真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照   作:武者ジバニャン

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駄文と勝手なオリジナル要素が含まれています。ご注意ください。
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。

それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。



イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end

イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴


第二十一章 新たな動乱の序章

青州

 

ここ青州にて一陣の暴風が吹いていた。

 

???「邪魔」

 

大きな2本のアホ毛が特徴の赤い髪色、その手には長い方天戟、見た目などは肌が薄い褐色肌でスタイルなど愛紗や趙雲にも引けは取らないぐらいに抜群の美少女である。

その彼女が一言発した途端に、周囲の賊どもが一気に血しぶきを上げて次々と絶命して果てる。

その彼女に愛紗が注意する。

 

愛紗「賊は無暗に殺すな!投降した者は受け入れてやれ!―――呂布殿!」

 

???「....」

 

彼女...賊を次々に屠っている彼女こそ、戦場で文字通り無双の強さを誇り天下無双、または三國無双など謳われるかの武将・呂布、字名は奉先。彼女は朝廷に属する董卓の配下である。

愛紗から注意を受ける呂布であるが、感情をあまり表に出さないタイプなのか反応が薄くて無言の様子を見せる。

 

呂布「....」

 

無言で注意してくる愛紗を見据える。その間も愛紗は尚も呂布に苦言を呈する。

 

愛紗「今回の作戦の趣旨を違えるな!賊の平定が目的であって、殲滅ではないぞ!」

呂布「.....」

愛紗「貴様...!」

しかし呂布、これに対し真面目に聞いている節はなく、煩わしいと眼を逸らして聞き流しているだけであった。

それに気づいた愛紗は顔を顰めて険しくなり、態度の悪い呂布に憤る。

呂布と愛紗――2人の間にじわりと高まりつつある緊張を一つの大きな影が現れ、破ることとなる。

 

愛紗「た、忠勝殿!!」

忠勝「....!」

 

呂布「.....」

 

2人の間に割って入るように忠勝が空より降りてきた。静かな機械音を鳴らしながら大きく聳え立って見せる忠勝。

彼は愛紗と呂布に「身内で無駄な争いをするな」と仲裁のつもりで来たのだ。

だが未だに呂布の態度に蟠りを抱き、納得出来ないでいる愛紗は忠勝に訴える。

 

愛紗「忠勝殿!止めないでください!この者、己が将である自覚などない態度に看過出来ません!」

忠勝「.....!」

愛紗「...っ!――そ、それは!....わかり、ました」

呂布の態度に怒り続ける愛紗、だが忠勝は「我らは合同軍であるから、朝廷の者たちと諍い起こすのは良きことではないし、何よりも家康様に要らぬ負担がかかる」っとやはり喋ることはなく、機械音を鳴らしているにも関わらずそれが愛紗に伝わる。

喋っているわけではない機械音を鳴らしてだけなのに、意思が疎通できることに若干まだ疑問を抱く愛紗ではあるが彼の伝えたいことは理解し、家康に負担がかかると言われれば渋々ではあるが納得するしかなかった。

今回、彼らがどうして朝廷から派遣された呂布と共にこうして賊の平定をしているのか――結論から言えば、黄巾の乱が終わっても青州の中央部は大して平和にはならなかった。

黄巾党の大きな動きはぱったりと途絶えるが、州牧は相変わらず決まらないままであった。

あちこちから賊が流れこんでくる無法地帯なのも変わっていない。

徐州に戻った雷々と電々が頑張ってるという噂は聞くものの、そうすぐに勢力を盛り返すという訳ではなかった。

 

???「恋どのー」

???2「アホ恋、やっぱこないになっとったか」

 

呂布「音々音、霞」

 

呂布の下に駆け付けたのは、小さい女の子と愛紗や呂布に負けない豊満な胸に晒し木綿を巻き、偃月刀を持つ関西弁を話す女性が現れる。

小さい女の子は陳宮、そして女性の方は張遼、字名は文遠――2人とも呂布と同じ董卓配下の将。

彼女らも呂布と共に中朗将の盧植や董卓がこちらの状況を気にかけ、青州平定の名目で援軍として送くられたのだ。

 

