真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照 作:武者ジバニャン
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。
それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。
イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end
イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴
或る日のお昼頃であった。その日は偶然にも桃香や愛紗、鈴々などや家康や元親も仕事がなく非番となった時のことである。
桃香「うーん♪この饅頭美味しいね!」
愛紗「桃香さま、お行儀が悪いですよ」
中庭にある屋根付きの休憩場で饅頭を頬張る桃香、その彼女に呆れつつ苦笑いを浮かべてしまう愛紗。その横には稟もいる。
稟「しかし今日のような良き一日は貴重ですし、お気持ちは分かりますがね」
桃香「でしょう!稟さん、一つどうぞ!」
稟「ありがとうございます」
っとクールな返事で桃香から饅頭を貰い、行儀よく食べる。その中で三人は雑談する。
愛紗「しかし、こんな時間を過ごして良いのでしょうか...」
桃香「いいの!少しぐらい休んでだって罰は当たりません!」
稟「っと言いつつ、桃香さんはこういう休みを誰よりも望んでいるのでは?」
稟に痛い所を突かれたみたく情けなくも苦笑いを浮かべて「わかっちゃうかなぁ...はは」っと口を漏らす。
稟と愛紗はそれに呆れるように溜息を吐いてしまう、彼女は思わず慌てて話題を変える。
桃香「そ、それよりも!“あの子”はどう?稟さん」
愛紗「あの子?」
愛紗は誰のことか分からず聞き返すが、稟は「あぁ」っとすぐに気づき返答する。
稟「
桃香「うん!香風ちゃん」
愛紗「彼女がどうかしたのですか?桃香さま」
桃香「あの子さ、忠勝さんと一緒にうちに来てくれたでしょ?こっちで馴染めてるかなって気になって...」
香風...姓徐、名は晃、字は公明。見てくれ露出ある服装をして風貌は口数が少なく、あまり感情が表に出ない少女という印象であると、愛紗や桃香は思っていた。
その彼女に関して稟から思いも寄らぬ話を聞く。
稟「彼女は優秀ですよ。執務を任せたら逸早く、そして間違いもなく正確にやってくれました」
愛紗「なんだと?!凄いな」
桃香「え?!武将だけじゃなく、政務も出来るの?!」
稟から語られた話に耳を疑う2人、だが稟から聞く話はそれだけなく――
稟「彼女、以前は都にて役人の仕事もやっていたらしく、頼んだ仕事を難なくやり遂げてましたよ」
彼女から聞いて2人は感嘆の声を口にするのだった。
桃香「凄いなぁ~、香風ちゃん」
???「凄い?」
桃香「うんうん、とっても凄いよ♪....え?」
愛紗「え?」
稟「おや?」
ふと突然聞こえる別人の声、三人はその方へ眼を向けるとそこには――いつの間にかひょっこりと居座って桃香たちを見つめる香風が其処に居た。
桃香「しゃ、香風ちゃん!?」
愛紗「い、いつからそこに!?」
香風「今」
稟「何の躊躇いなく来ましたね」
香風は平然とひらひらと手を振る。
香風「饅頭、美味しそう」
桃香「あ、一個あげる!」
桃香たちが食べている饅頭を物欲しそうに見る香風に、桃香は親切に分け与える。
貰った饅頭を香風は美味しそうに食べて、味を堪能する。
香風「美味しい♪」
桃香「よかった♪」
愛紗「....そうだ。香風に聞きたいことがあった」
愛紗は香風に対して、ふとある事が気になったのか彼女に問い掛ける。
愛紗「お主は我らと初めて出会ったとき、忠勝殿と一緒だったな?」
香風「うん」
愛紗「忠勝殿とはどういう経緯で出会ったのだ?」
愛紗の問いに、桃香や稟もそれに関して興味が沸いた。確かに彼女はどうやってあの戦国最強と称される家康の家臣である、本多忠勝と出会ったのか極めて気になった。
なので2人も愛紗に便乗する形で、香風に問い掛ける。
桃香「香風ちゃん、良ければ教えて?」
稟「そうですね。あの忠勝殿とどう出会ったのか、知りたいですね」
香風「いいよ」
即答であった。彼女は気だるげにそれを快諾して忠勝との出会いを語り始める。
香風「あれは...」
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それは家康と、そして忠勝がこの三国志の世界に来た時のころに遡る。
香風は都で役人の仕事に従事していたが、漢王朝の官僚たちの腐敗と悪政ぶりに嫌気が挿し、彼女は都から出ていった。
