Fate/Grand Order たっちゃんがグランドオーダーに挑むようです 作:這い寄る影
生命の木より抜粋。
夜中の松島の町を奇怪な恰好の集団が行く。
言わずもがな、カルデア御一行だ。
もっとも装備がバレないように、いつも使っている魔術と科学を兼ね合わせた熱光学偽装礼装を使っている。
街の風景はいつも通り。
雄島にも変わった様子はない。
だが、あの神霊のアルが何かしらの反応を起こした。
それだけで調査する必要性がある。
偽装礼装も装備を持っていない、纏っていないと誤認させるための代物だ。
古代ではまだいいが、現代特異点となれば夜間警邏中のお巡りさんに職務質問されようもんならアウトである。
故にこそこそと移動し、雄島につながる橋へと到着。
全員が偽装解除し一気に走り抜ける。
「しかし本当に何もない様に見えますが・・・」
ブリュンヒルデがそういう。
神霊級の彼女が言うのだ。
本当に何もないかもしれない。
だが微小とはいえ特異点になっている元凶はある。
最初こそ即座に片づけられると判断したからこそバカンスに選ばれた訳だ。
だが誰にも気づかれないという事もある。
型月を履行している皆様方なら知っているだろう。
そう嘗て式と言う肉体を手に入れ根源に到達しようとした破戒僧を。
名を荒耶宗蓮という。
ニャルラトホテプなどの超越存在からすれば計画当初から破綻していると見切りを付けられた人物だ。
荒耶の計画は平坦に言ってしまえば根源に繋がる式の身体に自身の脳髄を移植し根源へと至るという工程を経るだが。
式自身を根源に繋がらせていたのは脳である。
即ち男女の人格が搭載できる特殊な脳髄だったからこそ繋げられていた訳で。
其処に脳を入れ替えても根源には行けない。
だって大事な脳を入れ替えるのだ。
それでは意味がない、両義が指す肉体とは脳の方なのだから。
故に当初の目的は最初から破綻し阿頼耶識の抑止力もニャルラトホテプが扇動しただけにすぎず。
どのみち無駄に終わっていったのは明らかである。
だから誰も介入しなかった。
あえて言うならニャルラトホテプが黒桐幹也と両義式に対する試練として荒耶宗蓮のすべてを利用した。
閑話休題。
それでも荒耶宗蓮はガイアの抑止力には悟られない固有結界に近い絶対結界を構築して見せた。
それと同じで。この雄島にもそれレベルの結界が仕掛けられているとは否定できない。
「なにこれ」
オルガマリーもそれには驚愕した。
まるでティッシュの様に薄い結界だ。
こうして近づき眼前まで近づかなければ気づきようがない凄まじい物。
ブリュンヒルデにシグルド、孔明にカルデアの機器ですら欺いたものである。
それくらいに薄く、何よりも多機能的だ。
気づけなかったのは方式の違いによるものである。
東洋と西洋ではまず結界の在り方、構築具合が違う。
東洋は結界術に優れてもいる。それを鍛えに鍛えぬけば神話級だ。
もしもの話であるがここに頼光や渡辺綱や玉藻がいれば遠目で見抜けたかもしれぬが。
生憎とカルデアにはそういう人物はいない。
だがオルガマリーは天才だ。
さすがに結界に接触寸前ともなれば、気づく。
被膜の様に薄い結界が張り巡らされていた。
本当に近づかなければ気づけないレベルである。
「結界の解析を試みるわ、ヒルデサポートをよろしく」
「はい」
オルガマリーはシュレディンガーも呼び出し、ブリュンヒルデのサポートを受けつつ結界の解析を試みる。
結界の解析というのは危険が伴う。
結界とは外界から遮断する技法の一つなのは言うまでもないが。
侵入者に対し攻性的に防御を行ってくることがある。
所謂SFでいうところの電脳化した脳保護のための攻性防壁に近い機能が付けられていることが多々あるのだ。
だから無策で突入するのは危ないし、
こうして結界に触れて構成を見て解除するにも腕と技量が要される。
「内容は内から外に出ないようにするのと認識阻害、結界が凄まじく薄いのは魔術師にも感づかれないようにでしょうね。あと内部から出れないのは霊体限定みたい、物理的肉体を持つ存在は素通り出来るわ」
「乗っ取れるか?」
「術式が複雑すぎる、ヒルデの方はどう?」
「無理ですね、北欧式と違い過ぎるために私じゃ手の出しようがありません、時間を掛ければいけないこともないですが・・・」
「私もヒルデに同意見、解除か乗っ取りするとなると5時間以上はかかるわ」
北欧式、英国式とは違い過ぎるというのもあるが。編まれた結界は薄く見た目以上に複雑すぎて手が出せないとの事だった。
やろうと思えばやれるのだが形式の違い、複雑すぎる術式構成で乗っ取るにしても解除するにしても5時間はかかるとの事だった。
