ガールズ&パンツァー 普通科斯く奮闘せり 作:まきばのまさき
この辺は妄想です(おもに歩兵道について)
あと赤飯の折れた話は実際にあった話です。
それではどうぞ
赤飯を食べようとして、箸を入れたら折れた。
佐々は呆然と折れた箸を見ているしかなかった。
「はっはっはっ(笑い)」
「えぇ・・」
「うっそだろ、、」
周りの隊員たちが大爆笑していた。
「どんだけ固いでんすかね?」
と桃田は言っていたが、佐々は力なく「どうすればいいですかねぇ・・・」と言うしかなかった。
「しょうがねえな(悟空)」と桃田は森の中に入り、数分したのちに手に枝を持ってきた。
「これ使って食べるしかないね」
「これって・・・」
「お手製だから大切にね」
どう見ても木に生えてた枝だった。
そこにちょうど伊丹教官が自身が食べる戦闘糧食を持ち割り箸を持って話しかけてきた。
「どったの?」
佐々は折れた箸を見せ「これ母さんで、じゃなかった。割り箸が折れてしまって・・」と言うと伊丹教官は複数あった割り箸のうち、一つを分けてくれた。
「ほいよ。今度は気をつけろよ」
「ありがとうございます」
これで昼飯にありついける。
「いただきます」
口に入れた瞬間、もち米とアルファ化米の感触が口の中に広がりそしてほんのりとごま塩の味がした。
その味を傍らにあったインスタントの味噌汁で流し込む。
ようやく人心地ついたころには、ほかの隊員たちは装備を脱いで横になったり、離れた場所で柔道の組手、だべっていたりと個人の時間を満喫していた。
そして佐々も自身の装備を外し木陰に座りスマホをいじりだした。
先ほどの戦車道や歩兵道の関連した記事をみるためだった
。
少しして佐々の隣に伊丹教官が座り込みスマホを覗き込んだ。
「エロいもん見てんなよ」
「違いますよ。明日やる戦車道と歩兵道の記事を見てるんです」
そう言って伊丹教官は自身が持つ薄い本を見始めた。
「そういう伊丹教官は薄い本読んでいて大丈夫なんですか?仕事は大丈夫なんです?」
「なに大丈夫さ。ほどほどできてるよ。で、今どんな記事を見てんだ?」とまた覗き込んできた。
「黒森峰とプラウダ高校の編成の予測記事ですけど、伊丹教官から見て黒森峰とプラウダの試合はどうゆう風に見ます?」
そう言って話を振ってみて伊丹教官は記事の内容を見て少し考えこう考察した。
「うーんまず黒森峰は重戦車や重駆逐戦車を前面に出してくるだろうね。火力戦を重視した編成でプラウダにぶつかるだろう。黒森峰は西住流の流れを強く受けているからこの流れは確実だ。そして少数だがパンターやティーガ―があるから機動戦にも対応できる。しかしそれでも他の戦車に比べて重量があるから履帯にかなりの負担がかかるから機動戦も限定的にしか運用できない。接近戦になったらかなり厳しい戦いになるからいかにして歩兵と共闘できるかがカギだな。
歩兵は完全な機械化歩兵になっているから戦車との連携に関しては問題ないが、連隊直属の対戦車能力が限定的だが歩兵の対戦車能力が強力であり、戦車も強力だから問題ない。
プラウダだが火力、機動力も高いレベルでバランスがなされているから火力戦も機動戦も難なくできるからさまざまな戦術に対応できるから有利だろうね。
歩兵だが自動車化歩兵だから戦車との共同戦線はできるが装甲が機械化歩兵と比べると貧弱で容易に撃破可能だ。
しかし連隊の対戦車能力はかなり高いからいかにしてその長所を生かせるか問題だね。
黒森峰は機械化されているから不整地能力は高くてプラウダは弱いから、いかにして黒森峰はそこを突くかがカギだね。
あとは錬度だけど両方甲乙つけがたいね。」
そう言って伊丹教官は薄い本に意識を戻した。
「なら今回の試合はどちらが勝ちますか?」
