私達はあの戦いの後相棒にかつがれて宿に戻ってきていた。
『…zzz…』
「よく寝てるなぁ…相棒…まぁあれだけ体力を消費すればそれもそうか…。」
…でも相棒…何を使ったらこんなに寝るんだろう…。
~翌朝~
『…ん…っ…』
私は取れない気だるさが残ったまま目を覚ます。
『…(重っ…)あー…そういえば昨日…』
私は昨日したことを思い出して身支度を整える。
『…からだが重いからって休むわけにもいかないしね。』
多少体は悲鳴をあげているだろうがこれくらいの悲鳴より他の人を一刻も早く解放してあげる方が大切だ。
「相棒…。」
『ん。おはよ。相棒。』
「ん…おはよぉ…」
『今日も上るんでしょ?ほら。しゃきっとする。』
「んー…今日はお休みでいいんじゃない?」
『え?なんで?』
「んーよくわかんないけど…相棒の体がボロボロなんじゃないかなって。」
『…そんなことないよ。ほらいこっ。』
「…ダメ。」
ガシッ。
『えっちょっ…』
私はそのまま相棒にベッドに押し倒されてしまう。
『相棒…?』
「いいから。今日は休み。思い詰めててもなにも始まらないから。」
『う…うん。わかった。』
ってなわけで強制的に休みになり町に出掛けたのだけど…。
『…お腹すいたね。相棒。』
「…うん。そうだね。」
…ご飯どころがどこにもない。
『仕方ない…こんな時は…』
「こんな時は?」
『あそこの店にいこう。』
~エギルの店~
『エギルさーん…。』
エギル「おっ!嬢ちゃん達じゃねぇか!」
キリト「エマ!積木まで!揃いも揃ってどうしたんだ?こんなへんぴな店に。」
エギル「へんぴとはなんだへんぴとは。んで嬢ちゃん達今日は何のようだ?」
『あのねエギルさん。食材とか売ってない?』
エギル「食材…売ってるっちゃ売ってるが…どうかしたのか?」
『ご飯やさんが何処にもないから…自炊しようかと…』
エ・キ「「自炊ぃ!?」」
『えっ…うんそうだけど…?』
エギル「料理作れるのか嬢ちゃん!?」
『えっ…は…はい。』
キリト「ほんとに作れるのか!?エマ!」
『えっ…う…うん。』
…なんでだろう。心なしか二人の目が血走っているような気がする。
エ・キ「「俺たちの分も作ってくれないか!?」」
『えっうんいいけど…食材足りるの…?』
エギル「あぁ。それなら問題ない!」
『…わかった。けどあまり期待しないでね。』
そんなこんなで始まった料理。
「相棒って料理できたんだ…。」
『うん。一応ベータ時のデータそのまま引き継いでるから…料理スキルも結構あげてたんだ。』
「結構あげてたってもうほぼ取得してるじゃん!?」
『えっそうなの?』
「…相棒…」
相棒のマイペースに私はがくっとなる。
『…よし。出来た。エギルさーん。キリト~。出来たよー。取りに来てー。』
キリト「なに作ったんだ?エマ。」
『シンプルイズザペスト。牛丼だよ。』
キリト「牛丼…だって?」
『うん。まぁ食べてみてよ。びっくりすると思うから。』
にっこりと私はキリトに微笑む。
キリト「お…おう。わかった。エギルの分も持ってく。」
『はいはい。熱いから気を付けてね。』
「相棒すごいね。」
『すごくないよ。…ほら相棒。私たちも食べよ?』
「うん!」
こうして私達はつかの間の休息を楽しんだ。
第7話 同調〈シンクロ〉
はいどうも。智也です。久しぶりに更新です。ゆっくりしていってね。