真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照   作:武者ジバニャン

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駄文と勝手なオリジナル要素が含まれています。ご注意ください。
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。

それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。



イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end

イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴


キャラクターストーリー・愛紗 彼女の誓い

その日、家康は桃香と廊下で雑談を興じていた。桃香は家康との雑談が楽しいのか、はたまた嬉しいのか、彼にこの前鈴々と街に遊びに行った時のことを話していた。

 

桃香「それでね~?この前は、鈴々ちゃんと一緒に街にいったの」

家康「ほお?よかったじゃないか」

嬉しそうに話す桃香が微笑ましいのか、家康は子を暖かく見守る親のような笑みを浮かべている。

桃香が大きな瞳をキラキラと輝かせながら話す言葉に耳を傾ける。

彼女の笑顔を見てると、家康はこっちまで楽しくなってくると思えてくる。

 

桃香「ご主人様も一緒に来ればよかったのに。わたしたち、いっぱい探してたんだよ」

彼女は凄く残念そうに頬を膨れまして拗ねてしまう。表情を二転三転コロコロ変える桃香に、家康は苦笑してしまう。

 

家康「すまないな。その時は忠勝と一緒に警邏に行っていたんだ」

苦笑いの家康だが、その時彼が気になっていることがある。それは、先ほどより桃香に抱かれた自分の肘が彼女のぽよぽよと柔らかい女性を強調している大きな胸に埋まっている。

しかし桃香はそんなの気にせずに話を続けている。

 

桃香「市で食べたお饅頭がとっても美味しかったの」

家康「そうか....ははは、それは一緒に食べたかったな」

桃香「お店は覚えてるから、一緒に行こ?今度」

彼女はどうしてか、腕を組んで歩きたがるのはどうしてかと不思議がる。だがそれにしても年下である彼女の積極的な行動にはたじろいでしまう。

 

家康「今から街にいくから、教えてくれ。余裕があればいけるかもしれない」

彼は今日も警邏に出なければならないのだ。街に向かう途中で偶然に桃香と出会い、それならばと途中まで話しながら行こうということになったのが、そもそもの始まり。

 

桃香「一人で食べたって美味しくないの!今度、みんなで一緒にいこう」

家康「と、桃香....その、だな...あんまり強く肘を抱いていると、その...」

桃香「え.....あ」

指摘すると桃香は、ハッと気づいたように腕の力を緩めた。すると桃香が不安げに家康に問い掛ける。

 

桃香「.....ご主人様は、こういう押し付けがましい女の子は、苦手?」

家康「ん?!」

いきなりの問いに家康は思わず驚く。

 

桃香「だって、困った顔した」

家康「それは気のせいだ桃香....ワシはそんなことを思ってはいない」

桃香「ほんと?」

家康「ああ!本当だ」

桃香「じゃあ、大胆な女の子の方が好き?」

家康に嫌われてないと知ると、桃香は再び彼に迫りながら問いかける。唐突な質問、今まで天下統一の為、絆の世を日ノ本に齎そうと奔走していた自分に好みの女子に関しての問いを掛けられても正直どう答えれば分からない。

 

家康「その、だな....」

桃香「年下と年上はどっちが好き?」

桃香の貪欲とも言えるその積極さにこれまで幾多の戦場を切り抜けた歴戦の将であり、天下人である徳川家康と言えどもこれには勝てなかった。

 

家康「桃香、一体どうしてそんなことを?」

桃香「えっと...そ、そう!世間話!ご主人様とこういうお話はあんまりしたことなかったでしょ!だから、ね!」

そう言われてみると確かにそんな世間話と言えるほど、彼女とそんな多くした覚えがないと気付く。

だが桃香の女子力高い質問は続いた――料理ができる女の子は好きか、お洒落な女の子は好きか、女の子のどんな髪型が好きか、などと色々と問われて、さしもの家康もタジタジであった。

 

っとその時であった。

 

愛紗「何をイチャイチャとしているのです?お二人は」

桃香「あ、愛紗ちゃん!?こ、これは....あはは」

家康の背後より突如現れた愛紗によって、桃香との雑談(桃香の一方的な)が終わりを告げる。

桃香は慌てて家康の腕を解く。

 

