Fate/Grand Order たっちゃんがグランドオーダーに挑むようです   作:這い寄る影

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マジで!?

ボボボーボ・ボーボボより抜粋。


03 突然の再会

「最初は、本当にそれこそ個人ライヴ感覚とお祭りの一助となればいいいと思っていたのよ」

 

エリザベートが告解するように四人に言う。

因みに四人の内訳は達哉、マシュ、オルガマリー、ティアの四人だ。

そして続けて言う。本当に当初は祭りを盛り上げる一ファクターでしかなかったはずなのにと。

 

「折角ですからな、座の英霊も呼ぼうとしたのですぞ、言っては何ですがエリザ氏の歌は前は下手でしたから。動画サイトにアップロードしても少し人数が増えるだけかと、拙者は思っていた訳ですが」

「それがバズってこの様ってわけですか?」

「いやぁ、世の中本当に何が受けるか分からないですな」

 

元凶は黒髭ことエドワード・ティーチの提案が元凶だった。

祭りの参加人数を増やすために。エリザベートの歌を動画サイトにアップしたのがバズってこの様と言う奴である。

もっとも提案したのはティーチであるがアップしたのは刑部姫だったりする。

因みにマシュは拗ねており若干塩対応気味だった。

名だたる妖怪の刑部姫が引きこもり上等のヒッキーで大海賊の一人であるティーチがオタク化していたことにである。

第一、座でネットモドキが出来ているというのはどういうことだという奴である。

そんな便利機能があるのなら生前のわだかまりも座で解決できるだろうとマシュは思う訳で。

まぁそれはさておき。

予想以上にバズったせいで、参加英霊が爆増。

ライヴも、当初は城の中庭で行う予定が、収容人数オーバーで城の外に箱を新たに作って行うことになったわけだが。

 

「・・・楽曲と衣装は出来ているが。振付やら箱の設営やらが全然終わっていないと」

 

達哉の言う通り規模が無駄にデカくなったせいで雑務も増え。

振付や箱の設営などが終わっていない。

加えて。

 

「楽器奏者が居ないって駄目じゃん」

「当初はそういう形式じゃなかったのよ」

 

楽器奏者が居ないとくればいよいよ詰んでいる。

 

「電子ピアノは私が担当する予定だ」

 

電子ピアノは特異点の影響からか無辜の怪物スキルが外れたサリエリが担当。

だがドラム、ギター、ベースの三人が不足している。

 

「そう言えば先輩はギターが弾けましたよね?」

「まぁギターかベースは行けるな」

 

達哉はギターを弾ける。

ベースもその要領で弾けるのは言わずもがなと言う奴である。

 

「じゃ、達哉ギター担当ね!」

「ちょっと待て。プロレベルで弾けると言う訳じゃないぞ。あくまで趣味の範疇だ!?」

「それでもいないよりはマシよ」

 

エリザベートのごり押しによって達哉、ギター確定。

達哉は泣きたくなった。なぜこうなったと。

 

「マシュとオルガマリーはどうなのよ」

「私は音楽は聴く側で奏でる側じゃないから、出来るわけないでしょ」

「貴族だからバイオリンとか行けるかと思ったのよ!」

「そこまで優雅な青春時代なんか私には存在しないのよォ!!」

 

オルガマリーがエリザベートの物言いに逆切れである。

中半見捨てられた形で育てられたのだ。

そりゃ普通の教育だけでバイオリンとかオシャンティな物を習った事なんかない。

 

「それでマシュは?」

「ト、トライアングルとカスタネットなら何とか」

「なんでそんな微妙なチョイス!?」

 

マシュは何故かトライアングルとカスタネットならいけるという。

何故にそんな微妙なチョイスかと言うと教育の問題だった。

そこでロマニが授業に簡単な楽器と言うことでトライアングルとカスタネットと相成ったわけである。

所謂、ロマニのチョイスであった。

 

「トライアングルを叩く要領でドラム「無理ですからね!!」

 

こうなればトライアングルを叩く要領でドラムにとエリザベートが言い掛けマシュは無理だと突っぱねる。

当たり前であるがトライアングルとドラムでは訳が違う。

叩くなんて不可能に近い。

 

