神さえも予測できなかった運命を辿る少女の物語   作:~時雨~

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4.夏祭りの時間

カルマ

>「明日の夏祭り、一緒に行かない?」

>『もちろん!』

カルマ

>「みんな殺せんせーに誘われてるから、他の奴らもいるかも。」

>『OK!』

 

今日は8月30日。明日は夏祭りが行われる。カルマからメールで誘われたし、楽しみだな~。

 

『キドさん、明日は夏祭りに行くので夜ご飯はいりません。』

「ああ、わかった。楽しんで来るんだぞ。」

 

すると、それを聞いたマリーちゃんがやって来て、言った。

 

「お祭りがあるの? 何か買って来て~!」

『あ、マリーちゃん。うん、何か買って来るね』

「やったー!」

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

次の日、少し早い時間帯からカルマと合流して夏祭りに来ていた。

 

「うわー、やってるねー。」

『うん、何処行く?私、射的行きたいんだよね。』

「前も好きって言ってたよね。最近は、普段からやってるけど…。」

 

そうえばそうだな…と思いつつ、やっぱりおもちゃの銃で景品をゲットするのは楽しいと思うので、射的屋に向かう。しかしそこには人だかりが出来ていて、覗いてみると、千葉くんと速水さんが居た。この2人は射的屋に入れたらダメだよ…。2人はたくさんの景品をゲットし、周りから大きな拍手が起こり、そして………出禁をくらっていた。

 

「俺らもやり過ぎないように気をつけよう…。」

『そうだね…。』

 

銃のおもちゃにコルクを詰め、撃ち始める。やり過ぎないようにはしているが、やっぱり例年よりも精度が上がってる気がする。すると、店主が話しかけてきた。

 

「お嬢ちゃんとお兄ちゃん、上手いねえ。これ、おまけだよ。」

『え? あ、ありがとうございます!』

 

思わぬ収穫……。やりすぎたら出禁だけど、程々にしたら上手いねーってなるのか……。

 

「あそこにいるのは茅野ちゃんと渚君じゃない?……おーい!」

 

カルマの声に気がついた2人は、こっちに来てくれて、4人で一緒に回ることになった。

しかし、カルマが何かを見つけたようで何かの屋台へと向かっていった。どうやらあれは糸くじの店らしい。

 

「じゃあ、僕らはあの水風船釣りやって待ってよっか。」

「そうだね。すみませーん、やります。」

「はいよ! これを使って釣ってな。」

 

久しぶりだなー、これ。運が悪いと1個目で切れちゃって何も取れないんだよなぁ………って、あれ?めっちゃ取れるんだけど…。

 

「これは、暗殺技術の繊細な部分が活かせるね。」

『だからいっぱい取れるのか……。』

「き、君達凄いなあ…。5個までだから選んで、それ以外は戻してくれな。」

 

3人で大量に取れた水風船を選ぶ。隣でやっている小さな子がすごく驚いてるような気もするけど、気にしないでおこう……。

すると、カルマがゲーム機を持って帰ってきた。こういうのって当たるんだ…。

 

『当てたんだ!凄いね~。』

「いやいや、ああいうのは大体大当たりは入ってないんだよ。で、脅したらくれた♪」

 

うん、カルマはカルマだった。

そんなカルマに苦笑いしつつ、みんなで好きにご飯を買って、木の下に集合することになった。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

私が買ったのは焼きそばとチョコバナナとラムネ。

カエデちゃんはわたあめとすもも飴とじゃがバター。

渚はたこ焼きとフランクフルト。

業はいちご煮オレとかき氷と焼き鳥を買っていた。

 

「うん、甘いものはやっぱり美味しいね!」

『カエデちゃん、甘いものから食べるの?普通それはデザートじゃない…?』

「カルマ君はこういう時もいちご煮オレ?」

「渚君も買ってくれば?」

「僕はいいよ…。」

 

甘党の人は甘いものをたくさん。いつも食べている好きな食べ物はこういう時も食べる。やっぱり食べ物にはみんなの個性が出るなぁ。

 

『そうだ、そろそろ花火だね。』

「ほんとだ!食べ終わったら行こう!」

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

花火が上がる。

そして…

唇にやわらかい感触が伝わってくる。カルマがキスをしてきていた。

 

『……!カル、マ?』

「花音、誕生日おめでとう。」

 

そうだ、今日は私の誕生日だ。

カルマはいつも、あんまりこういうことはして来ないけど、嫌じゃ、無いな。

 

『カルマ…ありがとう…大好き!』

 

 

 

 

 

 

 

マリーちゃんにはくじでとった可愛いピン留をあげた。

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