?」

城門の前で腕の引っ張りっこをしている、二人の少女を視界に入る。

それは誰よりも忙しく、机にかじりついて職務にふけっていそうな朱里と雛里の二人。

 

雛里「街に行くと、人攫いが出るって....だれかが」

必死な表情で訴える雛里に、朱里が何か言い聞かせる感じである。しかし雛里はそんな朱里の言葉に対して、暗めな意見を口にする。

 

雛里「試着室に穴が空いてて....袋詰めにされて、裏口から担ぎ出されちゃうの....」

朱里「趙雲さんでしょ?それ言ったの」

雛里「......」

 

その通りと雛里は不安げに首を縦に頷く。朱里はプンプンと可愛いらしく怒った様子で趙雲に対し、愚痴る。

 

朱里「もう、すぐ面白半分に人を脅かすんだから。よく言っておかないと」

 

家康から見てやり取りは朱里が優勢なのだろう、雛里は口を噤んで俯いてしまう。

だが朱里は今回こうして此処にいる理由を話す。

 

朱里「内政面での献策の前に、自分たちの眼で街を見回っておくんじゃなかったの?」

その様子はまるで姉のように威張っている、雛里の前ではそういうものなのかと家康は新鮮なモノを見ていた。

 

朱里「二人なら平気だよ。手を繋いでいこう」

雛里「.........うん」

雛里もそれに安心したのか、朱里の手を快く繋いでみせる。家康としては微笑ましく思えたのか、特別隠れる理由もないので距離を詰める。

 

雛里「あわ.....あ、そ、そうだ。いざという時のために、お金は別々に隠し持ってたほうが」

朱里「平気!靴の中に隠してあるから」

雛里「さすがの機転だね、朱里ちゃん.....備えあれば憂いもないよ」

予めスリなどの対策をしっかりとしている朱里は胸を張るように、誇らしげにしている。

 

家康「中々にしっかりとしているな」

朱里「あ」

雛里「あわ」

揃って眼を丸くして振り返る二人に、家康は苦笑いを浮かべる。

 

家康「ここで何をしているんだ?二人とも。何か使いならワシが行ってきてやるぞ」

雛里「あわ!つ、使い走りなどではっ....なく、ではなく、め、滅相もございません!ご主人様にお買い物を頼むなんて、滅相も!」

朱里「二回言っちゃったよ雛里ちゃん....」

家康が顔を見せた瞬間、何故か二人して固まってしまう。まだこの二人、この城に来て浅く、天の御使いであり主でもある家康に対して萎縮してしまう。

 

朱里「じ、実は、そ、その前に.....先の大勝、心よりお喜び申し上げます」

雛里「ですっ」

2人は先の黄巾党での争乱での勝利のことを掘り返すようにし、且つその時の勝利を称賛する。

家康はそれが気恥ずかしく頬を搔く、その家康に朱里は此処で何をしていたのかを話す。

 

朱里「雛里ちゃんと2人で、町の実情を視察にいこうという話になりまして」

家康「そうか。ご苦労様だな」

雛里「ご主人様のご信頼を賜る軍師として、と、当然のこと...です!」

雛里は手と首を一緒に振って、すぐに朱里の後ろに恥ずかしさの余りに隠れる。

 

家康「街へ....か」

家康はよくよく考え、渡りに船と考える。

 

家康「そういうことであれば、ワシも一緒にいていいか?」

朱里「街へ、ですか....?」

思わぬ問いに朱里は眼を丸くして聞き返す。家康からしたら2人は軍師として才は稟に劣らぬが、武はやはり皆無だ。

自分が護衛する形で、且つ軍師としての彼女たちの意見も貰う――謂わば交換としてはいいと言える。

 

家康「用心棒としてどうだろう。人攫いが現れたらしっかりと守ろう」

っと家康は腕の筋肉を見せながら笑みを見せる。

 

雛里「聞いていたんですか?」

家康「まぁな」

雛里の問いに肩を竦めて答える。その家康に朱里は恐る恐る上目遣いで聞いてくる。

 

朱里「で、ですが...よろしいのですか?ご主人様にそのような....」

家康「なぁに、ワシは今暇をしていたから構わんさ」

家康は戸惑う朱里の頭を優しく撫でてやる。これに朱里は安堵感ような安らいだ気持ちを抱き、家康の手をその小さな両手で取る。

 

