真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照   作:武者ジバニャン

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駄文と勝手なオリジナル要素が含まれています。ご注意ください。
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。

それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。



イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end

イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴


第二十二章 各地での反応

幽州・薊

 

あの洛陽での騒動から時が経ち、ここ幽州にある薊にて桃香と家康、それに公孫瓚が城門前で集まっていた。

 

桃香「風鈴先生....大丈夫かな」

公孫瓚「予定ではもうすぐ着くはずなんだけどな」

 

家康「....」

 

洛陽では帝が霊帝から献帝に代わり、これまで何進がいた地位に董卓が収まった。

それだけでも驚愕の急報であったが、それに留まらず、桃香と公孫瓚の恩師であり漢王朝に仕えているはずの朝廷の臣下であるはずの盧植が洛陽より追放されることとなった。

盧植は洛陽での簒奪騒ぎを聞きつけ、急ぎ帰還し事の真相を董卓に問い詰めるも「朝廷の為、陛下の為、この大陸の民の為にやった」っと聞かされ耳を疑った。

董卓から新たに据えた劉協を共に支えようと誘われるが、盧植はこれを拒否。

結果追放という形でこの幽州まで流されるという通達が、桃香と公孫瓚にもやってきたのだ。

 

家康「....やはり本当なのか?」

公孫瓚「正直、私も書状を見た時、眼を疑ったよ。けど皇甫嵩殿の印章は本物だったし....だからこうやって、桃香も呼んだんだ」

公孫瓚は桃香に謝罪を述べる。本当であれば平原で迎えられれば良かったと言い、しかし結果は薊までの護送って扱いだったのだ。

恩師のただならぬ状況に公孫瓚も焦ったのだろう。だが桃香は首を左右に振り、自分も公孫瓚と同じだと言う。

 

桃香「ううん、雛里ちゃんや愛紗ちゃんが、行ってきていいって言ってくれたから」

家康「朝廷は最近とんでもない事になってるみたいだしな」

 

家康の言葉に公孫瓚は頷く。彼女の話では朝廷の何処を歩いても血の匂いがするとか、挨拶に行った州牧だか太守だかが追い返されたなんと噂が、悪く流れていると聞いてるらしい。

 

公孫瓚「正直今の朝廷の状況がハッキリと流れてこないんだ」

彼女の話に朱里も眼を伏せて申し訳なさそうに喋る。

 

朱里「情報を集めているのですが、とにかく錯綜していて、真実の精査が困難を極めています」

稟「何進将軍や何皇后、十常侍を含む高級官の多くが粛清されたことと、それを指揮したのが董卓殿というだけです」

朱里「あとは霊帝の代わりに献帝が即位したとききました」

公孫瓚「その献帝が、帝位を簒奪するために董卓をそそのかした、なんて話もあったぞ」

朱里と稟の話に補足するように公孫瓚が頷きながら話す。更に噂では董卓は匈奴の先手だとか、既に真の董卓は亡く、もののけがすり替わったなどと眉唾物の噂まで流れている始末。

 

公孫瓚「わけがわからんな...」

稟「それだけ都が混乱の極みなのでしょう。皇甫嵩殿の話では董卓殿は、誠実で優しい方だとか、まぁ事実は定かではないですが...」

桃香「董卓さんの、その....粛清、したのって、そういう人たちなんじゃないかな?」

桃香は恐る恐る不安げに口ずさむ。その彼女に家康は言う。

 

家康「そうしたくなる気持ちは分かるが、あまりにも性急すぎるとワシは思う。これではただ悪戯に混乱を続けるだけだ」

公孫瓚「それに風鈴先生は賄賂を送ったりしない、受け取ったりする人じゃない。追放される理由がないじゃないか」

桃香「そうだよね....」

 

その時だった。彼らの視界にある一団が映り、朱里がそれを見ながら知らせる。

 

