6時間目。気がついたら、机の中に紙が入っていた。その内容は、
「相談したいことがあるから、6時間目が終わったら隣の空き教室に来てね。あ、あと誰にも聞かれたくないから、こっそりお願いね!」
という、海瀬さんからの手紙だった。
『うーん……』
なんのことだろう……? ちょっと不安だな。もしかしたら何かの拍子に怒らせちゃってるかも……。
不安になりながらも、みんなが帰ってから隣の教室に向かった。
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『海瀬さん、来たよ。相談ってどんなこと?』
「あ、今回は貴方に決めたわ」
『え?』
なんか、口調が違う……?
「じゃ、頑張ってね♪」
すると海瀬さんはわざとらしい言い方と声量で「だから、そういうのやめてって言ってるでしょ!」と、突然叫んだ。当然、何事かと人がやってくる。まだ帰っていなかった寺坂と岡島だった。
「海瀬、花音、どうしたんだ?」
「花音さんが……。色々悪口言ってきて……」
『そ、そんなこと言ってないよ……!』
つい、必死に言い返してしまった。すると、わざとらしいと思われたのか、
「それは嘘だろ? 海瀬だって泣いてるしな」
と言われてしまった。寺坂……私は何もしてないのに、信じてくれないの……?
その時、誰かが教室に入ってきた。カルマだ。
「あれ、花音と……寺坂達。何してんの?」
「……こいつが、海瀬をいじめようとしてたんだよ」
「は? ……花音がするわけないじゃん。何言ってんの?」
「実際、海瀬泣いてんじゃねーか!」
「そんなの証拠になるわけねーだろ? 寺坂はもう少し頭使おうよ」
カルマ……。ありがとう。
「花音、早く帰ろ~」
『……うん!』
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『カルマ、ありがとう』
「やってないんでしょ?」
『うん、なんか急に言われて……』
「大丈夫だよ。こんなの明日にはなんとかなる」
『うん。そうだよね! じゃあまた明日ね。バイバイ!』
カルマは手を振ってくれた。
カルマがいると安心できる。カルマは信じてくれて、良かった……。
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次の日、私はカルマと一緒に学校へ行った。
「来たな、裏切り者」
教室に入るのと同時に杉野が声をかけて来た。
「……昨日言ったばっかりなのに、学習能力ないねぇ」
「お前も裏切り者の味方するなら一緒にやってやるよ」
寺坂、カルマに喧嘩で勝てると思ってるのかな?
「あ!?」
あ、口に出てた……?
「こっちにも考えがあるんだよ!」
寺坂がカルマに殴りかかるが、あっさり流される。カルマ、やっぱり強い! すごいなぁ……。じゃなくて、喧嘩は悪い事だから本当はとめなきゃなんだよね。
「……なっ!?」
すると、掃除用具箱の中から前原が出て来て、不意打ちでカルマを抑え、縛った。そして、私も村松に縛られ、カルマと一緒に体育倉庫に閉じ込められた。
「裏切り者が、見下してんじゃねえよ!」
バットで殴りつけてくる。痛い、痛い。
「裏切り者の味方してんだからお前も裏切り者だよなぁ!」
カルマも鉄パイプで殴られている。
その後、殴られ続けて足に重りをつけられてプールに落とされた。たくさん殴られたせいで、私はもう体が動かせない。
カルマ…………巻き込んじゃってごめんね……?
そして、私が気を失う前に見たのは、大きな蛇の口だった。
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自律思考固定砲台side
ああ、私は悲しいです。花音さんは悪くないのを私は見ていました。それをみなさんに伝えればわかってくださると思ってました。でも……。
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「律、花音は裏切り者だ。裏切り者をこの教室から追い出すのに協力してくれよ」
違う、私は見ました。花音さんは海瀬さんに裏切り者にさせられていただけです! 前原くんに、ちゃんと説明しなければ。
「違いますよ。花音さんは海瀬さんに裏切り者にさせられていただけなんです。考え直していただけませんか?」
「なに言ってるんだ? 律、お前も裏切り者の味方するのか? だったら、お前も裏切り者だ。」
「え?」
寺坂くん、何を……?
そして、私のカメラに布をかけられ、水をかけられたり、色々しました。E組の人が、こんなことをするとは思わなかったです。花音さん、ごめんなさい……。