「また引っかかったてばよっーー!!」
ナルトくんは足にかかった紐を切り、自由の身になったがそのすぐ下に同じトラップがあり、また宙吊りになった。
「大丈夫?今縄を切るから」
「さ、サクラちゃん!?」
「ひとまずこっちに隠れるわよ!」
足の縄を切り、1度その場を離れる。
「くそ!次は絶対……」
「ナルトくん!」
顔を掴み、こちらを向かせる。
「さ、サクラちゃん?……何を?」
真面目な顔から一転ニコリと笑う。
「協力しよ」
「わ、分かったってばよ。2人で協力して…」
「違う、3人で協力して、よ」
「それじゃ鈴の数が足りなくて……」
「それは大丈夫。あれは多分罠」
「罠?」
「そう、2人しか合格出来ないっていって協力させないのがカカシ先生の狙い。多分もうひとつ鈴をどこかに隠し持ってる。例え本当に持ってなくても私は考えがあるの。だからまずはサスケくんと合流するわ」
「でも、サスケのヤローと…」
「うだうだ言わないの!1人じゃ勝てなかった!2人でも難しい!けど3人なら……勝てるでしょ」
「……分かったってばよ」
「じゃあ、サスケくんを探しましょ。あ、あと、探しながらこれを食べて」
「こ、これは?」
「頑張っておいしく作ったから……」
「サクラは見当たらなかったが、時間的にもう終わりか……サスケぇ、出る杭は打たれるというこでな」
「くそっ」
カカシは姿を消す。
首から下が地面に埋められ、動かせない。
少しづつ動けば出られるだろうがそれだと時間が無くなるだろう。
完全にやられた。
ここまで実力に差があるのか。
「生首だぁ!!」
手が動かせれば耳を塞ぎたかった大音量が聞こえる。
「うるさいんだよ、ウスラトンカチが!」
「よく見て、首から下が埋められているだけ。早く掘ろう」
「分かったってばよ」
俺の体が掘り出される。
会話からコイツらが協力しているのが分かる。
サクラに好意を持っているんだから簡単に仲間に出来たろう。
しかし、
「なんで俺を助ける?みたいな顔してるね」
「なんっ!?」
「分かりやすいね。ナルトくんと同じで」
「え!?」
「なんだと!?」
「理由は掘りながら説明するけど、割と顔に出てるの気づいて無かったの?」
顔に出てるのか…
確かにこいつの観察力なら……
いや、それでもこいつのレベルでバレてちゃいけねえ。
アイツを殺すために…
「なるほどな。確かにおかしな話だ」
「カカシ先生はまだ私を見つけていない。多分まだ探してるんだと思う。あとさっきナルトくんが捕まってる時に気づいたことがあるんだけど…」
「あの丸太の後ろの空間の事だってばね!あそこに弁当二つ置いてあったってばよ!」
「それを利用しようと思うの。今から探すと時間が無い。だったらあそこに罠を貼った方が早い」
「よし」
「じゃあ!行くってばよ!」