神さえも予測できなかった運命を辿る少女の物語   作:~時雨~

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3.凛ちゃんと花陽ちゃん

 次の日の朝、身支度をしていると、誰かが部屋に訪ねてきた。

 

「し、失礼します……。あの、凛ちゃんいますか?」

 

「かよちん、おはよう! どうしたの?」

 

「えっと……一緒に食堂行こう?」

 

 どうやら、凛ちゃんの知り合いらしい。

 

「あ、この子はかよちん! 凛の幼馴染だよ!」

 

「かよちん?」

 

「小泉花陽です……。よろしくお願いします。部屋は118号室で……」

 

「あっ、りんねと同じ部屋の子だ!」

 

「はい、荊さんですよね……?」

 

 花陽ちゃんは少し人見知りをしてしまうらしく、まだ交流の浅い同室の2人に囲まれているのが居心地が悪くて、幼なじみで仲の良い凛ちゃんの元へ来たと言う。でも、凛ちゃんもかなめちゃんもフレンドリーだから、結局私達4人で食堂へ行くここになった。

 寮の廊下を歩いていると、金髪のポニーテールで碧眼、身長も高めで綺麗な人に声をかけられた。リボンの色とバッチからして、3年生の生徒会の人……?

 ちなみに、リボンの色は、1年生が赤、2年生が青、3年生が緑だ。

 

「あなた達は1年生ね。食堂はあっちよ。今日からは平常時程だから、遅刻しないように。まだ時間はあるけど、余裕を持って生活することも大事よ」

 

『は、はい!』

 

 先輩が去ると、かなめちゃんは目をキラキラさせて言った。

 

「今の人、生徒会長の絢瀬(あやせ)絵里先輩だね。ロシア人のクォーターなんだって!」

 

「金髪、綺麗だったねー!」

 

 食堂に着くとりんねちゃんが居て、かなめちゃんを見て近寄って来た。

 

「かなめ、花音。おはよう! あ、小泉さんと……」

 

「星空凛だよ!」

 

「星空さんも一緒なのね」

 

 そうだ。これを機に花陽ちゃんが凛ちゃんと一緒に、りんねちゃんと仲良くなれれば、少しは過ごしやすくなるんじゃないかな。

 と、5人で朝食を食べ、寮から学校へ向かった。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

「高校最初の授業って思うと、なんかワクワクした~」

 

『確かに! でも、内容はそこまで変わらなかったね』

 

 授業初日だったが、特に問題なく無事に終わった。殺せんせーが高校の範囲まで教えてくれたし、自分の実力に見合った学校を選んだから、これからもスムーズに学べそうだ。

 私はすっかりプリパラにハマってしまい、今日も3人で行こうと話していると、廊下の向こうに凛ちゃんと花陽ちゃんが見えた。

 

「あ、凛ちゃん達だ。おーい!」

 

『幼なじみって言ってたけど、いつも一緒にいるんだね』

 

「うん、凛達はいつも一緒だよ!」

 

「……そうだ。私達、これからプリパラに行くんだけど、一緒に行かない?」

 

「プリパラ? ……あ、かよちんがいつもテレビで見てるやつ?」

 

 どうやら、凛ちゃんはプリパラのことをあまり知らなかったらしい。反面、花陽ちゃんはよくプリパラTVを見てるみたいだ。

 

「かよちん、行ってみる?」

 

「え、えっと……私はプリパラに行く自信なんて無いから……。私はテレビで見てるだけで十分……」

 

「でも、かよちんは小さい頃からアイドルが大好きだったよね?」

 

「だったら、1回行ってみるといいよ!」

 

「え、ええぇ……!?」

 

 と、かなめちゃんに説得されてりんねちゃんに手を引かれ、半分無理やりプリパラに連れていかれる花陽ちゃんだった……。大丈夫かな?

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

「こ、これが私……!? 本当にこんなに可愛くなれるんだ……」

 

 花陽ちゃんは、入るまでは自信がなさそうにしていたが、プリパラに入ってプリパラチェンジをすると、直ぐに笑顔になった。

 ここではめがねぇさんが似合う服を探してくれるし、やろうと思えば別人のように姿を変えられる。自分に自信がなくても楽しめるテーマパークなのだ。

 

「可愛いところだねー」

 

 凛ちゃんは、パーカーとショートパンツが主体の、元気な感じの格好をしている。

 

「じゃあ、まずは2人にライブを見せてあげる! りんね、よろしく!」

 

「あ、私なの? 分かった。2人とも、楽しみにしててね!」

 

♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪

 

「♪Over the world Hello! Baby future.heartのdoor bell鳴らす。Lovely days,Friend,Passion,Change,Shining,Hope,and more……Prism rainbow color of Dream♪」

 

「凄い……! りんねさんの雰囲気通りのシャープな歌声! ダンスはキレがいいし、英語の多い歌なのにすっごく上手!」

 

 りんねちゃんのライブを見ていると、花陽ちゃんはすごい気迫で語り出した。よっぽどアイドルが好きなんだな……。評論家みたいになってるよ……?

 

「メイキングドラマ、スイッチオン。聞こえる……! 虹の歌が! はばたけ、レインボーテール! ……サイリウムチェンジ! ♪いつか届く7つのgift♪」

 

♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪

 

【りんねさん、キラキラ研究生にランクアップです!】

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

「りんねさん! あの……とても輝いてて、綺麗でした!」

 

「ありがとう」

 

 ライブが終わると、花陽ちゃんはりんねちゃんに駆け寄って行った。2人は上手く話せているようだし、これで仲良くなれるといいなぁ……。

 




りんねちゃんは、原作の物語最後の、復活後のイメージで書いてるんですけど、なかなか難しいです。
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