「となれば出来そうなサーヴァントを呼び出すか」

「先輩・・・ いましたっけそういう存在」

「いや、居ないよ、だがすぐにでも覚えれそうな存在には心当たりがある」

 

そう言いつつ達哉は後ろ越しからサモライザーを引き抜く。

 

「Call!! クーフーリン!!」

 

呼び出したのは、クーフーリンだった。

 

「おう、達哉、敵か?」

「すまないそういう訳じゃない」

「ならなんだよ?」

「ドラムを叩けるようになってくれ」

「へ?」

 

あんまりと言えばあんまりだったが。

ドラムの映像を見て。

 

「まぁあとは適切な指導がありゃ行ける」

 

と豪語する当たり流石はクーフーリンと言うべきか。

一応王族であるため音楽も多少はたしなんでいたらしい。歴史には記されない事実と言う奴である。

と言う訳で早速練習にサリエリと共に去っていった。

 

「問題は振付ね」

 

オルガマリーがぼやく様に言う。

大まかな形は出来ているが所詮は素人仕事。

此処はプロを雇い入れるべきなのは明らかな話である。

振付師に現状の振り付けを洗練し再度エリザベートに叩き込む必要性があるのだ。

 

「所長の言う通り・・・あ」

「あっって、マシュ心当たりでもあるの?」

「よくよく考えれば宗矩さんって能の達人でありますし、マリー・アントワネットさんも王族ですからダンス得意じゃないですか。あの二人の能力が合わせればリハーサルまでには間に合うと思いますよ」

「ああそういえば宗矩ってそんな逸話があったわね」

「宗矩さんなにやってるんだ・・・」

 

マシュの言う通りである。

マリー・アントワネットは王族だ。無論ダンスは出来るし本人も得意と公言している。

さらに宗矩は能、現代で言うダンスの達人でもあり。知り合いの家に押しかけて一日中踊ったという逸話もある。

二人の能力が合わされば振り付けも短期間内に完成し適応できるとマシュは言い。

そういえばそんな逸話があったなとオルガマリーは納得。

逆に達哉は何やってんだと頭を抱えた。

と言う訳で。達哉が再びサモライザーの引き金を引く。

 

「なんだか不意打ち喰らった気分ですな」

「宗矩に私も同意するわ。突然と違う場所に出されるんですもの」

 

サモライザーの呼び出しは無拍子でもある。

確かに突然と呼び出される感覚にはなれないと言う物だ。

 

「それで呼び出した理由はなにかしら?」

「一見戦闘ではないようですが・・・」

「二人にはエリザベートの振り付けをしてほしいのよ」

「「振付?」」

 

オルガマリーの言い様に二人とも首を傾け疑問符を浮かべる。

それで、オルガマリーが今までの経緯を説明し二人は納得した様子だった。

と言う訳でお手並み拝見と言うことで。DVDを見て。

二人が踊る。

マリー・アントワネットは上手かった。流石元王妃、伊達ではないという事であろう。

されど驚愕すべきは。

 

「恋はドラクル~♪(CV 山路和弘)」

((((めっちゃキレッキレッだ!?))))

 

宗矩のダンスのキレッぷりであろう。

ハッキリ言って一見見て完コピにとどまらずアレンジを加えて。

マリー・アントワネットの一段上のキレの良さを見せつければ誰だって驚愕を通り越して、ドン引きものだった。

 

「ふぅまずはこんなものですかな・・・修正すべき箇所は多々ありますが」

「いや十分じゃない?」

「否、詰めるべきところは詰めるべきですぞ!!」

 

十分な出来だったが宗矩にとっては即興も良い所。

故に宗矩はもっと洗練すべきだと熱烈に所望する。

 

『宗矩さんてこういうひとだったか?』

『歴史書では他人の家に勝手に入り込んで満足するまで能を踊り続けたひとですよ・・・ダンスに対する熱意はインド系にも勝るとも劣らないかと思いますよ、はい』

『そうなのか・・・』

『ですから好きなようにさせてはいかがでしょうか? 拒むと話が長くなりそうですし』

『そうだな・・・』

 