張遼「恋、アンタどうせ見境なしに暴れ回ったんやろ」

呂布「......?」

張遼「自覚もないんかい!!」

張遼のツッコミが飛ぶ中、忠勝の傍に駆け付けた香風が喋る。

 

香風「もう皆お腹もすいてるから、早く戻ってご飯にしよ」

呂布「......ごはん」

香風の言葉に耳をぴくっとさせ、更には腹の虫を鳴らす呂布。その彼女に陳宮もその通りだと賛成する。

 

陳宮「残念ながらその通りですぞ。恋殿、帰ってご飯にするのです」

呂布「.....(コクッ)」

呂布は陳宮の申し出に賛成するように強く頷く。そんなやり取りの中、張遼が愛紗と忠勝、香風に申し訳なさそうに呂布に代わって謝罪の言葉を述べる。

 

張遼「.....なんや、迷惑かけてすまんなぁ。そっちの劉備ちゃんが平原の相になったばっかで忙しいのにな」

愛紗「いえ。だからこそ、応援があるのとないのとで大違いですから。助かります、張遼殿」

二人がそうやり取りを交わす中、忠勝は徐に呂布を見つめていた。「あれが呂布か」っと忠勝はそう思っているようだ、

すると呂布と目が合ってしまう。

 

呂布「......」

忠勝「......!」

 

呂布は何を思ったのか、忠勝の傍まで近寄って遥かに巨体な彼を見上げながら見つめてくる。その呂布に愛紗や香風、張遼や陳宮もこれに不思議がる。

外野がそんな反応する中、呂布は忠勝に話しかける。

 

呂布「.....とっても、強そう」

忠勝「....!」

無表情でそう告げる呂布は何事もなかったように、自分の本陣へと帰路へつく。陳宮や張遼も続くように去っていく。

 

愛紗「...あれで朝廷に仕えるとは」

香風「でもあの呂布って人、噂には聞いてる。一人で多くの黄巾党を殲滅したって」

 

忠勝「....」

 

愛紗と香風が呂布について喋っているのを余所に、忠勝はその本人の背中が見えなくなるまで見つめるのであった。

そして賊の平定を終わらした呂布らは直ぐに都へと帰還する。

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 

司隷・洛陽

 

洛陽...この中原の、漢王朝の中心部であり政の全てをここで行われている。その玉座の間で2人の女性がいた。

 

何進「やれやれ....未だ青州の平定すらならずとは。国庫も厳しいというのに、何度兵を出せば気が済むのだ、董仲穎」

彼女は何進、漢の大将軍である。以前は市井の肉屋だったが、妹が宮中に入ったことをきっかけに武官として取り立てられた。

全くの無能というわけではないが、酷薄で権力欲が強く、保身を第一に考える性格の持ち主。

その彼女に平伏するのは董卓、字名は仲頴...涼州の州牧であったが、軍事力を背景に次第に頭角を現すようになり現在は中朗将の位を与えられている。

その董卓の傍に控えている眼鏡を掛けた少女は賈詡、字名は文和...彼女の配下であり軍師も務める。

 

賈詡「(国庫が厳しいのはお前たちの贅沢三昧の所為だろ....)」

 

などと内心、嫌味ったらしく董卓にグチグチと責めてくる何進に憤る。その彼女を余所に董卓は冷静な態度で何進に応対する。

 

董卓「そうはおっしゃいますが.....新しい州牧を任ずるにはまず現地の平定が必要と、先日の軍議で何進殿も同意下さったではありませんか」

何進「ほう、余の判断に誤りがあったと。自らの不手際を棚に上げて」

董卓「.......けしてそのような」

何進の理不尽で身勝手な問い攻めに当惑する董卓。それを面白く見つつ嘲笑しながら何進は嫌味を続ける。

 

何進「まぁいい。で、涼州や漢中への対応はどうなっている?彼奴ら、ろくに臣下の礼も取らぬ不忠者共、しっかりと弁えさせているのだろうな?」

董卓「それには皇甫嵩殿、盧植殿にお任せしております。ですので直ぐに恭順させることができるでしょう」

何進「見込みの話など不要だ。結果のみを知らせれば良い」

董卓の話に全く相手にする気などなく、彼女に理不尽に押し付ける。その言葉に董卓は苦虫を嚙み潰したように顔を険しくする。

 

