初任務を終え、普通の任務をこなし続けた私たち。
6個目の任務を終えたところでナルトくんのフラストレーションが爆発した。
「こんな任務ノーサンキューだってばよーー!!」
芋掘り手伝い、雑草取り、赤子のお守り、迷い猫探し。
Dランクと任務なんてこの程度だ。
下忍になり、責任を持てる頃になってから任務は与えられる。
しかし、この程度はアカデミーでやればいい程度。
実力を出すことは少ない。
ここではチームワークを磨いて行くというところ。
しかし、任務らしい任務をしていないのは流石に溜まるものがある。
それを言い放ってくれるナルトくんには感謝している。
その抗議は通り、橋を作っているタズナさんを野盗などのゴロツキから護衛する任務、つまりCランクの任務を与えられた。
その後護衛していると他里の中忍レベルの忍びの襲撃を受けた。
忍びに狙われる理由がある中任務を偽り、安い報酬で守ってもらうなどという理由で発注された任務だった。
帰るかどうか話たが、ナルトくんが意地でも行くというので今回はこのまま任務を続行した。
久しく原作ということを考えていなかったが世界はいつも通り進んでいる。
特に問題も無く、鬼人桃地再不斬が襲い掛かり撃退するなどいつも通りだった。
その後護衛の最中、カカシ先生の体力回復を待ちながら修行を行った。
お題は木登り。
チャクラを足に集中させ、垂直に登るというもの。
当然私は出来た。
既に水の上も歩ける私にとってはイージーすぎる。
ナルトくんとサスケくんは修行。
私はタズナさんの護衛という形に落ち着いた。
その後も修行は続き、カカシ先生の体力も回復した。
体力使い果たして寝ているナルトくんを休ませ、4人で端へと向かう。
橋では作業員が痛めつけられていた。
だんだんと霧が濃くなる。
鬼人桃地再不斬との再開だった。
仕掛けてくる攻撃をカカシ先生が捌く。
サスケくんは白と呼ばれる子と戦う。
修行の成果かスピードを上回った。
白という子は本気を出して襲いかかる。
片手で印を結び無数の鏡がサスケくんを包む。
鏡から鏡に移動し、そのスピードで翻弄する。
急所は当たっていないもののジリジリと削られていく。
「あれが血継限界……」
「血継限界?なんじゃそりゃ?」
「深き血の繋がりを子々孫々伝える類の術です。その一族固有の術なのでカカシ先生にも真似出来ないと思います」
「サクラはよく勉強しているね。その通り俺も流石に血継限界を使われちゃコピーできない」
その後遅れて来たナルトくんにより状況は悪化していく。
明らかに敵の陣地にしか見えない鏡の中に入っていくのが見えた。
話も佳境。
原作を見ている私としては彼を助けたい。
そしてできればその恩で従えたい。
だけど私には難しい。
私にはまだ、技術が足りていない。
忍とは耐え忍ぶ者。
私は敵の彼を見捨てる選択をする。
「アイテテ…」
「あのガキ本気で殴りやがって…」
縄に縛られていた俺たちは隠し持っていたナイフで縄を切り、自由になる。
腹いせに切っていくか…
「おいやめろ。ゲタの兄貴に殺されるぞ」
確かにな。
切り足りないが俺らの任務は終わった。
「刀の試し斬り、特記戦力が来るまでガトーの野郎につく、任務完了だな」
「そうだな。やっと帰れるぜ」
「わざと、ガキにやられるのも楽じゃないぜ」
「戻ったらどんな刀貰えっかな」
「それは鍛冶屋の旦那次第だな」
2人の剣士は姿を消した。