少年の誓い~魔法少女リリカルなのはO's~   作:さっき~

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――あれから、どれだけの時間が経っただろうか?
――目の前で起こった現実は、俺を叩きのめすには充分過ぎた。
――自分の無力を痛感すると同時に、現実の非情さに目を背けたくなる。
――項垂れてしまった全身には力は入らず、前を向く事すら億劫だった。
――あぁ、どうしよう……
――何一つ出来る事の無い俺に、これからどうしろと言うのだろうか?
――前へ進める筈だった、きっと変われる筈だった。
――なのに現実はどこまでも残酷で、そんな機会を容易く消し去ってしまう。

「はっ……はははっ……」

――目に見える全てと、目に見えない全てが嫌になる。
――もう何もかもが嫌だと、自暴自棄になりたい。

「何も出来ない……何も…………」

――いざと言う時に何も出来ない人間とは、何と滑稽なんだろうか。
――存在しない筈の人々の嘲笑が、耳の奥を震わせる。
――お前は情けない、お前は無力だと。
――耳を閉ざしても聞こえる悪夢に、弱り切った精神は削り落とされていく。
――分かってる、自分が弱い事は誰よりも分かってるから。
――何も出来ない事だって、分かってるから。

「頼むから……」

――発せられる声はか細く、何処までも惨めで。

「助けてくれ……」

――それでも、そこにはたった1つの想いを込めていた。
――大切な、たった1人の少女への想い。

「……アリサを」

――目の前から消えてしまった存在を。

「助けてくれよ……」

――誰でもいい。
――だから、助けて。



「それじゃあ、一緒に行こう」

――優しい、何処までも優しい声が聴こえた。
――自分に差し出された手と、此方を安心させる穏やかな表情。
――瞳を合わせると、少女はニッコリと笑った。

「行こう、聖君」

――差し出された手を震える手で掴む。
――沈み切っていた心が、それだけで霧散した。
――繋がったそこを通して溢れてくる想い

――もうちょっと、頑張ろう――

――それだけで、充分だった。

「あぁ」

――その手をもう一度、しっかりと握り締めた。

「行こう――――ワガママなお姫様を救いにな」


――それは、見えない未来への挑戦。
――少年は覚悟の下、自らの正義を行使する。







A№Ⅳ「立ち上がる少年」

 

 

 

 

 

 目に映る風景が目まぐるしく流れる。

 徐々に赤く染まる空が、時の経過を否応無く知らしめる。

 その中で、静かな駆動音を響かせながら、鋼の体躯は疾走していた。

 

「つまり、アリサを攫ったアイツ等は……」

「エンハンスグループ系列の人間」

「動機は……言うまでも無く、か」

 

 麗しき仕え人、ノエル・K・エーアリヒカイトさんの操る黒塗り自動車の中。

 その助手席に座す主人たる月村から、俺は事の経緯を聴いていた。

 アリサを誘拐した奴等の正体、そしてその凶行の動機。

 およそ常人では知り得ない情報を、彼女は事も無げに俺に教えてくれた。

 

「絶対に無いとは言い切れないけどさ、実際にあるのを見ると」

「うん、ちょっとね……」

 

 ドラマならあるであろう、会社という組織での暗部。

 俺という一介の学生の狭い視点では、世界の全てを見通す事など不可能だろう。

 でも、だからといってソレを容認する事なんて出来ない。

 

「それにしても……」

「どうしたの?」

「何でお前は、こんな早く対応出来たんだ?」

 

 改めて思い返すと、明らかにおかしい。

 特に、月村が此処に居る事自体もその一端だ。

 俺はあの時、誰1人としてアリサ誘拐の連絡をしていない。

 ならコイツは如何様にして、この事態を察知する事が出来たのだろうか。

 先見の才があるにしても、どう考えてもタイミングが良過ぎる。

 視線の先に居る少女は、穏やかな表情から一変、真剣な面持ちでそれに答えた。

 

「ここ数日、エンハンスグループに不審な動きがあった事に気付いた私達は、独自に調査していたの」

「不正がテレビに出始める前からか?」

「寧ろテレビは遅いくらいだからね。怪しい動きがあった時から、既に目は付けてたんだよ」

「まさかとは思うけど、最近アリサと帰らなかったのは……」

「うん、察しが良いね聖君」

 

 最近、めっきり付き合いが悪くなってしまったと呟いていたアリサ。

 2人で、もしくは5人で帰る事が当然だと思っていただけに、俺も少々戸惑いがあった。

 ――まぁ、アリサと帰れるのは嬉しかったけどな。

 そんな事はどうでもよくて、実際に不審に思ったのも確かだ。

 だがその月村の行動は、何よりも彼女を想っての行動だった。

 過去の自分を恥じつつ、月村の行動力に驚かされる。

 