朱里「あ、見えてきましたよ。あの隊列では?」

公孫瓚「おっと、お喋りはここまでだな。丁重にお迎えしよう」

そして盧植を乗せた馬車を護送する一団が桃香たちの前で止まり、その馬車より盧植が降りてきた。

久しぶりの恩師との再会に桃香は嬉しさが生じ、彼女に抱きつく。教え子との再会に笑みを浮かべる盧植であったが、しかし公孫瓚が用意した部屋にて真剣な顔で都で起きた出来事を話してくれた。

 

桃香「じゃあ.....董卓さんの噂は、みんな本当なんですか?」

盧植「ええ。.....少なくとも、都に粛清の嵐が吹き荒れたのは事実。十常侍は壊滅、何進大将軍は行方不明よ」

粛清されたのはどれも悪評や悪行のある人間ばかり。だが余りの苛烈すぎて誰もが董卓の顔色を伺い、萎縮してしまっているらしい。

 

公孫瓚「先生がいたのに、どうして....?」

盧植「私と楼杏さんは、地方の反乱の平定に出ていたのよ。その間に何があったかは分からないけれど....洛陽に戻って月ちゃんの真意を質そうとしたら、こうなってしまって....」

家康「皇甫嵩殿は?」

盧植「楼杏さんは朝廷に残ったわ。新参者の私と違って、古い家柄だしね。

おかげでこうして色々取り計らってもらえたけど....」

彼女にも辛い目を見させてしまったと、眼を伏せて後悔が混じった顔を浮かべてしまう盧植。

元の同僚を追放する手続きをするなんて、皇甫嵩はどんな気持ちだったのだろうか。

きっと計り知れない悔しさがあったのだろう。

家康たちはそれ以上何もいう事が出来ず、顔を見合わせるしかなかった。

 

盧植「こうなるかもしれないっていうのは分かっていたのに。月ちゃんたちの代わりに、私が都に残っていれば....」

そうすればこんな状況にはならなかったのではと悔しさが募り、握り拳に力が籠る。

 

家康「しかし...盧植殿」

盧植「貴方たちも、風鈴で構わないわよ。白蓮ちゃんや桃香ちゃんを支えてくれている子たちでしょう?ずっと会いたいと思っていたの」

家康とは初めての挨拶となる。しかしこんな形でなるとは皮肉であろう。

 

家康「風鈴殿の追放が幽州だったのは、どうしてなのだろうか。桃香たちが教え子なのは董卓殿もよく知っているはずでは?」

盧植→風鈴「そうね。月ちゃんが何も言わなかったのは月ちゃんなりの最後の温情なのか....」

稟「我々を試しているか、ですか...」

公孫瓚「ともかく、先生の預かりは正式に幽州ってことになってるんだ。先生にも気軽に会えるから、桃香も会いに来てくれていいからな」

桃香「うん。ありがとう、白蓮ちゃん」

風鈴「私からもありがとうね?白蓮ちゃん」

 

場の空気を改めるように努めて振る舞う公孫瓚に、風鈴や桃香も漸く穏やかな笑みを浮かべる。

 

 

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家康「....桃香」

朱里「桃香さま...」

 

彼らは廊下を歩く中で何処か心此処に非ずな桃香に呼びかける。

 

桃香「あ.....ごめんね、なに?」

家康「いやなに...ぼうっとしているから風鈴殿のことを考えてるのかと思ってな」

風鈴と別れた後、薊の城の廊下を歩きながら桃香は家康たちの声など届いてない感じであった。

桃香は眼を伏せて悲しげに呟く。

 

桃香「うん....先生のことも考えてたけど、そうじゃないの」

家康「....董卓殿のことか?」

彼女は家康の問いに頷く。これまでの手紙の内容では、青州の事も気遣ってくれる人間からしたら信じられないと言うものらしい。

家康としては史実の董卓が暴虐の限りを尽くす悪漢だといのを知っているが、この世界での董卓は皇甫嵩から聞いた話や以前貰った手紙の内容を読んで「これがあの董卓なのか?」と思えるぐらい、気遣いも細やかで良き人だったと印象に残っていた。

 

