神様「可哀想なのは抜けない」   作:明田川

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次のネタが思いつかないので触手の続きを書いてみました
評価感想いつもありがとうございます!


触手リバイバル

 

「近藤家へのお土産は…美味しい宇宙食詰め合わせでいいかな」

 

「こっちの〈喋る!飛ぶ!サポートAI〉ってなんじゃこれ、ただのボールに見えるがの」

 

「反重力なんちゃらでふわふわ浮かぶらしいですよ、下手な人間より頭いいとか。あの元サキュバスにあげようかと思って」

 

「SF世界もおもしろいのぉ、今度はそっちに行ってみるのも…」

 

「いいんじゃないですかね…ん?ニュースがなんか騒がしいな」

 

『しょ、触手が大量に地面から生えて来ています!現在ヘリから撮影しているんですが!アスファルトや建物を突き破って生えて来ています!』

 

「わあ地面が真っピンク…あれぇ?」

 

『屋上に上がって救助を待っている方も』

 

『下だ下!触手が上がって』

 

『ひっ!?うわぁああ!』

 

ヘリが急いで急上昇し、下から迫って来ていた触手から逃れる。カメラマンやリポーターもヘリの中でのたうち回ったようだ。

 

「神様、大惨事じゃないですかね」

 

「即刻手を打たねば、この街を救えるのは我々だけじゃ!」

 

「こんなヒーローっぽい台詞を聞く日がくるとは」

ーーー

 

「大丈夫か、モブ男」

 

「ああ、なんとかな。高井は?」

 

「この程度問題ない、早く屋上へ行くぞ」

 

彼らはいつぞやの催眠アプリの二人組だ、あれから心を入れ替えたモブ男は努力を重ねて高井との関係をなんとか修復したのだった

 

「学校に避難してきた方を誘導していたら逃げ遅れるとはな…」

 

「仕方ねえって、それよりこっちは触手で埋まってるから別の通路を使わねぇと」

 

二人は屋上を目指して走り出した

 

ーーー

 

「でもどうしましょう神様、急いで家を飛び出したのはいいものの前使った火炎放射器も除触手剤も危険物だからって税関で没収されたんですよね」

 

「どうやって持ち込んだんじゃお主…じゃがこんなこともあろうかと技能系の天使に対触手兵器の開発を命じておいたのじゃ」

 

「技能系天使が気になってしょうがないですね…んで対触手兵器ってのはどこに?」

 

「ズボンのポケットを見てみんか」

 

「わあよくあるプラスチックの拳銃の形をした水鉄砲だ」

 

「ええと説明書によると…字が小さくて読みにくいの。水の代わりに除触手剤を入れてポンプを強化しておいたそうじゃ」

 

「神様も老眼になるんですね…試しにえいっと」

 

引き金を引くとビシッ!と水鉄砲らしからぬ音がして外壁に使われていたコンクリートブロックを少し削った。

 

「絶対販売出来ませんねこれ」

 

「こっちの世界には安全基準なんざ無いからの」

 

ーーー

 

「うぐっ!」

 

「高井!」

 

床かは生えた触手に高井の足が絡め取られる、倒れた高井の手を掴むが触手の力は強くモブ男ごと廊下を引き摺られてしまう。

 

「馬鹿者!放せ、お前まで捕まるぞ!」

 

「嫌だね、もう…あの時の俺とは違うんだっ!俺は高井に認められる男になるんだ!」

 

その瞬間、窓をぶち破って一人の男性が廊下に勢いよく侵入した!

 

「よく言った、それでこそ男だ!」

 

彼が水鉄砲を撃つと触手に液体がかかり、当たったところから触手が死んでゆく。

 

「貴方は、前の…」

 

「話は後だ二人共、この対触手水鉄砲を受け取ってくれ。私は逃げ遅れた人を助けに行く」

 

「き、危険だ!いくら貴方でもあの触手の大群は!」

 

「いいんだよ、アディオース」

 

「ここは4階だぞ!?」

 

4階から飛び降り、何事もなかったかのように走り去る彼に二人は開いた口が塞がらなかった。

 

ーーー

 

「なんかモブ男が予期せぬ成長を遂げてましたね…」

 

「人間変われるものじゃからの、神であるワシとしても嬉しいものじゃ」

 

「よくあるモブキャラがああなるとはなぁ、感慨深いですね」

 

「そこを右じゃ、赤い屋根の民家に四人が捕らわれておる」

 

「了解です、思ったんですけどやっぱりこの触手大発生って邪神の仕業なんですかね?」

 

『その通りだ』

 

黒い影のような物体が空に現れ、こちらを向く。見るからに禍々しいオーラを醸し出しており邪神ってこんな感じなんだろうなという印象を受ける。

 

「もしかして邪神?」

 

『その通りだ、あの神の使いよ。なかなかやるではないか、我が作り出した催眠アプリやストップウォッチをここまで早く無力化されるとは考えてなかったぞ…それに』

 

「勧善懲悪ビームッ!」

 

『グワアァァァァァッ!貴様人が話している最中に何を!』

 

「いや効果あるんですね、ダメ元で撃って良かった。というかこの作品って一応短編なんですよ邪神さん、あんまり台詞長いのはちょっと」

 

「お主容赦ないのお」

 

『ええい触手ども!奴を殺せ!』

 

邪神が触手ち命令すると全ての触手が他の人間を襲うのをやめ、主人公に群がってゆく

 

「不味くないですかコレ、水鉄砲じゃ捌ききれませんよ」

 

「待っておれ、すぐに天使に連絡して打開策を準備させる!」

 

「天使さんの分もお土産買ってくれば良かった」

 

町の中央あたりの大通りを走りながら追ってくる触手に水鉄砲を撃ち続けるが焼け石に水、まったくもって数が減らない。触手が大通りのコンクリートや建物を突き破ってくるところを見るに、強化されたこの身体でも無事じゃ済まなさそうだということがよくわかる。

 

「減らない、全然減ってない」

 

「すまぬ待たせた!打開策が出たぞい!」

 

「打開策とは?」

 

「お主の神的パワーをワシが一時的に強力する、その間にパワーを水鉄砲に集めて触手に向かって放つんじゃ!そうすれば奴らは浄化されて灰になるはずじゃ!」

 

「なるほど?まあやってみますけど」

 

「なんで疑問形なんじゃ!気合い入れんかぁ!」

 

神的パワーが集まり光り輝く水鉄砲を両手で持って触手に真っ直ぐ向ける、そしてパワーが頂点に達したと思った瞬間に引き金を引くと光の束が触手に突っ込んでいった。

 

「これぞ新必殺技、勧善懲悪レーザー!!」

 

ーーー

 

『急速に拡大した触手は、何者かの手によって駆除されました。今回の事件については分かっていないことが多く…』

 

「なんとかなりましたね神様」

 

「そうじゃな、もう触手はこりごりじゃ」

 

「…不安になって来たんで庭に除触手剤まいてきます」

 

 

 




次は何書こうかな…
今回はあんまり出来が良くないかも、次回頑張ります!
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