「アイツ等が行動を起こす事は、分かっていたのか?」

「絶対とは言い切れなかったけど、限りなく高い可能性ではあったからね。それに……」

「それに?」

「一昨日から、2人を尾行()けてた不審人物も居たから」

「なっ、本当か!?」

 

 それが事実なら、この誘拐は確実に計画的な犯行である事が明白となる。

 更に最初からアリサがターゲットに絞っていたのであれば、奴等はアイツを人質にバニングスグループに痛烈な痛手を与えようとしてるのだろう。

 それは最も効率良く事を運べる作戦であり――――胸糞悪い最低最悪の行為。

 

 だが何よりも、ソレに気付く事の出来なかった自分が恨めしい。

 未然に防ぐ事は難しくても、警戒を強めて対処する時間を手にする事は出来たであろうに。

 己が身の未熟さを呪わずにはいられない。

 

「くそっ!!」

 

 自身への怒りを拳に込め、膝にぶつける。

 痛みがじんわりと沁みるが、そんな事すら今の俺には関係無い。

 エンハンスの企みがどうとかじゃない、これは俺の不注意が招いた結果じゃないか。

 俺が周りに気を配れていれば、対処のしようがあった。

 それがアリサと一緒に居れるという事にばかり気がいって、疎かにしてしまったのだ。

 何という愚か者、何という大馬鹿野郎なんだ俺は……!!

 

「大丈夫、まだ間に合うんだから」

「当たり前だ、絶対に助ける」

 

 後悔先に立たず、正しくその通りだ。

 今更過去の行いを悔いたって何も変わらないのであれば、その時間で自分に出来る事を考えるべき。

 そして俺に出来る最大限の行動は……。

 

「アリサを助ける、絶対にだ」

 

 握り拳に込めた力は、今までに感じた事の無い強さだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 海鳴はその名の通り、海が近い。

 少し離れた場所ならば、それなりの規模の港が存在する。

 そしてノエルさんの運転する車の目的地も此処だった。

 何故此処なのか、その答えは至って明確なものである。

 

「此処の港の所有権は、エンハンスグループの一部門だからね」

 

 最も手短で安全に事を運ぶには、自分達の庭が有効なのは言うまでもない。

 奴等もその例に漏れなかったようで、港にある倉庫の一角に黒塗りの高級車を乗り捨てていた。

 しかし、幾ら何でも読みの鋭さが異常過ぎる。

 何の躊躇いも無くこの場所に来たみたいだし、何か確信を持っているのだろうけど……。

 不審に思っている俺に、答えとばかりにある物を見せてくる月村。

 彼女の手に余る大きさのディスプレイ、中には地図が描かれていて光点が1つある。

 

「もしもの為に仕掛けておいたんだ」

 

 発信機らしい。

 全くこのお嬢様は、やる事一つ一つが大胆過ぎるだろ。

 まぁ、アリサを救う上で最も重要な物ではあるが……。

 兎に角気を取り直して、救出活動に入ろう。

 視線の先には、誰1人として出入りの無い無人の倉庫。

 俺達は少し離れた場所で車を降り、今は足でその目的地へ向かっている。

 逃走後からそれなりに時間が経っている為、奴等も追跡が来るとは思ってもいない筈だ。

 完全な油断、そこが付け入る隙であり俺達の勝機。

 策を弄して狂わせれば、必ずアリサは取り返せる。

 

「ふぅ……」

 

 焦るな、取り乱すな、思考を巡らせろ。

 倉庫の広さは外観の目測で900㎡程、軒高は6m辺りだろう。

 倉庫内の荷物量を予想し、内観を何パターンか想像する。

 それによる戦術の分岐、立ち回り方を片っ端から引き出していく。

 ――いつだって俺は、足りない力を考える事で補ってきた。

 今回もそれを忘れずに、考える事、想像する事、それ等を纏め束ねる事を力とする。

 

「聖君?」

「大丈夫ですか?」

「…………問題無い、いつでも行ける」

 

 脳内での整理は完了した。

 後は実物を見てから、戦術の摺り合わせをしていけばいい。

 パターンの数だけは充分にあるから、数秒も必要無いだろう。

 目的の倉庫近くで息を潜めながら、俺は自らの準備を進めていく。

 隣の2人は心配そうな表情だが、此処まで来て今更引く事など出来はしない。

 

「兎に角、俺が先行する」

「駄目、1人じゃ危険だよ?」

「単独の方が動き回り易いし、周りを気にしなくて済む」

「でも、相手が無策とも思えないでしょ?」

「こっちにも手がある」

 

 この状況とは全く似つかわしくないモノではあるが、使いようによっては強力な戦力になり得る。

 それでも小僧1人を先行させるのはマズいと思っているらしく、未だに不安を拭えない様子の2人。

 だが俺としても、この2人を危険な目に遭わせる訳にはいかない。

 アリサの二の舞だけは、絶対にさせちゃいけないのだから。

 これ以上、被害を拡大させるなんてあってはならない。

 

「大人だろうが、2人位伸せる力はある」

「ですが、今の聖様を行かせるのは危険です」

「そうだよ、せめて恭也さんが来るまで……」

「っ!?」

 

 月村の言葉で、思わず双眸を見開いた。

 恭也さんが来るまで……?