桃香「会ったことはないけど、朝廷にもこういう考えの人がいるんだって....。何となくご主人様や愛紗ちゃんたちみたいな、仲間みたいな気がしてたから」

身分は凄く上の人だから、失礼なんだけどねっと苦笑交じりに言う。しかしだからこそ、そんな性急で非情な手段に訴えるなど、考えにくかった。

 

朱里「ですが....これからまた、大きな動きがあると思います」

桃香「動き?」

稟「そうですね。風鈴殿の話、我らが集めた情報...これらを総合すると、今回の粛清、あまりにも動きが性急すぎます」

家康「つまり、大きな反発がある、ということだな?」

稟「反発程度で済めばよいのですが....」

 

 

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冀州

 

文醜「全体止まれー!」

顔良「麗羽さま、いかがでしょうか?」

 

ここ冀州にてとある軍隊が大規模訓練を行っていた。それを指揮しているのは2人の少女、彼女らは文醜と顔良....冀州一帯を納める袁家当主・袁紹の配下の将である。

そしてその顔良に呼びかけられたのは、金髪縦ロールのお嬢様風の少女・彼女こそ袁家の当主・袁紹、字名は本初。4代にわたって三公を輩出した名門汝南袁氏の出身である。

その袁紹は目の前で増強した軍勢を見て満足したような顔を浮かべる。

 

袁紹「えぇ!えぇ!とても素晴らしいですわ。これで我が袁家の冀州軍も、ここまで強くなりましたわ!よく頑張ってくださいましたわ、2人とも」

顔良「この半年、大分無理しちゃいましたからね。軍備増強で税金もさらに上げるしかありませんでしたから」

っと苦笑いで苦労したと顔をする顔良。しかし袁紹はそんなの屁でもないと高笑いをしながらに言う。

 

袁紹「全てはあの、董卓に復讐するためですわ。ひいてはそれが空丹様のため、更には漢王朝のためですわ!そんなの当たり前ですわ!」

文醜「で、呂布に勝つんですね!」

顔良「か、勝てるんですかぁ?」

袁紹「あのような卑怯な戦い方をしてきた連中、正面からなら負けませんわ!」

呂布がどうとか、復讐がどうとか言う話には理由がある。それは董卓が行った何進を含めた高級官僚の粛清のあの日――あの時、袁紹は何進に呼ばれて洛陽に兵を率いて駐屯していた。

しかし董卓の粛清が開始されたと同時に、彼女が放った刺客として呂布が袁紹の軍に奇襲を仕掛け、単身で袁軍の兵に打撃を与えた。

何とかして冀州に逃げ帰った袁紹は、董卓や呂布に雪辱を晴らす為にこうして軍を再編、増強を行っていた。

 

袁紹「それに、対抗する策はちゃんと考えておりますもの。おーほっほっほ!おーほっほっほ!」

???「麗羽さま!大変です!」

っとそこへ眼鏡を掛けた少女が現れる、彼女は田豊、袁紹軍筆頭軍師である。その彼女は息を切らしながら何かを知らせにやってきた。

 

袁紹「なんですの?真直さん。人が半年ぶりに良い気分に浸っておりましたのに」

田豊「はぁはぁはぁ!....それどころじゃ、なくって、ですね!」

顔良「真直ちゃん大丈夫?」

文醜「水飲むかー?」

気遣う文醜と顔良、その二人に「ありがとう」と礼を述べた後、袁紹に可及的速やかに知らせるべき事を告げる。

 

田豊「都に送っていた間者から報告がありまして....董卓が、相国になったそうです」

袁紹「な....っ!?」

田豊「で、都を洛陽から長安に移すとか」

袁紹「な、な、な.....なななななな......!」

 

田豊からの報告に袁紹は先ほどの上機嫌から一変、驚愕して思うように言葉がでない。そんな彼女とは違い文醜と顔良は何のことかサッパリだった。

 

