真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照   作:武者ジバニャン

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駄文と勝手なオリジナル要素が含まれています。ご注意ください。
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。

それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。



イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end

イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴


キャラクターストーリー・稟 鼻血は忠義弐

家康はあれやこれやと仕事を熟し、市政の為に奮闘していた。

その日も街の警邏を進んで自分から行い、異常もなく桃香に報告を済ませた。

次にどうすべきかと考えている最中、向かい側から稟が毅然とした顔つきで此方に歩いてくる。

 

稟「家康様、このようなところで何をしていらっしゃるのですか?」

家康「おー、稟。今警邏から帰ってきたんだ。稟は今から執務か?」

稟「はい、そうです。......しかし家康様」

家康「ん?」

家康は彼女のことを理解してきて、今の稟が何を言いたそうにしているのか分かるので「不味いなぁ」っと苦笑し頬を搔いてしまう。

 

稟「家康様...貴方様が民のためにと自ら警邏したいというお気持ち、痛く理解しております―――しかし、貴方さまは最早この平原にて無くてはならない大事な御方なのです!それなのに、それなのに!!貴方様はそのご自覚がお有りですか!!」

 

家康「し、しかしだなぁ...桃香もやっと市政にやってこれるようになったし、朱里や雛里も居るからであって...」

稟「な....なんたる怠慢....!」

家康としては頼りとなる軍師が増えたことで家康個人として、仕事の余裕が出てきた。ならば執務だけでなく治安の守護も自らやるのもいいと思ったのだ。

しかし稟としては、この勢力の中心となっている家康が軽々に危ういことをするばかりか、自覚をもって此方にて市政のみに励んでくれないことに憤慨している。

 

家康「怠慢...という訳ではないんじゃないか?は、はは...」

稟「っ.....あぁ言えばこう言う、そのような甘言で」

家康「甘言?ワシが、か?そういうわけではないぞ」

頬を搔きつつ、家康なりに弁明する。だが稟の憤りは終わらず、家康に尚も食ってかかる。

 

稟「これ以上私を呆れさせないで.....いただきたい」

家康は稟の様子をよぉく見つつ、彼女がどうしてこうも食ってかかるか理解した。稟は家康“だけ”の軍師と宣誓している。

彼女としては家康が自ら危険に向かっているのを心配なのだろうと気付く。

彼は思わず稟の頭を撫でると、稟は思わぬことに驚いてしまう。

 

稟「い、家康様っ!?」

家康「すまないな、稟――お主の言う通りかもしれないな。もう少し気を付けておくよ」

稟「は、い、いえ....えっと.....」

家康から撫でて貰う、少なからず彼女はやって貰ったことはある。しかし鈴々や徐州へと向かっていった電々と雷々に比べてそんなにして貰ったことはない。

家康からの温もり――彼女はこれを感じると、どうしても腑抜けそうになってしまう。

敬愛する主からの寵愛と思う稟にとってこれは、甘い毒である。

その結果――

 

 

稟「ブゥ――――――――――――――っ!!!」

家康「り、稟!?」

その彼女にとっての甘い毒の所為で、鼻から夥しい量の鼻血が飛び散った。床に倒れそうになるも彼女を寸前で抱きかかえる家康。

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

稟「ん.....んぅ?」

 

家康「お、稟。目が覚めたか!」

ゆっくりと稟の瞳が開いていく稟。ぼんやりとして、まだ焦点が定まっていない。

 

稟「い、いえやす、さま....」

鼻血を出してからか、唇が何かを言いかけて震えている。

 

家康「苦しいのか?今、医者を...」

稟「こ、ここは....?」

2人が居る場所は先ほどの廊下ではなく、稟の自室である。稟が鼻血をだし倒れ、家康が急いで彼女の部屋まで運んで寝台に寝かせてあげていたのだ。

 

家康「お主の部屋だ。今から医者を呼ぼう」

稟「い、いえ....大丈夫、です」

彼女は無理に自身の身体を鞭打つように上半身を起き上がらせて、彼を止める。

すると彼女、どうしたのか顔を俯かせて表情が暗くなる。

 

家康「どうした?稟」

稟「.....申し訳ございません。肝心な時に鼻血を吹いてばかりの煩わしい女で――家康様はこんな私など、呆れてしまっておいでですよね....?」

などと彼女は思わず家康に恐る恐る顔を上げて、不安げな上目遣いで見つめてくる。

 

家康「稟...」

稟「....申し訳、ございません....」

彼女は自分が情けないと己を責めた。彼女は己が現在抱いる本心を吐露する。

 

稟「私....本当は先ほどの件で、家康様に言ったことは....ただ、家康様にもっと私に必要として貰おうと構って欲しかったのです...」

家康「そうだったのか....」

構って欲しかったと自ら白状する弱々しく見せる稟――その彼女を今一人にするのはいけないと、家康は近くにあった椅子に腰掛けた。

 

稟「こんな私では...お役に立てな――」

家康「稟」

稟「え...?」

家康は咄嗟に彼女の手を両手で包み込むように、そっと触れてきた。これに思わず稟は鼻血が出そうだったが何とか耐えた。

 

家康「稟、ワシはな。お前に何度も救われているんだ」

稟「で、ですが!こんな鼻血を流す女など!」

家康「稟、ワシはどんな稟でも大切と思っている」

 

稟「え.....?」

いきなりの言葉に稟は眼を丸くして間の抜けた声を漏らした。一方の家康は微笑みを浮かべて彼女に諭す。

 

家康「人と違うだけなんて、そんなのは稟だけじゃないさ。誰にだってある」

稟「そ、そうなの、ですか....?」

家康「ああ。それに稟に何かあればワシは心配だ」

稟「家康様....」

家康「....ワシを思ってくれるのは本当に嬉しい。だから出来るだけ、稟の願いは聞くつもりだ」

稟「ま、まことですか!!」

いつの間にか彼女は身を乗り出して、家康に迫る――っが、鼻から若干鼻血が垂れる。家康は一瞬たじろぐも「あ、ああ。本当だ」と彼女に安心感を与える。

それを聞き、家康から離れた彼女は頬を赤くしながら両手を胸の前で組み、涙を流す。

 

稟「ありがとう、ございます...」

家康「だが何かあったら不味い。いつかは医者を探そう、な?」

稟「はい...家康様」

家康「うん。じゃあワシはこれで行く――今はゆっくりと休むんだ、いいな?」

稟「はい...」

家康「ではな」

そう言い残し、稟の部屋から退出する家康。彼が居なくなるも、彼女はずっと主が握ってくれた手をそっと大切な宝物みたく大事そうにしながら潤みある瞳で見つめる。

 

稟「嬉しいです....家康様、我が敬愛する御方....」

正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった

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