その甘い香りに恋をして   作:にっしんぬ

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推しの小説を書けと言われた気がした


1杯目

うちの周りでは彼女が欲しい!やら合コンだ!やら

出会いに飢えてる連中が多く、

「あー、はいはい。」っていう感じなんだけれども

…出会いのきっかけなんて些細なもので

いつ起きるかわからない。

かくいう自分も、まさかあんな少女漫画のような

出会いをするなんて思わなかったのだが…

 

 

 

 

 

「「あっ…」」

 

 

 

 

本屋さんで同じものを、しかも最後の一冊を取ろうとして

指が触れ合う、しかも異性と

生まれてこのかた、異性とそういうことになった覚えがないので

どうしようかと悩んでしまう

 

 

 

 

「あっ、えっと、よかったらどうぞ」

「えっ、いやこちらこそ、お先にどうぞ!」

「いやいや、先に取ろうとしてたのはそちらなので」

「…いいんですか?」

 

 

 

押しに折れたのか本を手に取り会計に向かう

会計が終わった途端、またこちらに向かってくる

 

 

 

「あっ、あのっ!ありがとうございました!」

「いえいえ、その漫画好きなんだね」

 

 

 

お互い手に取ろうとしたのは最近流行りの少女漫画

男が少女漫画読んでるのはおかしいって?

いいんだよ、好きなんだから。

 

 

 

「はい!ひまりちゃんが…あっ、幼馴染が好きで

私も読んでみようかなって…」

「ははっ、いいね。その子とも話しが合いそうだ」

 

 

 

話があう友人とはいいもので、うちの大学の周りで

話の合う友人は1人もいない。悲しきかな

ただし、友人がいないなんてことはない

あぁ、自己紹介が遅れました。

青海颯斗(あおみはやと) しがない大学生をやってます。

 

 

 

「あっ、よかったら今度うちに来てください!

喫茶店やってるので!」

 

 

 

 

どうやら羽沢珈琲店というお店の娘さんらしい

こんなに可愛い子が看板娘って、さぞ繁盛してるんだろうなぁ

 

 

 

 

「ありがとう。今度行かせてもらうね」

 

 

そう言ってお互い別れる

羽沢さんか、とてもいい子だったなぁ…

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

ひまりちゃんがお勧めする漫画の新刊が発売日、ということで

せっかく時間が空いてるので買いに行くことにしました

最後の一冊だったので慌てて取ろうとしたら

同じ本を取ろうとした人と、手がぶつかっちゃいました

年上、大学生とかそれぐらいかなぁ

青海さんって言うらしいです。

 

 

ひまりちゃんが聞いたら悲鳴をあげて

「少女漫画みたいっ!!」って言うんだろうなぁ

それくらい衝撃的で少しドキドキして、そんな出会いでした

うちに来てくれるって約束もしたし、次会うときは

漫画の話で盛り上がれたらいいなって

 

 

 

 

「どしたのー、つぐ?」

「ふふっ、なんでもないよ。モカちゃん」

「変なのー」

 

 

モカちゃんが聞いてもびっくりするかなー、なんて

早く来てくれないかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

「と言うことで羽沢さん、来たよ」

「青海さん!いらっしゃいませ!」

 

 

 

日差しが照り続ける日曜午前、どこか勉強が

できる場所を探して、そういえばと

思い出したかのように羽沢珈琲店へと足を運ぶ

日曜だから忙しいかなと思ったけど

この時間帯はどうやら比較的落ち着いてるらしい

 

 

 

「注文は決まりましたか?」

「じゃあ、珈琲とケーキセットで」

「かしこまりました!少々お待ちください!」

 

 

 

店の手伝いをしてるなんて本当いい子だよなぁ…

きびきび動いてるし、真面目な子なんだろう。

と、思いながら鞄の中から勉強道具を取り出して

机に広げると、ピンク色の髪をした子が

いつのまにか前の席に座っていた。

 

 

 

「えっと、どちらさま?」

「ふむふむ、つぐの言った通りなかなか爽やかな…」

「…えっと?」

「あっ、すみません!あたし、上原ひまりって言います!

つぐの幼馴染です!よろしくお願いしますっ!」

 

 

 

上原ひまり、ひまり…確か羽沢さんと本屋で話した時に

出てきた子、だったかな?

 

 

 

「ひまりちゃん、いきなり話しかけちゃ困るよ?

すみません、青海さん。」

「あぁ、別に構わないよ。」

 

 

 

この後、勉強そっちのけで上原さんと

空いた時間に羽沢さんと漫画の話で盛り上がった

その際に聞いた話によると、どうやら

幼馴染5人でAfterglowというバンドを組んでいるらしい

なんというか、意外であった。

 

 

 

「よかったら、これ!来週ライブあるので

そのチケットです!よかったら来てください!」

 

 

 

と、羽沢さんから差し出されたのは

そのライブのチケットである

 

 

 

「いいの?俺なんかが貰っちゃって?」

「はい!ぜひ聴いてほしいので!」

「ありがとう、楽しみにしてるね」

 

 

 

バンドの生ライブなんて聞いたことなかったから

すごく楽しみである

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

 

青海さんが帰った後、勉強のお邪魔しちゃったかなと

申し訳ないと思いながら

ライブにも来てくれるということで

内心ワクワクが止まりません

 

 

 

「つぐー?…つぐー?」

「へっ?どうしたのひまりちゃん?」

「つぐがぼーっとしてるなんてめずらしいね。

もしかしてさっきの青海さん?」

 

 

 

そんなにぼーっとしてたのだろうか

 

 

 

「青海さん爽やかだし、かっこいいし

つぐが一目惚れするのも分かるなぁ…」

「え、えっ!?そ、そんなんじゃないよー!」

「えー、でも、違ったら、会って間もない人を

ライブに来てください!なんて誘わないよー?」

 

 

 

 

うっ…そ、そうだけど…

んー、確かに青海さんと話してると楽しいし

ドキドキするけど、うーん…

早く、会いたいなぁ…




日菜ちゃん完結してないのに次々と手を出す私。
あっ、配布石、配布呼符196連で水着武蔵ちゃん
宝具4になりました。5目指そうかなぁ…
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