愛紗「意外な所でお見かけしました。ご主人様は警邏、桃香さまは政務ではありませんでしたか?」

家康「す、すまない!いま行こうと思ってな」

桃香「私もすぐやるね!さよならー!」

桃香は負い目あるみたくパタパタと足音を鳴らして走り去る。

彼女が居なくなると愛紗は溜め息をついてしまう。

 

愛紗「はぁ………まったく。桃香さまの、のんびりとしたお心根は変わりようはないようです」

家康「まぁあれでこそ桃香という感じがある」

愛紗「桃香さまが仕事を残していることくらい、察しがつくでしょ?たしなめていただくくらいでなければ、困ります」

家康「すまない!行こうと思っていたのだが……」

何とか弁明しようとするが、愛紗はーーぷい、っとそっぽを向いてしまう。

 

愛紗「執務室と外は逆方向です」

 

家康は愛紗を見つめ苦笑しながら「生真面目だな」と心内で思った。

もっともこうして引き締めて貰っているお陰で、助かってるのも事実だとも思っている。

 

家康「ちょっと弛んでいた。気をつけるよ、愛紗」

愛紗「謝っていただくほどでは………」

家康「これからも、ワシが弛んでいたらビシッと言ってくれ。頼りにしている愛紗」

愛紗「………っーーはっ!」

踵を揃えて直立し、家康に返礼する。やはり真面目と思いつつ家康も自らの仕事を全うすべく、警邏に赴こうと足を向ける。

 

家康「それじゃあ、行ってくる」

愛紗「あ、お待ちくださいご主人様。お一人で警邏に行かれるおつもりですか?」

家康「ん?ああ、そうだが....」

キョトンとした態度で愛紗に答えると、彼女はそれに待ったをかける。

 

愛紗「万が一のことが起きないとも限りません。私も同行いたします」

家康「え?」

愛紗からの唐突の申し出に家康は、思わず間の抜けた声を漏らしてしまう。しかし愛紗は諭すように話を続ける。

 

愛紗「ご主人様は、天の御使いという替えの利かない存在であり、我らにとって大事な存在です。もっと御身を大切にしてください」

早口に言いいながら彼女は家康の隣に並ぶ。そしてさも当たり前のように今から共に行こうと笑みを浮かべる。

 

愛紗「ご主人様、参りましょう」

家康「そ、そうだな」

しかし家康、愛紗と2人の時間というのも、桃香同様、中々に持てない貴重な時間だ。

そして二人はそのまま街へと向かうのであった....。

 

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

愛紗「今日も賑やかですね」

家康「そうだな」

戦いの爪痕は過去のもの....なんだかんだで皆、たくましいものだと感心する。市も立って、街の大通りは活気に満ちている。

 

「あっ!?関将軍....」

 

愛紗「む?」

 

「し、失礼いたしました~~~~っ!!」

愛紗が振り向くと、身体を二つ折にして声を掛けてきた町娘はバタバタと走り去ってしまう。

 

愛紗「...............」

家康「あれは愛紗に怯えてたわけじゃないさ」

愛紗「......そうでしょうか」

家康なりにすかさずフォローをするが、これで案外傷つきやすい、愛紗の性質はわかってきているのだ。

 

家康「愛紗はワシなんかよりずっと凛々しいし、威厳があるからだ」

愛紗「よしてください、そのようなご冗談を!」

家康「そんな意地を張ってはもたないぞ」

頑として真面目に家康に怒る愛紗。武人として、武将として楽観するようなことを言えないし、言わない。

陽気な家康に彼女は怒り説教する。

 

愛紗「怒らせるからです!まだまだ気を緩めていい状況ではないことくらい、ご承知でしょう」

また始まってしまったと家康は苦笑いを浮かべる、クドクドと始まったお説教を聞き流そうかと一瞬考えるが、愛紗に悪いと思いやめた。

 