マシュの言い分に達哉も同意する。

こう言うタイプには下手に拒絶やら適当なことを言うと短くて小一時間くらいは余裕で消費出来るレベルで、オタク知識を話すが如く話してくる。

故に下手に出るよりも宗矩の提案に乗っかることにしたのだ。

と言う訳で、マリー・アントワネットと宗矩は詰めるところを詰めるべく部屋を後にしていった。

 

「こうそろってくるとバックコーラスも欲しいわね」

 

エリザベート、まさかのここで欲が出て来たのかバックコーラスまで欲しいと言いだし始めた。

 

「おいおい、これ以上は」

「安心して、出来ればの話しよ」

 

だが昔のように無理強いはしなかった。あくまで出来ればの話しである。

そんな人材居る筈もなかったのが。

 

「Arrrrr・・・」

「あら、いい声ね、アンタ」

「Ar!?」

「エリザベートさん、彼女上手くしゃべれなくて・・・」

「ダイジョーブ、音程弁えてアーアー言ってもらえればいいから。でも出来れば発音練習も並行しましょうか」

「教育係は誰がすんのよ・・・」

「サリエリ先生に任せるわ、楽曲と譜面も書き終えて暇だろうし」

 

ティアは確かに言葉の発音が上手くは出来ない。だが、拙いながらもやろうと思えばできる。

ならばあとは習熟の問題として今、楽曲作りと譜面制作が終わり。

セッションと打ち合わせ以外は暇なサリエリを教育係とすることによって問題は十分に解決できる算段であった。

それにはカルデアの面々も何も言えず。

ティアはバックコーラスを担当することに急遽相成ったわけだ。

そして次の問題、箱の設計、建築、監督問題であるが。

 

「それならシグルドとブリュンヒルデを呼びましょう」

 

オルガマリーがそういう。

シグルドには叡智の結晶があり、設計、監督には問題ない。

ブリュンヒルデもシグルドが絡んだ場合、宝具最大出力10tの槍をブン回す筋力。

そして主神オーディンの使徒としての知性と知識もある。

箱の建設には二人とも打って付けの人材と言えよう。

と言う訳で、今度はオルガマリーがテストがてらに自身のサモライザーを引き抜き、二人を呼び出す。

 

「Call!! シグルド!ブリュンヒルデ!」

 

そして呼び出される二人。

なんか達哉から視線を若干反らしている。

この前からそうなのだ。無論の事達哉にはそうされる心当たりがない。

ニャルラトホテプに何かされたかと聞いてみたが。

すまないとばかりで根本的解決には至っていないのが現状だった。

それはさて置いて。やはり突然と召喚される感覚には二人とも困惑気味だった。

 

「呼び出されたから戦闘かと思ったのだが・・・」

「私もシグルドと同意見です。身構えていたら」

「「建築とはな/ですとは」」

 

そして命令されたことも箱の建築作業である。

気が抜けると言う物だった。

 

「まぁ話をごちゃごちゃしても仕方がない、エリザベート殿。作業員のリストと進捗状況をくれると助かるのだが」

「殿は付けなくていいわよシグルド、堅苦しいのは嫌だし」

 

そんなこんなで役割分担を決めつつ。

ようやくひと段落ついた。

 

「さて目下の問題はベースね、達哉分身できないの? ペルソナ能力とかで」

「ペルソナ能力はそこまで便利な物じゃない。無理だ」

 

残るはベーシスト問題だが。そこで振られる無茶ぶりに達哉は飽きれつつ無理と言う。

確かにペルソナ能力はLvに左右されるとはいえ最上位の使い手である達哉は最強のペルソナ使いの候補であれど。

能力自体に利便性があると言う訳ではない、悪魔でも攻撃、回復、補助と各種異界突入能力、外付け魔術回路程度の機能しか持ち合わせていないのだ。

分身だとか分裂だとか特殊能力に匹敵するスキルは専用ペルソナの固有スキルの分野になる。

達哉は時止め。

オルガマリーはテクスチャごと抉る攻撃がそれにあたる。

つまり分身なんかできないわけで。

 

