クレイジーダイヤモンド使いはあべこべ世界で貞操を守り抜けるか   作:無個性のソーイお茶書き

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こんなに長いプロローグは初めて書いた。
次回からは2000文字程度になる。


プロローグ!

私の名前は上田徐連(うえだじょれん)

 

しがないサラリーマンであり、ロマンチックな恋をいつかしたいと思っている20代後半の男子である。

 

体だけの関係なんてクソ喰らえだ。

 

因みにあだ名は『ジョジョ』

 

上田(うえだ)上田(じょうだ)とも読めるから下の名前と合わせて…らしい。

 

さらに『ジョジョ』というあだ名は、とある漫画の主人公たちが受け継がれているものと同一らしくそれを知った旧友は私をぶん殴る勢いで興奮していた。

 

なんだ君が泣くまで殴るのをやめないッ!って。

 

「とにかく一度でいいから見てみろよ!後悔はしないからさ!」

 

…このセリフは私と会う度に吐いて去って行くので仕方なく見ることにしたのだが…。

 

「うーむ…1〜8部?まであるのか。大分長寿なシリーズなのか」

 

実のところを言うと、とある動画投稿サイトや絵投稿アプリにて何度か見かけたことがあったらしく、第3部、第4部と呼ばれているものに既視感を覚えた。

 

主人公の名前は確か…空条承太郎と東方仗助。

 

どちらとも不良に見える。

が、ベクトルがそれぞれ違うのでどちらから見ても楽しめそうな気もするな。

 

「スタンドが初めて出てきたのが第3部だったか?なら、そこから見てみよう」

 

とりあえず私はネットで情報をチラ見しつつ旧友の貸してくれたDVDを視聴するのであった…。

 

 

☆☆☆☆

 

……うむ。

割とガチで面白いなこれ。

 

まさか敵の弾丸で、こうもあっさり仲間のアヴドゥルがやられてしまうとは…。

 

なんだか妙に現実的でとても好みだ。

 

「……この時、東方仗助がいたら即座に直せていたのだろうか…」

 

仕事の休憩時間に東方仗助のスタンド能力だけ調べてみたのだが、『破壊された物を直す能力』か…。

 

これは確かに世界一優しい能力だな。

 

「もし私がスタンド使いに目覚めるとしたら、この能力がいいな」

 

人を簡単に殺させないと言う利点だけでなく、魚や肉の鮮度を保つなど冷蔵庫要らずな生活ができるかもしれないしな。電力の節約になる。

 

要は利便性が高いのだよ。

 

「……っ!停電か…」

 

うーむ…窓の外を見ても普通に電気が付いている家が殆どだ…単にうちのブレイカーが落ちただけみたいだな。

 

「えーとブレイカーはどこだったっか…っ!?」

 

私はその場から立ち上がり、暗闇の中で移動した…が、せめてスマホでライトをつけるべきだった。

 

足元に出しっ放しにしていた日本酒の空き瓶を踏んづけてバランスを崩ししてしまっ————

 

"ゴンッ!"

 

————があっ!?

 

私の意識は頭に何か硬い物と衝突した衝撃を最後に途絶えた…。

 

 

☆☆☆☆

 

気がつくと真っ白な空間にいた。

 

左右を確認するが何処までも白が続いており、ここに長くいると狂ってしまいそうである。

 

「…あーその、勿体ねぇ死に方したな。お前さん」

 

いっそのこと目を瞑って寝てしまおうかと考えていた私だが、背後から謎の声が聞こえて思わず振り返ってしまう。

 

そこにはガチムチで筋肉がテカリを帯びており、パンツ一丁の変態が立っていた。

 

「俺はお前さんの生き方を気に入ってたから余計残念でならないんだよ…だからさぁ…別の世界で生き返ってくれないか?」

 

そのネットリする話し方をやめろっ!

 

…!?

声が出せない!

というか私の身体、透けているっ!?