 それはつまり、あの人が此処に来ると言う事か?

 

 そうに違いない、知らぬ間に連絡を取っていたのだろう。

 

「来るのか? 恭也さん……」

「え、うん。さっき連絡を取ったら、すぐに来てくれるって」

「恭也様と現在地の距離を逆算すると、およそ15分もあれば到着するかと思います」

「早く助けてあげたいけど、こういう時こそ冷静にならなくちゃ」

「……」

 

 一瞬にして、思考が塗り替えられる。

 2人の声は今は遠く、この耳に届かず、聴こえてくるのは内から溢れる自問自答。

 恭也さんが来る、即ち戦力が一気に跳ね上がる。

 俺1人という不安要素の残る状態を、跳ね除ける事が出来る。

 恐らく月村もノエルさんも、同じ事を考えているのだろう。

 あの人が来れば、絶対にアリサを救出出来る。

 

 ――――そしてそれは、俺が無能である事を意味している。

 全てを俺ではなく、恭也さんに委ねれば……。

 何の問題も無くアリサは助け出され、犯行グループも一網打尽。

 何もかもが丸く収まる最良の選択。

 そう、それが…………最良で最高の選択。

 

「……」

「だから、此処からは慎重に事を進めよう」

 

 2人は言わない、俺がこの状況に於いて不要な存在である事を。

 何の力も持たない俺が、此処に居る事が間違いであると。

 敢えて言ったりしない。

 同情や憐憫のつもりなら、そんな気遣いは無用だ。

 力不足である事も何もかも、自分が一番よく分かっている。

 これが自虐ではなく、厳然たる事実である事が胸を締め付ける。

 その痛みは己への怒りに、怒りは力に、拳を締め上げる。

 更に力は脚部に注がれる。

 ――――準備は万端だ。

 

「――は要らない」

「えっ?」

「恭也さんの力は、要らない」

 

 

 2人の呆けたような顔が、見なくても理解出来た。

 何言ってるんだコイツ、とでも思っているんだろう。

 別にそうであっても構わない。

 

「俺1人で充分だ」

 

 それでも、俺には譲れない意地がある。

 誰の力を借りずともアリサは守り切る。

 その為の力は持っている、後はそれを発揮すればいい。

 

「どう言う事?」

「アリサを助けるのは、俺1人で充分だ」

 

 勿論、お姫様(アリサ)にとっては王子様(きょうやさん)が助けに来てくれた方がずっといいだろう。

 何処にでも居るような兵士(オレ)なんかよりずっと……。

 でも、胸に募る想いだけは負けたくない。

 アリサを守りたいと思うこの気持ちだけは、嘘偽りの無い本心だから。

 絶対に、誰にも、譲っちゃいけないのだ。

 

「――行く」

「あっ、聖君!?」

「聖様!!」

 

 後ろから必死に呼び止める声が聴こえる。

 ソレを振り切るように無視して、俺は全力で駆け抜けていく。

 誰の力も要らない、戦術も9割方は組み立て済み。

 相手が2人ならば、幾らでも対処のしようがある。

 今の俺なら――――絶対に負けない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり此処だったな……」

 

 倉庫の重々しい扉を開けた後の、第一声がそれだった。

 暗がりだった倉庫内は、外界から降り注ぐ光によって強く照らされる。

 重苦しい空気が外と内を繋ぐが、反吐が出る位に気持ち悪い空気が蔓延していた。

 

「なっ!?」

 

 呆気に取られたような顔をする2人のスーツ姿の男。

 長身細身と、少しばかり小太りした2人組みだった。

 やはりと言うか俺の追撃は予想の範囲外だったらしく、狼狽の様子が見て取れる。

 傍らの低い荷台には眠らされたのか、グッタリとしているアリサが横たわっていた。

 遠目だが特に乱暴された様子も無く、至って普通だ。

 

 ……だが、この場面で既に狂いそうな程の怒りが込み上げている。

 どんな理由であれ、アリサを危険な目に合わせる奴等は許さない。

 ドス黒い負の感情が内から滲み出てくる。

 でもそれじゃいけない、戦術を思い出せ、倉庫内を把握しろ。

 

 貨物はそれ程多くない、此方から見て逆U字状に積載されている。

 高さはバラバラだが目測で2m程度が平均、男達より頭一つ高い。

 いざという時は上からの奇襲に使える、頭に留めておこう。

 そして特筆すべきは荷物の積載量。

 置き方には規則性があるが、その量は千差万別。

 恐らくはこの倉庫、トランクルームとして機能しているのだろう。

 

