ハイスクール/Apocrypha 01 自分探しのテロス・カルマ 作:グレン×グレン
ハイどうも。グレンでございます。
割と高評価(現段階において評価9が四つ)をいただいたこの作品でございますが、その辺についての裏話を書いてみようと思います。
この作品、実は八割がた即興で書いてみたものです。
実は前からクロスオーバー作品を書くにつれて「世界観が違うのだから、その世界のものが来た時に何らかの補正を入れるのがいいのではないか」といった感想はあったりします。
そうでもしないと各作品でパワーバランスが違うのですり合わせができない……というのもありますね。実際自分の初完結作品であるケイオスワールドはそういう手腕を取りました。
ですが、世界観すら違うクロスオーバー作品を書くのなら、これ実はマジで重要ではないかと思うのですよ。
具体的な例を挙げますと、最近本社が倒産して色々大変なLightの代名詞である「神座万象シリーズ」と「Fateシリーズ」をクロスオーバーするとしましょう。
戦闘機など歯牙にもかけない圧倒的アドバンテージを保有している黒円卓ならサーヴァントなど一蹴できるというイメージが強そうですし、実際にそのまま戦わせたらそうなるのは客観的に見れるなら間違いないと思いますが、その実この両作品の設定をすり合わせてクロスオーバーをち密にすると、そう簡単にはいかなくなります。
その設定が魂です。
神座万象シリーズは魂の質が戦闘能力に大きなアドバンテージを与えるのですが、確か準最強の三騎士で最強の白騎士が、数で換算すると魂十数万人分だったはずです。
で、ここで重要なのがサーヴァントの魂は質においてシャレにならない事。
サーヴァント最強の英雄王ギルガメッシュが、通常の英霊の約三倍でかつ数十万人との事です。
数十万人と形容するのなら、最低でも二十万、普通に考えればそれ以上。ですが、通常のサーヴァントの数が人間二十万人分を超える数だというのならギルガメッシュが数十万人と形容するのもあれなので、とりあえずギルガメッシュは二十万以上四十万未満と過程し、そこから逆算すると、平均的なサーヴァントは十数万から数万人の魂に匹敵する質だと推測できます。
そしてもう一つの特性である「渇望」も重要ですが、これに関してはサーヴァントには宝具が存在する事を考えると、ランク次第では対抗可能でしょう。
つまり、徹底的に設定単位でクロスオーバーをする場合、少なくとも黒円卓平団員と平均的なサーヴァントは奥の手込みでもそこそこいい勝負ができる計算になります。ギルガメッシュやそれに対抗できるクラスの大英雄なら、三騎士とまでならやりようはあるでしょう。
そういう徹底的なクロスオーバーは普通に考えれば困難極まりないですので、そこまで徹底しろとは言わないです。
まあ、少しぐらいは設定単位でクロスオーバーする事を考えて考慮しろとは思いますけどね。某アンチ作品とか強引に「A世界の可能性の一つがB世界」という事にして、全く違うエクスカリバーの能力を「片方がバッタモン」という事にするマネやってますし。流石に見るのやめたよあれは。
……失礼、話が脱線しました。
とにかく、そういうことでクロスオーバーを設定単位で考量する場合、思いついたのが「D×DとFateシリーズのクロスオーバー」における「英霊召喚」です。
両作品を詳しく知っている方ならご存じだとは思いますが、両作品は変則的な形で過去の偉人が登場します。D×Dは転生悪魔としての登場がちょくちょくあり、Fateはもちろんの如くですが、偉人バトルです。
なので、もしこの二作品を設定単位でクロスオーバーさせた場合、余程の事がない限り「転生悪魔としてFateの人物が出る」か「サーヴァントとしてD×D世界の偉人が英霊として召喚される」になるわけです。
それを思いついてから、これをネタにした作品を書く事を考慮しておりました。
とはいえ、その設定を調整しているのはこの作品ではございません。
元々それとは別に設定を練っておりまして、まあゆっくりとですが今でも進んでおります。
ですが、同時に自分の最近の悩みである「D×Dのアンチ多すぎ問題」の対策として「たくさん短編書いて薄めよう!」作戦が中々筆が進まず遅々として進まない事もありました。
それにFateの方を見れば分かりますが、オリジナルサーヴァント主体の作品は中々人が来ないのが特徴でもあります。
もし書いても来ないかもしれない。感想が一つもつかないかもしれない。それは感想欲しくて書いている側面もある自分としては長続きが絶対にしないだろうなぁ。最初から長続きしないと分かっていて書くのは不義理だなぁ……。
そこでふと思いついたのです。
「じゃあ、短編で試してみよう!!」と。
そこで以前から思いついていた「D×Dの偉人で神滅具もっていそうなの誰だろう」という発想から思いついたタイムリーネタである「シャルロット・コルデーって究極の羯磨とか持ってそう」案を軸に、「正義の柱を触媒にした亜種聖杯戦争」を思いつき、そこから「ボス格として罪人特攻のサーヴァント召喚」ときて、そしてそれらの説得力ある作品を書く為の題材として「転生者のレオナルド」が誕生し、この作品となりました。
結果的に短編でありながらお気に入りが結構集まり、更には評価も9が4もつくというレベルの展開です。中々良い出来だと思っております。
しいて言うなら、感想の平均数はもうちょっと欲しかったけどね!!(涙
そしてこれからですが、結構筆が進んでいるので、この連作短編を何作か書こうと思っております。
原作の時間軸に突入する次からは別の作品として投稿します。アンチ・ヘイトを薄める都合もありますし、短編作品が話数数十あるのも、それはそれでなんか読み難い気がするので。
現在は敵サーヴァントの設定辺りを製作中です。元々作る予定だった作品は「D×D原作の敵は結局聖書の教えがらみが中心だった」という点を踏まえて、他の神話体系をメインに引き出す予定ですが、この作品は逆に神器保有者や聖書の教え関連の勢力図から引き出そうかと思っております。
戦闘に関しても原作がだいぶ進んでいるのを良い事に、あんなキャラを出したりこんなキャラを出したりしたいと思っていますので、その辺お楽しみにしてくれると嬉しいです!!
活動報告でとあるアンチ・ヘイト創作についてのご相談があります。できればご一読の上その作品を既読の方はアドバイスを頂けると嬉しいです。