 

「おっと、その状態は魂だけだからな。声を出すことはできないゾ。…まぁ、答えは求めないがな。神々ってのは地球人で言うところの『暇人』ってやつでね。輪廻転生あたりは勝手に回ってるし本当にすることがないんだわ」

 

私は声を出すことが出来ないので、適当に相槌を打ちながら静かに聞く姿勢へと移行する。

 

「だから、気に入って人間とか生物の生き様を見たりしている…が、俺の場合楽しみの一つが早々にに壊れちまったからな。せっかくだし、今流行りの神様転生ってやつをやることにしたのさ。さ、ここまでくれば大体わかるよな?…さぁ!特典を1つ選ぶがいい!」

 

そう言って自称神はこちらにカタログのようなものを与えてきた。

 

……ページめくれないんすけど。

 

「おおっとすまない。その姿では無理よな。では仮の肉体を与えるとしよう」

 

バッ、とこちらに手を差し出したかと思うと急激に体から重くなった。

 

「あーあーあー……声が、出る」

 

声帯が復活し、手をグーパーグーパーしてみて感じる感触…どうやらに肉体が与えられたのは本当らしい。

 

…摩訶不思議現象は今は置いておき、カタログを適当にペラペラめくる……が、どうもアニメ系や特撮系はネットのネタ程度しか知らないためピンとこない。

 

かといって、スタープラチナとかマジシャンズレットとかは何処に行くか知らないが殺意高い気がしてならない。

 

……って、あるじゃないか。

 

『クレイジーダイヤモンド』

 

「神様。私はこれを望みます」

 

「ほむほむ、クレイジーダイヤモンドだな?承知したァッ!筋肉の不思議力は宇宙イチィィィィィ!!」

 

ピクピクっと筋肉が蠢いた瞬間、私の背後から『ドラァ…』っとクレイジーダイヤモンドがヌッと飛び出してきた。

 

「よし!特典は授与成功だな!では、肉体は面倒いからそのままで。一応生前と同じにしておいたから安心してくれたまえ!ザ☆筋ンン肉!」

 

自称神か一気にまくし立て、瞬きした次の瞬間、私の視界は一瞬で切り替わる。

 

あたりを見渡すとだけが生い茂っており、ここが竹林であることが一目でわかった。

 

ここは……どんな世界なのだろうか。

 

 

☆☆☆☆

 

適当に歩くこと数分。

私は早々に探索を諦めた。

 

根性なしと言われても仕方ないが、見渡す限り『竹』だらけというか、竹しかないと言うか…。

 

ともかく、歩くのは体力を消耗するだけと早い段階で悟ったのだ。

 

「せめて水場があれば、喉を潤しつつ助けを求める声を上げられたのだがな…」

 

喉が渇くと熱中症になる確率が上がるイメージがあるため、水分補給ができない今は得策でない。

 

ならどうするのか…………どうしよう。

 

「…クゥ〜ン」

 

「ん?犬?…なんでこんなところに…しかも怪我をしているじゃないか!『クレイジーダイヤモンド』頼めるか?」

 

『ドラァ!』

 

しばらく呆然としていた私に、1匹の黒い大型犬が寄ってきた。

 

誰かにやられたのか、それとも必死でこの竹林の中を駆け抜けた為、葉っぱで体を切ったのかは分からないがとにかく治してあげよう。

 

クレイジーダイヤモンド……略してCDは気合の入った様子で、しかし優しく犬に触れ傷を治した。

 

「ワンッ!ワンワン!」

 

「おあっ!?こ、こら!私を舐めるんじゃぁない!」

 

治したのはCDなのでできれば彼に礼を言って欲しいのだが…スタンドが普通の生物に見えないってのはこういう時難点だな…。

 

なら、代わりに私が礼を言っておこう。

 

「ありがとうクレイジーダイヤモンド。おかげで助かったよ」

 

『ドラァ…』

 

コクリと頷くCD。

なかなか可愛げがあるじゃないかぁ…。

 

「っと、ごめんなワンちゃん。そろそろ本気でやめてくれないか…と言うかどこから来たんだお前…」

 

「————だぁー!

 

「……ん?なんか声が聞こえなかったか?」

 

『ドラァッ』

 

「…キュゥ…」

 

CDが肯定し、ワンちゃんは怯えて震え上がる。

 

どこだぁー!