「あっ先輩、今思いついたんですが。先輩がペルソナ出してベースを弾くというのはどうでしょう?」

「それも無理だ。常時出しっぱなしというのもきついし。それでベースを弾くなんて精密作業は無理だ」

 

第一ライヴやフェス事態も長丁場になる。

まず前提としての精神力が持たない。自分はギターを弾いてペルソナにベースを弾かせるという精密動作をさせると消耗も倍だ。

その気になれば一週間は展開できるジャンヌ・オルタの精神力が異常とは言えど、そこらへんがカタルシスエフェクト型と通常型の違いともいえる。

前者は武器として展開するがゆえに燃費が良く、後者の通常型ペルソナ使いは人型を呼び出すため燃費が悪い。

 

「そうですか・・・無理を言ってすいません」

「気にするなって」

「そうよ、誰だって知らないことは知らないんだもの」

 

気落ちするマシュを励ます様に達哉とオルガマリーがフォローに入り彼女を慰める。

だがベーシスト問題は深刻の極みだった。

なんせ居なければライヴが出来ないという瀬戸際なのだから。

録音合成音声を流しつつパフォーマンスなんて無様な真似はエリザベートにはできなかった。

その時である。

会議室の扉が爆破された。

 

「なんの爆発?!」

 

エリザベートの絶叫と共にマシュは盾を取り出し、達哉とオルガマリーは自身のペルソナを呼び出す。

それと同時に、漆黒のマントを靡かせどこかアポロの面影を残したペルソナが疾駆。

アポロと腕を組み拮抗状態に移行。

そして突入してきた人物は。

 

「全員動くな!! エリザ粒子の不正精製の罪で全員現行犯逮捕だ!!」

「克哉さん、私たちは警察じゃないんです。バウンティハンターなんですから現行犯逮捕はないと何度言ったら」

「そういうな、えっくん長年の癖だ」

「はぁ・・・もう分かりましたよ。ですが克哉さんの言う通りです。エリザ粒子の許可なし精製は銀河連邦法第375条で禁止ですのでいくら世界観が違うとはいえこの世界に潜伏中の銀河人権帝国軍に関与している嫌疑が皆さん掛かっていますうごかないでください」

 

ニューナンブを構えたどこか達哉に似たスモークのキツいサングラスをかけグレースーツを着こなす男性と。

黒コートを身に纏いながらビームソードを持つどこか騎士王に似た存在がそう言いつつ動くなと言う。

そして、互いを完全に認識した時だった。

 

「兄さん・・・?」

「達哉・・・? 君、向こう側の達哉なのか!?」

 

グレースーツの男性「周防克哉」の弟である達哉は自身を兄貴と呼び。あの事件でその弟に憑依した向こう側の達哉は克哉を兄さんと呼んでいた。

故に一瞬ありえないとは思っても。アポロの力強さはかつて克哉が感じた物と同質の物。

 

「ああ、向こう側の達哉だよ、兄さん」

 

達哉がそういうと克哉もニューナンブの銃口を下ろしヒューペリオンを消す、達哉もアポロを消した。

えっくんと呼ばれた少女も自身のマスターの知り合いかとビームソードを一旦収めた。

 

「達哉、君は向こう側に帰ったはずじゃ・・・」

「ニャルラトホテプにこの世界に引きずり込まれて帰る場所も吹っ飛んでしまって。今はこの世界でカルデアって組織で働いている。兄さんにも紹介するよ、カルデアの所長のオルガマリー・アニムスフィアと自分の同僚のマシュ・キリエライトだ」

「オルガマリー・アニムスフィアです、タツヤには世話になってます」

「マシュ・キリエライトです、先輩には世話になっています」

「これまたご丁寧に・・・達哉の兄の周防克哉です。弟が迷惑かけていないようで何よりです」

 