「悪いが、アリサは返して貰うからな」

「ガキ、自分が何を言っているか分かってるのか?」

「そんな質問をするアンタ等も、自分達のやってる事が一体何なのか分かってるのか?」

 

 自分達の行動を棚に上げ、よくもまぁそんな言葉を並べられたものだ。

 大人なら子供に説教出来ると思うなら大間違いだって事、その腐った根性に叩き込みたい。

 いや、そもそもコイツ等は大人ですらない。

 無駄に年を重ねただけの、俺と同じガキでしかない。

 右腕に力が集まってくるのが容易に感じる事が出来るのは、俺を縛る手綱が徐々に緩まってきてる証か……。

 

「こっ、この世には、大人の事情と言うものがあるのだよ!!」

 

 2人の内の細身男が詰まりながらも吠える。

 発する勢いは正直弱々し過ぎて、言ってる事も大人らしさの欠片も無い。

 そんな大人気無い姿を、俺は一笑に付す。

 

「女の子を誘拐するのが大人の事情か。やっちゃいけない事だって、学校の先生に習わなかったのか?」

 

 腸が煮え繰り返るような態度に、既に俺は我慢の限界。

 言葉にも先程以上の棘を含ませ挑発し、相手の冷静さを少しずつ失わせていく。

 そうだ、これでいい。

 相手が感情的になればなるほど、俺の戦術が活きるのだから。

 

「こ、このガキ、いい気になりやがって!!」

 

 篭もったような声を発する小太り男が、スーツの懐に手を伸ばす。

 瞬間、体中に警告が発されて緊張が走る。

 その行動が意味するものは、凶器の使用。

 この世界で比較的所持が容易であり、殺傷能力も完璧な『拳銃』という物。

 使用されれば、俺は手も足も出ずに殺されるだろう。

 それが必定であり、あまりにも不動の現実。

 だがその現実に、俺は――――――変動を促す。

 男が懐から武器を取り出す、その寸前に俺は思い切り地面を踏み付けた!!

 同時に、甲高い炸裂音が一帯に響いた。

 

「何っ!?」

「何が起きたっ!?」

 

 それはその場に居る者、俺を除く2人の男の動きを止めるに足る効果を得た。

 踏み込みと同時に横へ駆けた俺は、そのまま貨物の陰へと身を潜める。

 まずは成功……これで少なくとも、拳銃の的にならずに済んだ。

 

「よしっ」

 

 一手間違えれば全てが終わっていたが、何とか此処までは俺の読み通り。

 徒手空拳の俺にとって最大の敵は、遠距離からの一方的な攻撃に他ならない。

 身を隠す、それは件の敵に対して最も有効な手段であり、自身の動きを読み切らせない一つの策でもある。

 ポケットにあった癇癪玉、先程の会話中に後ろ手で足許に落としておいたのだ。

 まさかこの場面でこれを利用するとは思いもしなかったが……。

 癇癪玉の残りは3個。

 気を取り直して、ここからが俺の力が問われる場面だ。

 相手の位置を記憶し、そこまでのルートを模索。

 その中で最も効率良く、相手を無力化させられる手段を選ぶ。

 

「くっ、出て来いガキ!!」

 

 焦りと怒りに塗れた声が、倉庫内に響き渡る。

 誰が出ていくかっての……。

 現在地からその姿は見えないが、男の声と1つの足音が全てを語っていた。

 これらの情報を統合すると、幾つかの答えが導き出される。

 

 一つは、犯人達の行動の制限。

 気絶状態のアリサを抱えた状態では、移動しながらの俺の対処はまともに出来ない。

 故に動ける人数は1人、残りはアリサの傍で待機という所だろう。

 

 二つ目は、拳銃の使用不可。

 この倉庫に誰も居ないとしても、周囲には少なからず人は居るだろう。

 あの報道があった後でも、仕事が一気に無くなるなんて事はまずあり得ない。

 そして当然ながら、銃声はよく響く。

 この行動を周囲に感知されるとマズい、事は穏便に済ませなければならない。

 つまり銃を使う事はあってはならないのだ。

 俺が奴等の目の前に現れた時、倉庫の陰に逃げた時、そして今……。

 使えば自分達が主導権を握れる状況で使わない以上、完全な威嚇のみと言って差し支えない。

 

 最後に一つ、拳銃の使用から派生する答え。

 それは奴等が、独断によって行動を起こしている事だ。

 他者に気付かれたくないのだから、周囲に協力者が居ない証拠。

 もしかしたら離れた場所に居るかもしれないが、こんな行き当たりばったりな犯行を行ってる時点で、大した者とも思えない。

 最初は計画的な犯行だと思っていたが、実の所はそうではなかったらしい。

 エンハンスグループの中でも、色々と問題が浮き上がってるのだろう。

 

「何言ってんだか……」

 

 そんな事、今はどうでもいい懸念だ。

 今の俺はアリサの救出にのみ専心を向けるべきで、余計な思考など叩き潰してしまえ。

 小さく呟いた言葉に精一杯の皮肉を込めて、俺は行動を開始する。

 

「いい加減にしねぇか!! 殺されてぇのか!?」

 

 ガキ相手だというのに、何でヒステリック気味になってるんだ?

