殺せんせーにアジトがばれてから、1日がたち、
今日は8月15日。アジトでは…
「ご主人、こないだは結局遊園地行けなかったじゃないですか! 今日こそ行きましょうよ。ごしゅじーん。」
「うるっせえな、そんなもん、モモ達と行ってくりゃいいだろ!」
「ご主人はただでさえ引きこもりなのに、思考まで引きこもりになってどうするんですか!」
エネさんとシンタローさんが遊園地に行く行かないで口喧嘩していた。
「じゃあ、外に出ればいいんだな! 遊園地は他の奴と行けよ。」
あ、シンタローさん出て行っちゃった。
「ま、まあエネちゃん落ち着くっす。……カノ、今日はあの日っすよね?」
「あー、そうだったね~。新団員の紹介に、みんなで行く?遊園地には行けないけど…」
「なにかあるんですか?」
「今日は、俺達3人…俺とカノとセトの姉さんの……命日なんだ。」
3人のお姉さんか…。命日ってことは亡くなってるんだな…。
「ちょうどいいからみんなで行くとしよう。」
●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●
「そっれにしても、ご主人は何であんなに外に出ないんですかねー?」
『え、でも外に出て行きましたよね?』
「きっと直行で家に帰ったに違いありません!」
え、そんなことある!? でも、そんな風に思われちゃうほどシンタローさんは引きこもりなの…? (笑)
「まあいいじゃないか。人それぞれなんじゃないか?……少し、姉さんについて話す。この団は元々姉さんが作ったんだ。だから今日は最近増えた新団員を紹介しに行こうと思ってな。」
「おお、では初代団長さん、ということですね!?」
「じゃあ、初代団長さんに会うんですね…? れ、練習しなきゃ!? キ、キサラギです、歳は16歳です。キサラギです……」
「私も練習しなきゃ…! キサラギです、歳は16歳です。キサラギです…」
ん?マリーさんがそれを練習しても意味ないんじゃ……。
「マリー、それ全く意味ないぞ。」
マリーさんは相変わらず面白いなぁ…。ふわふわしてて可愛いし、結構モテそう…。実際、セトさんとマリーさんってくっついてるのかな?結構いい雰囲気……な気もするけど、ちょっとセトさんが保護者感あるんだよなぁ。
「ついた、ここが姉さんの墓だよ~。」
「…初めまして、マリーです。」
『梅宮花音です、初めまして。」
「初めまして! キサラギ歳です!!??」
「そこでミスるの!?」
あれ、カノさんってボケじゃなかったっけ? それを上回るほどのモモさんのボケ力……。こんな感じでライブとかやって、平気なのかな…?
そして、キドさんが携帯に初代団長さんの写真を写してお墓の前に置く。
赤いマフラーをつけた可愛い人と、今より少し幼いキドさんとセトさん、カノさんが写っている。
「どれどれ??………うそ…!? アヤノ、ちゃん…?」
「知ってるのか…!?」
「知っているも何も───」
エネさんは初代団長さんやシンタローさん達との高校時代の話をしてくれた。
どうやらエネさん、シンタローさん、初代団長さんは高校生の時からの知り合いで、よく一緒に勉強もする仲だったらしい。しかし、ある時エネさんのお友達が入院し、色々と忙しくしている間に自分も倒れ、気がついたらこの様な姿になってしまっていた、という話だった。
「エ、エネちゃんがお兄ちゃんの先輩!? でも今はお兄ちゃんがご主人で……?」
「まあ、ご主人って呼んでるのはその、文化祭のときにした変な約束しちゃった、てのもあるんですけど、ご主人の反応が良かったってのが大半ですかねー。」
どうやら、初めてあったのが文化祭の時らしく、変な罰ゲームを約束してしまったらしい。
「ちょっと待つっす。気を失ってから今の体になってたって、俺達と同じじゃないっすか?」
ということは、エネさんも、アレに巻き込まれたせいで電脳ガールに…?じゃあ、これは能力の影響なのかも…。
すると、キドさんの携帯に着信があった。
「団長さん、ご主人から電話ですよ!」
「え?ああ、もしもし、シンタローか。どうしたんd 【な、なんか大変なんだよ、なんか、誘拐かと思ったら事故で女の子が消えて……いや、そもそもあれは事故だったのか…!?】ちょ、シンタロー、一回落ち着け。今どこにいるんだ?」
【◯◯病院だ……】
「わかった、取り敢えずいま向かうから待ってろ。」
どうやら、何かがあったらしい。なら、直接向かった方が早そう。……なんか今日は忙しいなぁ。
「シンタローどうしたの?」
「わからん。混乱してるみたいであまり分からないが、多分事故に遭遇したんだろう。みんなで向かうぞ。」
「………でも、お兄ちゃんちょっと変わりましたよ。こういう時にメカクシ団の皆さんを頼って電話して来るなんて、なんだかんだお兄ちゃんも楽しいんだと思います。」
「あ、キドちょっと嬉しそう……グフッ!?」
「ちょっと黙れ、カノ。」
あーあ、カノさんまた殴られてる。カノさんはやっぱりボケだった、うん。
「あ、僕は掃除して置くから先行っててよ。」
「わかった。早めに来るんだぞ。」
そして、私たちは病院を目指して歩き出した。