宛など正直何もなくただ気の向くまま、旅に明け暮れていた。そんな中、旅路の途中にて彼女はふと空を見上げると――
香風「何か、降ってくる...」
そう落ち着いた声で呟く香風。確かに彼女の視界の空に一点――物なのか、何かが落ちてくる。そして段々と形が分かるぐらいに見えてきた。
香風「なに?あれ」
それは間違いなく自分が立っている場所へと落ちて来ていた。
だが同時にその落ちてくる物がデカいと気付く――っが、気づき避けるには遅すぎた。
もう避けたり逃げたりするのにもう手遅れだった。このままだとこの落ちてくるデカい物体の下敷きになるんだと覚悟しながらも、香風の表情は至って冷静であった。
しかしその時だった、突然落ちてきたもの落ちているにも関わらず、軌道を逸らして別の場所へ落下したのだった。
香風は何が何だか分からないが、しかしそれよりも気になって思わずその物体が落下した所へと走る。
香風「いた」
物体が落下した森へとたどり着いた香風がそこで見たのは、大きく周囲の木々をなぎ倒したデカいクレーターが其処にあり、そしてその中心には――
香風「あれは....人?」
そこには確かに人?らしきものが見える。彼女は危険だと言うのに躊躇いなく近づき始める。
そして近づくにすれ、その人らしきものが自分が知る人とは比較的にデカいと気づいた。
香風「おー、おおきい」
感情もないような間の抜けた声を漏らす香風。その時であった、彼女の背後より近づくものが複数現れる。
「おう、何だこりゃ?」
香風「ん?」
香風が振り返るとそこには複数の男たちが。その先頭には三人組の如何にも悪そうな男たちが居た。左に肥満体な男に、右にはチビな体型の男に、真ん中には如何にもボスだと言わんばかりの男がいる。
彼らは香風を見るとニヤニヤとした下卑た顔を浮かべて彼女をねっとりと舐めるように見つめる。
「兄貴、女ですぜ」
「可愛いんだな」
「こいつは中々に上玉かもなぁ、へへ」
男たちは賊だと香風はすぐに理解した。連中は何の迷いなく香風にじりじりと迫ってくる、このような連中が女性に対してやる事など知れたことである。
間違いなく捕まれば凌辱が待っている――なのに、香風は悲惨な末路が迫っているのに何の恐れも抱いていない。
「兄貴、こいつ怖がってないみたいですぜ?」
「ふん!すぐに沢山鳴かせてやるさぁ、ぐへへへ」
「オイラも沢山可愛いがって、喘がせてあげるんだなぁ」
男たちはとうとう香風のすぐ傍まで迫ってきた――っが、その時であった。香風や賊どもを覆うように暗くなった。
「ん?なんだ急に暗く....」
「あ、兄貴...あ、あれ!」
「あん?..............え?」
忠勝「.....!」
彼らは眼を疑った。なぜならば香風の後ろより、ゆうに3メートルはあろうかという全身鋼の鎧で覆う巨体がそこに聳え立って右目が赤く光り、けたたましい機械音を響かせる。
賊はその鋼の巨体――本多忠勝の姿を見て驚き、思わず全員武器を取って構える。
「て、てめぇ!!な、なにもんだ!ごら!!」
兄貴と呼ばれる頭目らしき男が忠勝の姿を見て、足をブルブルと震わして問いただしてきた。他の連中も武器を構えてはいるが、同じようにびくびくと忠勝にビビッている様子――ただ一人、香風は....。
香風「.....」
彼女は忠勝の姿を怖がりもせず、ジッと見つめている。そんな中、忠勝は周囲を見渡して自分が何処に居るのかを確認する。
忠勝「....!」
ここは日ノ本の何処か、なぜこんな所にいるのか、主家康はどうしたのか忠勝の頭の中は混乱していた。
だが目の前にいる男たちは自分に武器を向けており、そして自分の傍にいる少女は敵ではないと察する。
そして少女は自分が起きるまで危機的状況だったのだとも理解し、忠勝は機械音を大きく鳴らすと共に――自分の手にしているドリル状の忠勝専用の槍・三池光世改槍を振るった。
「な、なん...ぶぎゃ!!!」
忠勝の攻撃に賊どもは一瞬で薙ぎ払われ、吹き飛ばされるのであった。
「ひっ、ひぃいい!!お、覚えてやがれぇ!!」
賊どもは重傷ではあるが、散り散りで逃げていった。連中が居なくなって残ったのは忠勝と香風のみとなった。
香風は自分が助けられたのだと理解し、忠勝に礼を言う。
香風「ありがとう」
忠勝「.....!」
香風「え?“怪我はないか?”...そう言ったの?」
忠勝「.....!」
忠勝は一切喋っていない――にも関わらず、彼女は彼が何を言っているのか理解した。
香風は内心「変った人」と思ってしまうが、それでも彼女は忠勝に対して不思議と好感が持てた。
すると忠勝は再び機械音を鳴らす。
忠勝「....!」
香風「え?ここは、ひのものとの何処だって?」
