しかし世界は平和だった。
そんなある日、ある怪奇現象に巻き込まれ大変なことに……。
夏なので怪奇現象とかの話を作ることにしました。
ベタですけどね。
チート。
それはゲームや、異世界転生でよく使われる言葉である。
主に前者では改造。後者では神様転生時の特典として使われる。
さて、もしもその『チート』を持っている人物が怪奇、つまりは不思議なことに出会ったら……どうなるか、見てみたくはないだろうか?
この物語は、平和な世界にチート特典を持って転生してしまった人物の話である。
「やれやれ」
完全に太陽が沈み、外灯が街を照らしている時間。
ある一人の人物が学校の校舎の前に立っていた。
彼は神様転生でチート特典を持って、平和な世界に転生してしまった悲しき人物である。
彼は特典として『チート並の身体能力』『なんでも出来る魔法』を頼んだ。彼自身はバトル展開満載な世界に転生すると思っていたのだ。その結果が
「まさか怪奇現象に巻き込まれるとは……」
そう、彼は来たくて学校に来たわけではない。
彼が住んでいる街ではこんな噂があるのだ。
『寝ているといつの間にか、別世界の学校に居て幽霊に遊ばれる』と言う噂だ。
勿論、彼は知っていた。しかし、噂を聞く限りは害は無いようだし、自分には関係無いことだろうと。その結果がこれである。
幸いにも服はいつの間にか私服を着ていた。
彼はこの現象が起きた途端に理解した「あ、噂のあれか」と。彼は魔法で『テレポート』を使い無理矢理この空間から出ようと考えたが、幽霊に弄ばれるのは嫌だと感じた。
「面白そうだ、幽霊を驚かせてやろう」
自分のチート能力がこんな
そうして意気揚々と校舎の中に入って行くのだった。
「あ、閉まった」
生徒用玄関から校舎に入ると、出入り口が音を立てて閉まる。
念のためにドアが開くか調べてみるが、開かないようだ。
無理矢理抉じ開けたり、炎で灰すら残さずに燃やすことも出来たが止めることにした。
『キャハハ、一緒に遊ぼう?』
「……この声の主が幽霊か」
まずは一階から探索しようとすると、何処かから声が聞こえた。
周りを見渡したり、気配を感じ取ろうとするが何も無かった。恐らくは幽霊が話しているのだろう。
噂では、この幽霊と遊び満足すると返してくれそう。
どんな遊びがあるかまでは知らないが、七不思議のようなものが多いと最近は言われている。
そして声が聞こえなくなると、彼は歩き始めた。
「特に何も無かったな……」
彼は一階の部屋を殆ど探索したが、特に気になるものは中に無かった。
「二階に行く前に用を足すか」
彼は二階に行く前に用を足すことにした。
それとついでに、トイレにも何か無いか探すためだ。
「ふぅ……」
そうして用を足し終わった頃、個室から物音がした。
彼はもしかして、あの有名なトイレの花子さんが居るのではないかと、期待した。
そう思いある個室の扉を開けた。
『うあぁ、あ……』
トイレの便座から上半身だけ出している女性がおり、顔は長い黒髪で見えなくなっている。
「お前じゃない!」
彼は個室の扉を閉め、魔法を使いバズーカを創った。
そして躊躇無くバズーカを撃った。
その威力は凄まじく、黒髪の女性が居た個室どころか、隣の個室までも木端微塵に吹き飛ばした。
『……え?』
何処から幽霊の声が聞こえたが、彼は気にもせず二階への階段に歩いて行く。
そうして幽霊は気づいた。自分はもしかしたら、ヤバイ奴を呼んでしまったのではないだろうか……。
しかし、今さら気づいたところで彼は脚を止めようとはしないだろう。
なぜなら誰にも迷惑をかけない場所で、おもいっきりチート能力を使える場所を見つけたのだから。
この後の話も色々とネタがありますけど、一先ずはここまで。
と言うより、少し卑怯な戦法ですが私が人気だと判断したら続きます。