神さえも予測できなかった運命を辿る少女の物語   作:~時雨~

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2.いじめの時間

 6時間目。気がついたら、机の中に紙が入っていた。その内容は、

「相談したいことがあるから、6時間目が終わったら隣の空き教室に来てね。あ、あと誰にも聞かれたくないから、こっそりお願いね!」

 という、海瀬さんからの手紙だった。

 

 

『うーん……』

 

 なんのことだろう……? ちょっと不安だな。もしかしたら何かの拍子に怒らせちゃってるかも……。

 不安になりながらも、みんなが帰ってから隣の教室に向かった。

 

 

○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

『海瀬さん、来たよ。相談ってどんなこと?』

「あ、今回は貴方に決めたわ」

『え?』

 

 なんか、口調が違う……?

 

「じゃ、頑張ってね♪」

 

 すると海瀬さんはわざとらしい言い方と声量で「だから、そういうのやめてって言ってるでしょ!」と、突然叫んだ。当然、何事かと人がやってくる。まだ帰っていなかった寺坂と岡島だった。

 

「海瀬、花音、どうしたんだ?」

「花音さんが……。色々悪口言ってきて……」

『そ、そんなこと言ってないよ……!』

 

 つい、必死に言い返してしまった。すると、わざとらしいと思われたのか、

 

「それは嘘だろ? 海瀬だって泣いてるしな」

 

 と言われてしまった。寺坂……私は何もしてないのに、信じてくれないの……?

 その時、誰かが教室に入ってきた。カルマだ。

 

「あれ、花音と……寺坂達。何してんの?」

「……こいつが、海瀬をいじめようとしてたんだよ」

「は? ……花音がするわけないじゃん。何言ってんの?」

「実際、海瀬泣いてんじゃねーか!」

「そんなの証拠になるわけねーだろ? 寺坂はもう少し頭使おうよ」

 

 カルマ……。ありがとう。

 

「花音、早く帰ろ~」

『……うん!』

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

『カルマ、ありがとう』

「やってないんでしょ?」

『うん、なんか急に言われて……』

「大丈夫だよ。こんなの明日にはなんとかなる」

『うん。そうだよね! じゃあまた明日ね。バイバイ!』

 

 カルマは手を振ってくれた。

 カルマがいると安心できる。カルマは信じてくれて、良かった……。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

 次の日、私はカルマと一緒に学校へ行った。

 

「来たな、裏切り者」

 

 教室に入るのと同時に杉野が声をかけて来た。

 

「……昨日言ったばっかりなのに、学習能力ないねぇ」

「お前も裏切り者の味方するなら一緒にやってやるよ」

 

 寺坂、カルマに喧嘩で勝てると思ってるのかな?

 

「あ!?」

 

 あ、口に出てた……?

 

「こっちにも考えがあるんだよ!」

 

 寺坂がカルマに殴りかかるが、あっさり流される。カルマ、やっぱり強い! すごいなぁ……。じゃなくて、喧嘩は悪い事だから本当はとめなきゃなんだよね。

 

「……なっ!?」

 

 すると、掃除用具箱の中から前原が出て来て、不意打ちでカルマを抑え、縛った。そして、私も村松に縛られ、カルマと一緒に体育倉庫に閉じ込められた。

 

「裏切り者が、見下してんじゃねえよ!」

 

 バットで殴りつけてくる。痛い、痛い。

 

「裏切り者の味方してんだからお前も裏切り者だよなぁ!」

 

 カルマも鉄パイプで殴られている。

 その後、殴られ続けて足に重りをつけられてプールに落とされた。たくさん殴られたせいで、私はもう体が動かせない。

 

 

 

 カルマ…………巻き込んじゃってごめんね……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、私が気を失う前に見たのは、大きな蛇の口だった。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

自律思考固定砲台side

 

 ああ、私は悲しいです。花音さんは悪くないのを私は見ていました。それをみなさんに伝えればわかってくださると思ってました。でも……。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

「律、花音は裏切り者だ。裏切り者をこの教室から追い出すのに協力してくれよ」

 

 違う、私は見ました。花音さんは海瀬さんに裏切り者にさせられていただけです! 前原くんに、ちゃんと説明しなければ。

 

「違いますよ。花音さんは海瀬さんに裏切り者にさせられていただけなんです。考え直していただけませんか?」

「なに言ってるんだ? 律、お前も裏切り者の味方するのか? だったら、お前も裏切り者だ。」

「え?」

 

 寺坂くん、何を……?

 そして、私のカメラに布をかけられ、水をかけられたり、色々しました。E組の人が、こんなことをするとは思わなかったです。花音さん、ごめんなさい……。

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