真・恋姫†BASARA 革命 劉旗の大望を創世する東照   作:武者ジバニャン

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駄文と勝手なオリジナル要素が含まれています。

それと当作品のバサラ武将たちはかなりの無双を行うと思いますが、どうかご理解くださいますよう宜しくお願い致します。

オリジナルのBASARA武将が登場したり、オリジナルの恋姫キャラも出すことがあります。
恋姫キャラとBASARA武将とのカップリング描写などあります。
ご理解の程、宜しくお願いいたします。


イメージOP『Thunderclap』戦国BASARA Judge end

イメージED『黄昏』戦国BASARA3宴


第三章 誓いを交わす

今回の話しは前回の黄巾党を撃破した直後から始まる。

 

 

黄巾党を撃破し、勝利の喜びに興奮が冷めぬ住人らと共に家康は町に戻った。

帰還してきた者たちの姿に、無事を祈り帰りを待っていた家族たちが笑顔と涙を浮かべながら帰ってきてくれた彼らを迎える。

戦から無事に戻る事が出来た者たちと、それを喜び迎える者たち。

 

しかし....それとは対照的な者たちが当然に居た。戦と言う理が在れば必ずしも起きる事だ。

そう、人の死である。幾ら家康の無双の武によって敵を大いに混乱させ、戦に有利になったとは言え、それでも戦いにおいて敵味方問わず死人は出る。

先の戦いで味方に死者を出してしまったのだ。愛する者を、大切な者を失い沈痛な想いに涙を流し、今此処に...この世から居なくなってしまった者の名を叫び彼らは泣いた。

その光景に、彼らを戦いに誘った家康にとって自身の胸を締め付けられるものだった。

 

 

家康「......」

 

 

彼は無言で己が両の拳を強く握りしめる。それを見かねたのか、劉備が心配そうな表情で声をかける。

 

 

劉備「家康さん、大丈夫ですか....?」

 

家康「.....嗚呼、大丈夫だ」

 

関羽「家康殿....」

 

 

関羽も家康を気に掛け、張飛もまた劉備や関羽と同様に家康の事を心配する。

 

張飛「お兄ちゃん...?鈴々たち勝ったんだよ?どうして.....悲しそうな顔をしてるの....?」

 

家康「....」

 

張飛「お兄ちゃん...?」

 

家康「大丈夫だ。ワシは」

 

っと家康は大丈夫だと言うが、その瞳は悲しみによって染められている。彼は戦を幾度も数えきれぬ程にその体で、拳で体験したきた。

そして死に逝く者たちの姿、その者たちの死を受け入れられず悲しみで悲歎に暮れる者たちの姿を彼はそれを何度も見てきた。

これは自分が引き起こした咎、なれば彼らに残酷な想いをさせる咎人である自分はこの罪を受け入れなければならない。

それが日ノ本に絆の天下を齎す為に幾度の罪を背負ってきた自分のけじめであり、此度もまたそれと同じくすると家康はそう自分に言い聞かせる。

そんな彼の様子に張飛は未だに心配する。

 

張飛「本当に大丈夫なの?」

 

家康「嗚呼、本当に大丈夫さ。ありがとう張飛」

 

再度声を掛けてくれた張飛の頭を撫でながら家康は笑みを溢す。

張飛も信じたようなのか、家康に撫でて貰った頭を嬉々として触れる。

そんな中、家康に劉備と関羽が声を掛ける。

 

劉備「あの、家康さん」

 

家康「ん?」

 

関羽「お話したいことが在りまして....」

 

家康「ワシに?何の?」

 

問いかけるが、彼女ら二人は何処か言いづらそうな面持ちを見せている。

そんな彼女らに家康は察したのか、別の場所で話すよう促す。

 

家康「此処ではなんだ。場所を変えよう」

 

彼らは自分たち以外誰も来ない場所まで移動すると話を始めた。

 

家康「それで、劉備殿。ワシにどんな話を...?」

等と聞いたが家康自身薄々彼女たちが何か自分に対して、大事な願いを口にするのではと気づいている。

だがそれを口にはしない、彼女たちの口からそれを聞き、その想いを直接聞かなければ無礼だと家康は感じていた。

そして劉備はその想いを口にし始める。

 

劉備「私たちはこの荒れた世界をどうにかしたいと思って、三人で旅してきました」

 

張飛「でも鈴々たちだけじゃ、全然ダメなのだ...困ってる人たちをみんな、みーんな!助けてあげることができなかったのだ...」

 

関羽「ですが!ある時、ある占いの話を聞きました!」

 

家康「それが...天の御使い、か」

家康の言葉に三人は真剣な顔で頷いた。

彼女たちは家康に求めているのだ。力なく声を挙げたくとも挙げることが出来ずただ搾取され続け蹂躙されて、命や尊厳なんて無下にされて食いつくされて潰されていく。

そんな絶望的な毎日がこの大陸で起きている、希望なんて最早この世界にとって在ってないような物である。

 

劉備「だから私たちは藁にもすがりたいんです!!救える命を!明日を!皆が笑っていける....そんな....そんな世界を作りたいんですっ!!」

 

家康「....」

 

家康は黙って彼女たちの心からの叫びとも受け取れる言葉を、真面目に聞き入れる。

そして彼女たちは...