朱里「では、どうか、よろしくお願いします!」

家康「ああ。約束だ」

雛里「......♪」

ということで、家康は二人ともに市に行くことになった。右は朱里、左には雛里が回って上目遣いで家康の顔を見上げてくる。

家康も二人に見返すと雛里はまだ照れくさそうに俯いてしまった。

 

家康「逸れたら危ないから、しっかりとワシの手を繋いでおくといい」

雛里「は、はいっ」

彼から繋いだ手は、どちらにも解かれなかった。そのまま市へと足を運ぶ家康たち三人――『逸れない為の』手を繋ぐ行為は、建前通りの意味を持ちつつあった。

 

雛里「.....凄い人だかりです」

雛里からキュッと握り締めてくる指には、強張りを感じる。

 

朱里「ほんとだね、お店もたくさん立って.....ふぅん、この辺りでは見ないような品まである」

対称的に朱里の方は市の人、店、品などを遠目で観察しながら関心している風である。

家康も街の中、特に市の辺りは大勢の人でごった返して歩く難いなと苦笑交じりに感じていた。

 

家康「(それにまさか、朱里と雛里がこんなにも夢中になるとはな)」

辺りをキョロキョロする雛里。額にはうっすらと汗の粒が浮かんでいる。上がり症なのか、人が多くいる場所はそんなに慣れていないのであろう。

それとは反対に朱里は笑みを浮かべて、目先の市を正確に観察している。

その中で彼女や雛里より、夜になれば人が引き、治安への不安が分かりやすくならなど。

他、物取りや恐喝を取り締まるための警邏隊が如何に必要性が高いかを聞かされる。

 

家康「凄いな。そこまで考えるとはな」

朱里「市は街の顔と言えるものです。なのでこの市の活気を良くして守るのもまた大切なんです」

家康「そうだな。誰もが笑み浮かべ、他者と関わりあって生きて守っていく姿...正にそれも絆だ」

雛里「絆、ですか...?」

 

雛里は家康の口からでた「絆」という言葉に聞き返す。

 

家康「ああ。絆は人にとって無くてはならない大事なモノだ――力や恐怖、それら人を縛るものでは天下や人、全てを思い通りにするなどあってはならない」

朱里「ご主人様....」

雛里「....っ」

そう説く家康の顔は先ほどの優しい顔から一変、険しく鋭いものになっている。2人はそんな彼に不安げに必死に手を握り締める。

 

家康「あ、ああ!すまない。ワシも一人の人だ、一人で思い通りなんて思わんさ。他者と手を携えて助け合い、天下を良くする――ワシはそう思っている」

朱里「ご主人様のそういう所、素敵です!」

雛里「私と朱里ちゃんの眼に、誤りはありません.....あなたこそ、この天下に安寧をもたらす方です」

家康「ワシだけじゃないさ――それは桃香や愛紗、朱里や雛里たちがいることでそうなるんだ」

家康の言葉に2人は段々と嬉しさが増していく。桃香や愛紗が彼を主と仰ぐのは凄く分かる気がしてきた、彼ならばきっと――否、必ずこの乱れた世を正してくれると信じている。

2人は互いの顔を見合わせてから家康に言う。

 

朱里「大願成就の日まで、私たちがご主人様の知となり、手足となることを誓います!」

雛里「誓います!」

家康「そうか...ありがとう、2人とも」

 

その後、暫く三人は市を見学し店など回っていった。いつしか家康に連れられている2人の天才軍師である少女らの顔は、軍師としてではなくただ普通の女の子の顔になって家康の手を握っていた。

そして城に戻って三人はそこで別れることに。

 

家康「じゃあワシはここで」

朱里「ご主人様、今日はありがとうございました!」

雛里「た、楽しかったです///」

朱里は笑みを浮かべ、雛里は微笑みながらも顔を赤くして俯いている。そんな二人に家康は優しく笑みを浮かべて2人の頭にそっと手を乗せた。

 

家康「ではな」

そう言い残し、家康は去っていく。朱里と雛里はそんな彼の背が見えなくなるまで見つめる。

 

朱里「雛里ちゃん...」

雛里「なぁに?朱里ちゃん」

朱里「桃香さまも素敵な人だけど、ご主人様ももっと素敵な人だね///♪」

雛里「っ!...うん///♪」

 

2人は頬を赤くしながら家康に触れて貰った頭を、何度も擦っては嬉々として笑みを浮かべ合っていたのだった....。

 

 

正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった

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