『ど、どうする?』
「うーん。プリパラって、3人のチームが基本なんだよね」
「だから、今組んでもいいかもね! 私達仲良いし!」
『そっか。2人が良いなら、私も大丈夫だよ!』
と、3人とも納得したため、改めてステージに出た。
「それで、チームリーダーは誰にする?」
『やっぱり、一位のりんねちゃんがいいんじゃない?』
「賛成! 私はこういうの向いてないし!」
【チームリーダーも決まったので、チーム結成の儀式でーす!】
『儀式?』
「あ、えっとね……」
チーム結成の儀式は、3人それぞれがプリチケを2枚重ねてパキり、手を交差させて3人同時にトモチケ交換をする、というものらしい。
「あと、パキる時は1人ずつやって、その時に決まった一言を言うんだよ」
それを教えて貰い、いよいよ3人で向き合った。
「……プロミス、友情を信じて」
「リズム、刻んで!」
『パラダイス、求めて』
「「『ライブすることを、ここに誓います』」」
●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●
「あ、3人とも! おめでとうにゃー!」
ゲートに向かっていると、凛ちゃんが追いついてき、声をかけられた。凛ちゃんは足が早いから、花陽ちゃんは遠くから頑張って追いかけているみたいだ。そして、花陽ちゃんも追いつき息を整えると、ふと聞いてきた。
「あの……チーム名はどうするの?」
『チーム名かぁ……』
「3人のイニシャルとか? あ、でも言葉にはならないかな……。それに、かなめと花音ってK被りしてるし!」
『母音として、“荊”か”梅宮”のi、uを使えば、R、K、I、U……』
リク?クル?
「じゃあ、少し無理矢理だけど王蓮寺学園のOも追加して、KURO!」
「じゃあブラックにしよう? そっちの方がかっこいいと思う」
「Black’s……あ!3人ともブランドが"PrismStar"だからさ、“BLACK☆STARs”っていうのは?」
BLACK☆STARs……。かっこいいかも!
「『賛成!』」
●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●
翌日。チーム用に貰った新曲の練習をするためにレッスン室に来ていた。
『ここのダンスは……こんな感じかな?』
「えっと、こうだよ!」
かなめちゃんはダンスが上手い。聞けば、見たダンスをコピーして踊れるのが得意らしい。一方でりんねちゃんは歌が上手くて、譜読み中も、りんねちゃんは音程取るのが上手かった。私も頑張らないと……。
「ちょっと休憩しない? 疲れちゃった」
『そうだね。あ、ついでにメイキングドラマ考えない?』
「そっか、それも考えなくちゃだね」
「うーん、私達らしいやつにしたいよねー。……あ。最初だし、自己紹介みたいなやつはどう?」
『でも、それをメイキングドラマにするのって難しそう……』
この間は自力で作るために詳しくは聞かなかったが、かなめちゃんのメイキングドラマは、伝説の神アイドルと言われている“セインツ”の1人のメイキングドラマをリスペクトしたもの。りんねちゃんのは、感じるきらめきと、自分もそうなるために羽ばたくという想いをこめたものらしい。そこからも何かインスピレーションがわかないかな……。
「そうだ! 私達の目標をメイキングドラマにするのはどうかな?」
『私達の目標って?」
「……やっぱり、神アイドル?」
「うん! やっぱり、せっかくのプリパラだもん! 神アイドル目指しちゃおう!」
そうして、私達はメイキングドラマ作りを進めた。
●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●
次の日の放課後。今日は私達BLACK☆STARsの、チームとしての初ライブだ。
「いよいよ、3人でライブだね!」
『ちょっと緊張する……』
「大丈夫。3人いるから、むしろいつもより気楽じゃない?」
私は迷惑かけないように、とか思っちゃうタイプだけど、そこは別れるよね。
と、話していると私達の出番が回って来た。それぞれのプリチケをスキャンし、コーデチェンジを待つ。
【コーデの数だけマイチケをスキャンしてね。コーデチェンジ、スタート! 黒いウエディングで、シックな花嫁さん? 胸元についている薔薇のモチーフがアクセントね!】
「ロマンティックナイトウエディングコーデ!」
【ウエディングと言ったらやっぱり白! 頭に輝くティアラも雰囲気を出しているわ】
「ピュアホワイトウエディングコーデ!」
【みんな色違いの、大会の賞品をチームコーデにしたのね!】
『ピュアフレッシュウエディングコーデ!』
♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪
「「『♪怖がらないで、弱気な僕。明日は未完成だから♪』」」
初めて複数人でステージに上がったが、自分の声と2人の声が重なって会場に響いて、とても楽しい。
「♪苦しさだって未来になる。何もかもこれからだ♪」
「♪まっすぐな心で、明日は開く♪」
『♪ぶつかったとしても、夢は見れる。君とどこまでも、広がれる!♪』
「「『メイキングドラマ、スイッチオーン!』」」
「この虹の先に……何があるの?」
暗闇の中に1つだけある、虹の道を歩くりんねちゃん。
「一緒に行こう!」
『この先を目指して!』
そして、私とかなめちゃんが
「「『3人で進む! レインボーロードトゥ神アイドル!! サイリウムチェンジ!♪とびきりの笑顔で、進もう!♪』」」
♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪
ステージ裏へ戻り、私達は目を合わせた。
「上手くいって良かったね!」
「相性も悪くないし、これからも頑張ろう!」
高校生になってから初めての友達。プリパラでのチームメイト。楽しそうにライブの感想を言い合うのを見て、あの時声をかけてくれたのがこの2人で本当に良かった、と思ったのだった。
チームコーデは、プリティーリズムの服を持ってきました。
花音ちゃん→オーロラドリームで、みおんちゃんが着てたベージュのウエディング
かなめちゃん→オーロラドリームで、かなめちゃん自身が着てた白いウエディング
りんねちゃん→ディアマイフューチャーで、みおんちゃんが着てた黒いウエディング