真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照 作:武者ジバニャン
恋姫主人公である北郷一刀はでません、出しません。
それと当作品のバサラ武将たちはかなり無双してしまいますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。
オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。
今回あるBASARA武将が新たに出てきます。
イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end
イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴
その夜、家康は城壁に立っていた。その背後には忠勝が主の守るかのごとく控えている。
家康「....」
彼は一人、董卓のことを考えていた。力による粛清――それは家康が嘗て拒絶し、嫌悪したもの。
ただ縛り付け、支配し恐怖させる力は彼にとって忌み嫌う。それはあってはならないのだ、決して許されるものではない。
その時だった、家康の脳裏にある事を思い出す。
家康「.....」
嘗ての記憶――それを思い出し、いつの間にか握られた拳に力が籠る。確かに家康は“あの時”、己の意思で力を受け入れた。
しかしその結果、多くの流血が流れ途方もない悲しみだけが広がってしまった。自分があの時――豊臣に身を置いてた時にそれを酷く痛感した。
何かを為すために性急に進めれば、ただ徒に血が流れるだけなのだと。
家康「....董卓殿も、そうなる、か」
忠勝「....」
そう口ずさむ家康。その背後から声が――
桃香「あ....ご主人様。それに忠勝さんも」
そこへ桃香、鈴々、愛紗がやってきた。振り向く家康は三人が揃って見るのは久しぶりだなと思った。
家康「三人でいるのは久しぶりに見るな」
忠勝「....!」
愛紗「そうですね。鈴々も長いこと、青州の賊討伐に出ていましたから」
っと微笑みながらに愛紗が答える。暫くの間、三人ともそれぞれやるべき事があって、こうして集うなんて暇はなかったぐらいだ。
だからか桃香や鈴々も愛紗と同じ思いと、笑みを浮かべていた。
鈴々「ずーっと星と一緒だったから、肩がこったのだ」
愛紗「そうだな。あの口ぶりが移らんだけマシだろ」
鈴々が疲れたとばかりに肩を回してみせ、愛紗は眼を閉じてそれに同意する。そんな二人の姉妹に苦笑いする桃香。
桃香「あはは....。でも、趙雲さんと仲良くなったんだね」
そう。鈴々と愛紗は既に趙雲より星という真名を預かったのだ。賊討伐を長いこと共に明け暮れたお陰か、互いに背中を預けて任せられると認識したが故になった。
家康は「なるほど、真名とはこういう判断の仕方もあるのか」と納得し、理解した。
鈴々「星、美味しいものの見つけ方がすごかったのだ。いっつもよくわからないことばっかり言ってるだけじゃなかったのだ」
家康「そうか。仲が良くなるのはいいことだ」
にこやかに言う鈴々の頭を撫でてやると、彼女は嬉しそうに自分の頭に乗せられる家康の手を掴む。
すると家康はある事に気付く。それは....三人が久しぶりに揃ってた割には、それ程楽しそうではなかったのだ。
家康は桃香にどうかしたのか?と聞いてみることに、すると彼女は悲しげに顔を顰めてその理由を話す。
桃香「あの....ね?ご主人様。お話、聞いたでしょ?」
家康「.....連合に加わるかどうか、か」
桃香は「うん」っと呟き頷く。その日、視察より戻った家康が聞いたのは冀州州牧・袁紹が起こす董卓討伐の軍....謂わば反董卓連合とでも言うべき軍に、加わるかどうかの連絡が来たのだ。
勿論平原の相である桃香に、他州の州牧から直接話があったわけじゃない。
公孫瓚宛に誘いが来て、その公孫瓚から「良ければ手伝ってほしい」と寄せられた。
桃香「白蓮ちゃんは、平原は行軍の通り道だから、合流するかどうかは、ここを通る時に答えてくれればいいって言ってくれたんだけど....」
家康「公孫瓚は参加する気なんだな。桃香としては....どうしたいんだ?」
桃香「わたしは.....」
桃香は悩むように眼を伏せてしまう。とは言え、この三人が公孫瓚の動きも分かっているのだから、参加するかどうかで揉めてるはずがないと理解している。
問題になっているのは、恐らく更に深い理由。
家康「遠慮することはない。ワシとて、愛紗や鈴々と一緒に桃園で杯を交わした仲だ」
家康は桃香が一体何を考えているのか、それに気づいていた。彼女は董卓を討伐する気などない、寧ろ――
家康「董卓殿を助けたいのだろ?」
桃香「気づいてたんだ....」
桃香たち三人はこれに驚いた。しかし家康からしたら既に一緒にいる時間が長くなると、桃香が何を考えているのか大体分かっている。
彼女は董卓を救う気でいるのだと。
愛紗「董卓は青州の平定に支援してくれていたし、皇甫嵩殿や風鈴先生も、本来は誠実で優しい子なのだとおっしゃっています」
それ故に愛紗も連合参加に賛成ではあるが、彼女の命を奪うのではないと告げる。それに桃香も強く頷き、自分が何を成したいのかを家康に告げた。
