怠惰の才能   作:まるぱな♪

16 / 16

この話の為に残酷な描写をタグに入れました。
苦手な方は少し注意してください。

あとすごい会話文が多い…切るタイミング逃しまくった


豊倉家

 

龍治はテストが終わった次の週末自分の家のリビングで1人でゲームをしていた

 

龍「…誰がこんな鬱展開用意しろって言った!」

 

龍治はゲーム内で主人公の教え子を何人も天国に連れて行っていた

 

龍「絶対に教師になんてならん…これやってはっきりした…」

 

そして最終決戦を始めようとしたときに電話が鳴った

 

龍「はい…」

 

風『お前今どこにいる』

 

龍「は?なんで」

 

風『今日家庭教師の日なんだが』

 

龍「俺が手伝いうのはテスト前って言ったよな?」

 

風『普段は…』

 

龍「いやだ」

 

それだけを言い残してプツンと電話を切った

 

龍「…あ…連絡しないと」

 

そして思い出したかのように電話をかけると

 

龍「もしもし」

 

龍治母『遅かったわね、連絡はすぐするってあれほど行ったのに』

 

龍「ごめん…」

 

龍治母『それで赤点は?』

 

龍「取ってない…全部100」

 

龍治母『そう…わかったわ、何回も言うけど赤点取ったら…』

 

龍「そもそも娘が寝たきりで目を覚まさないのに見に来ない親ってどうなんだよ」

 

龍治母『私も旦那も仕事で忙しいから仕方ないじゃない』

 

龍「仕事でって…なら母さんだけでもこっちに転勤させてもらうくらいしてもらったどうなん?」

 

龍治母『…教育委員会に言いなさい、私じゃ決められないわ』

 

龍「別にそれはいいわ…でも赤点取ったらそっちに引っ越すのはどうかと思うけど」

 

龍治母『千怜より自分のことを大事にしたら?』

 

龍「…」

 

龍治はイライラが溜まりついに…

 

龍「子供の事心配しないで自分が大切なら親なんてやめちまえ!」

 

それを言って電話を切った

 

~~~~~

 

その頃中野家では

 

風「はぁ…龍治がいないとなんか締まらないっていうか…」

 

一「まあまあ1人で引き受けた仕事じゃん」

 

三「うん…でも風太郎最近優しくなってきたから」

 

風「あ、ありがとう三玖…ところで四葉は?」

 

一「部活の助っ人の為に部屋で準備中」

 

すると四葉が下りてきて

 

四「それでは行ってきます!上杉さん今日はすみません」

 

風「いや…今日くらいリフレッシュしてこい」

 

四「はい!では行ってきます」

 

四葉が玄関を出ようと開けると…

 

龍『………やめちまえ!』

 

四「え!?」

 

叫び声が通路にまで届いていて、気になった四葉は

 

四「あのすみません豊倉さん?」

 

インターフォンを押して中を確認しようとし

 

龍「ん?四葉か…悪い…今気が立っていてな…」

 

四「叫び声通路まで聞こえましたよ」

 

龍「苦情か?なら悪かった…」

 

四「い、いえ苦情ではなく…そこまで叫ぶのにどんな理由があるのか気になって…」

 

龍「…今から助っ人だろ?行ってこい…帰ってきたらインターフォン教えてくれ…」

 

四「わかりました…行ってきます!」

 

~~~~~

 

そして夕方になり…

 

四「豊倉さ~ん」

 

帰ってきた四葉がインターフォンを鳴らして

 

龍「あぁ…ありがとう…それじゃあお前たちの家でいいか?」

 

四「は、はい!」

 

四葉は龍治を連れて帰り

 

四「ただいま~」

 

龍「お邪魔します」

 

一「あれ?四葉と龍治君?どうしたの?」

 

龍「いや…ちょっと四葉に心配かけてな…」

 

四「それじゃあリビングで待っててください!私汗流したいので」

 

四葉はいったん部屋に行くと着替えをもってお風呂に行き、龍治と一花はリビングに行った

 

二「なんであんたいるのよ」

 

丁度キッチンにいた二乃が声をかけると

 

龍「…四葉がな」

 

二「今日覇気ないわね」

 

一「それ思った何があったの?」

 

龍「…その説明を兼ねるから四葉が来てからでもいいか?」

 

一「わかった。他の2人も呼んだ方が良い?」

 

龍「できれば呼んで欲しいが無理に呼ばなくてもいいからな」

 

一「ごめんもう呼んじゃった」

 

一花の画面には

<全員リビングに集合!>

 

と書かれていた

 

龍「仕事が早いね…」

 

一「ついでに風太郎君も」

 

龍「家庭教師終わったんだからもう来ないだろ…」

 

と思っていたら数分後…

 

風『あ~一花に呼ばれてきた』

 

一「どうぞ~」

 

風太郎はオートロックの扉の前まで来ていた

 

~~~~~

 

四葉もお風呂を上がり風太郎も帰ってきて全員が中野家リビングに集まり

 

一「さて…話してくれる?」

 

龍「…俺は生まれも育ちも関西なんだ…高校の為に今はこっちに住んでるけど」

 

二「それだけ?」

 

龍「元々は2人で暮らす予定だった…」

 

五「でもあなた以外誰も…」

 

龍「今…もう1人は病院にいる…」

 

三「体調悪いの?」

 

龍「…実は」

 