 まぁ手際の悪さからこういう事をした経験は無さそうだし、そこに不確定要素が混じれば不安にもなるだろうな。

 しかし声を張り上げてくれるお陰で、俺の足音が掻き消される。

 残響音より小さく止め、俺は倉庫内を疾駆する。

 

「このクソガキっ!!」

 

 足音が突然速く、大きくなった。

 さっきから一向に姿を現さない俺に、痺れを切らしたのだろう。

 音の方向からさっきまで俺が居た場所に走っていったようだが、その行動はあまりにも間抜けのする事だ。

 いつまでも同じ場所に居ると思ってるなら大間違い、おまけに相手の動きも手に取るように分かる。

 この場は確実に俺がアドバンテージを取った。

 心の隅に残る僅かな不安を振り切って、俺は次の行動に出る。

 

「くそっ、何処に居やがる」

 

 息を潜め、早足で相手に近付く。

 小太りの男は悪態を吐きながら辺りを見回すが、当然ながら俺の姿を見付けてはいない。

 目線から外れるように足許の高さで覗き込んでいるが、焦りを持った相手、そして薄暗いこの空間では非常に有効だ。

 距離は目測で5メートル、そして手には先程の銃は持たれていない。

 やはり俺の出した解答に狂いは無いようだ。

 体勢は低いまま、両脚に万全の力を込めて――

 

「ふっ!!」

 

 ――思い切り踏み込んだ。

 離れた位置を刹那の時で縮め、即座に次の行動に移る。

 

「なっ!?」

 

 相手も気付いたようだが、もう遅い。

 右肘を突き立てて振り上げ、踏み込みと同時に男の顎へ打ち据える。

 勢いに引っ張られ顔が真上まで上がった所に、今度は左拳で腹へ一撃。

 

「ぐふぅ!?」

 

 おまけとしてワンステップで背後へ回り込み、背中へ膝蹴りを当てる。

 衝撃で男の体がしなりながら吹っ飛ぶが、それを見送る暇も無く、俺は同じ方向へ走る。

 ギリギリで貨物の陰から出なかったが、姿を隠す状態が俺の最大のアドバンテージ。

 見す見す姿を晒す訳にはいかない。

 小太りなクッションを踏み越えて、俺は更に奥側へ壁沿いに進んでいく。

 

「おいっ、どうした!?」

 

 当然ながら俺達の姿を見ていないもう1人は、完全に状況を理解出来ていない。

 その間に、決め手となる次の行動へと向かう。

 足音を最大限立てずに、しかし行動は迅速に。

 俺より高い貨物を目の前に、倉庫内の配置を記憶の中で確認する。

 

「………」

 

 目測だが今の自分の位置は、アリサの居た場所のほぼ真横。

 ポケットに残る癇癪玉の残りを確認して、その中から2つを取り出す。

 そして1つを貨物の上へ投げ、もう一つを目の前の壁へトス。

 放物線を描くソレは明らかな衝撃不足で、これでは本来の意味を為さない。

 だから、そこへ更なる力を加える。

 

「ふっ!!」

 

 玉が壁に当たる直前、同じように俺も壁を蹴りを放つ。

 更に炸裂音と同時に、壁蹴りの要領で足に力を込めて反対側へ飛ぶ。

 

「っ!!」

 

 貨物の端に手を掛けて、その上へ乗り込む。

 そして着地と同時に――またも炸裂音。

 最初に投げた癇癪玉を、着地時に踏み付けた為に鳴った音だ。

 壁蹴りと着地時の足音を消す事で、俺の行動を読ませない手の一つ。

 間髪入れずに貨物上を駆ける。

 カンカンと軽音が鳴るが、先程の大音量に気が逸れている筈だ。

 それにたった数メートルの距離、相手が気付いた所でもう遅い。

 すぐに貨物の端まで辿り着き、眼下にはスーツ姿の男と1人の少女。

 ――――だが、まだ止まらない。

 

「ふっ!!」

 

 何の躊躇いも無く、貨物の上から飛び降りた。

 この身で空を裂くように、重力に逆らわず、風の抵抗に身を委ねる。

 そこに助走の勢いが重なり、俺と男との距離が一気に詰まる。

 

「おっ、おま――――」

 

 その顔に驚愕の様相が張り付く。

 上空からの奇襲、それに奴は完全に対応出来ていない。

 狙うなら今だ。

 接触までの刹那の時、空中で体の軸をずらしつつ、右半身を捻転するように引く。

 引き絞られた弓のように、右足に力が溜め込まれる。

 放つ時は……今だ。

 