5時間も島と橋の境界線でたむろしてればそれこそ警察にお縄である。
なら破壊してしまうかと言う話になるのだが。
「霊体を内から外に出ないようにするためなんだな?」
「ええ、そうだけど?」
「なら破壊は取れないな」
「なんでです? 先輩?」
達哉がオルガマリーに確認し。なら破壊と言う手段はとれないという。
マシュがなぜと言って。
達哉はそれに答えた。
「考えても見ろ霊体を内部から外に出ないようにする、クーフーリンの証言じゃ片っ端から悪霊集めてるんだ。壊したら水がたっぷり入った風船に針を刺して水が派手にぶちまけられるように悪霊たちが広範囲にぶちまけられるわけだ」
「あっ」
「所長、結界の強度は? 聞いた感じじゃ脆そうだが・・・」
「対霊に特化ね、霊にとっては鉄の監獄だけど。私たちやサーヴァントにとっては藁の家よ」
「内部で宝具使ったら?」
「結界に触れない分だけは大丈夫だけど結界に触れたら・・・タツヤの言う通りになるわね」
「戦闘が限定されるなとりあえず中に入って状況を確認する」
そう言って入ってみない事にはわからんと。達哉が結界内部に入り。
即座に戻ってきた。
「どうでしたか先輩?」
「拙いってレベルじゃない、異界化していて境界線が薄れている。いつどこに繋がるか分からん状況だ。悪霊、怨霊の鮨詰め状態だ。ペルソナ使いやサーヴァントなら問題ないが、普通の見える人なら発狂するかもしれない。だが皆、誰かを呪うよりも大湊神社がある方向を見て拝み倒していたな」
達哉が結界内に入ってみたものは悪霊、怨霊の鮨詰め状態だった。
島全土がそれくらい溢れていたという。
だが霊自体に攻撃する意識はなく。
大湊神社の方を拝んでいるという。
最もそれでも普通の見える人であれば発狂レベルの惨状だったらしい。
だが最大の問題点はそこではない。異界化が進み、いつどこに繋がるか分からないほど世界の境界線がねじ曲がっているという事だ。
下手すればEXランクの特異点になるかもしれないとかいう状況である。
「王冠レベルの結界ってことね。ここまでそれほどの物を隠し通せるなんて」
「とにかく予断を許さない、大湊神社から光の門?みたいなのが立っているのが見えた。おそらくそこが本陣だろう」
大湊神社まではそこまで遠くはない。
であるなら速攻だ。
皆が結界の中に突入する。
悪霊共は無視の一択だ。
なんせ攻撃してこないのだから。
それよりも問題は大湊神社から立ち上がっている光の門の様なものである。
時間が経つごとに巨大化して言っている。
そしてそれに近づくたびに、霊たちは浄化されまるで精霊の様になっていっている。
存在自体が浄化され上書きされていくのだ。
まるでキリスト教の審判の日の如き光景である。
「やばいやばい」
オルガマリーや神話級サーヴァントたちはその危険さを理解しつつあった。
アレを起動させてはいけない、よくない事が起きると。
そして大湊神社にたどり着く。
大湊神社の前では一人の僧が拝んでいた。言霊と言う術式がある。それと一緒だ。
声に術式を乗せて同時起動しているのである。
周囲の霊も僧侶と同じくお経?を唱えていた。
そして同時に全員がその僧侶を見て思う。
―とてつもなく恐ろしい気配がする―
皆が皆、完全武装しているにも関わらずにだ。
クーフーリンやブリュンヒルデ、シグルドですら背中に死の気配で冷や汗が伝う。
神聖すぎる場なのに死の塊がいた。
「アンタが、この特異点の犯人ってわけね」
オルガマリーがそう問いかけると。
僧侶はお経をやめて座った姿勢そのままに振り返る。
体はやせ衰えて木乃伊みたいに。
だが頭部だけは骸骨だった。
『なんだ!? この霊基!? 神話級サーヴァントですら目じゃないぞ!?』
「聞きたくないんだけど・・・どれくらい?」
『・・・神霊級だ。あと霊基に混合している感じだね・・・幻霊に何かを混ぜ込んだ何かがいる』
「目の前の僧侶ですら黒幕が作った何かだと?」
『そう言う事』
もう滅茶苦茶だった。
皆の脳裏を掠めるのは超常的ナニカ。
受肉して魔人と化したジャンヌ・オルタ。
第二特異点にいたナニカ、ゼット・ゼブブ。
それと同類の何かが幻霊と混ざってこんなありさまであるらしい。
ともすれば達哉の居た宇宙のナニカかと当たりをつけるが。
「我が名は見仏上人」
そのナニカはそう名乗った。
松島では有名な中世期の僧侶だ。
島を一歩も出ずお経を唱え続け霊験を経て様々な能力を会得した。
高名な僧侶である。だが時代が進むにつれても存在したことから何人か弟子を取り代替わりした僧侶ともいわれている。
目の前の存在はそんな見仏上人の一人なのだろう。
ナニカ混ぜられ一介の僧侶と言う括りから抜け出しているが。
