ガールズ&パンツァー 普通科斯く奮闘せり 作:まきばのまさき
書く時間がない。
鬱蒼とした森のなかを歩く隊員たち。
まだ初夏の中であるため、汗が滴るがそんなのお構いなく決められたルートを歩く。
彼ら第4分隊は険しく、舗装もされてない道無き道を周辺警戒しながら歩く。
しかし彼らは、まだ青春真っ盛りの10代半ば。
少し気が緩むと、口が開いてしまう。
「こんな暑いの北海道じゃないぞ。」
と先頭を歩く、隊の副官的存在の山本だ。
山本吉道は、先の言う通り北海道出身である。
彼は幼少の頃から山で育ち、山のことを知り尽くす少年だ。
見た目は少し老け目だが、言い方を言い換えれば昭和スターの様だ。
たまに陸に上がり友人たちと遊んでいると、お年寄りの方から声を掛けられるところを、何度もあるので生まれてくる時代を数年間違えたと言われる。等の本人は「声を掛けてくれるのはいいがかなり若い子ならいいのに、、、」とのことである。
2番目にいた隊の分隊長の佐々は山本のぼやきにも似た呟きに反応した。
「北海道だって暑いじゃないか。テレビじゃ地球温暖化だって毎回毎回言ってるから、しょうがないじゃないか?」と返す。
そしてその後ろにいる、桃田がその答えに「じゃけん、地球に隕石落として核の冬起こしましょうね。」
桃田力は隊の中で一番背高くて180cm近くあり、それに似合う筋肉質な身体をもつ人物である。一見近ずき難い少年だが、根は優しい人物でありよくアイスティーを飲み、場を盛り上げたりボケをかますなど愉快な人物である。
その後ろから「おは、総帥。」との青川の談。
青川浩は桃田よりも身長は少し低いだけだが、その身体は桃田とも負けず劣らずの筋肉質である。
性格は普通にどこにでもいる少年だが、その顔面は特徴的な顔であり周り曰く某アイドルお気に入りのぴにゃこら太に似ている。
〜〜〜〜もっとも今ドーランを塗っているためかなり似ている〜〜〜〜
その後ろにいる橙一二三も、「それかコロニーでもいいかも。」と発した。
橙はまだ幼い顔立ちで、もう少し経てばイケメンになるだろうと教官達の伝である。
また彼は髪が訓練の邪魔となればバリカンで髪を切って、カミソリで剃るという丹念さがあるためいつ見てもスキンヘッドの状態である。
どうでもいいがこの桃田、青川、橙の3名は無類のアイドル好きでありよく同士達と集まりアイドルについて熱く語り合っているところをよく目撃されてる。
「おう、いきなり宇宙世紀に飛ぶな。」と、突っ込みを入れる黒野平一(くろのへいいち)は隊員のでも、異色の女顔(イケメン)である。
この学園の中で女装したら本物の女の子になるのではないかと、言われて一度女装してみようと徒党を組んで襲ってみたが彼は柔道や空手といった格闘術を使い逃げ切った猛者でもある。
その後ろの方から「いや、アフターウォーかもしれん」そして「まあ、地球にγ線レーザーを使う国防委員長よりかはいいだろう」と白井茂(しらいしげる)と、藤屋不二夫(ふじやふじお)である。
白井茂は外見は細いが、筋肉質でありイケメンである。
街に行けば歳上のお姉さん方にナンパされるが、本人は歳下好きのためそのナンパを断っている。
その事を知った周りの隊員は、よく猿臂やシャベル、ツルハシを持った隊員達と鬼ごっこ(と言う名の襲撃事件)をたびたび起こしており、分隊長役の佐々や小隊長役の中村、そして教官等その騒動の鎮圧に何度もあったている。
隊の最後尾の藤屋は眼鏡を掛けた普通の少年である。
ただし彼が書く絵は見るものを、圧倒する程の画力でありこの学園ではなく美術に造詣のある学校に進学すればその才能を存分に発揮出来ると周りから言われているが、等の本人は美術で生計を立てるのではなくこの学園に入り自衛官でくっていくことを周りに話している。
と、この様なメンバーを率いている分隊長の佐々はどこにでもいる少年で、特徴的ないため事件をおこしても街に逃げ込んでもそのまま逃げ切ることができるのではないかとも、言われる程の特徴がない主人公である。
この愉快(?)なメンバーが第4分隊である。
「何でこんな険しいルートを進まないと行けないんじゃ!!」
と青川と吠えると、周りからも「そうじゃ!そうじゃ!」と不満の声が出てくる。
「仕方ないだろ。その左胸にある徽章があるから俺たちはこのきついルートになってるんだから」というと佐々は左胸にある勲章に手を触れてその重みを感じとった。
彼らが持っている徽章は月桂冠に囲まれたダイアモンドを意匠とする徽章、レンジャー徽章である。
何故彼らのような少年が持っているか。それは学園内においての特技集合教育が年に数回行われておりこの目的は困難な任務でも自ら進んで難局にあたり、体力の限界においても任務の遂行を完全に達成する不屈の心を持たせようとする試みであった。
この教育においては本土の部隊の教育内容と比べて難易度は少し簡単でもあるが、それでも志願した隊員の中で合格したものは数少ないため学生の中では尊敬と畏怖の対象になっており、年に数回の集合訓練時には決まって参加する隊員は多く常日頃から訓練をしていても必ず合格するとは言い切れないため難関でもある。
教官は学園内のレンジャー徽章を持つ隊員が行い、時には本土から教官が来て集合教育が行われることもある。