「はぁっ!!」

 

 狙うのは眼下の男へ、真っ直ぐ縦に振り下ろす。

 まるで魂を狩る死神の鎌の如き右足は、男の頭頂部を大きく沈めた。

 接触と同時、腰を捻って更に力を込めながら真下へ振り切る。

 

「っぐぅ!?」

 

 無様な叫び声に耳を貸さず、相手に半分背を向ける形で着地。

 だが、これだけじゃ終われない。

 すぐに右踵で男の顎を蹴り上げる。

 顔面が浮き上がった瞬間、蹴った足を横に払い勢いをつける。

 そのまま体を浮かせると、今度は左で上段回し蹴りを顔面に叩き込んだ。

 

「ぶふっ!?」

 

 止まらぬ連撃、相手に何一つさせる時間を与えない。

 動く事も、考える事も、呼吸一つすら、お前等にくれてやる時間は無い。

 頭頂部、顎、頬への連続蹴撃によって吹っ飛んだ男は、あまりにも無様で滑稽だった。

 その醜態を尻目に、俺は荷台で眠りに就いている少女へ。

 

「あっ……」

 

 無骨な荷台の上だというのに、その姿はとても可憐で、まるで眠り姫のように穏やかな様子。

 自分の周囲で起こっていた状況すら意に介さず、どこまでも彼女は静かだった。

 …………ったく、グッスリ眠りやがって。

 思わず零れてしまいそうになる笑みを、必死に押さえる。

 

「アリサ、起きろ」

 

 その華奢な肩を、出来るだけ優しくゆっくりと揺する。

 起こすのを憚れる程その姿は愛らしかったが、いつまでもこの場に留まるのは宜しくない。

 危険は去ったとは言え、気を緩められる状況でもないのだから。

 

「ぅっ、うぅ……ぅん」

 

 緩慢な振動に身を揺すられ、少女は徐々に瞳を開いていく。

 その声にドキッとしてしまった自分に、不謹慎だと心中で喝を入れる。

 焦点の合わない双眸が、少しずつ絞られて俺を捉えていった。

 

「ひ……じ…り?」

「おぅ、おはようさん」

 

 目覚めた少女は「あっ、うん」と、寝惚け眼で素直に返してくる。

 どうやら状況が飲み込めていないようで、呆然としながら俺の顔と周囲を何度も見回していた。

 だが時間が経てば、徐々に意識はクリアに覚醒していく。

 近くで倒れてる男を見た時は、当然だがかなり驚いていた。

 

「アンタ、まさか……」

「まぁ……俺の責任でも、ある訳だしな」

 

 始まりは俺とコイツの口論。

 内容は兎も角として、本当にくだらない事だったと思う。

 それに、俺がもっと周りに気を配れていれば、アリサをこんな危険な目に遭わせる必要も無かった。

 ……いや、そんな事はもう今更だな。

 何はともあれ、本当に無事で良かった。

 

「あの、その……」

 

 見知らぬ男達に突然連れ去られ、気付いたらこんな場所でこの状況。

 今し方目を覚ました彼女が戸惑うのは、まぁ仕方ない事だろう。

 

「はぁ……」

「な、何よその溜息は?」

 

 俺の態度に憮然とした顔で対するアリサ。

 そんな彼女の表情も、今の俺にはとても掛け替えの無いモノで、守りたいと願った大切なもので。

 だから

 

「本当に」

 

 目の前の現実を前に

 

「良かっ――――」

 

 

 

 その炸裂音に、視界が阻まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~Interlude side:Arisa~

 

「本当に」

 

 目の前のアタシを真っ直ぐに見詰める1人の少年。

 黒曜石を髣髴とさせる真黒な瞳は、濁り無い綺麗な輝きを持っていて。

 何よりもその表情は、今まで見たことない位に穏やかなもので。

 僅かの間、見惚れてしまった。

 まるで童話の中で見た、お姫様を助ける王子様みたいだったから……。

 

「良かっ――――」

 

 突如鳴り響いた甲高い炸裂音。

 目覚めた瞬間の状況にも戸惑ったけど、今の音にはそれ以上に驚いた。

 だってあれだけの大音量なんだから、一瞬の事でも総毛立つ位ビックリするわよ。

 でも何よりも、一番驚いたのは……

 

「えっ……?」

 

 目の前で揺らぐ体躯。

 表情は先程の穏やかさを一変させ、戸惑いと驚愕へ塗り替わる。

 それが意味する事を、アタシには分からない。

 いつの間にか彼の瞳には、意志というものが根こそぎ奪われていた。

 まだ、理解出来ない。

 でもそれは

 ――――まるで、死んでしまったような瞳。

 

「ぇ……?」

 

 その時、見てしまった。

 聖のワイシャツ、その横腹辺りから赤黒い液体で滲んでいるのを。

 まるで波紋のように、ジワリと広がっていくソレは……

 見紛う事無き、血そのものだった。

 

「あ、あぁぁ……」

 

 ドサッ…………。

 力無く崩れ落ちた体は地に伏せ、赤黒い液体はその下に更なる波紋を広げる。

 地面を這うように流れるソレは、アタシの視界の全てを染めた。

 現実が思考を塗り潰す。

 

 聖が……死ん…だ?

