神さえも予測できなかった運命を辿る少女の物語   作:~時雨~

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22.イベントライブ

今日はついに、イベントのライブ1回目。今、私達は、周りを見ていつもと違う風景を楽しみながら、ライブ会場へと移動している。同じように、珍しそうに周りを見ながら歩く人達は、私達と同じ、イベントでライブをするチームだろうか。

すると、遠くから人が走ってくるのが見えた。……あ、前に会った、そらみスマイルさん達だ。

 

「花音さ~ん!」

『あ、らぁらちゃん。久しぶり!』

「今日のイベントに出るって聞いたぷり!」

「見に行くね~」

 

神アイドルグランプリに出てる小中学生のチームに応援される、デビュークラスの高校生チーム……。なんかちょっと不思議な感じだなぁ。この、そらみスマイルが凄いチームなだけなんだろうけど。

 

「らぁらちゃん……ってことは、そらみスマイル? 花音はそらみスマイルとも知り合いだったんだね……。羨ましいなー!」

『……かなめちゃんもファルル、ふわりとも会ったし、この間ドレッシングパフェとも知り合ったよね?』

 

何はともあれ、そろそろ会場に行かなくてはならないので、そらみスマイルの3人に挨拶をして、再び私達は移動を始めた。

会場の裏へ着くと、数チームが集合していた。3人チームも居るが、中には2人チームや、1人の人も居るようだ。

 

「みんな、ランクはどれくらいなんだろうね?」

「……あ、あのチーム知ってる。えっと、デビュークラスの後半くらいだったよ」

 

じゃあ、私達が場違いすぎるってことは無いのかな……。

そうして待機していると、ある2人組が声をかけてきた。

 

「こんにちは。少しお話しませんか?」

「いいですよ! えっと、私達はBLACK☆STARsって言います。かなめです」

「私達は、白猫ワンダーランドの、水穂と」

「美香です!」

「「よろしくにゃん!」」

 

という、自己紹介を見せてくれた。この2人は、キャラ作りがしっかりしてる系のアイドルだったらしい。チーム名に白猫と付いているからか、2人の頭には猫耳が着いている。ヘアアクセ、と言うよりかは普通に生えているらしい。プリパラのシステムって動物の耳も生やせるんだなぁ……。

 

「ところで、何歳なの? 私達は2人とも高2!」

「私達も高校2年だよ! 同い年だねー」

 

フレンドリーそうな美香さんと、かなめちゃんはもう打ち解けそうだ。

この2人は普段は新宿のプリパラで活動しているアイドルで、幼馴染だと聞いた。小学生の時からプリパラに通って、今ではメジャークラスらしい。

 

「ところでさ、あの有名なチーム、まだ来てないみたいだね?」

 

と、話題に上がった名前は、私の知らないものだった。

 

「あれ、知りませんか? 私達が……えっと、中学1年生くらいの時に話題にあがり始めた、人気のチームなんですけど」

「……そっか、花音はその頃の話題は分からないんだっけ?」

『うん。……あ、えっと、私がプリパラデビューしたのは今年で、今までそういう話題に触れてこなかったんですよね』

「そうだったんですか。……あれ、それじゃあ、この半年くらいでデビュークラスまで上がったんですか?」

 

4月の、学校が始まる少し前に初めてプリパラに行って、もうそろそろ8月だから……

 

『多分、そうですね』

「すごいね! 短期間で実力を伸ばしてるって感じ! ……私達がデビューした時は小学生だったから、まぁ、地道にって感じだったんだよね」

「ここのパラ宿で神アイドルグランプリに出てる、そらみスマイルのらぁらちゃんは、まだ小学生なんですよね。才能の差っていうのかな……」

 

と、話しているうちにだんだんライブの時間が近づいてきた。

 

「あ、そろそろ始まりそうですね。お互い、頑張りましょう!」

「また次のライブの時も、会ったら話そうね、バイバ~イ!」

 

そうして、白猫ワンダーランドの2人は奥へと入って行った。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

「よし、ライブ頑張ろー!」

 

舞台袖で、かなめちゃんが手を挙げながら言った。

 

『他の人達に負けないくらいにね!』

 

♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪

 

「「『♪怖がらないで、弱気な僕。明日は未完成だから。♪』」」

「♪苦しさだって未来になる。何もかもこれからだ。♪」

「♪まっすぐな心で、明日は開く。♪」

『♪ぶつかったとしても、夢は見れる。君とどこまでも、広がれる!♪』

「「『メイキングドラマ、スイッチオーン!』」」

『この虹の先に……何があるの?』

「一緒に行こう!」

「その先を目指す!」

「「『3人ですすむ!レインボーロードトゥ神アイドルー!!サイリウムチェーンジ!♪とびきりの笑顔で、進もう!♪』」」

 

♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪

 

歌が終わると、歓声が上がった。どうやら、私達のライブでも楽しんでもらえたらしい。良かった……。

そうして、イベントの1回目のライブは終わったのだった。

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