超越頭脳と花姫のヒーローアカデミア   作:ツメナシカワウソ

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グロ注意です。


第6話『偽切断死(フォールス・デッド)』

「では聡少女vs瀬呂少年&芦戸少女チーム・・・fight!!」

 

オールマイトの合図で戦闘訓練が始まったと同時に、ビルの最上階にいた姫花は個性を発動し、ビル内部と周辺を花で埋め尽くす。芦戸はそれにいち早く気付き、ひょろりとした体格に長めの口の生徒・・・瀬呂と共に行動を開始する。

 

「瀬呂!姫花が出す花からは何が出てくるかわからないから迂闊に近付かずに、隙を突いてビルまで行った方がいい!」

 

「隙って言ってもこの量だとあるかどうかわかんねーが・・・わかった!」

 

瀬呂は肘から個性であるテープを射出すると、花に向かって伸ばし、覆い隠す。そして一気に引っ張り上げると、花はそこから消滅した。

 

「芦戸!多分この花は個性で消滅する!確かお前の個性“酸”だったよな?思いっきりかけたれ!」

 

「了解!」

 

芦戸は瀬呂の指示に従って酸化を放出し、花を次々と溶かしていく。やがてビル周辺の花が全て消滅し、二人は内部へ突入する。

 

「よし!このままいけばあっという間に最上階だぜ!」

 

「どんどんいこー!」

 

そして、二人が一階の花を全て消滅させ、二階に上がろうとした時だった。

 

「「・・・あれ?」」

 

二人は何故かビルの入り口に立っていた。何が起こったかわからず目を白黒させる二人。

 

「な、何が起きたんだ?」

 

「多分、ワープされたんじゃないかな?」

 

「マジ!?じゃあ二階に行こうとしたらワープされるってことか?」

 

「そうだと思う・・・あ!瀬呂!テープって二階まで届く?」

 

何かを思いついた芦戸が瀬呂に質問する。

 

「わかんねえがやってみるわ!」

 

「おねがい!」

 

瀬呂の発射するテープはどんどん伸び、ビルの2階にあたる高さまで到達する。

 

「なあ、一応やったはいいが、何するつもりなんだ?」

 

「決まってるでしょ・・・綱渡りよ!」

 

「その手があったか!」

 

芦戸は瀬呂の発射したテープの上に乗り、何の恐怖も抱かずに駆け上っていった。

 

「度胸ヤベエな・・・」

 

そんな言葉を呟きつつ、瀬呂は芦戸が上っていくのを見ていることしか出来ないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・え・・・?」

 

二階に侵入した芦戸が見たものは、無数の刃物で覆われたダミーの核兵器。そして、その一部が突き刺さり、血を流して横たわっている姫花の姿だった。

 

「姫花!」

 

芦戸は最早訓練など考えもせずに姫花の元へ駆け寄る。その身体からは既に四肢はなくなっており、腹腸が引きずり出ている、なんとも、なんとも凄惨で残酷な姿だった。しかし、彼女は気づく。何かがおかしいと。よく見てみれば顔はへのへのもへじであり、血だと思っていたのは匂いからしてケチャップだ。そして刃物もプラスチック製の物に光沢をつけていただけであり、何一つ人を殺せるような道具はなかった。

 

「まさか・・・ダミー!?」

 

「あったりー!」

 

芦戸が振り向くと、そこには無傷の姫花の姿があった。

 

「えいや!」

 

そして油断していたところを花から出てきた手錠で拘束されて、即刻脱落となった。

 

「もー!心配したんだからね!」

 

「ごめんさない・・・」

 

姫花はしょんぼりとした顔を浮かべたその時、瀬呂がテープを途轍もない勢いで自分の肘に戻しながら突入してきた。その隙を見逃さず、姫花は無数の鉄球を上空に咲かせた花から振らせる。

 

「エェーーー!?」

 

抵抗しようとして身体を傾けるも、結局それが仇となって顔面に鉄球が落下し、なんとか二階に到着した時には既に気絶していた。

 

 

 

 

「ヴィランチームWIIIIN!!!!」

 

 

 

終了を告げるオールマイトの声が高らかに響き渡る。こうして、姫花の始めての戦闘訓練は終了した。




周りからしたら相当ヤバイ奴ですね。あと姫花のコスチュームは只の花柄のワンピースです。
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