そんなこんなで互いに自己紹介を済ませる。

ちなみに騎士王によく似た少女の名は「謎のヒロインXオルタ」と言うらしい。

トンチンカンかつ呼びづらいので克哉は略してえっくんと呼んでいた。

その流れで他の5人は彼女をえっちゃんと呼ぶ流れとなった。

それで全員が再び会議室の椅子に着席。状況説明となったわけである

克哉が何故この世界にいるのかと言うと。本人にもよくわからないらしい。

桐条財団での死の神降臨を未然に防いだということで。パオフゥと高級バーで傷酒をしてたらしいのだ。

幸いなことに有給も堪っておりそれを上司に消費しろと言われていたので。それを使って次の日も休みだったからだ。

偶にはいいだろうと思ったのもそういう意図があった。

そして話が盛り上がり。見事に寝落ち。気づけばこの世界とも並行世界にあたるサーヴァントユニヴァースとかいう宇宙に飛ばされ謎のヒロインXオルタを助けて現状に至ると言う訳であるらしい。

 

「それでエリザ粒子ってなんだ? 兄さん?」

「既存法則を歪めてしまう粒子の事だ」

「ざっくりすぎますよ、こういえば良いでしょうか、粒子影響下にある物は攻撃を喰らっても爆発アフロになったりするとかが代表例でしょう、いわばギャグ補正の具象化した粒子と言えばいいでしょうか」

「えっくんの言う通りで概ね間違いない。宇宙船の緊急時に対応するための装置だとかにも使われている」

 

エリザ粒子は影響下にある物をギャグ補正じみた物に変換する。

故に不慮の事故が起こった場合、その特性を利用して事故や不慮の事態をそもギャグ化して死傷者を防ぐ装置としても使われているのだ。

 

「だが多大なエリザ粒子は周辺環境に悪影響を及ぼす。おもにギャグ的な意味で」

「ギャグ的な意味でって」

 

さしもの克哉の説明にオルガマリーがそう唖然として瞠目する。

当たり前だ。物理法則が粒子一で書き換えられるのだ。主にギャグ的な意味で。

下手すれば死人が不死者に成り果てる。これには第三魔法もびっくりな効能と言えよう。

故にあらゆる科学技術が発展したサーヴァントユニヴァースでも扱いが最重要危険物とされるほどの代物なのだ。

この意味を魔術師であるオルガマリーが理解できないはずがない。

 

「それで・・・その違法製造とかいうのが俺達と何の関係にあるんだ?」

 

そこで達哉の疑問である。

無論。エリザ粒子の生成に達哉たちは関わった覚えはない。

あくまでエリザベートが提供するリソースの為に手伝いに来たので粒子精製なんて知らないしやった覚えもない。

エリザベートもそうだ。

全く心当たりがない、だって彼女、うっぷん晴らしでライヴやるって決めただけだもの知る由もないのは当たり前の話だった。

 

「現に宇宙船で使われている緊急救出装置の量の三倍の量がこの特異点に蔓延、そのさらに10倍の量がエリザベート、あなた自身から検知されています」

「わッ私からぁ!?」

 

そんなびっくり粒子がエリザベートから検知されているとのことだった。

5人がエリザベートから咄嗟に距離を取る。

 

「ちょっと待って私知らない! そんな粒子知らないし、というかなんでティアまで引いてるの?!」

「Arrrrrr(特別意訳 私の権能となんかにてるから)」

「それはさて置いて、と言う訳ですから此処に銀河人権帝国の生成装置があると思ったのですよ」

「そう言う訳で踏み込んだわけだ」

「兄さん・・・ちなみに聞くが、いいや聞きたくないが銀河人権帝国ってなんだ?」

 

達哉はもう一杯一杯だったエリザ粒子の頓珍漢っぷりにだ。

そこにさらに銀河人権帝国なんて用語が出てくれば疲れると言う物である。

 

「銀河人権帝国、または人権帝国軍はエリザ粒子を使いサーヴァントの違法スキル改変および霊基改造などの違法行為に手を出してきた連中だ。また帝国とは名乗っているが銀河警察本部襲撃などを筆頭とした数々の政府主要施設に襲撃を仕掛け成功させているテロリスト集団だ」

「これにより事実上、銀河警察首脳部は事実上の再起不能で宇宙全体が大混乱です」

「「「「な、名前に反して超過激派だ」」」」

「け・・・んか・・・ダメ・・・・Ararrrrrr・・・」

 