何進「なんだ?何か文句でもあるのか?」

董卓「いえ!そのような!」

何進「ふん。中朗将のなり手など幾らでもおるわ。冀州の袁紹、揚州の袁術....禁城でもそれ以外の者共も是非にという文が数多く届いておる」

何進は――特に袁紹は名ばかりの中軍校尉ではなく、実際に官軍を率いる職を欲しがっているようだし、っと嘲笑うように嫌味っぽく董卓に聞かせる。

そこへ何進の実の妹であり漢の皇后でもある何皇后がやってきた。

 

何皇后「姉様。空丹様が、会議はまだ終わらないのかと言っているわよ」

何進「ああ、そうであった。.....まったく、着物の誂えなど余がおらずとも何とでもなるだろうに」

 

董卓「.....」

賈詡「(その着物一着で、地方へ兵をどれだけ出せると思ってるんだよ!!くそ!!)」

何ともこの乱世によって民草が苦しんでいるというのに、この何進と何皇后の会話に呆れと失望の感情が沸々と湧いてくる董卓と賈詡。

そこで軍議は終了し、何進たちはすぐに玉座の間から出ていく。残されてからすぐに声を挙げたのは賈詡であった、彼女は先ほどより何進の傲慢なる姿勢に怒りを貯めており漸くそこで吹き上がったのだ。

 

賈詡「何なのよ!!あれは!!あいつら何様なんだ!!」

董卓「詠ちゃん...落ち着いて、ね?」

何とか宥めようとする董卓の気持ちに逆らうように賈詡の怒りは収まることはなかった。

 

賈詡「それに袁紹....袁術だって!?何進は本気であいつらに中朗将の任を任す気!?そうなったら漢王朝はおしまいよ!!おしまい!!」

董卓「詠ちゃん、声が大きいよ....」

董卓に指摘され、賈詡は漸く落ち着いて「ごめん、月」っと彼女の真名を口にしながら謝罪するのであった。

 

董卓「でもせめて、風鈴さんや楼杏さんが居てくれれば、ちょっとは違ったと思うんだけど」

賈詡「.....各地の平定に行かせたのは、それが狙いだったんだよ。そういうことには知恵が回るんだから、あの肉屋」

玉座の間から離れながら自室へ移動の中でそう話し合う2人――その中で賈詡は意を決した顔で董卓に告げる。

 

賈詡「もう我慢なんてしてる場合じゃない。今がその時だよ、月」

彼女の言葉に董卓の顔が強張る。緊張感すら彼女らの周りに張りつめてしまうぐらいに。

 

董卓「うん」

賈詡「迷ってる時間はないんだよ、月。霞たちが戻ってきたらすぐにでも...」

董卓「....そうじゃないよ。動くにしてもその後のことも考えなきゃ...」

彼女に言われてバツが悪そうに顔を俯かせる賈詡、軍師であるのに感情的になってしまったと反省する。

その時、董卓の自室の扉の外側から声が聞こえる。

 

???「仲頴.....董仲頴は居りますか?」

董卓「劉協さま!?」

賈詡「ど、どうしてこちらに!?」

二人は急いで扉を開けると、そこには一人の貴人の少女が立っていた。

彼女は劉協、漢の皇女で漢王朝の帝・霊帝の妹である。その彼女が単身董卓の部屋までやってきたことに驚き、急いで中に入ってほしいと懇願し招き入れる。

 

董卓「劉協様...どうしてこちらに?」

劉協「お姉さまのことです」

董卓「主上様の....」

劉協は恐る恐る神妙な顔で話始める。あの黄巾党の騒ぎが収まってからというもの、何進や何皇后は霊帝に対してより一層の無駄な国庫の浪費を求めるようになったと。

禁城で育った劉協だが、しかしよく宮中に日夜運ばれてくる高価な宝石や着物を見て、あれは国庫を大きく圧迫させていると理解していた。

 

劉協「あれは国庫を酷く枯渇させる行いなのではないですか?」

董卓「それは.....」

劉協「天子の妹だと遠慮せず、正直に答えてください。わたしはそれを教えてほしくて、ここに来たのです」

劉協の必死な気持ちにこれ以上言わないのは無礼だと、董卓は決意して彼女の問いに答える。

 

