神さえも予測できなかった運命を辿る少女の物語   作:~時雨~

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第3節 暗殺教室~能力を持った暗殺少女~ 1.島の時間

「花音、起きて。」

 

その声で、目が覚めるとそこは、さっきまで冴えると戦っていた場所だった。周りにはメカクシ団のみんなと、カゲロウデイズから帰ってきた人達が眠っている。そして、段々とみんなも目覚めてきたようだ。

 

「戻って、来たのか…。」

 

キドさんがそう呟くと、みんな起き上がり、それぞれが、今回のことについての思考をめぐらせる。

でも、何か忘れているような……。

 

『あーーーー!!!』

「どうしたの? うるさいなあ。」

『カルマやばいよ!帰ってきてそうそうだけど、今日から南の島のあんs…カキコウシュウ旅行なの! どうしよう…!』

「え、今日だったんだ。…どっちみち殺せんせーとかにも説明しなきゃ行けないし、頑張ってい行くしなないかもねぇ。」

 

そして、私達は事情を説明し、集合場所へと向かう準備をした。ドタバタしつつも、カルマが居る幸せを噛み締めながら。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

集合場所に着くと、もう既にみんなは船に乗っていて、外には殺せんせーと烏間先生しか居なかった。殺せんせー達はカルマの姿を見て驚いたが、船を待たせる訳には行かないので、急いで船に乗り込んだ。

そして、個室に殺せんせーだけを入れ、事の顛末を説明した。

 

「…カルマくんに異常はないんですか?」

「全然大丈夫。てか、逆に死なない人に寿命もらったし、ちょっと長生きするかもー。」

「そ、そうですか…。それにしても、無事で良かった…。」

 

殺せんせーは本当に、心の底から安心したようだった。

 

「じゃ、俺ら戻るから。」

 

カルマがそう簡潔に告げ、部屋を出る。うーん、相変わらずだな…。でも、それが感じられるだけで、ほんとうに嬉しくなる。でも……。

 

『本当にあれで良かったのかな。冴えるの自我も消えちゃったし、アザミさんも向こうに取り残されたままだし…。』

 

全員が幸せになれない結末は、本当に正しかったのだろうか。

 

「大丈夫。俺達が、しっかり生きれば、あの人達の命は無駄にならない。俺は、そう思う。」

『うん……。そうだね…。』

 

みんなに、助けて貰って、助け合って、私は今生きている。それを無駄にしてはいけない。

そう心に刻み、私達はみんながいる所へと向かった。

で、次の問題はカルマのことをみんなになんて言うかなんだよね…。突然消えて、突然戻ってきたら流石に不審に思われるだろうし……。

よし、まぁ、なんとかなるでしょう!!

無理やり楽観的に考えを終わらせ、私は部屋のドアを開ける。

 

『み、みんなー、おはようー!突然だけど、カルマが帰ってきましたー………。』

 

みんな、固まっている。やっぱそうなるよね……。しかし、次の瞬間、私達の周りに集まり…。

 

「「「本当にごめんなさい!!」」」

 

口を揃えて、謝ってきた。私が、どう答えていいか狼狽えていると、カルマが話してくれた。

 

「………(主人公)は許してるみたいだし、俺も許すよ…。根本的な原因のあいつはもう居ないみたいだしね。まぁ、寺坂達には殺されかけたけど…」

 

そんなこんなで、和解。なんか、今回のことを通して、カルマ、すっごい大人になったような感じがする……。そんなカルマもカッコイイけど、子供っぽい1面も好きだから、少し寂しいな…。

なんて考えていると、烏間先生がやってきて、海瀬さんについてのことを話してくれた。あの子は今、停学中で、すぐにでも退学になるそうだ。あの子、なんだったんだろうな…。

 

『……このまま考えてたら、また嫌なこと思い出しちゃう…!この旅行、しっかり楽しむぞー!!!』

「楽しむのはいいけど、暗殺だって真面目にやれよな…。」

 

私の独り言に、誰かがつっこんで来たような気がするけど、まぁ、聞かなかったことにしよう…。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

改めて仲直りも兼ねて、みんなでカードゲームとかをして遊んだり、会話をしていたら、あっという間に6時間以上が経過し、島に近づいてきている。

私の隣には、カエデちゃんと渚が、立っていて、だんだんと見えてきた島を見ている。

 

「見てみて、花音、渚!島が見えてきたよ!」

『あっという間だったね~。』

「僕はちょっと疲れたかな…。」

 

と、話していると、先生から降りるための準備をするよう言われてしまったので、船の中に戻る。

準備をしたり、先生の話を聞いたりしているとあっという間に島につき、すぐにホテルのカフェのような場所に案内された。

 

「ようこそ、普久間島リゾートホテルへ。こちらはサービスドリンクです。」

 

しまったなぁ…。ついさっき、自動販売機でジュースを買ってしまったので、これが無駄になるのはなるべく避けたい。仕方が無いので、殺せんせーに上げることにした。

少し休憩したあと、クラスのみんなが先生を遊びに誘う。

 

「殺せんせ、例のアレは夕飯の後にやるからさ。」

「まずは修学旅行の時みたいに判別行動で遊ぼうぜ!」

「ヌルフフフ、賛成です。」

 

