神さえも予測できなかった運命を辿る少女の物語   作:~時雨~

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6.目を輝かせる話

病院につくと、シンタローさんはベンチに座っていた。

 

「お兄ちゃん! 大丈夫!?」

『なにがあったんですか…?』

「あの後歩いてたら、変な奴にあったんだ。それで、友達を探すのに付き合わされて3人が事故にあったんだ。…いや、事故にあう直前に消えたというか…。」

 

事故にあう直前に消えた? どういうことだろう…。

その時突然病室のドアが開き、中から出てきた少年とモモさんがぶつかった。

 

「シンタローさん、この子が事故にあった子っすか?」

「なんだよ、あんたら!僕は、事故になんてあってない!日和を助けなきゃいけないんだ…!」

 

とび出てきた子は走って行く…かと思ったらシンタローさんが捕まえてくれた。

 

「おい、あの時なにがあったんだ…? 教えてくれ。」

「言ったって信じないだろ。」

「信じるよ。だから、お願いだ。」

「ホントn──」

 

シンタローさんが言い聞かせてくれていると、突然少年が倒れた。そして、目が赤くなった後意識を失った。目が、赤くなるなんて、一体何が起こっているのだろう。

キドさんがなにかに気がついたように叫んだ。

 

「これは……! そうか、お前が見たのはあれのことだな。しょうがない、アジトに連れて帰るぞ!説明は後にする。」

 

でも、これ誘拐なんじゃ……。

 

 

●○●^・ω・^●○●^・ω・^●○●

 

 

病院の人に気が付かれないように男の子を連れ出して、アジトに帰り、今はキドさんに話を聞いている。

 

「あれは、能力が現れる兆候だ。おそらくシンタローが見たのは、カゲロウデイズに飲み込まれる時の………言ってしまえばエフェクトだ。そして、あいつの能力がなんなのかわからない以上、かなり危険だ。」

「まあ、私たちみたいな能力ならまだ誤魔化しもきくし、大勢に一気に知れ渡ることはないですけど、病院でいきなり巨大化したりしたら大変ですもんね。」

「あ、ああそうだな。」

 

巨大化って…。モモさん、少年漫画とかすきなのかな?不破さんみたい…。

 

「それと、あいつは一緒に巻き込まれた奴を助けに行こうとしていたが、その方法はまだ分からない。あいつには何とかして説得を……」

「なんだよそれ…日和のところに行かなきゃいけないんだ。行かなくちゃ。」

 

いつの間にか、あの子に話を聞かれていたようだ。そして、それを言い残すと、走り去ってしまった。

 

『やばい!追いかけましょう!』

 

咄嗟に動けたキドさん、モモさんがアジトから駆け出してしまった男の子を追いかける。

もう外は暗く、あんな状態で走っていたらまた事故にあってしまうかもしれない。それに、いつさっきみたいに倒れてしまうかも分からないのに出て言ってしまうのは危険だ。早く追いつかなきゃ…!!

しばらく走っていると、モモさんが全速力で飛び付いた。あれ、下手したら2人とも怪我する勢いだよ……。

 

「おい…………ついたーー!」

「邪魔するな!日和のこと助けられないとか言ったくせに!」

『君だけじゃもっと無理だよ! あのね、強敵に立ち向かう時は、作戦を立てて、みんなで協力することが大切なんだよ。だから、話だけでも聞いてよ、ね?』

「だから君も入ろうよ、メカメカ団!」

 

…モモさんはいつになったらメカクシ団の名前を覚えるんだろう?

それはさておき、なんとかこちらの説得に応じてくれそうだ。

 

『君の名前はなんて言うの?』

「雨宮、響也。」

『ヒビヤくんね、よろしくね!』

 

しかし、突然たくさんの人が両側から迫ってきて、あっという間に私たちは捕まってしまった。研究者のような身なり……誰だろう?

トラックに乗せられ、焦る気持ちを抑えながら大人しくしていると、ある建物に入ったようで、隔離部屋のような場所に入れられる。

 

「お前らなんのつもりだ!」

「うわ!?」

 

モモさんと私が突き飛ばされる。

てか、私勢いつきすぎて壁に頭打ったわ。痛い…。

 

「あいつら、前に僕と日和を拐おうとした奴だ…! くそッ、早く日和を助けなきゃなのに…!」

 

研究者じゃなくて、人さらい…?ただの小学生をさらおうとするなんて、一体何者…?

 

「…じゃあ一刻も早くここからではないとだね。団長さん、この建物の中だけ私の能力打ち消せますか?」

「やったことはないが、やってみる。…なるほど、そういうことだな。」

「カノンちゃんは外の入り口の近くにいる人たちだけ私から逸らせる?」

『やって見ます!』

 

それを聞いて、私もモモさんやりたいことが分かった。おそらく、モモさんが外の視線を集めて、セトさんとかに知らせる。キドさんはさっきの人たちに気付かれないようにする。私はこの建物に集中した人が来ないように近づいたらモモさんから目が離れるようにする、という作戦だろう。

 

「ちょ、ちょっと待ってよ、何をするの!?」

「ちょっと歌っちゃおっかなーって。ついでに君も、励ましてあげる!」

 

♪~「信じる、君だから。」本気の声出して。「絶対だめなんかじゃない!きみが望めばまた出会える!」大きな深呼吸で遠くのお月様に、弱気な君が「やってやるさ!」と叫んでいた。…少しかっこいいかな。まぁ。~♪

 

この曲、モモさんのCDの曲だ……。励ますってこういう事だったのか。やっぱり、アイドルだなぁ。

 

「モモ、アイドルみたい…」

「元気でた?」

 

すると、マリーさんと白髪の知らない人がやって来た。そして、カノさんたちや、ツインテールの女の人も後に続いてやってくる。

知らない人が二人くらいいるけど、みんな大集合だ。

 

「ようこそ、メカクシ団へ!」

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