愛紗「天下泰平の大願成就に向けて、我らは一歩を踏み出したに過ぎません!今こそ心身を引き締めて!」

家康「.....お、いい香りがするな」

愛紗「............」

家康の鼻が店から漂う香ばしい香りに釣られてしまう。それに対して愛紗の顔が更にムッとなる。

それを見て家康は苦笑交じりに愛紗に諭す。

 

家康「いつも張りつめていたら、どこかで切れてしまうぞ。愛紗はちょっと生真面目すぎるぞ?こういう時は抜かないと」

愛紗「桃香さまのようなことを仰る」

家康「皆がそう言うんだ、少しは耳を傾けておいていいと思うぞ」

家康からそう言われて、愛紗は「む、むう」っと口からでて考えるようにする。

そして考えてから彼女は言う。

 

愛紗「性分なのでしょうね。私はそのような器用にはできておりませんので」

家康「しかし、志は立派だと思う」

愛紗「私の志は桃香さまから頂きました」

彼女は嘗て一人の武侠であった....世を憂い、憤りのままに力を振るうばかり。

しかし桃香と出会い、それが一気に変わってしまった――今までと違い、桃香と歩み始めてから自分たちが世を変えるなどとは夢にも思わなかった。

 

愛紗「私の武に理由をくださったのは、桃香さまです」

これまで、彼女から聞いたことがない...これはきっと凄い大切な話だ。

 

愛紗「桃香さまに出会う前の私は、村を巡り、盗賊たちを討つ程度のことを満足をしていました。まるで救世主にでもなったように」

愛紗の過去に思いがけず触れて、余計な一切を言う気は失せた。ただ耳を澄まして、横顔を見入る。

 

愛紗「私は、私の器の中でしか物を考えず.....己の限界を勝手に定めていました。遥かに強大な敵と戦うことなど、考えもしなかったのです」

彼女の語る姿に熱が入る。彼女が桃香と出会った時ーーか弱い腕で剣を握り、背には無力な民を庇い、百にも近い盗賊の前に立ち塞がっていた、と。

その時の愛紗の眼に映る桃香は、大きく眩しく見えたと誇らしげに桃香を語る愛紗は、常にはない少しの幼さを見せる。

 

愛紗「あの方には際立った武も、才もありません。

しかし不器用なまでの優しさがあります」

家康「そうか」

愛紗「あの方の出会いが、私に理由をくれました」

家康「理由?」

愛紗「盗賊を追い払った後、桃香さまが『そんなに強いお二人なら、もっとたくさんの人を救えると思いますよ』と」

家康「ははは、桃香らしいな」

それを聞いて家康は実に桃香らしいと口にする。本来なら救ってくれてありがとうなのだが、だが自分よりも他人を優先する桃香ならではと思える。

かつてない安らかな気持ちで、家康と愛紗は笑い合う。

 

愛紗「胸に風が吹き込むのを感じました。あの方が、私の武に理由をくれましたーー私たちの居場所を見つけることが出来たのです」

鈴々を入れた三人が掲げる理想の根幹にあるものは、透明と言えるほどに澄んだ眩い意志だった。

彼女らの出会いとその理想の奥底を聞いて、家康は強く納得する。

 

家康「そうだったのだな。ーーならばワシも、愛紗の力になりたいと改めて思う」

愛紗「………私の?」

思わぬ発言にキョトンとして眼を丸くして家康を見つめる。

 

家康「ああ。愛紗や桃香、皆の分もだ」

愛紗「ご主人様……」

家康のその言葉に愛紗は感極まり更に瞳まで潤み、嬉しさが込み上がる。

やはり彼を主と仰いで正しかったと愛紗はそう思う。

 

愛紗「はい……期待しております、ご主人様」

家康「よし!なら、腹ごしらえに饅頭でも食べに行くか!」

っと家康は愛紗の手を握り、桃香が教えてくれた饅頭が店へと向かう。

その間に愛紗は呆れつつも笑みを浮かべていた。

 

愛紗「もう………ご主人様」

家康「ん?」

彼女は優しき笑みで呟く。

 

愛紗「これからも、どうか、私たちをよろしくお願いします」

家康「ああ」

っと笑みを浮かべ合う二人はそのまま歩き続けるのであった。

正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった

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