第1節 暗殺教室~裏切りのE組~ 1.転校生の時間
『カルマ、おはよ~!』
「あ、花音おはよ」
赤羽カルマ。私の好きな人。私のことを……好きでいてくれる人。
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「おはようございます、皆さん」
もう見慣れた、黄色いタコのような生物が入ってくる。このタコは殺せんせー。私達が卒業するまでに殺さなきゃいけない超生物。
あ、 今日私日直か。号令かけなきゃ。
『起立! 気を付け! ……礼!』
この3‐E……いや、暗殺教室では朝に決まって一斉射撃がある。殺せんせーはその弾を避けながら出席をとるのだ。
「赤羽くん!」
「はーい」
「磯貝くん!」
「はい!」
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「今日は誰も遅刻でないですねぇ。……さて、今日は転入生がいます。入ってください」
しっかりとセットされた綺麗な黒髪の女の子が入ってきた。私より身長が高いのはもう当たり前なので、気にしない。
「みなさんこんにちは、海瀬優香です! よろしくお願いします!」
「取り敢えず、残りの時間は質問タイムに使しましょう」
海瀬さんかー。せっかく進学校に転校して来たのにE組なんて大変だなぁ。頭いいからここを選んだんじゃないのかな?
「改めて、質問はありますか? 答えられることならなんでも答えますよ!」
質問かぁ。よし、このこと聞いてみようかな。
『なんでE組になっちゃったの? なんか失敗しちゃったとか?』
「あ、えっと……はい、そうなんです。テストの日、具合悪くて……」
『そっかぁ……』
たまにそういう人もいるからね。まぁ、そのための救済処置があるんだけど。でも……暗殺に協力するなら簡単にはE組出れないのかな?
「……もう質問も無い様なので座ってもいいですか?」
「はい、海瀬さんの席は寺坂くんの隣です」
「わかりました。ありがとうございます」
優香side
『なんでE組になっちゃったの? なんか失敗しちゃったとか?』
いきなりこの質問? 気が使えないバカなの?
「あ、えっと……」
転校した理由はいじめ。今まで私の邪魔になるやつはいじめて来た。立場を作って、楽に学校生活を送るために。もう、何回かバレて、進学校なら厳しいからって親がお金払って入ったけど、嫌だったから問題起こしてここに来てやったわ。
……でも本当のことを言うとちょっと不便かもね。
「はい、そうなんです。テストの日、具合悪くて……」
静かすぎでもなく、クラスの中心という訳では無いこの子がちょうど良さそうかな。
花音side
「海瀬さん! 一緒にお昼食べようよ!」
あれから時間がたって、昼休みになった。
「はい、いいですよ。あと、優香って呼んでください」
「わかった! 私もカエデって呼んでね。じゃあ、他の人も一緒だけどいい?」
「もちろんです!」
「渚、神崎さん、杉野くん、カルマくん、花音。一緒に食べよー!」
お、今日もカエデちゃんと一緒に食べれる! それに、海瀬さんとも仲良くなれるといいなぁ。
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「改めて、潮田 渚です。できれば、下の名前で呼んで欲しいな」
「わかりました、渚くん!」
お? 自己紹介timeはじまった!
「茅野 カエデだよ。よろしくね!」
「杉野 友人。よろしくな」
「神崎 有希子です。よろしくね」
「赤羽 カルマだよー、よろしく」
『梅宮 花音です。よろしくね』
「…よろしくお願いします!」
ん? なんか今、間があったような気が……。多分気の所為だね。
みんなはもう、お喋りをしながらそれぞれの昼食の準備を始めていた。
「じゃー食べよっか。」
『いただきます。……うん、今日もちゃんと作れた! 昨日の夜の残り物も入れたけど』
「花音ー、それちょーだい」
カルマが私のお弁当の中の卵焼きを指して言った。今日の卵焼きは自信があるから食べられるのはいいんだけど……。皆さんはこんなシーンで何を想像するだろうか? そう、お決まりの……。
『え? いーよ。……は、はい……』
私の箸でつかみ、カルマの口元に持っていく。いわゆるあーん、ってやつだ。
「え……うん」
カルマの顔が少し赤くなった。きっと私の顔はもっと赤いと思うけど。
『美味しい?』
「うん。ありがと」
「リア充め!」
「え? 2人恋人なんですか?」
「あ、優香は知らないもんね。あの二人はリア充だよ」
「そうなんだ……」
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優香side
あいつと花音は、付き合ってるらしい。これ、使えるかも…………。
初心者あるある、展開が流れるように進みすぎてはやい。直したい…。