しかし、暗殺の作戦は、もうここから始まっているのだ。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

「上手くやってるなー、1班の奴ら。」

「うん、ちゃんと暗殺も織り交ぜて、他の班に目がいかないようにしてる。」

 

今回の作戦の最初は、殺せんせーが他の班と遊んでる間に夜に向けて準備をするところから始まる。

うちの班はカルマ、渚、カエデちゃん、杉野くん、莉桜ちゃん。

私達は、暗殺に使うチャペルの支えを短くして満潮の時に浸水するよう細工する、という仕事を任せられているので、海に来ている。

 

「殺せんせーが来るの、つぎはうちの班だから、やることやって早くいかないと!」

『了解!』

 

カエデちゃんからシュノーケルを貰い、装着。みんなで素潜りをして、支柱を短くしていく。潜りながら作業するのって意外と難しいんだなぁ……。

しかし結局は、苦戦しつつも予定より早く作業を終わらせることが出来た。その理由は、うちの班に急遽カルマが参加したからだろう。

 

『カルマがいてくれたおかげで早く終わったね~。』

「うちの班の男手、1人だもんねぇ」

「あれ、僕は!?」

 

莉桜ちゃんが、渚をからかった。確かに、渚は体型も細めだし……あながち間違ってない気がする!((((

 

「まぁ、この作業は器用さも必要だし、渚が約立たずだったとは言えないよね~。」

 

カエデちゃんの渚フォロー。でも、それ、遠回しに私が不器用だって言ってるような……。と思ったが、カエデちゃんはそれを意識して言っている訳ではなさそうなので、聞かなかったことにしておく。

実際、私が不器用なのは事実なのだ。多分器用さで言ったらカルマの方が上だろう。彼氏より不器用な彼女って思うと、少し悲しくなるが、こればっかりはしょうがない。

 

「そろそろ移動しないか?殺せんせー来る前に戻ろうぜ。」

「それもそうだねー。」

 

杉野くんが雑談に区切りをつけてくれたので、帰るとしようかな。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

あれから、殺せんせーと無事合流し、暗殺を混じえた遊びをした。そして、一度ホテルの部屋へ戻ることになったので、少し急ぎめに移動する。なぜかと言うと、よく考えてみたら、昨日の朝から今までのほとんど寝ていない上、冴えると戦い、暗殺の準備をし、遊びまくったせいで気を抜いたら疲れがどっと来たからだ。

部屋に入り、ベッドに寝転ぶと、すぐに睡魔がやってくる。ちゃんとアラームもかけたし、もう……寝よう………。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

しっかりとアラームで起きることが出来たので集合場所に向かい、みんなで殺せんせーを待っていると、空から茶色い物体が飛んできた。

 

『こ、殺せんせー!? 焼けすぎじゃない!?』

「そうなんですよ!皆さんと一日中楽しんで遊んでたらこんなになっちゃったんです!」

『これじゃあ表情見えないよ…?』

「ヌルフフフ、そうでしょう、そうでしょう。」

 

というか、殺せんせーの変な皮膚も日に焼けるんだ……。先生の生体は、まだまだ謎だらけだ。

 

「さすがに黒すぎだよな。歯まで黒くなるなんて。」

「うんうん。」

「じゃあ殺せんせー、飯の後で暗殺なんで。」

「はーい。では船上レストランへ行きましょう。」

 

集合場所から少し歩くと、すぐに船が見えてきた。す、凄い豪華だなぁ…。今まではA組がこのような場所を使っていたことを考えると、少し気が引ける。しかし、これは私達の努力で勝ち取った体験だ。もっと自信を持たないと。

 

「では先生、夕食は夜の海を堪能しながら食べましょう。」

「なるほど、まずはゆっくりと船に酔わそうということですね?」

「当然です。」

「しかし甘いです! 暗殺を前に気合の入った先生に船酔いなど敵ではありません!」

 

殺せんせーがいつも通りの自信満々の態度で居るので、

 

『しかし、このセリフが後のフラグとなるのだった…。』

 

と、ナレーションを入れておく。

 

「ニュヤア!! 勝手にフラグを立てないでください!」

 

そんな殺せんせーの抗議を受け流していると、前原が、やっぱり黒い殺せんせーは気になると言い出した。私は別にどうでもいいと思うが、とりあえず傍観していることにする。

 

「ヌルフフフ、お忘れですか? 先生には脱皮があることを! こうやって黒い皮を脱ぎ捨てれば…」

「あ、月に一回の脱皮だ。」

「ヌルフフフ、本来はヤバイ時の奥の手ですが……………ニュヤアアアアアアアアアア!!!」

 

これから暗殺だって言うのに……。なんでこんなにドジな先生殺せないんだろう…。まぁ、結果的に前原、ナイスファインプレー。

そして、カルマと話をしている間に夜ご飯を食べ終わり…

 

「さーて殺せんせー、飯の後はいよいよだ。」

「会場はこちらですよー。」

 

みんなで、暗殺の、最初の段階で使う場所へ誘導する。

 

「みなさんの、全力の暗殺を期待しています!」

 

いま、私たちの努力の結晶の暗殺が、始まる!




カルマくん大好きなのに、小説になると書けない……。キャラ崩壊しまくりですよね、すみません……。
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