「衆生を救済すべくこの地に降り立った者なり」
「大きく出たわね・・・今の世の事をアナタは一体どれほど見続けたのかしら」
「死んでから今日まで」
「なに?」
見仏上人はそういった。
「タツヤ魔術業界だとそう言う事、日常茶飯事よ」
「西洋の外道共と一緒にするな小娘、貴様らは自分たちを貴種と謳い、文化を壊し侵略し金や自己利益のための物としか考えていない人食い虫であろうがよ」
「イギリス人としては返す言葉がないわね・・・」
散々やらかしたイギリス人のオルガマリーとしては言い返せない。
何度も日本は文化侵略を受けてきた。
それで今があるというのも否定はできない。
最新鋭の事情についていけなければ国際社会で生き残ることは不可能だ。
だが古き良き伝統と言うものも馬鹿には出来ない。
古いからといって安易に切り捨てていい物でもないのだ。
現に第二次世界大戦の敗北後から日本は徐々に腐り始めていた。
マッカーサーに牙を抜かれ、自衛隊こそなんとか設立したものの戦えず敵に先制攻撃を許してしまう情けない国。
米国に良い様に使われ中国、北朝鮮、韓国への軍事的防波堤として使われる情けない国。
政治家も白痴を垂れ流し、思考錯誤の政策を打ち出し、国情を悪化させていることに気づかずまた自身の愚かさにも気づかない。
それを見てきたのだ見仏上人の最後の後継は。魂となりながら仏法と法力に神通力で魂魄体として今日に至るまで自身を維持してきたのだ。
最もそれだけでは足りない。
衆生を救済する手段を取ろうものならそれでも足りない。
「もはやこの国に救いはない、故に東北全土から怨霊たちを集め儀を実行したが記憶を失うほどにさすらい自分の意義すら失った女神だけが呼び出された」
「それって」
「アルの事か!?」
「そうとも、当初は仏陀様かアマテラス様を呼び出そうと思っていたが、名もわからぬ神に用はなかった」
「だから海に投げ捨てたと?」
「いやさすがに人としてはどうなのかと言う話だろうが、私が放置していたのだが気づけばいなくなっていった」
「つまり出会いは偶然ってことか・・・」
アルとの出会いは偶然。
偶然、見仏上人が呼び出し海に落下。
達哉たちが回収したという流れである。
最も両者ともアルの出現事態がニャルラトホテプが関わっていることを知らない。
閑話休題。
「だが彼女のお陰で門ができ、私はさらなる上僧から力を与えられた」
「上僧?」
「本人は名はないといってだいそうじょうと名乗っていた。だいそうじょうは私に分霊を融合してくれた。それによって私はより高みへと到達した。そしてアルと申したか。彼女が出現した小さな門を拡大し国を塗り替えこの国の人々を解脱させる!!」
見仏上人はそういった。
見仏上人を強化したのはだいそうじょうというナニカであることは確定。
儀式に失敗した結果。アルが呼び出され。
アルが出現した門とだいそうじょうの分霊と融合した力を使って。
日本と言う国の国民を解脱出せることが、見仏上人の計画だった。
当初の計画とは違うがより大規模にできるなら誰だってそうする。
実は見仏上人が救おうとしていたのは東北大震災の犠牲者たちだけだったのだから。
それが彼の限界だった。
だがアルが出てきてしまったことで門が出来たこと、
だいそうじょうが分霊を与え悪魔合体させたことで、その規模は増大した。
そして実行できる力を保有してしまったことに起因する。
分かりやすく言えば人類救済ボタンを目の前に置かれたようなものだ。
誰だって押すし実行するだろう。
だが。
「それって肉体から魂取り出して魂だけで生かすってことよね?」
「そうだが?」
「凄まじいわね第三法に匹敵するわ、けれどね人間て死ななきゃならない生物なのよ?」
「何を言っている小娘??」
「そういうことか」
「小僧?」
「死がなきゃね、世の中地獄よ、死ななきゃ特権階級の連中は死ぬために金を搾取し貧困層、中級階級からより搾り取る、そして下では死にたくても死ねないので常に殺しあうか傍観で社会自体が停止し壊死を開始する、だから古今東西不老不死なんてものが否定されてきたのよ」
そう人間と言う生物が不老不死を得れば求めるのは死だ。
人間は不老不死に耐えられるような生物ではない。魂の構造からしてそうなのだ。
例え全人類が不老不死を得たとしても特権階級は死を得るための研究の為にあるいは立場維持の為に下からより搾取する。
中層階級と貧困層は搾取され内乱、紛争、死を求めての個人紛争を激化させるだろう。
あるいは傍観と言う諦観に支配され社会システム自体が壊死を始める。
より社会は腐る。だからこそ人間には死と言う停止システムと後から受け継ぐというシステムが用意されているのだ。