ふざけ切った名前に対して超過激派であった。

しかも敏腕なのか銀河連邦の主要施設を襲撃し成功させ。

特に銀河警察本部は念入りに爆破炎上させて首脳陣を爆殺、現在再建させている途中らしいが上手く行っておらず。

事実上の再起不能、壊滅状態とのことだった。

もうどこぞの銀河戦争だよと全員が頭を抱えた。

 

「と言う訳で悪いが彼女を検査させてもらうぞ。無論男の僕がやるわけにいかないから別室かつ、えっくんが検査をしてくれたまえ」

「分かりました。では行きましょう」

「え、ちょ」

「私たちも明日の生活が懸かっているんです、ささこちらに」

「こちらにってここ私の城ォ―――――――!!」

 

そんなこんなでエリザベートは謎のヒロインXオルタに引き摺られて別室へと連れていかれるのだった。

それを見送るしかなかった6人である。

 

「あの拙者そろそろ喋っていいですかな?」

 

今の今まで空気読んであえて何も言わなかったダサT男事、黒髭「エドワード・ティーチ」がオズオズと右手を上げつつそういう。

 

「なによ、黒髭」

「なんでそんなに塩対応ですかな!? オルガマリー氏!?」

「貴方がそんな様ですから所長もそうなりますよ・・・こんなのあんまりです・・・」

「マシュ氏まで!?」

 

ティーチ男泣きである、まさかの女性二人からの超絶塩対応である。

まぁ歴史の偉人、悪党の中の悪党が日本文化に染まり切ってオタク化しているとなればそうもなろうというものだ。

 

「はぁ・・・まぁもうそういう言う対応にはなれているでございますがな・・・エリザ氏は無実なのは分かり切っている事ですし、ベーシスト問題をですな、解決せねばなるますまい」

「あっそうだったな、兄さん」

「なんだ?」

「今、フェス準備中ってのは説明したよな」

「ああされたな」

「と言う訳で、兄さん、ベーシストとして出てくれないか?」

「それは良いが、僕らにも此処に潜伏中であろう銀河人権帝国の捜索に力を注がねばならない」

「・・・銀河人権帝国がここに来ているというのは本当なのか?」

「知り合いの確度の高い情報だ。人理焼却下と言う状況とエリザ粒子を使えば座にも影響を及ぼせるらしい、机上の空論だがね。あと何十にも偽装された連中の船のビーコンラインを追ってきたんだ。間違いなく連中は此処のどこかにいる」

 

信頼できる情報屋の情報とさらに相手の船の何重にもビーコンラインを偽装して、その中から見つけた本物だ。

間違いなく銀河人権帝国はこの特異点のどこかに潜んでいるという確信が克哉にはあった。

刑事の勘もビンビン唸っている。

どこかにいるという事だろう。

そんなこんなで。

 

「うう・・・もうお嫁にいけない」

「エリザさん誤解を招く様な言い様はよしてください、と言うか既婚者ですよね? 貴女」

「そうだけどもぉ」

 

涙目のエリザベートとエリザベートの言い様に溜息つきつつ謎のヒロインXオルタが戻って来た。

息があったようである。もう漫才を出来るくらいにはなっていた。

 

「それでえっくん。彼女には何があった?」

「彼女の霊基が問題だったようです。エリザ粒子製造装置の回路に酷似しています、いえ時代考証するならば。装置がエリザの霊基に酷似しているというべきでしょうか」

「つまりエリザベート君そのものが・・・生きた製造装置と言う訳か?」

「はい、ですが通常の装置に比べて安定性が全くありません、今の状態では問題ないかと」

 

エリザベートからエリザ粒子が大量に検知されたのは。

精製装置と彼女の霊基が酷似しているからと言う事である。

手っ取り早く言うなら生きたエリザ粒子精製装置と言っても過言ではないという事だった。

しかし検知装置で検出される量は異常であるが。本物の精製装置に比べれば現状10分の1にも満たぬ量である。

放置していても問題ないという量だった。

 

「なんでこうなった・・・」

「さぁ・・・ねぇ・・・」

「なんかどっと疲れました」

 

