というわけで初投稿です、本当に申し訳ない(メタル男
「貴方を殺して、私も死ぬ!」
「というわけで今回は修羅場からのスタートなんですよ神さま」
「何したんじゃお主」
どこかの屋上で包丁を腰だめに構える女性と、どこか諦めた表情で空を仰いで神さまと話す主人公がいた。
「いや、さっきから彼女の言い分だと自分が浮気して女を取っ替え引っ替えしたくせに最後に戻ってきて金をたかるクソ野郎らしいです」
「これはゲームオーバーじゃなド外道。しかしお主バイトして、人助けして、サキュバスと酒飲んでゲームするぐらいしかやってなくないかの」
「人助け八割ですけどね、今世」
「聞いてるの!?@¥;/&””@;-:&!!!」
「いや自分、古代ヘブライ語はちょっと」
「煽るな」
ブチギレた女性が突っ込んで来るので手に力を込めて、久し振りにビームを放った!
「勧善懲悪ビーム!」
光の束がぶち当たった女性はどす黒いオーラを放出して、その場に座り込んだ。
「あれ、私は何を…」
「ほうちょうおんな は しょうきに もどった !」
「そんなドラゴンなクエストみたいに言わなくても良かろう、それよりも彼女じゃ」
「大丈夫ですか?」
地面に落ちた包丁を蹴っ飛ばし、女性に話しかけてみるとキョロキョロと辺りを見回した。
「あ、あいつは?さっきまでここに…中肉中背ぐらいで、その、その」
「さあ、知りませんが」
結局彼女は逃げるように家に帰っていった。そして彼女のいったことについて神さまと話し合っている。
「これおそらく、憎い相手とかに自分が見えるようになってるんじゃないですかね」
「呪いに詳しい天使に聞いたところ間違いなさそうじゃ」
「絶対堕天させたくない系天使だ、でもどうしましょうか?やべえ奴らのヘイトを集め続けるとか生きにくいにも程があります」
「きっとあれじゃな、エンカウント率凄い高くなってるみたいな感じじゃな」
「エンカウント…草むらを辺り一帯ごと焼き払いてぇ」
ー数日後ー
「元凶を倒さないとこの状況も進展しませんね…それとこれ恨んでる相手がいる女性だけが対象じゃないみたいですね」
「というと?」
「アイスティーと柔らかスマホで誘拐されかけました、中々長く苦しい戦いでしたよ精神的に。男に言い寄られるとは、野獣のような男でしたよ」
「あの男、やはり別の世界に…天使が元凶の位置をいくつかに絞ったようじゃ」
「本当にクッソ優秀だな天使、じゃあさっさと行きますか」
「何人に襲われるかカウントしとくぞい、天使達がトトカルチョ始めたからワシも参加してくる」
「4人に一万!自分も参加します!」
「自分に賭けるのか…」
5m進むとカッターを携えた中学生くらいの女の子に襲われ、血に塗れたチェーンソーを振り回すJKに追われ、釘バットを引きずりながら壊れたように笑う女性から逃げた。
「こんなにやべえ世界でしたっけここ!?」
「邪神が他の世界から送り込んできているようじゃ、セキュリティ強化しなきゃダメじゃな…」
「そういう問題なんですかこれ!?」
すると突如道路の中央に突如どす黒いオーラを纏った少女が現れた!
「ううむ、あれが本体のようじゃな…おそらく何かの要因により脆くなっていた精神に入り込まれたのじゃろう、邪神的パワーと一体化しておる」
「うわあ包丁とか家庭的な物じゃなくて、普通のナイフだ。殺意が違うなぁ…で、彼女助けられます?」
「もちろんじゃ」
「では今回のバトルシーン、行きますかっ!」
コンクリートを踏み抜くほどの脚力で接近するが、少女がナイフを振ると斬撃が飛び身体を切り裂く。しかし傷は浅く強化された治癒能力ですぐに塞がるので怯まずに足を前に運ぶ。
「ビームを撃つ隙が無い、反撃で腕が飛ぶ!」
手に力を込めると切り飛ばそうと斬撃が腕に集中する、横に飛ぶと道路の脇に積まれているブロック塀が斬撃バラバラになってその後に来る衝撃で宙を舞う。
「一か八か…前に出る!」
「ッ!?」
斬撃がかすって左腕が肩から半分ほど裂かれるが御構い無しに右腕を突き出して力を込める
「勧善、懲悪!」
少女は警戒して回避、横に大きく飛んで右腕の射線から流れナイフを振りかぶるが彼の左腕を見た瞬間両腕を前に出して防御姿勢をとる。
右腕に力は込められておらず、負傷したはずの左腕が光り輝き右腕の腋の下からこちらを向いていたのだ。
「俺の治癒能力はお前の想像以上だったってことだ」
少女は光に包まれた
ーーー
「浄化完了です、彼女はどうしてここまで追い込まれたんでしょうか?」
「ふむ、母親の連れ子で再婚した夫との仲は最悪、家庭内暴力に始まり最近は性的暴行を受けかけて家を飛び出して邪神に利用され今に至ると」
「うっわぁ…」
「天使がもう然るべき手段をとっておる、どうなるかは司法に委ねよう。ワシらが裁くのは死後が本番じゃからな」
「そういや神さまは神でしたね、ははは」
安直なヤンデレ物を書こうとして難航した結果、変なのが出来た。
まだ見てくれる人がいて嬉しい限りです。