文醜「なぁなぁ、都を移すのが大騒ぎなのはわかるけど、しょーこくってなんだ?都にそんな官位あったか?」

顔良「さぁ、聞いたことはないけど....」

田豊「仕方ないわよ。もう随分長く空席が続いていた官位だもの」

相国とは、太政大臣の唐名。 中国の漢代における廷臣の最高職であり、 現代では元首が政務を総攬する国(大統領制の国や君主が任意に政府要職者を任命できる国)の首相に類似する位である。

袁紹はそんな文醜と顔良を放って一人苛立ち、とうとう怒りだした。

 

袁紹「許せませんわ!!あの逆賊!!真直さん!!例の檄文は用意出来てますわよね!すぐに大陸中の諸侯に早馬を出しなさい!!大至急ですわよ!!」

田豊「は、はい!!」

 

袁紹「待っていなさい....逆賊はこのわたくし、袁本初が華麗に雄々しく討伐してみせますわ!!」

 

 

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苑州・陳留

 

ここ苑州・陳留の城にある玉座の間では曹操が軍議にて、軍師である荀彧から袁紹から届いた檄文を読み報告していた。

 

曹操「.....なるほど。董仲頴が相国に任じられ、しかも遷都まで言い出したら....それは麗羽も荒れるでしょうね」

荀彧「あれは事あるごとに三公を輩出している名家だと、豪語していますから」

そして袁紹が自分よりも高い地位になった董卓に対して、嫉妬で怒っているのだと嘲笑いながらいい気味だと荀彧は言う。

この荀彧、嘗ては袁紹の下で軍師を務めていたのだが、余りに人の話を聞かず自己中心的に事を進める袁紹に嫌気が差してこの曹操の配下となったのだ。

 

曹操「そんなことより、我らはこの董卓討伐軍を興すべしという檄文にたいして、どう振る舞うべきかしら?」

その曹操に手を上げる者が――その者は美しく魅惑的なスタイルの女性、彼女は陳珪、字名は漢瑜。

元肺国の相だったが、黄巾党の侵攻で落城寸前だったところを曹操に救われ、その実力を認め、その庇護を得る為に彼女に国をあけ渡した。

常に笑顔を絶やさないが、腹の底では何を考えているか読みにくい為、曹操に下った後も「女狐」と呼ばれている。

 

陳珪「参加すべきかと....袁紹殿は小物ですが、こと奸智と政治力に関しては中々のもの」

更には集めた諸侯の前で欠席した曹操を悪し様に言うのは間違いないと言う。それを聞いて曹操は「ああ...間違いないわね」と嘲笑を浮かべ、彼女の頭の中でそんなことを小物っぽく偉そうに口ずさむ袁紹をイメージする。

 

陳珪「しかし、何よりもこの戦い、大陸中の諸侯や勇者が一堂に会する戦となるでしょう。今の弱体化した官軍では恐らく袁紹たちには勝てません」

袁紹の軍はこの大陸では数多く強力であり、今の曹操の勢力では止められない。ならばそれを利用して曹操の立場と力を示す場として使うのが最良と意見する。

 

荀彧「そのために袁紹に利用されようと言うの!燈!」

陳珪「それはお互いさまでしょ。要は最後に、払った額よりこちらの取り分が多ければいいのだし。

.....策の見せ所よ、軍師殿」

荀彧「....むぅ」

 

上手く言いくるめられる荀彧、それを見て曹操は笑いを浮かべる。

 

曹操「ふふふ、桂花、貴女の負けよ......政宗」

 

政宗「あん?」

曹操はずっと彼女らの話を聞き流して壁に凭れ、両腕を組んでいた政宗に声をかける。

 

曹操「激しい戦になるわ、期待してるわよ?」

政宗「Alright まぁお前の天下を見るためだ...任せろ」

政宗の言葉に曹操は嬉々として笑みを浮かべて「えぇ、よろしくね」っと、独眼竜・伊達政宗に信頼の思いを込めて言葉をかけるのであった。

そんな中、政宗は内心思う。

 

政宗「(家康の奴は当然来るだろうな....あとは、“あの男”も、恐らく)」

 

そして袁紹より放たれた檄文は大陸中に回り、董卓討つべし!という声が上がりつつあった。

 

正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった

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