佐々が聞いたら「勝負は時の運。そしてどちらが自分たちに有利な状況に持ち込むかがカギだね」と言って伊丹教官はまた薄い本に意識を持って行った。
佐々は今回の試合に関してはどちらが勝つかまったく読めないながらも、黒森峰学園が勝つことを祈るしかなかった。
全学生が装備を身に着け鬱蒼とした森を抜け、開けた場所には演習場に行くときに乗っていたCH-47JAがローターを回したがら待機していた。
その上空にはすでに学生たちが乗りこんだUH-60Jがまだ地上にいるヘリコプターの援護をしていた。
そう演習の終了であり、転地機動訓練でもある。
多くの隊員はヘリコプターからでるダウンウォッシュの風を身をかがませながら、CH-47JAのハッチに列をなして乗り込んでいった。
「総員!急いで搭乗!急げ―」
機上整備員の大声のもと、続々と学生が乗り込んでいき最後の学生が乗り込みそして機上整備員が周囲を確認後、ハッチが閉まりはじめた。
「こちら大人ペリカン一号、総員収容確認よし、これより離陸する」
ローターが一層激しく動き始めそしてCH-47JAは空高く飛び始めた。
ふと佐々は外を見たらそこには、雄大な景色、大きくそして日本一高い富士山がそこに鎮座しており、その麓に目を凝らせば、そこには黒森峰の戦車道チームと歩兵道チームの姿が確認できた。
戦車道チームと歩兵道チームの近くには黒森峰が所有する硬式飛行船「グラーフ・テェッペリン号」から続々と物資や戦車、装甲車や大砲等吐き出し続け、物資集積を続けていた。
「すげー」
「本格的な動員体制だな」
「10連覇がかかっているからか、すげー覇気だね」
周りの学生たちから感嘆とした声が聞こえ、「こりゃあ、黒森峰勝つんじゃね?」そのような声さえも聞こえ始めた。
「教官!もう少し近くまで寄せてみてもらえませんか?」
佐々がついそのようなことを言ってしまい、周りの学生が驚きの眼差しを向け、少し気まずい思いをしたが教官は少し考え始めた。
「うーん、、、よしわかった。少しだけなら寄せてみることができるぞ」
そう言うと、パイロットに少し寄せるようにいってみせた。
パイロットも心得たとばかりに機体を少し黒森峰に寄せていき、じっくりと見ることができた。
じっくりと見ることによってどれほどこの大会に力を入れていることが再度確認できたが、佐々は目を凝らし昔一緒に遊んだ幼馴染を探して、ついにそれらしきショートボブで茶色の髪をした女の子が見えた。
ほんの一瞬だが、こちらに目を向けたような気がしたがすぐ手元にあるファイルに目を戻し作業に戻った。
一瞬目が合い、佐々はそれだけで十分であった。
「寄り道はこれまで。これより学校に帰るぞ」
伊丹教官はそう言ってパイロットに進路を変更し学校へ向かう。
「どうだった?お前の想い人は見れたか?」
「少し目が合った気がしました」
「そうかよかったな。あと進路変更の件は上にはお前が行って来いよ」
「ふぁ!!!」
そう言われ仕事の量が増えたことが確定し、そして今喫緊の課題は、、、、
「佐々く~ん。想い人とはなにかな~?痛いことしないから言ってみ?うん?」
「お~い、帰ったら鬼ごっこな。鬼はお前な」
「あとで柔道の乱捕りやる?」
と妬み大爆発の状態でいかにして自分の身の安全を守るかを考える佐々がいた。
「どうしました?西住副隊長?」
「ううん。なんにもないよ。ただ・・」
「ただ・・・?」
「昔の幼馴染のことをおもいだしたから」
「へぇー副隊長にも幼馴染がいたんですか」
「うん。よく一緒に遊んでたから元気かな?」
「今その幼馴染はどこにいるんです?」
「たしか自衛隊学校にいるって言ってたけど」
「もしかしたら今のヘリコプターに乗ってたかもしれませんよ」
「まさか」