 

今度はさらにはっきりと聞こえた。

 

……さらにワンちゃんは更に怯えているようだ。

 

「クレイジーダイヤモンド。相手が何者か分からんが、攻撃してきたらこの子を守るぞ」

 

『ドラァ…!』

 

もしかしたらこのワンちゃん、虐待されているのかもしれない。

 

だったら…説得するなりこの子をかっさらうなりしてみるか…やるだけやってみる。

 

既にこの案件に足を突っ込んでしまったしな。

 

さぁ…鬼が出るか蛇が出るか…。

 

「そこかぁーっ!トゥ!」

 

なっ!?

こちらにジャンプの要領で突っ込んできた!

 

「クレイジーダイヤモンド!犬を離れさせろ!」

 

『ドラァ!』

 

仮面をしているせいで顔は分からないが明らかに髪が長い!こいつおそらく女性!

なら役得期待してしまうのは男として間違っているでしょォーか!

 

「グゥッ!」

 

「えっ!?」

 

彼女の勢いを抑えきれずにグルグルと抱きしめながら何回か後転。

 

やがて勢いが収まり、側から見れば私が彼女を押し倒しているような状態で静止した。

 

「危ないだろう…人に飛び込んできては……」

 

柔らかな体つきをもう少し堪能していたかったが、流石にこの状態で説教できるほど私の神経は図太くない。

 

「お、お、男ォォォォォォォォオオオオ!!?」

 

「おわっ!?」

 

しかし彼女の方もなかなか肝が座っていないようだ。錯乱して逆に押し倒してきた。

 

「こ、こんなところで男が1人で歩いているとかもう襲ってと言っているようなものよね!そう!これは合意の上に成り立っているの!!」

 

……ん?

まて、これ、この状況。

 

私が犯されようとしているのか?!

ちょっ、浴衣っぽい服を脱ぐなぁーっ!!

 

「待ちなさい!こ、これは合意ではなく強姦だ!君は犯罪を犯そうとしているのだぞ!」

 

「そんなこと言ったって!今更止まれるわけがないでしょう!こんな男と1人も会えないようなご時世で!もうチャンスがないかもしれないのよ!?只でさえ何千年と生きているのだからもう溜まりに溜まってるの!大丈夫、竹数えているうちに終わらせるから!」

 

「グッ…なんて力…!」

 

男と会えないご時世!?

まさか、ここは男が極端に少ない世界なのか!

 

しかもしれっと数千年と言ったかこの痴女!

 

「この蓬莱山輝夜。みんなより先に大人になります。…散々ヘタレだの処女拗らせ乙だの言いやがって!これからはこっちがマウントとる番よぉ!」

 

「現在進行形で君は私にマウント取っているがな!」

 

ほぼ全裸でな!

役得だが無理矢理なのでNGだぁー!

 

というわけで

ネットで培ったワザップ力を喰らえっ!

 

「あなたを暴行罪と器物損壊で訴えます!理由はもちろんお分かりですね?」

 

「貴方がこんな無理矢理なやり方で私を犯かし、心を破壊したからです」

 

「『覚悟』の準備をしておいてください!近いうちに訴えます!裁判も起こします!裁判所にも問答無用で来てもらいます!慰謝料の準備もしておいてください!」

 

「貴方は犯罪者です!刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいてください!」

 

クレイジーダイヤモンドッ!

 

『ドラァッ!』

 

「いいですねっ!!」

 

「ホバァァァァ!?」

 

……私はワンちゃんを避難させたCDをこちらに戻して、全力の力で殴ってもらった。

 

しっかりと能力を発動させながらだから、衝撃だけ残る感じになるだろう。

 

これで気絶……うん、しているな。

不意打ちがうまくいって良かったが……。

 

CDで押さえつつ、この人が起きるのを待とう。

そしたら情報収集しなければな…この世界、思ったより(貞操の)危険が多いかもしれん。

 




後悔はない…。

どれみたい?

  • ヒャッハー!な幼女ハーレム
  • ビッチな時の王
  • オカンな光るそば
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