忠勝「......!!」
香風「......ひのものとってなに?」
忠勝「........................................................Σ(・□・;)!!」
忠勝はそこで暫く思考が停止してしまうのだった。彼が再び意識を取り戻してから、香風から彼女が知る限りのことを聞いた。
ここは日ノ本ではなく後漢末期の中国、つまり三国志の世界だと分かった。
香風「字がない、不思議」
忠勝「....!」
香風「...お兄ちゃんはどうするの?」
忠勝「....!?」
忠勝はいきなり香風から「お兄ちゃん」と呼ばれて驚き焦る。香風は冷静のままその理由を話す。
香風「うん、お兄ちゃん。なんか一緒にいて安心するから、そんな感じする」
忠勝「.....!」
香風「ううん、徐晃じゃなくて、香風って呼んで」
忠勝は香風と聞いて頭の上に?に浮かぶ。彼女より真名のことも聞いた、それは神聖な名前で親しい間柄の者でなければ呼んではいけないと、先ほど香風から聞いたばかりだ。
なのに彼女はそれを教えてきた、忠勝としてはそんな大事な名前を易々と呼ぶに値したことはしてないと言うが――
香風「さっき、助けけてくれた。これじゃダメ?」
忠勝「....」
それは当たり前のことと忠勝は言う。しかし香風は「それでもシャンが良いって言ってるから、きにしないで」と言われたので忠勝は渋々と受け入れた。
香風「それでお兄ちゃんはどうするの?」
忠勝「………!」
香風「お兄ちゃんの主を探すの?」
忠勝「………!」
忠勝の返答に香風は何か考えたのか、忠勝に伝える。
香風「シャンも一緒に居て良い?」
忠勝「………!?」
香風「うん、助けてくれた、お礼」
忠勝「………!」
それから二人は移動しることに。その道中、忠勝は香風が役人の仕事をしていたことを知る。
香風「でもやめたの。だって都は賄賂や汚職をする人が多いから、やりがいがなくなった」
忠勝「………」
香風「旅の目的もない。ただ自由に回っているだけ」
香風は徐に空を見上げる。彼女の視界に鳥が映る、それを見る目が何処か羨ましそうにしている。
香風「……あの鳥みたいに、自由に空を飛んでいたら、いいなぁ……」
忠勝「………」
っと何を思ったのか、忠勝がいきなり香風を優しく持ち上げた。
香風「お、お兄ちゃん?」
香風も突然のことに驚く素振りを見せる中、忠勝の背中の鎧の一部が変形し二門の噴射口が現れ火を噴く。
そしてそのまま香風を抱き抱えながら、忠勝は空へと飛ぶ。
香風「そ、空を、飛んでる」
初めての体験、自分が鳥と同じ視点になるなんて思いもよらず、香風は目の前に広がる景色に眼を奪われていた。
驚きはあるが、怖いとは思わず処かまさか自分が空に浮かぶなどと喜びすら抱いていた。
香風「凄い、凄い!お兄ちゃん、凄いよ!」
感情を表に晒すことなどない香風は、そこで初めて大袈裟に喜んだ。
忠勝はそんな少女の喜びの姿に、忠勝も何処か嬉しそうである。
そして地上に着地し、彼女を降ろす。
香風は未だ空を飛んだ体験の興奮が冷めず、忠勝に迫る。
香風「お兄ちゃん、どうやって飛んだの!?教えて!」
忠勝「………!?」
思わぬ反応に焦る忠勝だが、香風は彼が凄く気に入ったようで思わず忠勝の鋼鉄の足に飛び付く。
香風「~♪…暖かい」
忠勝「………」
完全に忠勝に懐いた香風は、忠勝に言う。
忠勝「………!」
香風「……シャン、ずっと一緒についていく」
忠勝「………!?」
彼女からそう言われ、忠勝は彼女に良いのかと尋ねる様子を見せる。
それに香風は笑みを浮かべて、頷いて見せた。
香風「うん、お兄ちゃんとずっと一緒がいい」
忠勝「………」
彼女の意思は固いようで、忠勝は受け入れることにしたのだった。
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香風「それでお兄ちゃんと一緒に、家康さまを探す旅をしてたの」
桃香「そうなんだ…」
愛紗「大変だったのだな…」
稟「…しかし警戒もせずに、真名を即座に教えるとは」
香風「お兄ちゃんは、シャンにとって凄く落ち着くから……」
っと彼女は嬉しそうにし、笑みまで浮かべていた。
その忠勝との出会いが彼女にとって大切な宝物なのであろう………。
正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった
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はい
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いいえ