主に潜入、襲撃、待ち伏せ、レンジャー行動要領に加えて、基礎行動から応用行動、総合行動の9想定うち6想定を教育していく。
やはり体力差、身体的の差などがあるのでこのような想定の減少があるが、それでも辛く険しい道であり、その先の徽章を手に入れるため多くの学生が挑んで行った。
中には給与の増額に目が眩みこのレンジャー徽章に手を出す隊員もいるが、、、、
そして彼ら第4分隊の隊員は全員このレンジャー徽章を所持していた。
話を戻そう。
「あーあ。疲れた。」「ぬわああああん疲れたもおおおん」「疲れた。」と隊員が言うので地図をだし、方位磁石と地図を出し時計を見て佐々と山本は少し話をして少し休憩することにした。
「よし、15分の休憩だ。」と佐々が言うと全員その場に座って休憩をしだした。
「すまんが、桃田と藤屋は周辺警戒たのむ。山本は前方、俺は右側、桃田は左側、藤屋は後方だ。」
そう言うと2人はすぐに「「了解」」の返事を貰った。
在るものは、スマホをいじり、在るものは水を飲んだりと思い思いの時間をすごしていたが、佐々と山本は隊の前方と右側に警戒をしており一時も油断はしていなかった。
警戒しながらも山本は水を少し飲み携行食をかじっていた。
桃田と藤屋は自衛官のお気に入りのスルメイカを齧りつき、佐々は口に飴を舐めていた。
ふと不思議に思った橙は佐々にこう聞いてきた。
「そういえば、伊丹教官は?」と聞いてきたので「伊丹教官は第1分隊のほうを見てるぞ。」
と返答すれば、「あっちは高低差がないルートだからなぁ」と橙と答えると「何でコッチじゃないんだ。楽なほう選びやがって。」と白井。
「まーいいじゃないの。向こうは休憩ないんだろうね、休憩取ると少し気まずいからね」と藤屋が言った。
「あと、こんな山奥に電波通じるの?」と藤屋が隣にいた黒野に聞いたら「通じる通じる。今戦車道と歩兵道の記事見てた。」
『戦車道』と『歩兵道』
戦車道とは古来から乙女の嗜みとして存在している武道の一種である。
成り立ちは馬上薙刀道からの派生したものであり、我が国に戦車が導入された際には非力な女性でも戦車を用いれば強大な力を手にできるので女性に人気が出てきた。
そして教育面でも有効であり、礼節のある、淑やかで慎ましく凛々しい婦女子を育成出来る武芸でもあるためより一層の人気のあるものであった。
歩兵道とは古来から男子の嗜みである。
成り立ちは戦場においての生き方であり、剣術、棒術、射撃術、護身術、など複合的なものである。
女性の戦車道の如く礼節のある、教養のある紳士、そして身体・精神の鍛錬を目的とした武道でもある。
つい気になり佐々はスマホを出して今話題に出てた記事を見て目を見張った。
そこには一年生ながらも黒森峰学園戦車道副隊長の西住みほのインタビュー記事が載っており、とても勇ましいことが書かれていた。
[黒森峰の戦車道の副隊長としての責務を果たします]とインタビューの見出しに書かれており、堂々としていた。
その隣には現在の黒森峰の戦車道の隊長であり西住まほがおり、[黒森峰に必ず優勝旗を持ち帰り前人未到の10連覇を達成し、西住流の強さを日本中に見せつけます。]と書かれていた。
また違うページには歩兵道の隊長でもある 加藤清(かとうきよし)と飯田一心(いいだいっしん)の両面のインタビューが載っていた
[我々黒森峰歩兵道の隊員は戦車を身を挺して守る所存でございます。いついかなる敵に対しても向かっていく所存です。]と加藤は言っている。
加藤清はどこかで西洋の血が入っているみたいで、甘いマスク、そして金髪というモデルみたいなフェイスであった。
[自分は影から加藤隊長をサポートし、どんな困難な試合でも勝ち進み黒森峰にそして加藤隊長に勝利を掴ませたいとおもう所存です]と飯田のインタビューの談である。
また隣にいる飯田一心はいかにも古参の雰囲気を醸し出しており渋めの顔であるため歳上のイメージを持てるが、自分達と同じ年であるためかなりの修練を積んだものと思われる。
この記事を見て黒野は「俺たちは歩兵道に参加しないのかな?」と言うと「無理無理、第1に戦車がねーよ。」と白井。
「いやいやあるじゃん、訓練用の10、90、74式が」と山本が言うが佐々は「レギュレーションに違反してるし、それに学園の方針は歩兵道に参加しないてよく言ってるじゃん」と言って、学園の方針を言うと「まーなー。しかしやっぱり参加してみたいよ。俺たちの練度どれ位か分かるし、それに戦車道の女の子たちにも声かけてみたいしね」と青川だ。
「ぴにゃこら太には無理ダナ。」「せやな。」「せやせや」と周りの隊員達が言い「えぇぇ、、」とすこし落ち込んでる青川。
それを見て少し笑ってしまった佐々は気を引き締めるようにしないとと、内心思い桃田に「スルメイカ少し分けてくれ」と言うと「了解。とっておきのものをあげる」と一握りのスルメイカを渡し、それを佐々はすぐに口に含んだ。
少し香ばしい匂いと何故か靴の中の匂いが鼻に来たので「どこにあるやつなんだ?」と聞いたら「バレないように靴底に隠してたやつやで(ニッコリ)」と言った瞬間桃田に64式を向け発砲しそうになり周りの隊員に笑いながら抑えて込まれ、「野郎ぶっ殺してやる!!」と鬱蒼とした森に響いた
上司に12月までの書類を今月までに出してくれと言われ、書く時間が消えた。
そして腹巻して寝よう。
(下痢を起こして苦しみました。)