軽くSFを読めばそこらへんが理解できる。
―不老不死なんて題目掲げて理論してくる馬鹿にはSFが一番効く読んどけ―
―そうそうアマネさんの言う通りだ。SF作品は見ておいた方が良いぞ―
アマネとムニエルがそう言って達哉、オルガマリー、マシュに娯楽としてSF作品を読ませたり見せたのが功を制した。
勉強にもなったし、案の定、そういう理論武装している相手が目の前に現れたのだから。
第一クーフーリンの時点で不老不死は悲惨だとわかる。
そう彼の師匠、影の国の女王スカサハは魂が腐っているのだ。
肉体の老いを克服しても魂には情報劣化が起きる。
恐らく第三法の魔法使いが失踪したのもそれが原因だろう。
死を選ぶか腐って生きるしかないを選べと言われたらそりゃ前者になる。
後者を選べば世代交代が起こらずただでさえ酷い世の中がもっと酷くなるのだから。
「ああそれなら大丈夫だ。魂の構造自体を書き換える」
見仏上人はそう言い切った。
この男も伊達に死から現代まで何とか魂を固定し残留してきたわけではないのである。
「それは・・・」
「貴様の考えている通りだよ小娘、向こう側のテクスチャは神代の物・・・現代人では耐えられまい、だが魂ならば影響はなかろう、テクスチャを流出させ肉体と言う枷を破壊し、魂を向こう側に染め上げる。向う側の住人と同一化するのだ。それなら問題あるまい」
「大ありだ」
「大ありでしょ」
「大ありです」
見仏上人のプランにカルデア総出で呆れ気味である。
やってることがジャンヌ・オルタやらポセイドンと差異はない。
ジャンヌ・オルタは直接的にやろうとした。人類鏖しにして次世代に生まれる生物に全てを託す。
ポセイドンはナノマシンによる人格統制による人類の群体生物化でそれをなそうとしていた。
見仏上人のそれは限りなくポセイドンに近く、人間を人間足らしめていることを排除するという事になる。
鏖という点を踏まえれば。
ある意味、ジャンヌ・オルタの思想とポセイドンの思想を折半したかのような感じであるが。
結局、人類を皆殺しにすることには変わりはなく。
もう聞き飽きた常套句でもあった。
「人間の魂の改ざんと物質化寸前と言う手法には称賛の意を表したいわだけど」
「改ざんした時点で人間でなくなるとなぜお前らは気づけないんだ」
「貴方のしようとしていることは全人類昆虫化計画ですよ・・・」
もう破綻していると結論は出ている。
人間の不要な部分を切除し統合化して群体生物にすればそれは最早、昆虫と変わりがないとの結論は出しているから。
だったら、まだジャンヌ・オルタの思想の方がすっきりして分かりやすく、おそらく次があるだろう。
と言っても彼女の思想もまた肯定されていい物ではないが。
「違う・・・人類は浄土に・・・」
「いけないわよ。神話ごとに天国地獄は存在する。けれど大方の神秘が消え去った今、行けるのは世界の裏側だけ・・・アンタが繋いだその門とやら。”どこに繋がっているのかしら?”」
そうそれは気になった。
既に神代のテクスチャは崩壊済みだ。
だとすれば世界の裏側のみとなるのだが。
「何を言っている? 浄土だろう?」
「浄土に繋がっていると仮定しても古今東西楽園と冥界、地獄は国や地域の数だけあるわけ、故にアンタの言う浄土に繋がっているって保障がどこにあるのかしら?」
そう死後の世界は宗教観によって変わるし神話の数、信仰の数だけ存在する。
いまやカルトは兎にも角にも宗教は大手から分派したものもあるし、隠れキリシタンなんかもそうだ。
故にその”扉”どこに繋がっているかが不明なのである。
しかも擦り切れた神格が出てくるところに繋がっている。
どのみち碌なものではない。
「それは・・・」
「所長の言う通りだ。アンタの計画は最初から破綻しているし行き当たりばったりも良いところだ」
そう当初は震災の被害者の救済、それが力を得たことによる衆生の救済にシフト。
行き当たりばったりも良いところ、計画も門がどこに繋がっているか分からない以上、最初から破綻している。
まるで力を与えられチープな万能感に負けた子供の様だ。
「黙れ」
「アナタの理論はすでに議論しつくされ答えはすでに出ています」
「黙れ」
黙れと言う見仏上人にマシュは追撃をかます。
その手の類の理論はすでに議論されつくされている。
出された答えは人類の皆殺しと言う結論だ。
ジャンヌ・オルタは自覚ありきでやった。
ポセイドンは自覚なしにやった。
見仏上人はポセイドンと同じようだった。
この世界は自覚なしが多すぎるとオルガマリーは天を仰ぎそして。
「だったらどうする!! 断言してもよい、この先の未来、この国は腐るぞ!!」