董卓「でしたら....その通りです」

劉協「.....やっぱり、そうなのですね」

やはりと劉協は暗く顔を俯かせてしまう。董卓からは、このままでは第二の黄巾党どころか、大陸全土を巻き込む更に長い長い乱世の時代になってしまうと危惧される。

それほどの状況になっているのかと劉協は驚愕し、このままでは間違いなく漢王朝は滅びの道へと進む言われて居ても立っても居られないと焦る。

 

劉協「わたしに、何かできることはありませんか?」

統治を怠った王朝が滅びるのは、定めと教わっている。しかし正しい行いをする董卓や皇甫嵩や盧植、それに民草たちがこれ以上苦しむことだけは避けなければならないと、董卓に哀願するように頼み込む。

 

劉協「この国の良心は、もうあなた方だけなのです」

董卓「劉協さま....」

彼女の眼を見て董卓は決意し、劉協に告げる。

 

董卓「でしたら、劉協様。恐れながら....私に、劉協様の真名を呼ぶことをお許しください!」

劉協「もちろんです!この国を救うため、力を貸してください。月」

董卓「ありがとうございます。白湯さま」

董卓はもう迷いのない顔を浮かべており、賈詡はそれを見て察して彼女の言葉を待つ。

 

董卓「詠ちゃん。私、決めたよ」

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼

 

その数日....。宮中の中庭にて寛ぐ2人の女性...一人はこの漢王朝の帝である霊帝、後漢王朝の第12代皇帝で、本名は劉宏――そして劉協の実の姉である。

 

霊帝「ふぁあ....黄、今日はいい天気ね」

趙忠「はい、空丹様」

気だるげに天気の心地よさに堪能する霊帝に肯定する女性は趙忠、人民に重い賦役・租税を課し、官位さえも売り出して金や宝石などに費やし、民草に負担を強いて得た官位「中常侍」を使って皇帝に取り入った宦官「十常侍」の一人。

 

その二人はこの大陸で起きている出来事など知ったことかと寛ぐ中、そこへ焦るように何進がやってきた。

 

何進「空丹様!一大事にございます!!」

霊帝「どうしたの?傾。騒がしいようだけど」

何進「董卓の奴め!とうとう本性を現しました!反乱です!兵を挙げ、この宮中にまで迫っております!」

荒れる息を整える何進から告げられた報告に、霊帝はどういうことかサッパリ理解していないが付き人の趙忠はそうではなく真っ青な顔で驚愕する。

だがことは急がねばならないと考え、霊帝を安全な場所に避難させるよう移動させる。

その間に何進は兵を集めて董卓を迎え撃とうとする。

 

何進「董卓め!許さんぞ!」

 

その董卓本人が兵や、張遼、賈詡、呂布、陳宮、更に張遼や呂布と同じ董卓配下の武将華雄を引き連れて現れる。

その冷静な表情の董卓を見て苛立ちを募り、何進は激怒する。

 

何進「董卓!貴様ここをどこと心得ている!!何をしているのか、分かっているのだろうな!!」

 

董卓「分かっているからこうしているのです」

彼女は天子を刃向かっているのではなく、天子を利用して私欲に貪る賊を誅滅しに来た何進に豪語する。

その言葉に何進は身勝手にも更に怒りを露にした。

 

何進「天に唾する西涼の田舎者風情が!!者共!逆賊董卓に天誅を食らわしてやれぇ!!」

 

董卓「正当な天子様に仕える勇敢な将兵よ!天子様を蔑ろにする何進に鉄槌を!!」

 

董卓と何進....2人の号令によって両者が率いる将兵らは激突したが――

 

呂布「邪魔」

 

張遼「どぉらぁあああ!!失せろやぁ!!」

 

華雄「身の程知らずがっ!!我が武によって朽ち果てろ!」

 

だが練度や質の違いすぎる為、早々に何進率いる将兵全て撃破されてしまった。

その結果、何進と何皇后の行方は知れずとなり、霊帝と趙忠は囚われることとなった。

そして霊帝である劉宏は帝から即日退位され、彼女の実妹である劉協が新たに献帝として即位することと相成った。

 

 

 

 

正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった

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