神さえも予測できなかった運命を辿る少女の物語   作:~時雨~

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15.新たな友人

「わー! 花音、助けて~!」

『と、突然どうしたの? かなめちゃん』

「このレポート、まだ終わってなくて……」

 

そういって見せて来た紙は、世界史のレポートだった。

 

『あぁ、それね……って、それまだやってなかったの? それって……』

「うん。図書室で調べたりしなきゃいけないやつ。他の課題がなかなか終わらなくて、先延ばしにしちゃってたんだよー」

 

これを急いで終わらせるのは大変そう。それに、私は残っている課題は無いし……。

 

『分かった、手伝ってあげるよ』

「ほんと!? ありがとう!」

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

図書室に入ると、利用している生徒は1人も居なかった。しかし、カウンターには2人の生徒が座って仕事をしていた。図書委員は人がいないと暇そうだな……。

 

「うーん、世界史の本ってどこにあるかなー」

 

かなめちゃんがそういうと、急に後ろから声が聞こえた。

 

「あの、世界史の本は今移動したばっかりで、こっちに変わりました」

 

あぁ、だからわざわざ教えてくれたのか。その子は1年生らしく、セミロングの茶髪の女の子。それと……その子の後ろに、赤髪の女の子が隠れているみたいだ。人見知りなんだろうか。

 

「あれ、A組の花丸ちゃんと……ルビィちゃんだよね?」

「オ、オラ……じゃなくて、私の事知ってるずらか?」

 

花丸ちゃんという子は少し訛っているらしい。

 

「うん、知ってるよ。ほら、前に……」

 

そして、かなめちゃんは2人とあったことを説明した。それを聞いて思い出したよで、後ろに隠れていた子も少し出てきてくれる。

 

「あ、でもそっちの子は初対面だね……。マルは国木田花丸。よろしくずら!」

『マル?』

「あっ、私、自分の事マルって言っちゃって……」

『あぁ、そうだったんだ。気にしなくてもいいと思うよ?』

「わ、私は黒澤ルビィ、です……」

 

私もそれに続いて自己紹介すると、そのまま雑談が始まる雰囲気になってしまった。しかし、私達が図書室に来た用事はまだ終わっていない。

 

『かなめちゃん、こんなことしてる場合じゃないよ! レポート!』

「そ、そうだった! ごめんね、2人とも。また今度話そう!」

「……本選ぶの手伝うよ」

「いいの? ありがとう!」

 

と言って、結局かなめちゃんのレポートは本選びは花丸ちゃんとルビィちゃんが、内容は私が手伝うことになったのだった。それを通して私達は交流を深め、ルビィちゃんがプリパラのアイドル好きで花陽ちゃんと気が合いそうなことや、花丸ちゃんがとても本好きなことなど、色々なことを知れた。

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