 

劉備「お願いします!!家康さん!!貴方の力を!!私たちに貸してください!!」

張飛「もうお兄ちゃんしか頼れる相手が居ないのだ!!」

関羽「家康殿!!どうか!!お願いいたします!!力なき民たちの為に!!どうか!!」

 

家康「....」

 

彼女たちは必死に懇願する、それを家康は眼を閉じて日ノ本での記憶を想い起こす。

かつて自分が従っていた魔王・織田信長によって日ノ本は恐怖によって苦しんでいた。

民もまたその恐怖に蹂躙され苦しみ、悲しみ、救いを乞う叫びを口にしていた。

信長の恐怖の力に恐れながらもそれに魅了され従っていた...もしあの時、信長の凶行に自分が起って明智光秀よりも先に信長を討っていたら....。

だがそれでも豊臣が台頭していただろう。

結局豊臣の時も家康は富国強兵を貫く覇王・豊臣秀吉の下、その拳を奮っていた。

信長の時と同じく弱き者たちから笑顔と今を奪って...その拳で。

だからこそ信長みたく恐怖で縛るのではなく、秀吉のように力で支配するのでもく、人が絆を紡いでいける天下が見たいーーそれを日ノ本の民に過ごして欲しいと家康あの日...天下人となり北条を降したばかりだと言うのに今度は外国にまで拳を振りかざして日ノ本の民に苦しみを強いる秀吉をーー彼は討ったのだ。

それもまた絆の世を作る為に己の重き荷として背負うと決めた。

だがそれがまた新たな悲劇の引き金ともなり、自分にとって図り知れない悲しみ別れなることも家康はそれを受け入れ...

 

 

 

 

私の絆を奪い、一方では絆を説く!!!!! 答えろ――ッ!この矛盾の行方をッ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

家康「っ!」

 

 

 

宣言しろ!!!!!!! 掲げた絆は嘘八百と!!!!!!!! そして二度と絆と口にするな!!!!!!!!!! その傲慢が!強欲が!貴様の死因だッ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

家康「...」

 

 

 

返せっ!!あの日々を!!秀吉様が居たあの頃の刹那の日々を!!!!!貴様がっ!!!よりによって私が心から友と信じた貴様がぁあああああああああああっ!!!!!!

 

 

家康「.....」

 

過去の記憶ーーそれは家康にとって忘れてはならぬ物。

彼の様子が気になったのか、劉備が心配そうに声をかけてきた。

 

劉備「あの、家康さん?大丈夫ですか?何処か具合が?」

家康「いや、そうじゃない。劉備殿」

劉備「は、はい!」

 

家康の声音が先ほどに増して強く、彼の目は劉備たち三人をしっかりと見据え離さない。

彼女たちはこれに忽ちビクッとなってしまうが、家康はお構い無しに言葉を紡ぐ。

 

家康「劉備殿、お主たちの気持ちはワシには分かる」

劉備「っ!?じゃあ...「だが」...え?」

家康「その理想を体現するには、かなり険しくそしてそれは修羅の道だ劉備殿。

正直、今の劉備殿たちが満足に歩み進めるとはワシには思えない...」

劉備「そ、それは...でも!やってみなくちゃ!!!」

家康「では出来るのか?その理想を形にするため、その手を血に染め続けることが....」

劉備「そ、それは...」

 

家康「...」

 

家康は思うーー彼女は純粋すぎる。小さな小さな石ころでも躓けば忽ち立ち上がるのも難しいとすら感じる程に...。

彼女は現実という残酷さに耐えていける強さがないのは明白、関羽や張飛が居なければきっと此処までやっていけてなかっただろう。

その二人は劉備を心配している中、俯いていた劉備は顔を挙げて見せる。

その顔は涙で濡れていた。

 

劉備「私...小さな村で育ちました。そこで私は小さいけれど幸せに暮らしていくんだって思ってました...」

 

家康「...」

 

劉備「でも村を賊に燃やされ、家族や大切な人たちを殺されて苦しんでいる人たちが居ると知って居ても立っても居られませんでした。

私にだって何か出来るはずーー苦しんでいる人たち、悲しみに暮れている人たちを助けたいっ!支えたいっ!皆が笑顔に、生きられるそんな世界を作りたいってっ!!!

 

確かに私は愛沙ちゃんや鈴々ちゃん、そして家康みたいに全然強くないけど....でも!!たとえどんな苦しい道でも乗り越えて見せます!!!