カルデア組はそう言って溜息つきつつ肩を降ろす。

フェスの手伝いがどんどん大事になっている気がするからだ。

第一と第二とは別の意味で疲れる物が在る。

さらには実の兄との突然の再会だ、達哉的には来るものがあった。

如何に心の海で繋がっていると言っても実際に再会することはもうないと思っていたからである。

 

「兎に角、連中が何処に潜んでいるか分からないのが現状だ。調査のために此処に駐留したい、いいかな、エリザベート君」

「ああ、もうベース弾いてくれるならいいわよ。えっちゃんもティアと一緒にバックコーラスね!!」

「え、嫌です」

「ただ飯喰らいを置く気はありませーん、というかアンタ大喰いそうだし」

「失礼ですね、私は小食です」

「・・・えっくん、我が身をよく振り返ってみたまえ、僕の知る限りじゃ菓子をいくら作らされたことか、既製品など買っていたら僕らの貯蓄が吹っ飛ぶくらいに食べるじゃないか・・・」

「克哉さん、お菓子は別腹です、オルタリアクターの稼働には必須なんです必要経費なんですよ」

 

実際、克哉は謎のヒロインXオルタに菓子作りが趣味とばれてからは大量の菓子を要求された。

某CMでとんかつガン無視してキャベツばかりを頼み腱鞘炎になって腕がァと叫ぶ店主の如き様相になったことが実はあったりする。

 

「とりあえず・・・そうだな、また会えてうれしいよ達哉」

「俺もだよ兄さん、まぁこんなトンチンカンな状況だけども楽しくやろう」

「ああそうだな」

 

トンチンカンな状況であるが本来ならありえない再会である。

噛みしめるなと言う方が無理であろう。

それでもいつまでも味わっているわけには行かない。

 

「はい感動の再会は此処まですぞ~ ヴラド殿が衣装とスタッフ用の衣装を準備してくれてますからな、試着してきてくれですぞ」

「そういえば、小父様数日前くらいから全然姿を見ていないのだけれど・・・、ティーチ、アナタ心当たりある?」

「さぁ拙僧もしらないでござるな、部屋にこもっているのは分かっているけども」

 

衣装担当のヴラドが数日程姿を見せていない。

そのことについて部屋に乗り込んでおくべきだったと後にオルガマリーとマシュは語る。

何故ならここでこのヴラドを問い詰めなかったことで彼女たちは恥ずかしい思いをフェスが終わるまで味わうことになるのだから。

達哉も目のやりどころに困ったことになったと。

さらに言えば、エリザベートのエリザ粒子精製能力を舐め過ぎていたと謎のヒロインXオルタは回想している。

つまり、この後に問題が盛大に起きるわけであるが。

この時、あんなことになろうとは誰しもが予測していなかったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




メインボーカルエリちゃん、ギターたっちゃん、ベースかっちゃん、電子ピアノサリエリ先生、ドラム兄貴。
兄貴本当に便利ですね。
まぁ王族だし、ケルト版ヘラクレスだから行けるっしょと言う感じ。
振り付けは宗矩&マリーアントワネット。
バックコーラスはティア(いったい何地母神なんだ)とえっちゃんという超豪華特盛仕様です。

ちなみにかっちゃんはえっちゃんと組んでバウンティハンターやってました。
故に原作勢と地味に面識があったりする。
まぁニャルフィレが用意したメンタルケア要因ですけどね彼は。
ちなみに銀河警察の本部はガチ目に爆破されました。積年の恨みって怖いね。

パオフゥは今現在、鯖化した織と手を組んで空の境界の街で行われている聖杯戦争(仮)に参加中です。
まぁパオフゥは第四の後ですけどね出番。

Pシリーズで登場するのはあとは理とアイギスくらいかなぁ(邪ンヌ関係が片付いていないため)
メガテンからはあとは明星と聖四文字となります。

メルブラとP4U2との混合特異点もやりたいけれど。
作者、格ゲーやると指の皮がズル剝ける上にコマンド入力とか苦手なので。
そう言った事情もあってゲーム自体できないので断念しました。




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