~~~~~

 

事の始まりは二年前…晩御飯の買い物のために龍治と千怜はスーパーにまで出かけていた

 

千「ねえお兄ちゃん」

 

龍「ん?どうした千怜」

 

千「パパもママも忙しいのは分かるけど…偶にはみんなと一緒に居たいよ」

 

龍「だな…」

 

そして2人は帰っている途中の横断歩道の前で目の前の信号は赤だった

 

龍「千怜…今赤」

 

千「あ、ほんとだありがと」

 

2人は青に変わるまで待っていると…

 

暴走する一台の軽自動車が龍治と千怜の方に突っ込んで来て……2人とも轢かれてしまった

 

~~~~~

 

龍「幸い近くの人がすぐに救急車とパトカーを呼んでくれて俺は頭を数針縫ったのと…左肩に深い傷が付いただけで済んだが…妹の方がまだ目を覚ましてない…」

 

四「それで…その運転手は…」

 

龍「すぐに捕まったよ…大量のアルコール摂取と危険ドラッグを使ってたみたいで」

 

一「龍治君の親は?」

 

龍「仕事が終わらないから今すぐには来れないってね」

 

二「そんなの…酷いわ」

 

龍「で…俺がここに来た理由なんだが…妹が近くの病院で入院しているから」

 

風「どうして地元じゃ駄目だったんだ?」

 

龍「地元の病院じゃどうしても限界があるって言ってな…それでこっちの大きな病院に来た」

 

五「大きな病院って…父のところじゃないですか?」

 

龍「そうだよ…君たちのお父さんから話しはよく聞いていたけど本当に会うとは思ってなかった」

 

一「あはは…それじゃあ私たち見たときの「はぁ?」って言ったのは…」

 

龍「まさか噂の姉妹が目の前にいたらビックリするわ」

 

二「それじゃあこの前…パパが電話変わってって言ったのは」

 

龍「誰かさん達のせいで妹の容態を確認できなくてね…ついでに教えてもらった」

 

すると全員黙ると…いきなり四葉が

 

四「それで千怜ちゃんってどんな子ですか!」

 

五「ち、ちょっと四葉」

 

龍「えっと…今起きてたら中三3で、性格は落ち込みやすいな物事を考えすぎて、でもそれだけ他人を大事にしてるよ」

 

風「ちなみになんだが…賢いのか?」

 

龍「あ~秀才って言われてたよ何させても一流って…おかげで周りからは俺が落ちこぼれ扱いだよ」

 

三「龍治が…落ちこぼれレベルって…」

 

二「それならこの勉強バカは落ちこぼれ以下ね」

 

風「な、なんだよ!」

 

龍「あはは…多分だけど高校の範囲の勉強ならすぐ覚えるんじゃないかな」

 

一「…もしかして私たち抜かれる?」

 

龍「俺は聞いて覚えるタイプだからな…一花は知ってると思うけどすぐ寝てるのは先生の話以外をシャットアウトするため…」

 

一「あ、それで寝てるんだ…」

 

龍「千怜は見て覚えるタイプ…逆に見たことは絶対に忘れない」

 

四「見たものは忘れない…それって勉強でですか?」

 

龍「人の動きでもだよ」

 

五「人の動きでも…」

 

龍「でもおかげでお礼外からは奇妙な目で見られてたけどな」

 

千怜のことを話していると…

 

四「それで肝心の叫んでいたのは…」

 

龍「あぁ…娘が寝たきりになってるんだから顔見せに来いって言ったら…仕事が忙しいから来れないって」

 

二「ねえあんたそんな親どう思ってるのよ」

 

龍「正直血縁切りたいレベル…しかも最後に言ってきたのが…千怜より自分を大事にしたらって…」

 

この言葉を聞くと全員が引いてしまって

 

一「…辛かったね龍治君」

 

龍「一花…」

 

一花は龍治を抱きしめると頭を撫でて

 

五「い、一花!?ずるいですよ!」

 

五月が引き離そうとして

 

四「2人ともいつも通りになりましたね」

 

一五「え?」

 

一花と五月は四葉の方を見て

 

風「龍治関係で睨み合ってるからな…」

 

五「なっ!///」

 

一「へ!?///」

 

龍「あははwまあ落ち込んでくれるのは嬉しいけどいつもの五人でいてくれよ?」

 

今まで話していた龍治が少しスッキリしたようで周りを見渡して

 

龍「よし!帰るわ!」

 

二「あんた急ね!」

 

三「大丈夫?」

 

龍「ノー問題!ありがとな」

 

軽く手を振ると龍治は自分の家に帰っていった

 

~~~~~

 

帰ってきた龍治は天井を見上げて…

 

龍「…五月と一花か…」

 

不意に2人の名前を呼んでいた





最初にしていた龍治のゲームはなんなんでしょうね~

作者はこのゲームやって2周目はいるのに1ヵ月かかりました。
理由は病んでしまった…シナリオに耐えられなくなって別ルート見たいのにまたこの鬱展開を見ないといけないのかと…

ゲームとしては100点なので面白いですよ


ちなみに龍治の母は中学教師、父は大学教授です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。