「なにを・・・」
「天皇陛下は最早名ばかりだ。涎を垂らし利益をむさぼる政治家と己が無知を自覚しない政治家を止めようともしない!!民衆は濁乱した情報に踊らされ己が発言に責任を持とうともしない、まるで熟れて地面に落ちて腐った林檎の如く人は腐っていく、賢明なものは排除され。その成果だけを貪る蛆虫共で溢れかえる。これならば戦前の方がまだマシ、私が生きていた時代がまだマシと言う物であろうがよ!!」
「逆切れするな、今のお前は自分の理想を否定されたから分かない先を出して否定しに掛かっているだけに過ぎない!!」
「黙れ、小童ぁ!!」
魔人 顕現 戦闘開始
見仏上人は自身から見た先の展望を語るがそれも否定され。
遂にキレた。
論議はすでに、尽された。
最早、ここからは自分たちの意地の張り合いである。
つまりどちらをへし折って進むしかない。
全員が武具を構える。
此処は敵地、状況的に不利なのはこちらだ。
結界を壊さずに、見仏上人を倒さなければならない。
だが簡単なミッションではない。だいそうじょうというナニカの分霊と融合し倒すには神話サーヴァントが三人ほど必要になる存在かつ、
結界を壊してしまえば松島が怨霊で溢れでる。
実質、高火力宝具は封殺されているに等しい状況なのだ。
という訳で。
「ノヴァサイザー!!」
初手、ノヴァサイザーである。
本当に卑怯なスキルだよなこれと自分は思う今日この頃。
それはさて置いて置いて、鞘から淀みなく居合を放つ。無論アポロのマハラギダインを乗せてだ。
だが見仏上人の首を切断することは適わなかった。
首の皮を切断し肉まで行ったがそれまでである。
ノヴァサイザーの効力も切れる、達哉は即座に刃を引いてそこからある程度切断し。
後退しつつ、いつもの脇下段構えに移行する。
「どうやら・・・現状の全力で行かないといけないわけか・・・」
「霊基密度が高すぎる、自分がサーヴァントでなければ刀が刃毀れしてましたな」
シュウとノヴァサイザーからの合体剣居合切りからの傷を見仏上人は再生する。
それは達哉に合わせて首を跳ね飛ばそうとした宗矩も同じだった。
達哉より技術が優れている宗矩がである。
これは物理無効とか耐性ではなく純粋に霊基密度が優れているためだ。
鋭さでは安易に切り裂けぬ。かと言って書文にとっても相性最悪の相手だ。
なにせ相手は亡霊に近く動く木乃伊だ。
そも潰す内臓が無い、鍛え上げた拳が意味をなさい。
若いころなら物理的に潰すことも可能だったろうが、今の書文の霊基は老境の頃である。
達哉や宗矩ですら首の切断が不可能だったレベルだ。今は無理である。
「だったら私が叩き潰します」
ブリュンヒルデが動く。彼女の宝具特性は愛する物を対象にするほど重量が増加するという物。
今はフィレモンによってどこぞの聖杯戦争で刻み込まれた認識バグも取り除かれ。彼女はシグルドさえ絡まなければ理知的である。
だったら普段はただの槍と変わりなくね?と思われがちだがデフォルトで100kあるという重量武器である。
其処にルーンで思い込みつつ自身で自我の認識にフィルター掛けて相手をシグルドと誤認することによって相手が男性ならそれで無理やり威力と重量を引き上げることが可能だった。
そして振るわれる槍。
それは超重量を伴い空間すら破壊して炸裂する連撃。
直撃すれば神霊とてただではすまぬものを。
「この程度で当たってはやれぬな!!」
「っ!?」
見仏上人は胡坐を掻いたまま神通力で猿の様に飛び跳ね。
槍の連撃を回避する。
並のサーヴァントなら十回以上は死ねる連撃をである。
だが・・・
「数重連撃で追い込めば・・・」
「こちらの物だ!!」
ブリュンヒルデの攻撃も脅威だ。当たれば粉砕される。
如何に霊基密度が高かろうとワレキューレの長姉の一撃は伊達ではない。
故に見仏上人は回避に徹する訳だが、それこそカルデアの思うつぼだ。
「此処からならば避けられまい」
そうシグルドの存在である、夫婦と言うだけあって、ブリュンヒルデの乱撃に合わせてその中を掻い潜りシグルドも息を合わせ隙間を縫い、グラムを走らせた。
竜すら屠る一撃が走る。
「温いわ!」
「!?」
その一撃が防壁で止められた。いや防壁と言うより結界か。
凄まじい強度の結界が一瞬張られ、見事に凌がれ回避されてしまう。
カルデア全員で襲い掛かるが全員の攻撃が的確に凌がれる。
達哉の様に時止めを使っているような違和感はない。
カルデアの全員が達哉の時止めに合わせられるようにノヴァサイザー下での訓練もしているのだ。
時を止めようもんなら一発で気づく。
「回転説法!!」
「皆さん私の後ろに!!