 ――そして思考は、現実に辿り着いた。

 

「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 気が付けば叫んでいた。

 目の前で起きた出来事を受け入れたくなくて、只管に叫んだ。

 現実を力一杯に拒絶する、しかし目の前にはソレが無情にも広がり続ける。

 双眸から透明の雫が流れる。

 そんな事すら気付かず、聖の傍に寄った。

 叫びは、止まらない。

 

「いやっ!! イヤっ!! 嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 何でこんな事になったの!?

 何で聖がこんな目に合ってるの!?

 何で、何で、何で!?

 足許の赤い水溜りが、最悪の現実を突きつける。

 

「ひじりぃっ……聖ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

 糸が切れた傀儡人形のような体を、力の限り揺すってみる。

 アタシと対照的なその脱力し切った体は、何も応えない。

 

「ひじりぃぃ……」

 

 ――――瞳は、開かない。

 ――――声も、聴こえない。

 何もかもが消えてしまったその体は、もう骸と呼ばれるそれと同じだった。

 それでも力一杯に体を揺らす。

 そうしなければ、聖の全てが消えてしまいそうで……。

 その光景が何よりも、アタシには怖かった。

 

「目、開けてよぉ……」

 

 長い睫毛は、ピクリともしない。

 

「何か、喋ってよぉ……」

 

 口からは、呼吸音すら聴こえてこない。

 

「お願い、だから……」

 

 急速に冷めていく体温を、止められない。

 

「死んじゃ………嫌だよぉ……」

 

 その体に縋っても、アタシを抱き返してくれない。

 瞳からはボロボロと、決壊したダムのように涙を落としていた。

 彼のワイシャツに落ちたその雫は、滲んで消えるしかないのに……。

 

 今でも憶えてる、聖がアタシを守ってくれた時の事。

 職場実習でひなた園に来た2日目、些細な言い合いをしたアタシ達。

 内陣を越えようとしたアタシはそこで足を縺れさせてしまい、転んでしまう筈だった。

 でも気付けば、アタシは聖の体に包まれ守られていた。

 温かくて、少し大きなその体。

 まるで世界中の悪意全てから、アタシを守ってくれるかのような。

 揺り籠みたいな、安心感で包んでくれた。

 

 でももう、その感触は何処にも無い。

 

「は、はははっ……お前が、悪いんだ」

 

 コツ、コツ、コツ。

 非常にゆったりとした靴音が、アタシ達に近付いてくる。

 振り向けばそこには、スーツを着た小太りな男が歩いていた。

 足取りは覚束無いのに、何故か瞳だけはギラギラとしている。

 まるで、狂ってしまった人のよう……。

 

「俺達の、邪魔を、するから……」

 

 不規則な呼吸、焦点の合わない視線、それが不気味で堪らない。

 自身の心が、目線の先の存在を拒絶する。

 

「こっ、来ないで!!」

 

 アタシの明確な意志も、あの男の耳にはまるで入っていない。

 更に近付いてくる。

 その目には、正気の欠片すら見えなかった。

 

「もう、いい……」

 

 なのに、真っ直ぐに此方を射抜く。

 正常な精神を失ったが故に、その力強さは異常だった。

 聖のような強さじゃない、どこまでも暗くて重い鉄鎖のようで。

 呼吸が更に不規則に、更に激しくなる。

 もう人じゃない、本能に従う獣のようだった。

 

「死ねぇぇぇぇ!!!!!」

 

 狂った獣の咆哮と共に、男は手に持っていた凶器を向ける。

 銃、それが聖を傷付けた物の正体。

 アタシから、聖の温かさを奪った凶器……。

 そして次は、アタシからそれを奪おうとする。

 聖に好きになって欲しかった全てを、アタシから奪う――

 

 

 ――そんなの、イヤ!!

 もっと生きたい!!

 もっと皆と居たい!!

 なのはと、すずかと、フェイトと、はやてと!!

 もっと聖と一緒に居たい!!

 

 だって……

 だってアタシは……

 聖の事が、好きなんだから!!

 

 目付きの悪さも、素直じゃない所も!!

 時折見せる優しさも、恥ずかしそうに怒る顔も!!

 本気で心配するような瞳も、意志を貫こうとする強い想いも!!

 全部が全部、好きになっちゃったんだから!!

 気付いたら、好きになっちゃったんだもん!!

 だからイヤ!!

 こんな所で死にたくない!!

