OS編第1話 現実《リアル》と仮想《ゲーム》
…どうして…!どうして…あなたがそっちにいるの…!?ナキっ!
『…オーグマー…ねぇ?』
…私達はGGOでのデス・ガン事件があったあの日からもう数ヶ月という月日が流れていた。…ALOではユウキちゃんって子と仲良くなれた。…もうこの世にはいないけど…。それから一週間がたったある日…。世の中ではオーグマーという製品が爆発的ヒットをしていた。
「そうそう。お姉ちゃんが私達にもってくれたの。」
『これ結構高いはずなんだけど…。あの人どれだけお金持ってるの…。』
私は義姉の財力にドン引きしていた。
『…まぁせっかくもらったし…つけるだけつけとこ。』
「便利な機能もたくさんあるしね。」
そして私達はオーグマーを右耳に引っ掻けた。…それが…事件の引き金になるとも知らずに。
オーグマーをつけはじめてから何日かたった頃。私とお姉ちゃんはキリト…もとい和人くんに呼び出された。
和人「エマ。積木。悪いな。急に呼び出して。」
『うぅん。どうかした?』
和人「あぁ…お前らオーディナルスケールって知ってるか?」
『これに入ってるゲームでしょ?』
私はオーグマーをとんとんと二回指で叩いた。
和人「あぁ。実はそのオーディナルスケールにSAOのボスモンスターがでるって噂なんだ。」
『SAOの…?』
「それってつまり…オーディナルスケールでSAOのボスモンスターをポップさせてるってこと…?」
和人「そういうことになるな…。噂でしかないから確認しないことにはわからないことだらけだ。」
『うーん…じゃあ確認しにいけばいいんじゃない?』
和人「いいのか?エマ。」
『うん。お姉ちゃんもそれでいいでしょ?』
「うん。どうせ暇だしね。」
和人「二人とも助かるよ。じゃあ次のボス戦が…」
こうして私達は和人くんとボス戦当日の事を話し合い帰路についた。
『…。』
「エーマ。」
『お姉ちゃん…。』
「眠いんでしょ?」
『うん…。』
「今日は一緒に寝る?」
『ん…寝る。』
「よーし。じゃあ早く帰ろっか。
『はーい…。』
そして私はお姉ちゃんに手を引っ張られて帰宅した。
~翌日~
『…すぅ…』
「…ほんと…ぐっすりだなぁ…。」
私はエマの寝顔をみながら朝の準備し始めた。
「お姉ちゃんは今日も帰ってきてないか…。」
私はリビングに残されたエマの作りおきをみていた。
『…お姉…ちゃん…。』
「エマ。起きたの?」
『うん…。』
『…今日もお姉ちゃん帰ってきてないね。』
「多分お仕事が忙しいんじゃないかな。」
『…だといいけど…。』
…ナキの事もあるし…なにか起きなければいいけど…。
~そしてその日の夜~
和人「おいおい…着くの早くないか?」
『…意外と早くついちゃったの。』
「確かにね。もう少し混んでると思った。」
『…それで…この場所であってるの?』
和人「あぁ。間違いない。今日のこの場所でイベントがあるはずだ。」
『確かに人も多いしね。』
明日奈「キリト君。」
『明日奈ちゃん!』
明日奈「久しぶりだね。」
『久しぶり!明日奈ちゃんも和人君に誘われたの?』
明日奈「うん。よろしくね。エマ。」
『こちらこそ!よろしくね!』
そしてそこからクラインたち風林火山ギルドの人たちも合流してイベント開始3分前になった。
『相棒。いくよ。』
「了解。」
『「オーディナルスケール起動!」』
こうして私は再び自分で無意識に蓋をしていた記憶を呼び覚ますことになった。
次回OS編第2話 忌々しい記憶
はいどうも智也くんです。久しぶりの更新となりました。まぁごゆるりとおたのしみくださーい。