マシュが前に出て宝具展開。それと同時に全員が後退するムド、ハマ系のスキルは凶悪だ。
確率で即死を押し付けてくる。
それは達哉の住む宇宙の力だ。
故に如何にサーヴァントでもどういう影響が出るか分からない以上防ぐほかない。
達哉とオルガマリーとマリー・アントワネットはペルソナ使いだからそういったものは防げるのだが。
それ以外はどうなるかも分からないのだ。
回転説法もそのうちの一つだと直感で見抜いたマシュはだからこそ前に出て宝具展開した。
「ぐっ」
だが
相手も伊達に神霊級の霊基密度を保持していないのだ。
加えていくらケアしたからと言ってマシュのメンタルは復調しきれていない。
強度に影響が出るのも当然の話なのである。
「タツヤ、私達で何とかするわよ!!」
「それしかないようだな!!」
「私も出るわ、マスター!!」
アポロもシュレディンガーもジュノンも光無効持ちである。
こうも即死攻撃の攻撃が乱舞するよう中ではいつまでも耐え忍んでいる訳にはいかない。
扉は巨大化しつつ結界を突き破りつつあった。
これほどの巨大な神秘だ。結界越しにも見えているだろう。
時間が無い。
その時であった。ふらりとアルが現れたのである。
「来たか!! 女神ぃ!!」
「クッソ!!」
咄嗟にアルをかばうためノヴァサイザー最大起動。
アルを抱き寄せてマシュの後ろに移動し、ノヴァサイザーが解ける。
相も変わらず見仏上人は回り、回転説法を繰り出し始めている
「マシュ守りとアルを頼む。見仏上人のやつ壊れ始めている、だから見境なしに来るぞ!」
「はい分かりました!!」
魂の腐敗は人間では避けられない、いかに神通力やら法力やらで固定してもじっくり腐敗は進行し。
壊れて自壊衝動に蝕まれるのだ。
先の問答で自分自身を否定され己の理論に疑問を持った瞬間、一気にこれまでのツケが来たのである。
更にだいそうじょうの分霊と霊基融合したことによりだいそうじょうの理念に引っ張られているのも一押しだ。
「私は・・・私は・・・」
「アルはここでゆっくりとしていろ。所長!! マリーさん出るぞ!!」
「わかったわ!」
「こうなれば是非も無し!!」
三人が攻撃の雨あられの中に飛び出す。
それと同時にクーフーリンが気づいた。
「おいおい、結界もつのかよ!?」
そう結界がもつのかと言う話である。
マハコウガオンやらメギドラオンやらマハラギダインやらが超高出力で放たれ。
加えて見仏上人が発するお経が唱えられるにつれて霊が活性化+アルが来たことによって門が巨大化。
今にも開き切りそうだった。
結界の容量限度を今にも超えそうである。
そして門から出る魔力に孔明は前に感じた物と同一と判断し叫ぶ。
「あれは、妖精郷への門か!?」
「しってんのか孔明!?」
「一度妖精絡みの事件に巻き込まれてね・・・。そろそろブラックドックあたりが大挙して押し寄せてくるぞ!?」
「なんだってぇ!?」
もう無茶苦茶だ。いつもの乱痴気騒ぎと変わりがない。
ブラックドックなんてのに解き放たれれば百害あって一利なしだ。
幸い、見仏上人の攻撃は三人に集中している、メタ張っているためか直撃しても痛手にはならないと判断し他の攻撃に移行している。
ならばと孔明が宝具を切ることにした。
「私の石兵八陣でこの雄島事態を封鎖する!! 見仏上人の結界よりはマシに高火力をぶっパできるだろう」
「おめぇさん、最初からなんでそれやらねぇんだ?」
「君たちの火力では同じだからな!! 場ごと薙ぎ払われるのならどちらにせよ同じだ!!」
そう石兵八陣はあらゆる面で見仏上人の結界を上回ってはいるが。
場ごと薙ぎ払う超火力には耐えられない。この場のメンバーが本気で火力をぶっ放せばあっという間に崩壊する。
だから緊急時の為に取っておいたのだ。
因みにマリー・アントワネットの愛すべき輝きは永遠には使えない。目立ちすぎるしペルソナ使いという事もあって見仏上人の確立光即死系を無効化できる希少なサーヴァントだからである。
「兎にも角にもだブラックドックは先触れだ。グルアガッハやレッドキャップに鉄枷ジャック、最悪スプリガンが出てきたら倒せはするが戦場が広域化する、マスター!! 早く見仏上人をたおしてくれたまえ!!」
「出来ればな!!」
門の通じる先は孔明が特定する。
かつて巻き込まれた妖精絡みの事件の時と一緒だったからだ。
最も今は規模が違う。あの時ほど小さなものではない。見仏上人の暴走でもっと大きくなっている。
ブラックドックだけではなく他の妖精やら騒ぎを聞きつけた大物が出てくる可能性だって否めない。
孔明のその叫びに呼応するかのように達哉は刀の峰を見仏上人をやっとの事捕え叩きつけた。
外皮が割れ頭部の骨が割れる。
だがそれだけだ。最も再生はしないが。
オルガマリーも弾丸を叩き込むが効いてる様子が無い。