 

この苦しみ満ちた世を!皆が笑っていける世界に変えたいんです!!

 

家康さん!!どうか!!どうかぁ!!お願いしますっ!!!

 

私たちに力を貸してくださいっ!!!」

 

家康「....」

 

家康は彼女を見つめ、そしてーー

 

 

家康「分かった」

 

劉備「え?!」

 

関羽「いまなんと?!」

 

張飛「鈴々たちに力を貸してくれるのだ!?」

 

家康「嗚呼。ワシは決めた、劉備殿たちの理想を形にすると...」

 

家康の返答に劉備たち三人は喜び合う、それを家康は微笑ましく見守る。

そして....

 

劉備「あのね家康さん。わたしの事、その...桃香って呼んでくれたら、嬉しいなぁ」

そう顔を赤く染める劉備は己の神聖な名である真名を呼んで欲しいと願う。

 

家康「っ!いやそれは、劉備殿にとって大切な名のはずじゃ...」

 

劉備「だからなんです。わたし、家康さん...ううん、ご主人様にそう呼んで欲しいんです」

 

家康「ご主人様!?な、なんだその呼び方は!?」

思わぬ呼ばれ方に驚愕する家康に劉備は笑みを浮かべて話す。

 

劉備「だって天の国から来た人なら、わたしたちは敬意を払うべきでしょ?

予言にあった、わたしたちを導いてくれる人で...実際今回、家康さんがすっごく頑張ってくれたからーーわたし、決断できたの」

 

彼女の目に見るともうそれは決意に満ちている。関羽や張飛にも視線を向けるが二人もまた笑みを浮かべ覚悟を決めている様子。

 

関羽「私も家康殿に...いえ、ご主人様にならば問題ありません」

張飛「鈴々も!お兄ちゃんとなら、絶対出来るって思えるのだ!」

劉備「だからご主人様って呼びたいんだけど....ダメ、ですか?」

 

家康「(これは...もう、仕方ないな)...分かった」

家康は笑みを浮かべて受け入れた。これにはまた三人は喜びの笑みを浮かべる。

 

張飛「じゃあ鈴々も!鈴々って呼んでいいのだ!」

 

関羽「私も、その...真名である愛紗の名を、貴方に...ご主人様に...」

 

家康「分かった...桃香」

 

劉備「うんっ♪」

 

家康「鈴々」

 

張飛「おうっ!」

 

家康「愛紗」

 

関羽「はい!」

 

家康「皆の真名、預からせてもらう」

 

彼女たちの真名を受けとること決意した家康、その彼に劉備ーー桃香は在ることを提案するとこに。

 

桃香「そうだ!今から良いところに行こう♪ご主人様」

 

家康「良いところ?」

 

桃香「うん♪ほらこっち!」

 

家康「お、おい!と、桃香!」

 

桃香に手を引っ張られるがまま連れてこられた場所ーーそこは桜の花にも似た美しい辺り一面桃色に染める、桃の花園であった。

 

家康「これは...」

桃香「綺麗でしょ?」

愛紗「そうか...もう桃の季節か」

鈴々「いい匂いもするのだ。桃、なってるのかな?」

桃香「ふふっ。実がなるのはもうちょっと後かな」

 

桃香は三人に語る。

 

桃香「じゃあ、改めて....この四人で、頑張ろう!」

 

そう言うと、桃香は盃それぞれ三人に渡して酒を注ぐ。そして彼女は持っている盃を高々に掲げる。

それに応えるように、鈴々、愛紗、そして家康も同じく盃を掲げる。

そして...

 

家康「我ら四人っ!」

 

桃香「姓は違えども、兄妹の契りを結びしからは!」

 

鈴々「心を同じくして助け合い、みんなで力なき人々を救うのだ!」

 

愛沙「同年、同月、同日に生まれることを得ずとも!」

 

桃香「願わくは同年、同月、同日に死せんことを!」

 

家康「そしてーー」

 

桃香、愛紗、鈴々は家康を見つめるとーー

 

家康「この乱世に満ちた世界に絆の世を作ろうっ!!」

 

桃香「ご主人様...」

 

鈴々「うん♪」

 

愛紗「絆...素敵です」

 

家康「うむ!では!」

 

「「「「乾杯!」」」」

 

桃園に響くは、彼ら四人の結義の声。そしてその中で家康内心こうも誓っていた。

 

家康「(そうだ。ワシがこの子達を導こう!絆が紡がれる善き世を!その為ならばワシは幾らでも背負おう!あらゆる咎を!!重き荷も!!!)」

 

そしてこれが....この全く異なる三國の世に降り立った徳川家康の長い長い旅と戦いの、始まりであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




久しぶりに書きました。

正直、北郷一刀は出来れば出して欲しかった

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