桃香「うん。だから何とかして、私たちで一番早く捕まえて....保護して、処刑されちゃうようなことだけはないようにしてあげたいの」
家康「そうか。....よし!ならば!ワシも賛成だ!もし、本当に悪党なのであれば手元で監視しておけば、悪事は働けないだろう」
愛紗「....そういうことです」
家康の言葉に愛紗は嬉しそうに笑みを浮かべる。
家康「険しいことになるな、力を貸してくれるな?忠勝」
忠勝「....!!」
「当然です家康様!」っと語るかのようにけたたましく機械音を鳴らして、ガッツポーズをする忠勝。
だが董卓を助ける目的で彼女を討伐する軍に参加するなら、その時点で家康たちは裏切り者の烙印を押され、公孫瓚も巻き込むことになる。
どのタイミングで切り出すか、そう考えたら、公孫瓚たちが平原に来るギリギリまで考える時間があるのはありがたい。
そんな話があってから、しばらくして平原にやってきたのは、董卓討伐の準備を整えた公孫瓚軍だったのだが――
雷々と電々「「桃香ちゃーん!」」
桃香「え!?雷々ちゃんと電々ちゃん!?」
公孫瓚が率いてきたのは、幽州の軍だけじゃなかった。そこには徐州へと旅立った雷々と電々が兵士を引き連れてやってきたのだ。
家康「二人とも元気そうだな」
元親「おー!雷々と電々!元気だったか?」
忠勝「....!」
家康たちの姿を目にすると雷々と電々は嬉しそうに駆け寄る。
雷々「ご主人様!アニキ!久しぶりー!」
電々「忠勝さんも元気だったぁー?」
家康「まさか徐州からの名代は2人なのか?」
雷々たちは家康の問いに快活に「うん!」答える。彼女らは徐州州牧・陶謙のお願いにより名代として馳せ参じたのだ。
しかし徐州だけでは出せる兵士の数が限られている為、公孫瓚と共に行くことになったのだ。
公孫瓚も、指揮や判断はこちらに従う形ということで引き受けたらしい。幽州の軍も兵に余裕があるわけじゃない為にありがたいと感じている。
元親「しっかし驚いたぜ。でも背は変わんねぇな(笑)」
雷々「あー!ひっどぉーいアニキぃ!」
電々「そうだそうだ!ブゥ~!」
元親の揶揄いに頬を膨らます2人、端から見れば兄に弄られる妹と言った様子である。そんな中、愛紗が2人に尋ねた。
愛紗「だが、徐州軍の将は雷々と電々だけなのか?」
電々「ううん、美花ちゃんもいるよ?」
家康「それは誰かの真名か?」
雷々「うん。すぐに来ると思うけど.....あ、きたきた!美花ちゃん、こっちこっちー!」
雷々の呼びかけに応じて家康たちの前にやってきたのは、一人のメイド姿の女性がやってきた。胸元がセクシーに開いており、女の色香というもの醸し出している。
孫乾「お初にお目にかかります。徐州から参りました、孫乾と申します。主に、徐州軍の実務を取り仕切っております。
皆様、お気軽に、孫乾とお呼び捨てくださいませ」
桃香「あ....はい。よろしくお願いします。劉玄徳です」
孫乾「貴女が劉玄徳さまなのですね」
桃香「あ、はい」
孫乾「そして貴方様が、徳川家康様」
家康「あ、ああ...しかし何故?ワシはまだ名乗っていないはずだが...」
確かに彼の言う通り、家康は自分の名を孫乾に告げてはいない。にも関わらず、彼女はさも知っているとばかりに笑みを浮かべる。
家康は雷々と電々に問い掛ける。
家康「2人が先にワシのことを教えてくれたのか?」
しかし2人は首を左右に振り、答える。
雷々「ううん、美花ちゃんや陶謙さまも私たちが徐州にくる前から知ってたみたい」
電々「うんうん」
家康「どういうことだ?」
疑問を抱く家康、それに元親や忠勝も同じくであったが、孫乾はその種明かしをする。
孫乾「それは.....小太郎さま」
家康「ん?!」
元親「こ、こいつは!!」
忠勝「.....!?」
突如一陣の大きな風が吹いた。思わぬ強風に桃香や雷々、電々はスカートを抑え、愛紗や鈴々、公孫瓚は風によって舞い散る砂誇りが目に入らぬよう眼を細める。
すると風が止み、いつの間にか孫乾の隣に一人の男が立っていた。その姿を見て、家康や忠勝、元親は驚愕する。
元親「お、おい!アイツは!!」
忠勝「....!?」
家康「お、お前は!?」
その者、白黒の忍び衣装、頭部と眼を隠した鉢がね、そこから見える赤い後ろ髪、背中には左右両方収納されている対刀、その人物を見て家康は驚いた。
まさかあの者もいるとは、っと...。
家康「伝説の忍び....風魔小太郎...!」
小太郎「......」
その者、関東地方を代表する武将北条家に仕える傭兵であり、多くの忍者から「伝説の忍び」と謳われる間違いなく最強の戦忍。
彼の名は、風魔小太郎....。その彼が今、孫乾の隣に風のように現れ、両腕を組んで無言に微動だにせず立っていた。
正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった
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はい
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いいえ