何度も言う通り霊基密度が高すぎるのだ。
更に怨霊が暴走を開始、さらに門からブラックドックが群れを成して出てくる。
場は阿鼻叫喚の地獄絵図の乱闘騒ぎだ。
サーヴァントたちは己で身を守れるがこれらすべてを雄島から出すわけにもいかず、そちらに集中する。
回転説法が止み達哉たちに攻撃が集中しだしたという事もあり。
頭を抱えながら蹲るアルを必死にマシュは守りながら、
盾で攻撃を防ぎ盾裏から取り出したハンドアックスでブラックドックやら怨霊の頭をカチ割る。
「アルさん!! こっちに!」
ハンドアックスを一旦しまい込み。大盾で攻撃を凌ぎつつアルを抱え込み岩の後ろに避難する。
アルは頭を抱えて呻くばかりだ。
「ドクター!! なんか効く薬とかは!!」
『記憶障害に効く薬はないよ!! だけどアルは何か思い出そうとしているみたいだ・・・こればかりは専門医の律じゃないと・・・』
「くそっ!!」
マシュも珍しく悪態を吐く。
専門医の式島律はBチーム所属であり絶賛冷凍中、なおコフィンの破損が一番ひどいのも彼で。
仮に解凍したところで生きているかは不明である。
その間にもアルの頭痛はひどくなるのかうめき声も酷くなるばかり。
「私は・・・」
この二日間の事を思い出す。仲間と楽しく遊び美味しい食事で団らんする。
そう剣を抜いた日から、それを理想として王となった。
「私はッ・・・」
だから正しい王となろうとした。
だが正しさばかりでは人は付いてこない。正しいことは痛いことだから。
人間では耐えられないのだ。
そして裏切られた。正しさに耐えられなかった王妃に騎士たちに。
「私はッッ・・・・!!」
夕日の丘、槍と剣が交差する。
所謂、相打ちの形。されど傷が浅いのはアルの方だった。
裏切り敵対し国を割った騎士は致命傷であり助からなかった。最後まで自分を呼んでいた。父上と。
そして築かれた死体の山。残るはただ一人。
其処にやってきた騎士に泉に運ばれ、聖剣の返却を頼み息絶えるはずだった。
だが聖槍はそうさせず、剣を預かった騎士は間違え。
こうまでさすらう羽目になった。
だが・・・
「そうです、私は!!」
今は何もなそうとは思わない。震災があっても人は強く生き復興も成し遂げ、自分が見た夢を成し遂げている。
見仏上人は最悪と評したが。
自分たちの住む時代より格段に良くなっているではないかと思う。
そして達哉やマシュ、オルガマリーたちカルデアの強き人々に出会えた。
これ以上欲してなんになるのか。
「私は!!アルトリア・ペンドラゴンだ!!」
全てを思い出し、この短き二日間の出会いに感謝をとばかりに声高く名を上げる。
右手には聖槍ロンゴミニアド。
衣類は西洋甲冑とバトルドレスを組み合わせた物に変化展開し。
王に、アルトリア・ペンドラゴンに、女神ロンゴミニアドとしてふさわしい姿に変貌させる。
「アルさん?」
立ち上がったアルトリアにマシュは震える声で声をかける。
大丈夫と言うかのようにアルトリアは不敵に笑った。
「大丈夫です、マシュ、すべて思い出しました。やらねばならぬことも・・・・兎に角皆を下げてください。この事態を収拾させます」
「・・・わかりました。先輩、所長!!」
『わかった後退する、所長頼む』
『わかったわ!! シュレディンガー!! メギドラオン』
『ビシュヌ!! メギドラオン!!」
二人のメギドラオンが見仏上人に直撃し、さすがの見仏上人も動きを止める。
その隙に、指示通り全員が後退。
アルトリアが槍を天高く掲げる。
「地に増え、都市を作り、海を渡り、空を割いた。生を紡ぎ星の大海を目指し為に・・・果てを語れ!!」
神格の霊基に相応しい魔力が聖槍から放射され怨霊たちを薙ぎ払い妖精たちすら薙ぎ払う。
それでも生き残っていた妖精や見仏上人に向かい、アルトリアは槍の力を解放した。
「
炸裂する槍の光、最果ての柱の力。
それは一条の閃光となって松島を一瞬照らす。
妖精も見仏上人も巻き込んで炸裂して薙ぎ払った。
「ぺっぺっおっそろしい力だな」
口に入った土や砂塵を吐き出しつつクーフーリンが言う。
地形が変わっていった。
ついでに海も数秒割れていた。
最もここは特異点、修繕がなされれば地形も元に戻るだろう。
「ああそうだな。偶には少しぐらいゆっくりしたいよ」
こうも乱痴気騒ぎになったのだタツヤの言う通り全員休みが取れた気がしなかった。
「後は門をぶっ壊すだけか」
「一応ロンゴミニアドで薙ぎ払ったんですがね」
長可の言葉にアルトリアがそう答える。
聖槍で一応薙ぎ払ったのだが門は健在だった。
じゃぁまた超火力でぶっ壊すかと言われれば不可能ではない。
所謂合体宝具である。
だがそれをすれば雄島が消し飛ぶどころか松島が吹き飛びかねない威力を発揮する可能性があった。
主にロンゴミニアドのお陰である。
「じゃぁ閉じましょうか」