 だってまだ、アタシは――

 

 ――聖に『好き』だって、一度だって言ってないんだから!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~Interlude~

 

 例えどれだけの強い意志があろうとも、それはより強大な力に捻じ伏せられる。

 それは正しく、少年が心の隅に感じていた不安の具現。

 人は窮地に陥れば、簡単に暴走するという事実。

 少女との再会に安堵した心が、その隙を生み出してしまった。

 そして今度は、それによって少女の意志が押し潰されようとしている。

 目の前で鈍く光る、金属物。

 引き金を引けば、誰でも人を殺せる凶器。

 

「死ねぇぇぇぇ!!」

 

 倉庫内に響く、金切り声。

 既に男に正気は無く、自身の破滅のビジョンだけが脳内にこびり付いていた。

 度の過ぎた自暴自棄、それが少年と少女を殺そうとしている。

 あまりの恐怖に少女は身を竦ませてしまう。

 それでも、傍らに伏す少年だけは離さない。

 今度は自分が守るのだと、僅かに残る勇気を振り絞っていた。

 

 

――その姿を、誰が馬鹿に出来ようか――

 

――その姿を、誰が壊せようか――

 

――ならばその姿を守る為に

 

 

「っ!?」

 

骸になろうとも、立ち上がるしかない――

 

 突如発された炸裂音は、男のものではなかった。

 唯の音、子供騙しの玩具でしかない。

 だが、暴走した狂人の精神は子供にすら劣る。

 刹那の硬直が、その答えだった。

 

「……」

 

 そして男の目の前には、1人の少年が……。

 右腕を引き、腰を捻る。

 対する狂人は、目の前の現実を直視し動けずにいた。

 生命活動すら危うい筈の少年が、何故目の前に立っている?

 何故、動けるのだ?

 その戸惑いこそが、男の最大の失態。

 常人たる精神なら、もう少し早く対処出来たかもしれない。

 しかし男には、それをするだけの思考を持ち得ていなかった。

 そして――

 

「ぶふっ!?」

 

 ――あらん限りの力を込めた拳は、その顔面にめり込むように突き刺さった。

 

 

 

――意志が強大な力に捻じ伏せられるのなら――

 

――より強く、より尊い意志は、どれだけの力を持つのだろうか――

 

――きっとそれは積み重ねてきた年月が、積み重ねてきた大切な想いが――

 

――現実となって、証明するだろう――

 

 

 

 

 




癇癪玉って、結構大きな音がしますよね。
今は全く見ないですけど、まだ製造されてるんですかね?
特撮の弾着とかには使われていますけど……。
どうも、おはこんばんちはです( ・ω・)ノシ
アリサ編№Ⅳをお読み下さり、ありがとうございます。

お姫様を救う為に、名も無き一般兵こと聖が立ち上がる回でした。
ぶっちゃけこんな状況であそこまで冷静な聖は、豪胆なのか無謀なのか、はたまた異常なのか判断が付きかねますね。
この辺りは、いずれ解明されるのか……?(・´ω・)
そしてアリサは、目の前に明確な死が迫る状況で、遂に本心を曝け出しました。
真っ直ぐに自分の為に頑張ってくれる男の子の姿は、いつだってヒロインの憧れですよね。
さて、この事件はこれにて収束し、遂に次話はアリサ編エピローグです。
……はいそうです、エピローグです、つまり最終話です。
この事件を通して2人のその後がどうなったのか。
瑞代聖とアリサ・バニングスの恋愛模様、その最後まで見守っていて下さい。


今回は以上となります。
感想や意見、タグ関連やその他諸々は遠慮無くドシドシ書き込んで下さい。
直接メッセージでも、作者的にウェルカムです。
では、失礼します( ・ω・)ノシ


これは割と最近まで気付かなかったのですが、ユーザーブロックの仕様の問題がありまして。
掲示板に感想を書き込んで下さった読者の方の中に、ログインしていないユーザーさんには名前の隣にIDがあるじゃないですか。
あれ、クリックした瞬間にそのIDをブロックしちゃうんですね。
そういうのって自分で選択して、その後の操作でブロックするものだとばかり思っていて、最近まで放置しっ放しでした。
つまり、4名程の非ログインの読者さんを知らぬ間にブロックしていた訳です。
取り敢えず一言


申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
僕の作品は他のリリカルなのはSSと比べて、お世辞にも感想が多いとは言えない状況です。
それでも感想を書き込んで下さった優しい読者さんを、知らなかったとはいえブロックしていた事実。
非情に許し難い事です、マジで腹切りの刑に処されても文句は言えません。
あぁぁぁ……作者として、此処まで馬鹿げた事をしてしまった自分が憎いです(ノД`)
こんな未熟な作者ではありますが、皆さん、出来れば生温かく見守って下さい。
宜しくお願いしますm(_ _;;)m
この度は本当に、申し訳ありませんでした。

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