桃色の花   作:飛翔するシカバネ

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第1話

目が覚めると女の子だった。

 

まあ、赤ん坊なんだが。

 

 

鼻眼鏡をつけた自称神によって異世界に転生されたのがオレ、春野サクラだ。

 

あっさりと名前を言うのかって?

そりゃ、いずれ分かることを隠し通す才能なんて無いからさ。

 

それに赤ん坊の独白とか無理すぎる。

 

現在は12歳となった訳だ。

それで赤ん坊から12歳までのちょっとした話をしようと思う。

 

最初は()()とか使わない方がいいか、等と考えていた。。

女の子になったし、これからは私って言わないと。

 

と、気をつけるとかするまでも無く、器に合わせて自分自身の魂も変化している。

例えば前世で言うところのくそイケメンくんに良い印象を持ち、話の合いそうな馬鹿な男子を養豚場の豚を見るような目で見てしまったり。

 

10歳くらいの女の子ともなれば勉強や将来の事というより恋愛ごとに走る方だろう。

 

最初はそんな心の変化に自分を保とうとしたが意味の無い事だと悟り、受け入れつつ、やっていこうと考えた。

 

ただ、そんな大人の考えのせいか(成果?)同年代の男子は恋愛対象に見れなくなった。

 

原作主人公ナルトくんやクールイケメンのサスケくんも私にとっては可愛い子と成り果てている。

 

原作(元から)頭の良かったサクラ。

大人の理解力と地頭の良さにより普段のテストが簡単すぎる。

 

と言った感じでここまで生きてきた訳だが、自分は少し強くなった程度だった。

 

それに気づいたのが7歳くらい。

そして、その時に気づいたことがあった。

 

胸が……ある!?

 

原作のサクラはそれをいじられるくらいの絶壁だったが、この年で既にいくらかあるということは成長するにつれ増えていく可能性があるのでは?

男の魂により胸は大きい方がいいと体の方を改変したのでは?

という下世話な事を考えた。

 

女の子に体がよっても魂に刻まれた男の心が完全に消えた訳では無い。

それが再確認できた。

 

それに伴い、あることを思いついた。

 

 

 

そうだ……悪女になろう。

 

 

思考を読まれたら完全にアウトなことだが面白いと思った。

女の武器フル活用して男を使い、女も扱い、私が天に立つ。

 

どうせ転生したんだし、自分勝手に動いてもいいよね。

それに代償を払うことになっても構わない。

 

 

それから私は他の子より先に行くために先生にお願いして補講を受けたり、男子に勉強を教えたり、女子と遊んだりした。

男の子が引かない程度に筋肉をつけ、ある程度お肉をつけていく。

 

やはりというか胸は大きくなった。

予感というか既に確信になった。

この調子でいけば綱手姫ルートに行く。

 

少し動きに反動がつき、邪魔に感じ始めたが、全てを手に入れ、勝利を掴む。

そのための試練だと思う事にした。

試練は克服して必ず殺す。

 

 

そんなこんなで男子を魅了したり、女子を味方につけたりした。

女子グループ最大派閥のトップが私になり他のグループを飲み込んだ、男子は進んで従順を見せる。

そのために下衆な視線や泥沼の争いを勝ち進んだのだから。

 

そして下忍試験。

試験内容は分身の術。

規定分身数を簡単にクリアし、下忍となった。

 

家ではおめでとう会を開いている。

我儘もする、親の手伝いもする、学校の悪女具合などは全く知らない。

私がこれから計画していることも。

 

それが恩を仇で返すことになることも理解している。

 

 

今頃はナルトくんが多重影分身をしていることだろう。

 

 

明日から私が始まる。

 

 





やりたくなってやった。
後悔はない。砂漠の砂粒ひとつほど後悔はしていない。
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