「簡単に言うがな、嬢ちゃん、ありゃうち開きだぞ。誰かが中に入って内から閉じなきゃならねぇ」
じゃぁ閉じようという至極当たり前の話になるが、
問屋がそうは卸さず。
うち開きという厄介さだった。
つまり誰かが内部に入り扉を閉じなければならない。
「なら俺が「いえ私が行きます」アル・・・」
達哉が行こうとした。それには理由がある。
レイシフト適正MAXなのだ。カルデアが追えればレイシフトアウトで内側に残っても脱出可能だからだ。
だがそれをアルトリアが止めた。
「私も今現在にとっては最悪の異物です。本当に帰らねばならぬのは他ならぬ私自身なのですから」
アルトリアとしての名を取り戻しても女神ロンゴミニアドとしての本質は変わらない。
彼女が世界の裏側に帰還しなければ。この特異点は解決しないままだ。
「だから私が行きます」
彼女は少し泣きそうになりながらそう告げた。
二日間という時間は短かったが時を超えた友が出来た。
特にマシュとは仲が良かった。
「アルさん・・・」
マシュが手を伸ばそうとして止める。
それが人理修復なのだから。マシュは思う。達哉もこういう気持ちだったのかと。
そしてアルも寂しそうにしつつ半泣きだ。
当たり前だ。また一人に戻るのだから。
それを見たマシュは自分自身にも言い聞かせるためにある言葉を使う。
「・・・アルさん」
「なんですか?」
「これは先輩からの受け売りなんですが、私たちは心の海でつながっています。だからいつでも会えますよ」
「マシュ・・・」
達哉の最高の強がり。
だがそれでいい季節は移ろい行く。そこに別れも出会いもあるのだ。
何時までも同じではいられない。
されど自分たちは心の海でつながっているというのは本当だ。
忘れさえしなければまた出会えるという事である。
「まぁそう言う事ね、なんかあったら縁でウチに召喚されるかもしれないし」
オルガマリーも励ますように言う。
「そちらの召喚式どんだけガバガバなんですか・・・」
「私も把握してない事が多いのよ、誰だかさんたちが好き勝手やってくれたおかげでねぇ? ねぇロマニ? ダヴィンチ?」
『僕そんなに関わってないよ!!』
『所長、ちゃんを付けてたまえ、設備系列で好き勝手やってたのはスティーブンと前所長だからね?』
そんな言い訳を聞きつつ。
別れの時が来る。
「では行きます。そちらもこの人理焼却という未曽有の事態で大変でしょうが。アナタたちなら大丈夫。黒幕も倒せるでしょう」
「はい!! アルさんもお元気で」
「マシュも体には気を付けてくださいよ。あと最高の出会いに感謝を。またどこかで」
アルトリアは妖精郷経由で理想郷を目指しての旅がある。
それゆえにこの別れは必然であった。
門が閉められて行き。最後に彼女の横顔には微笑みあった。
そして夜が終わり、薄明の日差しが差し込む。
気づけば一晩中戦っていたらしい。
特異点も修復され、
ハチャメチャな休暇も終わりを告げ突然の出会いも別れを告げて新しい明日が来る。
それを見ながら全員、レイシフトアウトしたのだった。
アルトリアには新しい日が来たかもしれない。だが開けない夜はないというように。
夜が来ない日も無いのだ。
「久しぶりですね、アルトリア」
「姉上・・・!?」
夜という名の影が光を得たアルトリアに試練を与えべく降臨する。
アルトリアの夜はまだ明けない。
見仏上人にはだいそうじょうも憑いているので上位サーヴァント集めてもボス張れるくらいには強いです。
じゃなきゃノヴァサイザーやらゲイボルクやらグラムやらロマンシアで終わりですからね。
魔人の霊基はそれこそ凄まじい物があるのです。
なおこの後。見仏上人の予言は的中する模様。
世の中悪い方向に行き過ぎましたからね今現在。
政治家の腐敗や無知、行き過ぎた意志の押し付け。そして勃発した挙句歯止めの効かないコロナに戦争に天災だもの。
そりゃ現世嫌になって人間を肉体と言う楔から解き放ち浄土(妖精郷)を解き放ちテクスチャを神代回帰させて魂の改ざんしようとしますわな。
なおニャルはそんな見仏上人を利用したげくアルとマシュに友情を抱かせ第六特異点を無茶苦茶にした挙句円卓叩き割る算段立てていた模様。
ホント糞だな!!
あとオルガマリー関係で重要な情報でましたね・・・・どうしよう・・・
と言うとでも思ったか!!
既にニャルが秘密裏にこっそりカルデアスに仕込みをしておいたからプロットに影響なし!!
よかった!!本当に良かった!!そういうプロット組み上げておいてよかった。
まぁ詳しい事書くとネタバレになるので書きませんけど。
今のところ問題なしで進行できます。
次回、ゴルゴダ!! アルにニャルによる盛大なネタバレと絶望が襲い、第六特異点無茶苦茶確定回だよ!!
あと内臓やったのか尻の調子もおかしいことになってるので遅れます。